ドリームキャスト

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ドリームキャストは、1998年11月27日にセガ・エンタープライゼス(後のセガ)が発売した家庭用ゲーム機。一般的な略称は「DC」や「ドリキャス」など。本項では「DC」と表記する。

概要[編集 | ソースを編集]

セガの発売した7代目にして最後の家庭用ゲーム機。名前の由来はDream(夢)をbroadcast(広く伝える)という思いが込められたもので、公募によって決められた[1]。前機種であるセガサターン(以下SS)との互換性はないが、性能は大きく上回り、初期販売価格も29,900円と前機種のセガサターンと比較して低めに抑えられた。

SSの反省からサードパーティとユーザーの意見を多く取り入れ、「ソフト開発のしやすさ」や「本体サイズの小型化」「3Dグラフィック表示能力の強化」等様々な点で気を使って開発された経緯がある。競合他社のプレイステーションNINTENDO64を大きく上回るスペックとなった。SSに引き続き日立製CPU「SH-4」が採用され、家庭用ゲーム機で初めて浮動小数点演算処理を可能とした。

ソフトの供給媒体は、「GD-ROM」と呼ばれるCDと同じ形状の独自メディア[2]。外部記憶媒体には簡易ゲーム機としての機能も持つ「ビジュアルメモリ」が採用されたが、記憶容量が128KBしかなかった為、後に記憶容量を増加させた純粋な記録媒体である「メモリーカード4X」(記憶容量512KB)も発売されている。

アナログモデムを内蔵し、コンシューマゲーム機としては初めて標準でインターネット接続を可能とした点が最大の特徴。これによって、ゲームデータのダウンロードや多人数でのオンラインゲームをコンシューマプラットフォームで本格的に実現させ、後のゲーム業界にも多大な影響を与えた。

プレイステーション陣営の後塵を拝する状況を打開すべく投入されるも、開発を急いだことによるローンチ時の供給難やプレイステーション2の登場などもあって結局巻き返しは叶わず2001年3月に生産中止を発表、同時にセガがコンシューマハードウェア事業からの撤退を表明したため、本機が事実上セガ最後のコンシューマゲーム機となった[3]。なおこの時に本体価格が投げ売り同然の9,900円に引き下げられ、残った本体の在庫はMORPGの草分けである『ファンタシースターオンライン』のヒットも手伝い爆発的に売れた。2007年にソフト販売も終了したが、他機種へ移植されない名作が多いこともあり根強いファンを持つ。

コンシューマ機としては短命に終わったが、ドリームキャストとほぼ同一の基板設計となっている業務用システム基板「NAOMI(ナオミ)」は、コストパフォーマンスの高さから多くのアーケードゲームに採用され、結果10年の長きにわたって生産された。ドリームキャストのソフト販売が継続された事もNAOMIの影響が大きい。

なおCMでも人気を博した「湯川専務」こと湯川英一氏はその後セガでは常務に降格するも[4]、最終的にはセガの親会社であったCSKの代表取締役になるなどの出世をしている。ただし、湯川氏によると専務・元専務時代はあまり思い出したくない過去であったという。

商品情報[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦シリーズ [編集 | ソースを編集]

本ハードで出たスパロボは下記の1作のみ。同作の発売時期には、既にセガはコンシューマー用ゲーム機事業からの撤退を発表した後であり、ドリームキャストも生産中止となっている。

スパロボシリーズに参戦した他社のDC作品[編集 | ソースを編集]

電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
人気業務用3DロボットアクションゲームのDC移植作で、現在ではXbox360でもダウンロード販売されている。スパロボでは『第3次スーパーロボット大戦α』に参戦した。
セガサターンに移植された前作のVRと同じように今作のVRの背中にもドリームキャストが装着されているのだが、セガがコンシューマーゲーム機事業から撤退した以降の作品ではこの部分は剥き出しとなってしまった。
サクラ大戦
『1』と『2』の移植、『3』と『4』と5つのスピンオフタイトルが発売。

関連作品[編集 | ソースを編集]

サンライズ英雄譚
DC版『α』の追加参戦作品である『機甲武装Gブレイカー』の出典元。
セガ・ハード・ガールズ
セガのゲームハードを擬人化した作品。メインキャラクターの一人にドリームキャストがいる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. https://sega.jp/history/hard/column/column_06.html
  2. 通常のCD-ROMと同様のフォーマットに高密度で記録する事で、容量は約1GB程度となる。
  3. 誤解されがちであるが、2019年にリリースされた復刻系ゲーム機『メガドライブミニ』はあくまで公開されたゲームプラットフォームではないため、オープンプラットフォームのゲーム機としては現在も本機が最後となっている。
  4. これは実際のところは話題作りによるネタの為の人事であったらしい。

資料リンク[編集 | ソースを編集]