「ガンダムダブルエックス」の版間の差分

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=== 機体概要 ===
 
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本機の最大の特徴は、[[サテライトシステム]]の改良型である「サテライトシステムMk-II」を搭載している事で、集光率の向上や冷却システムの改良などによって[[ガンダムエックス]]の単砲身型サテライトキャノンの数倍以上の威力を誇るツインサテライトキャノンをを採用する事になった。
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本機の最大の特徴は、[[サテライトシステム]]の改良型である「サテライトシステムMk-II」を搭載している事で、集光率の向上や冷却システムの改良などによって[[ガンダムエックス]]の単砲身型サテライトキャノンの数倍以上の威力を誇るツインサテライトキャノンを採用する事になった。
  
 
また、サテライトシステム使用のためコクピット周りを含めた中枢制御部のシステムは、マイクロウェーブ送信システムに機体コード認証済みであるGX2号機の部品を移植している。そのため起動の際にはGコンを必要とする。フラッシュシステムも移植されており、作中では使用しなかったものの[[Gビット]]の操作も可能。
 
また、サテライトシステム使用のためコクピット周りを含めた中枢制御部のシステムは、マイクロウェーブ送信システムに機体コード認証済みであるGX2号機の部品を移植している。そのため起動の際にはGコンを必要とする。フラッシュシステムも移植されており、作中では使用しなかったものの[[Gビット]]の操作も可能。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
:原作とは違い、[[ゾンダーエプタ]]ではなくニュータイプ研究所で開発された。また、原作ではGXのGコンを引き続き使用していたが、本作ではニタ研の所長である[[カロン・ラット]]の目を盗んで[[フォウ・ムラサメ]]がDX用のGコンを盗み出し、そのままガロードに渡してDXを起動する流れになっている(この祭[[フロスト兄弟]]の手引きがあった)。
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:原作とは違い、[[ゾンダーエプタ]]ではなくニュータイプ研究所で開発された。そしてニュータイプ研究所は[[ザイデル・ラッソ]]と共に[[ネオ・ジオン]]の所属であり、[[D.O.M.E.]]が眠る[[マイクロウェーブ送信施設]]をネオ・ジオンの攻撃目標から外させる為にザイデルが主導したものという設定である。また、原作ではGXのGコンを引き続き使用していたが、本作ではニタ研の所長である[[カロン・ラット]]の目を盗んで[[フォウ・ムラサメ]]がDX用のGコンを盗み出し、そのままガロードに渡してDXを起動する流れになっている(この際[[フロスト兄弟]]の手引きがあった)。
 
:素のままで使うよりは合体時の恩恵が非常に多いGファルコンとセットで運用するのが基本だが、単体でも非常に強力な機体で高火力・低燃費の[[Gビット]]が追加されれば合体せずともほとんどの敵を殲滅できる。その場合、Gファルコンは飛べないレオパルドにまわしてもいい。また、今回Gビットサテライトキャノンというどう考えても地球環境に悪そうな武装が追加される。[[東方不敗マスター・アジア|この人]]あたりが黙っていなそうだがシナリオ上では特に突っ込まれなかった。
 
:素のままで使うよりは合体時の恩恵が非常に多いGファルコンとセットで運用するのが基本だが、単体でも非常に強力な機体で高火力・低燃費の[[Gビット]]が追加されれば合体せずともほとんどの敵を殲滅できる。その場合、Gファルコンは飛べないレオパルドにまわしてもいい。また、今回Gビットサテライトキャノンというどう考えても地球環境に悪そうな武装が追加される。[[東方不敗マスター・アジア|この人]]あたりが黙っていなそうだがシナリオ上では特に突っ込まれなかった。
  
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:第24話。ダブルエックスの初戦闘。ガロードは内蔵武器とビームソードしか持たないDXで敵部隊を迎撃、全機撃墜してみせた。その後、ツインサテライトキャノンで全職員の避難が完了していた人工島ゾンダーエプタを破壊した。
 
:第24話。ダブルエックスの初戦闘。ガロードは内蔵武器とビームソードしか持たないDXで敵部隊を迎撃、全機撃墜してみせた。その後、ツインサテライトキャノンで全職員の避難が完了していた人工島ゾンダーエプタを破壊した。
 
;ティファ奪還
 
;ティファ奪還
:第34話。宇宙革命軍はコロニーレーザーで地球を攻撃する「ダリア作戦」の最終準備を進めていた。が、コロニーレーザーをかすめるようにツインサテライトキャノンのビームが飛んでくる。ほぼ同時刻に「ティファを引き渡さなければコロニーレーザーを破壊する」という脅迫電文が送られてきた。しぶしぶ要求に応じる革命軍であったが、ティファの引き渡しが完了した矢先ガロードは約束を反故にし、コロニーレーザーを跡形もなく破壊してしまった。
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:第34話。宇宙革命軍は[[コロニーレーザー]]で地球を攻撃する「ダリア作戦」の最終準備を進めていた。が、コロニーレーザーをかすめるようにツインサテライトキャノンのビームが飛んでくる。ほぼ同時刻に「ティファを引き渡さなければコロニーレーザーを破壊する」という脅迫電文が送られてきた。しぶしぶ要求に応じる革命軍であったが、ティファの引き渡しが完了した矢先ガロードは約束を反故にし、コロニーレーザーを跡形もなく破壊してしまった。
 
;対[[ガンダムヴァサーゴチェストブレイク]]、[[ガンダムアシュタロンハーミットクラブ]](最終戦)
 
;対[[ガンダムヴァサーゴチェストブレイク]]、[[ガンダムアシュタロンハーミットクラブ]](最終戦)
 
:最終話。[[フロスト兄弟]]はサテライトシステムを掌握、アシュタロンに搭載されたサテライトランチャーで新連邦、革命軍の旗艦を葬り去った。そして次なる照準を混戦状態に陥っている両軍の艦隊真っ只中に向ける。<br/>が、そこに破滅を食い止めんとするダブルエックスが現れ、掌握したはずのサテライトシステムからエネルギー供給を受ける。互いの信念を賭けたサテライトキャノン同士のぶつかり合いになり、余波でD.O.M.E.は消滅。そして…
 
:最終話。[[フロスト兄弟]]はサテライトシステムを掌握、アシュタロンに搭載されたサテライトランチャーで新連邦、革命軍の旗艦を葬り去った。そして次なる照準を混戦状態に陥っている両軍の艦隊真っ只中に向ける。<br/>が、そこに破滅を食い止めんとするダブルエックスが現れ、掌握したはずのサテライトシステムからエネルギー供給を受ける。互いの信念を賭けたサテライトキャノン同士のぶつかり合いになり、余波でD.O.M.E.は消滅。そして…

2015年10月16日 (金) 11:20時点における版

GX-9901-DX ガンダムダブルエックス(Gundam Double X)

新地球連邦軍がアイムザット・カートラル主導の下にゾンダーエプタで開発したサテライトシステム搭載型汎用モビルスーツ。ガンダムXの強化発展型で、MS単体としては究極的な攻撃力を持つ。

Gファルコンとの合体機構も備えられており、サテリコンのGファルコンとの合体もサテリコンとの接触後可能になった、詳細はガンダムダブルエックス+Gファルコンを参照。

開発の経緯

15年前の戦争でジャミル・ニートが搭乗し、大破して放棄されたガンダムエックス2号機(以下GX2号機と記す)を回収して、そのデータを基に開発・新造されたものであり、最新技術により出力・機動性・装甲等の基本性能がガンダムエックスから飛躍的に向上している。 そのような経緯もあって、カトック・アルザミールは本機のことを「15年目の亡霊」と呼んでいる。

開発を主導したアイムザットは、この機体を「戦後の新しい時代を象徴する強大な力を持ったMS」として強力に開発を推進していたが、実際のところ、新連邦再建委員会の中では、さほど重視されていた事業ではなかった。フリーデンに強奪され、成り行き上とは言えダリア作戦の阻止に成功した事で、新連邦と宇宙革命軍双方にその力と危険性を証明する事となり、新連邦にとっては奪われてからその真価を知るという皮肉な結果となった。

機体概要

本機の最大の特徴は、サテライトシステムの改良型である「サテライトシステムMk-II」を搭載している事で、集光率の向上や冷却システムの改良などによってガンダムエックスの単砲身型サテライトキャノンの数倍以上の威力を誇るツインサテライトキャノンを採用する事になった。

また、サテライトシステム使用のためコクピット周りを含めた中枢制御部のシステムは、マイクロウェーブ送信システムに機体コード認証済みであるGX2号機の部品を移植している。そのため起動の際にはGコンを必要とする。フラッシュシステムも移植されており、作中では使用しなかったもののGビットの操作も可能。

MSとしての基本性能はA.W.0015年代では最高水準であり、重装甲に加えガンダムアシュタロンHCのギガンティックシザースを振りほどく(旧アシュタロンのシザースにいたっては拘束状態でアーム部分を引き千切った)ほどのパワーを見せた事もある。また、オプション兵装を除く本機の基本武装はバルカン・ライフル・ソードといった非常にオーソドックスな構成だが、そのどれもが当時最強クラスの物を装備している。

勘違いされることが多いが、前述のように「GX2号機のデータ・中枢部を流用した新造機体」である。アニメ本編でも建造中だがGXのそれとは異なるフレーム姿を晒していたりツインサテライトキャノンによる恫喝シーンでも、本機の後ろに半壊した2号機が転がされ、ケーブルで繋がれていた。ただときた氏の漫画版ではGX2号機を直接改修したような描写になっているためにこの誤解が広まった可能性がある。

劇中での活躍

ゾンダーエプタにてテストが行われていたが、ガロード・ランの手によって奪取され、それ以降はフリーデンの戦力として運用される事となった。この時、本機の専用Gコンはアイムザット・カートラルが所持していたが、ジャミル・ニートティファ・アディールが持ってきたGX用のGコンで起動させており、以後もこれを使用している(漫画版では奪取)。

その後、ガロードの新たな愛機となるが、最後はガンダムヴァサーゴチェストブレイクガンダムアシュタロンハーミットクラブとの戦闘でツインサテライトキャノンとサテライトランチャーを撃ち合い、その際に発生した衝撃波で大破し、放棄された。

登場作品と操縦者

ガンダムX系パイロットで乗り換え可能。ガンダム系主人公機なので性能も全体的に高水準。

最大の特徴は通常兵器版&MAP兵器版「ツインサテライトキャノン」。作品によって制限が異なっており、α外伝Zでは原作通りに「」が出ていないと使えない。ゲーム的にはマップ毎に月への射線の有無が設定されており、月があるマップでは毎ターンチャージが行われ、一定ターン毎に発射が可能になる。一方Rでは月の有無という設定が無く、どのステージでも常にチャージが行われるようになっている。これは原作において第七次宇宙戦争当時にマイクロウェーブの中継衛星が存在した(コロニー落しで全て失われた)という設定を利用したものと思われる。どのシリーズでもチャージ完了後は一発しか撃てないが、その分攻撃力が高めに設定されている場合が多い。本来は一度のマイクロウェーブ受信で少なくとも3連射までは可能で、使用時に機体自体のENも消費しない(そもそもチャージ自体が原作にはほぼ存在しない)が、ZではENを消費するようになっている。またMAP兵器版では中心に空白部の在る二本の直線という形をとっているが、砲身の負荷低減等の理由で二門に分割しているだけでそれぞれの砲身で個別に撃つわけではない(実際原作では、二門のビームは合成一軸で発射された描写しか無く、また文字設定等でも個別単独での砲身で発砲可能という設定は無い)。第3次天獄篇では中心の隙間が無くなり、これまでよりは原作に近い形となっている。

通常武装が少なく合体してない状態でのチャージ中はパンチに欠けるが、条件を満たせば武装にGビットが追加され、チャージに関係なく高威力の攻撃が可能となり単体でも問題なく運用できるようになる作品が多い。更にその場合、ティファがガロードのサブパイロットとして登録されるため、Gファルコンとの合体を活用すれば3人分の精神コマンドが使用可能となる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。ゾンダーエプタにて戦闘で奪うことになり、最初は護衛機がいるものの無人のままサテライトキャノンのチャージのため棒立ちしている。人質もおらず味方が全機健在であるため展開的に破壊しても全く問題が無いのだが、ジャミルの一存でガロードが乗り込んで奪うことになり攻撃対象から外れてしまう。その際マップ兵器で破壊すると何の台詞もなくゲームオーバーになるなど、入手のためとはいえ強引な展開となっている。
GX同様サテライトキャノンはチャージ制のオリジナル仕様。機体性能が高く、ツインサテライトキャノンは消費無しでスーパー系以上の攻撃力を持つ非常に強力な武装。また反撃に便利なライフルもあるが、弾数が少なめなので注意。条件で追加されるGビットを取得すれば更に強力になるがそちらも燃費は悪いため取得後はEN改造を推奨。Gファルコンとの合体形態が便利なので基本はセットで運用したい。
今作では月のないMAPや反撃役としてはディバイダーが非常に優秀なので、状況に合わせて乗り換えるのもあり。マップ兵器のツインサテライトキャノンはチャージの長さが難点だが高威力の上射程が無限の鬼性能なので使い方次第で戦局を変える一手となり得る。マス目がユニットから1マス空いて、左右2マス計4ラインに効果があるのため使うときは位置取りに注意。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
改造ガンダムエックスから引き継がれ、更に改造はGファルコンと連動しているお得なユニット。フル改造ボーナスまで連動してしまうので注意。Gファルコンが手にはいるのはDX入手から少し先になる。概ねα外伝と使い方は一緒。流石にα外伝やRほどの強さは無いがそれでも十分主力となれる。Gビット取得条件はランドならば楽だが、セツコの場合、SRポイントを全取り(ifルートの場合は2回逃せる)しなければならないという厳しい条件となっている。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
PVに登場し、ツインサテライトキャノン使用時にリアルサイズカットインが導入された。今作の世界ではマイクロウェーブ送信施設がないはずだったのだが、なぜか発射することができた。これについてはストーリーを進めることで明らかになっていく。
機能の制限された前作組の中でも特に色々制限されGビットもGファルコンとの合体もサブパイロットのティファもなく、月のないMAPではそもそもサテライトのチャージすらできないので決定力不足と、主戦力として使うには不安定。ただ、通常兵器の威力が高く高威力・低燃費のハイパービームソードとガロードのABを活かした稼ぎ役として割り切るのがいいかもしれない。一方で、新スキル連続行動のおかげで射程∞のMAPサテライトはかなり使いやすくなった。Gファルコンが登場しない関係上、フル改造することでチャージターンの短縮が可能となっている。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
今作は他のX系機体の参戦が遅く、他の機体が参戦した際に合体してしまうため、実質ガロード専用機となっている。
序盤から参戦+月の出ているマップが増えたため、サテライトキャノンを活用する機会が増えた。MAP兵器版の範囲もやや改善されている。反面、カスタムボーナスが最大EN+という謎の変更をされており、そもそもENを消費する武装自体が少ないDXには恩恵が薄い。元が隠し要素であったためかGビットやティファのサブパイロット化も今作ではオミットされている。後半、ガンダムダブルエックス+Gファルコンになれば2人乗りとなり武装も追加され使い勝手も上がる。
なお今作の世界でサテライトキャノンが使えることについての詳細(なぜ・何のために異世界の機体に対応したMW送信システムが用意されていたのか、など)は天獄篇においてD.O.M.E.から説明される事になる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
時獄篇では未参戦だったが、本作で復帰参戦。戦闘アニメも大幅に刷新された。序盤のルート分岐の途中で参入する。今回もガロード専用機。再世篇より全体的に性能が上昇し、特に装甲の初期値は1850とスーパー系並に高い。
サテライトシステムの仕様が大幅に変更され、開幕からチャージ済みになり再チャージまでのターンも1ターンと大幅に短縮されている。また、中継衛星が多数設置されている設定となっており、月の出ていないステージでもサテライトキャノンを撃てるようになった(但しこの場合チャージは2ターン必要)。ちなみに、序盤辺りで月からのマイクロウェーブなど届きようのない銀河中心部に飛ばされてしまうが、マクロスクォーターからエネルギー供給を受けることで解決している(宇宙空間だが昼間扱い)。
それに伴い、今作ではこれまでと大幅に運用方法が異なっている。ALL武器は無いが、MAP兵器版のツインサテライトキャノンは真ん中の隙間が無くなって射程が幅3×12マス+正面直線上は無限、かつ無改造で攻撃力5000という凄まじい性能になっており、マルチアクションや戦術待機等のシステムと相性が良く位置取りも容易。更に中盤からは月無しでも毎ターンチャージされるようになり驚異の殲滅力を発揮するMAP兵器主力のユニットに変貌している。通常武装も一通り揃っている他、全体的に攻撃力が高く、魂+ツインサテライトの威力はリアル系の火力を超えている。GビットもGファルコンとの合体も無いのが残念だが、無くても十分過ぎるほど強い。こと殲滅力という点に関しては歴代最強のDXといえる。
Gビットに関してはDLCシナリオで「あれは使ってはいけない力」だとして廃棄したと説明されるが、Gファルコンと合体しない理由は特に説明されなかった。 

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
原作とは違い、ゾンダーエプタではなくニュータイプ研究所で開発された。そしてニュータイプ研究所はザイデル・ラッソと共にネオ・ジオンの所属であり、D.O.M.E.が眠るマイクロウェーブ送信施設をネオ・ジオンの攻撃目標から外させる為にザイデルが主導したものという設定である。また、原作ではGXのGコンを引き続き使用していたが、本作ではニタ研の所長であるカロン・ラットの目を盗んでフォウ・ムラサメがDX用のGコンを盗み出し、そのままガロードに渡してDXを起動する流れになっている(この際フロスト兄弟の手引きがあった)。
素のままで使うよりは合体時の恩恵が非常に多いGファルコンとセットで運用するのが基本だが、単体でも非常に強力な機体で高火力・低燃費のGビットが追加されれば合体せずともほとんどの敵を殲滅できる。その場合、Gファルコンは飛べないレオパルドにまわしてもいい。また、今回Gビットサテライトキャノンというどう考えても地球環境に悪そうな武装が追加される。この人あたりが黙っていなそうだがシナリオ上では特に突っ込まれなかった。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

ヘッドバルカン
頭部に2門内蔵しているバルカン砲。威力はさほどでも無いが牽制や迎撃など幅広い用途を持つ。マシンキャノンとブレストランチャーとの一斉射撃でコルレルを撃破した事もある。
ブレストランチャー
胸部下に2門内蔵している三砲身ガトリング砲。一般的なMSならこれだけで破壊できるほど高威力だが、弾数はあまり多くない。また、HGAWの文字設定では各種弾頭を発射可能なマルチパーパス仕様でもあるという事になっている。
マシンキャノン
両肩(襟部外側)に2門内蔵している。なぜかスペック表では無視されたり、ブレストランチャーと混同されがちである。HGAWでもこの武装だけ解説されていない。
一応α外伝・天獄篇ではブレストランチャー発射時に設置位置からの発砲描写が確認できる。
DX専用バスターライフル
キッドが自作した高出力ビームライフル。ゾンダーエプタで調整中のDXが装備していたビームライフルと酷似しているため、何らかの方法で参考にしたようである。漫画版では奪取された時から既に装備していた。シンプルな内部構造と徹底した軽量化が図られ長銃身で高いビーム収束率を持つ。火力も高く、HGAWの文字設定では標準的なビームライフルの数倍の威力を発揮するとされる。
スパロボでは他のMSのビームライフルと違い、P属性がない分、長射程・高威力の武装となっている。
ハイパービームソード
新型サテライトシステムによりGXの大型ビームソードの数倍以上の出力を持つ強力なビームソード。ビーム刃の大きさも一般的なビームサーベルより一回り以上大きい。武装の乏しい本機にとってのメイン武装。両腰部に2本装備。スパロボでは他のMSのビームサーベルよりEN消費が多いが、その分、高威力の武装となっている。
Zや天獄篇では初出撃時におけるバリエント戦のソード捌きが再現された。
ツインサテライトキャノン
背部に2門装備された戦略級兵器サテライトキャノンの強化型。射程は少なくとも数十万km以上で原作では一度のマイクロウェーブ受信で3連射まで確認されている。コロニーレーザークラスの範囲を持ち、MSサイズの武装としては規格外の破壊力を持つガンダムDX最大の切り札ではあるものの、小回りの利かなさやガロードの意向もあり使用回数自体はかなり少ない。そもそも超長距離からの砲撃による大規模破壊がコンセプトの戦略級兵器なためゲームのように対MS戦でわざわざ使用したのは原作ではフロスト兄弟との最終決戦のみである。文字設定では威力を調整可能と記されているが原作では威力を調節した描写が特に無かったので実際にどの程度の出力で撃っていたのかは不明。受信中のエネルギー変換の際には展開された両腕と両脚のエネルギーラジエータープレートが強制排熱を行うようになっている。また、GX2号機の機体コードが流用されている事により、フラッシュシステムの登録作業無しで初回起動(ただしエネルギーソースのサテライトシステムのみの起動であり、発砲自体は行っていない)を行った。2倍以上の出力向上によってMSサイズかつ単砲身では砲身のエネルギー許容容量を超え撃ち切れなくなった為砲身を連装型にし負荷を減らしビーム自体は連装の砲身から発射されるビームを一軸に合成する発射方式に変更している。腕を使って砲身を保持するガンダムエックスと同じ方式では両腕が塞がるため、肩アーマーに収納されている専用照準装置を兼ねたパーツを展開して砲身を挟み込み固定する方式に変更。腕の損傷率や手持ち武器の保持に関係なく使用できる。
スパロボではチャージ制となっている他、月が出ている夜間でないと使えないようになっている等、原作と異なり半スパロボオリジナル仕様となっている(原作では連発も可能で月が見えていれば昼間でも撃てる)。
ツインサテライトキャノン(マップ兵器
攻撃範囲は二本の直線型。射程1~∞。チャージ時間は通常兵器版より長い事が多い。本来は2門から発射したビームは一つにまとまって進んでいくので、真ん中のマスが空いているスパロボの仕様はおそらくゲームバランスを考慮したもので、原作とは異なる。天獄篇では真ん中の隙間が無くなり非常に使いやすい武装になっている。
ディフェンスプレート
キッド自作の実体盾。バスターライフルと同様に、ゾンダーエプタで調整中のDXが酷似したものを装備しているので、何らかの方法で参考にしたようである。マウントラッチが有る左腕に固定できるがグリップも有る為手での保持も出来、取り回しにも優れている。正規軍以外の装備する各武装では傷一つ付ける事の出来ない強度を持つ。

オプション装備

放送当時に発売された1/100スケールプラモデルに付属する武器で、いずれも原作・スパロボでは未使用。この内ビームジャベリンとG-ハンマーは原作終盤において北米反地球連邦組織の格納庫に置いてあるのが確認できる。

ロケットランチャーガン
大型ロケット弾頭を発射するMS版カンプピストル風の武装。名称にガンが付くのはロケットランチャーではバズーカ系の武装や箱型ランチャーと混同するのでそれを防ぐ為と思われる。
ツインビームソード
グリップ両端に発生器を内蔵する双頭刃タイプのビームソード。
ビームジャベリン
ビームの刃を持つ長槍。通常のビームサーベル以上のリーチを持ち、敵の間合いの外から攻撃する事が可能。
G-ハンマー
スラスター付きの鉄球とワイヤーを接続した接近戦用打撃武器。ワイヤー式であるため、不要時はコンパクトな形態で収納可能。

召喚攻撃

Gビット
GXと同じGビット。DX用のGビットは原作には存在しない。ガロードの場合はフラッシュシステムの起動をティファに担ってもらう(あるいはニュータイプのパイロットが搭乗する)ことで武装として使用可能になる。α外伝・Zのどちらも演出自体はガンダムエックスのものと同じ。
Gビットサテライトキャノン
DXのツインサテライトキャノンとGビットのサテライトキャノンの一斉掃射。元ネタはジャミルがガンダムXで15年前に行ったもの。Rのみ登場。
Gファルコン連携攻撃
第3次Z天獄篇で追加された召喚攻撃。パーラ・シスGファルコンが牽制射撃した後、DXがハイパービームソードと足蹴りで攻撃して、最後に同時射撃で〆。

合体攻撃

いずれもRのみ登場。

ツインGビット
ガンダムエックスガンダムエックス・ディバイダーとの合体攻撃。
ダブルサテライトキャノン
ガンダムエックスのサテライトキャノンとの合体攻撃。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
合体
Gファルコンとの合体で、Gファルコンの武装が追加される。GファルコンのBパーツがエネルギーをアシストする設定から、スパロボではサテライトキャノンのチャージに要するターン数を1ターン短くするという効果が付く。
サテライトシステム
スパロボでは基本的にサテライトキャノン用のシステムとしか使われていない。

移動タイプ

飛行可能

サイズ

M

カスタムボーナス

『ツインサテライトキャノン』のチャージターンを-1する
第2次Z破界篇
最大EN+150
第2次Z再世篇
『Gファルコン連携攻撃』攻撃力+200、弾数+2
第3次Z天獄篇

機体BGM

「Resolution」
後期OPテーマ。スパロボZではダブルエックス専用BGMとなった。
「サテライト・キャノン」
ツインサテライトキャノン使用時のBGM。

対決・名場面

バリエント
第24話。ダブルエックスの初戦闘。ガロードは内蔵武器とビームソードしか持たないDXで敵部隊を迎撃、全機撃墜してみせた。その後、ツインサテライトキャノンで全職員の避難が完了していた人工島ゾンダーエプタを破壊した。
ティファ奪還
第34話。宇宙革命軍はコロニーレーザーで地球を攻撃する「ダリア作戦」の最終準備を進めていた。が、コロニーレーザーをかすめるようにツインサテライトキャノンのビームが飛んでくる。ほぼ同時刻に「ティファを引き渡さなければコロニーレーザーを破壊する」という脅迫電文が送られてきた。しぶしぶ要求に応じる革命軍であったが、ティファの引き渡しが完了した矢先ガロードは約束を反故にし、コロニーレーザーを跡形もなく破壊してしまった。
ガンダムヴァサーゴチェストブレイクガンダムアシュタロンハーミットクラブ(最終戦)
最終話。フロスト兄弟はサテライトシステムを掌握、アシュタロンに搭載されたサテライトランチャーで新連邦、革命軍の旗艦を葬り去った。そして次なる照準を混戦状態に陥っている両軍の艦隊真っ只中に向ける。
が、そこに破滅を食い止めんとするダブルエックスが現れ、掌握したはずのサテライトシステムからエネルギー供給を受ける。互いの信念を賭けたサテライトキャノン同士のぶつかり合いになり、余波でD.O.M.E.は消滅。そして…

関連機体

Gファルコン
合体可能な支援戦闘機。
ガンダムダブルエックス+Gファルコン
合体した形態。
ガンダムエックス
原型機。
ガンダムエアマスターバーストガンダムレオパルドデストロイ
僚機。

他作品の関連機

曹操ガンダム
SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriorsに登場した、ガンダムダブルエックスが演者のキャラ。
∀ガンダム
原作では直接の関連性は無く、厳密には文明をリセットした機体と世界を崩壊させる原因の切っ掛けとなった機体の後継機という違いがあるが、スパロボ含め二次作品ではその危険性や月・ヒゲ・大量破壊兵器等のキーワードで関連付けれる事が多い。
α外伝や無印Zでは作品同士が設定上で密接にリンクした他、第2次Zのリボンズからは世界を破壊するガンダムとして、第3次天獄篇ではAGやエルーナルーナからはヒゲと戦略兵器持ちいう点で関連付けられて語られている。
またパイロット同士もシナリオ上で絡む場面が多く、大量破壊兵器を破壊ではなく戦いを終わらせる為に使う・特殊能力を持たない等の共通点がある。

余談

  • ラスヴェート戦でバックパックを損傷させられた際にガンダムエックス・ディバイダーからディバィダーを受け取りその推進機能によって難を逃れ、ディバイダー装備で短時間戦闘を行った事がある(ディバイダー自体は武装としては使用してない)。カードゲーム等では、これを装備した状態のDXディバイダーという機体がバリエーション機として存在している。ちなみに、ブリトヴァ戦で専用バスターライフルを斬られ破壊された際には、腕を切り落とされたエアマスターバーストのライフルを使用しているが、こちらは特にカードゲーム等で取り上げられてはいない。
  • メカデザインの大河原氏は本機のデザインについて直接のコメントは残していないが、ガンダムエックスについては「デザインモチーフは、長刀を背負った佐々木小次郎です」とのコメントを残している。そのため、2本のサテライトキャノンを背負ったダブルエックスについては「二刀流の宮本武蔵をモチーフにしたのでは」とされている。

商品情報

資料リンク