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− | :その性能は非常に高く、機体性能はHP以外は[[ガンバスター]]に勝るとも劣らない上、パーツスロット2、ゲッター線を当てられた影響から[[HP回復]](小)まで持っている。武装も強力であり、消費EN0で攻撃力3000のショルダースライサー、同じく無消費で移動後1~3マス攻撃可能かつ命中補正の高いターボスマッシャーパンチ、射程8の[[マップ兵器]] | + | :その性能は非常に高く、機体性能はHP以外は[[ガンバスター]]に勝るとも劣らない上、パーツスロット2、ゲッター線を当てられた影響から[[HP回復]](小)まで持っている。武装も強力であり、消費EN0で攻撃力3000のショルダースライサー、同じく無消費で移動後1~3マス攻撃可能かつ命中補正の高いターボスマッシャーパンチ、射程8の[[マップ兵器]]であるダイナマイトタックル、サンアタックや超電磁スピンを超える攻撃力ながら消費EN50のファイヤーブラスターと、最強のマジンガーに相応しい高性能ぶりである。強化型マジンガーZとの性能を純粋に比較をするなら大車輪ロケットパンチがないこと以外はマジンカイザーの方が上である。 |
:しかし、これほどまでに強化されながらも、本作では微妙な機体に位置付けられている。マジンガー系パイロットは全員宇宙の地形適応がB以下であり、終盤戦は宇宙が舞台となる本作では、その性能を最大限に発揮できない。[[ガンバスター]]・[[真ゲッター1]]・[[グルンガスト]]・[[ダンクーガ]]あたりは宇宙Aかつ複数乗りまたは[[幸運]]持ちなので、宇宙Bで一人乗りのカイザーは相対的に一歩も二歩も劣ってしまっている。何より、ダメージと敵の機体性能がインフレしている本作では、宇宙Aで[[2回行動]]ができ、避けて当てられる[[ニュータイプ]]勢が圧倒的に強いため、折角用意された後継機でありながら使われない事も多い。強化型[[マジンガーZ]]と違って[[改造]]が'''引き継がれない'''欠点もこれを後押ししている。 | :しかし、これほどまでに強化されながらも、本作では微妙な機体に位置付けられている。マジンガー系パイロットは全員宇宙の地形適応がB以下であり、終盤戦は宇宙が舞台となる本作では、その性能を最大限に発揮できない。[[ガンバスター]]・[[真ゲッター1]]・[[グルンガスト]]・[[ダンクーガ]]あたりは宇宙Aかつ複数乗りまたは[[幸運]]持ちなので、宇宙Bで一人乗りのカイザーは相対的に一歩も二歩も劣ってしまっている。何より、ダメージと敵の機体性能がインフレしている本作では、宇宙Aで[[2回行動]]ができ、避けて当てられる[[ニュータイプ]]勢が圧倒的に強いため、折角用意された後継機でありながら使われない事も多い。強化型[[マジンガーZ]]と違って[[改造]]が'''引き継がれない'''欠点もこれを後押ししている。 | ||
:一応、フル改造ボーナスと[[強化パーツ]]で装甲を上げ、[[鉄壁]]を用いた被弾や[[激励]]の使用で[[気力]]を上げれば終盤の雑魚相手にも無双するだけの力は持っているので、[[マジンガーシリーズ]]への思い入れが有れば十分使える強さではある。もちろん思い入れが無ければただ手間がかかるだけなので、本機の活躍するシーンがαシリーズまでお預けになった人も多い。 | :一応、フル改造ボーナスと[[強化パーツ]]で装甲を上げ、[[鉄壁]]を用いた被弾や[[激励]]の使用で[[気力]]を上げれば終盤の雑魚相手にも無双するだけの力は持っているので、[[マジンガーシリーズ]]への思い入れが有れば十分使える強さではある。もちろん思い入れが無ければただ手間がかかるだけなので、本機の活躍するシーンがαシリーズまでお預けになった人も多い。 |
2023年6月16日 (金) 15:14時点における版
マジンカイザー | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン |
永井豪(原案) さとうけいいち(OVA版) 柳瀬敬之(INFINITISM) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F完結編 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
異名 | 魔神皇帝 |
分類 | マジンガー |
全長 |
|
重量 | 39 t |
動力 |
|
エネルギー | 光子力エネルギー |
装甲材質 | 超合金ニューZα |
内蔵機体 | カイザーパイルダー |
開発者 | |
所属 | 光子力研究所 |
パイロット | 兜甲児(OVA / 真マ) |
マジンカイザーは『マジンカイザー』『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』の主役メカ。
この項目では追加ブースターである「カイザースクランダー」を装備した形態についても説明する。
概要
マジンガーZやグレートマジンガーを上回る性能を持つマジンガー。
別名「魔神皇帝」。マジンガーZが「神にも悪魔にもなれる」と謳われるのに対し、マジンカイザーは「神をも越え悪魔も倒せる」と称される。
ちなみにカイザーはドイツ語で「皇帝」を指し、これに日本語の「魔神」を掛け合わせて「魔神皇帝」になる。
『F完結編』での初出時とOVA版以降では手足のカラーリングや武装などデザインが微妙に異なり、詳細な設定に至っては作品ごとに別物。マジンガーの持つ可能性の光を体現した存在と言える。初出時のデザインは『X』においてオリジナル版との名称がついた。
機体概要
その攻撃力は数多いスーパーロボットの中でも最高ランクに位置する。誕生経緯もあってか、真ゲッターロボと共演する場合は多くの場合で対等な存在とされる。
強化装備形態
- マジンカイザー(カイザースクランダー装備)
- マジンカイザーがカイザースクランダーを装着した形態。OVA版以降に存在する形態であり、オリジナル版は当初から翼が収納式である。
各作品
スーパーロボット大戦F完結編
初出作品。ダイナミックプロの協力のもと、SRWオリジナルの機体であった。
マジンガーZにゲッター線が照射され進化した。そのため当時は「次はグレートにもゲッター線を浴びせてくれ!!」という要望がよく聞かれた。ゲッター線を浴びているのである意味ゲッターロボに分類できる。ちなみにこのゲッター線によるグレートのパワーアップという要望は、実に18年もの歳月を経てスーパーロボット大戦Vにおいて結実することになる。
本作の時点では設定や主題歌は不採用だった。また、TV版のマジンガーZやグレートマジンガー同様に手足の色が青い。
αシリーズ
動力となる「光子力反応炉」の起動実験に失敗したため、機体共々光子力研究所の第7格納庫に封印されていた。自己再生、自己進化能力を持ち、プロトタイプでありながら再起動時にはマジンガーZやグレートマジンガーを遥かに上回る性能を持っていた。パイルダーが無く、人の頭脳や心が介在する余地が無いためか、カイザーパイルダーとの合体まではマジンガーではなく「皇帝」と呼称されている。また本機が原因の地震も作中で観測されている。
封印の際に「悪のマジンガーを倒すためのマジンガー」という役目を与えられており、その後実際に量産型グレートマジンガーが悪の手先として光子力研究所に大挙して襲ってきたため「皇帝」として目覚めた。しかし暴走状態での起動を懸念した弓教授達が、後付けの制御装置としてカイザーパイルダーを開発しており、奇しくも合体はすぐに成功。暴走状態は抑えられ「皇帝」ではなく人の頭脳、心を加えた究極のマジンガー、「マジンカイザー」となった。このことにより、「光と闇の力を持つ、正義の魔神」とも称される。それでも全容の掴めなさから危険性は引き続き危惧されており、『α』では非選択時か戦役終了後は封印されることとなる。
このマジンカイザーには「魔」「神」「Z」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時はカイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は上記の「悪のマジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めてその対象を破壊する自律モードだが、制御不能の破壊神と化してしまう恐れもある危険な状態。そして「神」は未だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれ、一種のマジンパワーと推測されている。実際『スーパーロボット大戦α外伝』において対真ゲッター戦で甲児の台詞に「神モード起動」というものが存在する。またシンクロシステムによりパイロットの意思によって無限の力を引き出すことができる。
人類補完計画発動時には条件の「悪のマジンガー」が無関係でありながら自律稼働で阻止しに向かうが、完全な暴走ではなく現場では甲児の操縦を受け入れている。その際の冬月コウゾウの推測では、「自身には、ヒトの心が必要だと理解した故の阻止行動」として、カイザーを「ヒトの心を持った魔神」と称した。そしてその判断や行動はただのプログラムではなく、魂を持つため(制作者による魂の創造か、他者の魂の定着か、自己進化の過程の産物かは不明)と見なしている(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から制作者の十蔵本人の魂の可能性もある)。『第2次α』でも、敵に操られた時には悲しんでいることをケン太のみならず護も感じており、クストースに敵意を示していることからもそのことが裏付けられている。
なお、『α外伝』の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在であるゆえ、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いたためとされる。なお、アンソロジーコミックでは真ゲッターロボと共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある。
ここからはテーマである「マジンカイザー」がついた。また、『α外伝』までは『F完結編』同様に手足が青色だったが、『第2次スーパーロボット大戦α』からはOVA版の黒色に変更され、ギガントミサイル(ギガスミサイル)もOVA版に変更された。
OVA版
マジンガーZやグレートマジンガーを制作した兜十蔵が新たに制作した究極のマジンガー。
光子力研究所の秘密格納庫に秘匿され、マジンガーZのピンチにパイルダーが自動的に向かうようになっていた。
「神をも超え、悪魔も倒せる」というその凄まじい性能は甲児の肉体と精神に尋常でない負担を強いるため、初搭乗の彼は気絶してしまった。その後暴走し、その圧倒的な力であしゅらマジンガーとグレートマジンガー (試作型)を一蹴した。
また、津島直人によるコミカライズ版では、カイザーノヴァでDr.ヘルをバードス島ごと葬る寸前に、甲児を脱出させて日本海溝の底に沈んだ。
続編『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』では最後の最後に満を持しての登場。ミケーネ帝国の七大将軍を一撃で倒し、最後はタイマンで暗黒大将軍をも打ち破った。宇宙空間で超合金ニューZαを精錬し直したため頑丈さに拍車がかかり、大気圏から地面に減速なしで投下され、富士五湖の1つに着弾し、その湖水をすべて蒸発させても無傷だった。
コミカライズ版では破損したもの[1][2]の、実はOVA版では劇中一度も破損しておらず、装甲も全く傷ついていない[3]。
INFINITISM
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』世界における設定。グレンダイザーと同じく映像本編には登場せず、プラモデルと雑誌連載にて存在が語られる。
カラーリングや武装はOVA版に準拠しているが、プラモデルには『α』準拠の設定である「魔」「神」「Z」それぞれのモードを再現するシールが付属し、パッケージにはOVA版とは異なる独自の形状のタイトルロゴが掲載されている。今作においてはマリアの協力を得た甲児自身が、来るべきベガ星連合軍との戦闘を想定し、兜家三代の技術の粋を集め開発した機体となっている。
雑誌連載の方では設定が異なり、未来にタイムトラベルした甲児が未来の自分自身が集めた平行世界の技術を元に設計された[4]MTP型を自ら改良したMTP改を元に制作した機体になっている。また単独でのタイムスリップも可能で、元になった設計とは別にSKL型の設計[5]も登場している。
こちらはその能力から「時空超越者(バースブレイカー)」としての立ち位置が与えられており、後に甲児はこの能力を駆使してマジンガーZERO誕生を阻止するための戦いに身を投じることになる。
その他の設定
- マジンカイザー (『スーパーロボット大戦F完結編コミック』(原案・団龍彦(ダイナミックプロ)、作画:丸山功一)収録)
- 光子力研究所で作り出されていたが未完成の状態で、Dr.ヘルの操るデビルマジンガーの攻撃で中破したマジンガーZから戦闘データを取り込んで完成している。グレートマジンガーが存在しないパラレルワールドの扱いに関わらず超合金ニューZαで作られている。また本機の建造には兜一族が一切関わっていないという、マジンガーでは稀有な設定が存在する。
- マジンカイザー 新魔神伝説
- 地球軌道上に存在する人工衛星の中で、本物の兜十蔵(Dr.ヘルに殺されたのはクローン)が作り出したという設定。実は物語の最終盤に漸く登場するためか、暴走していない。
- マジンカイザー傳
- 従来のシリーズと無関係な独立した物語である。
- マジンカイザー対真ゲッターロボ
- マジンガーZとグレートマジンガーの両方の光子力エンジンを搭載する事で、ゲッター線を融合させた光子力エネルギーの無尽蔵なパワーを制御する事が可能になったという設定になっている。真ゲッターロボと共闘して光波獣ピクドロンの大軍団やメカギルギルガンを粉砕した。また真ゲッターロボの枯渇寸前だったゲッター線を、離れた場所から波動の形で補給している。
誕生経緯
ウィンキーソフト製作時代、マジンガーZをはじめとするマジンガー系ユニットは序盤こそ活躍するが、後半に差し掛かってくると性能不足に陥ってしまうなどファンからその不甲斐なさが指摘されていた。また『UFOロボ グレンダイザー』が『第4次スーパーロボット大戦S』でのフルボイス化の影響で参戦不可となり(主人公の声優を務める富山敬氏が入院、後に亡くなられたため)、グレンダイザー参戦によるマジンガー勢の強化も不可能となった。
マジンガーチームを強化するためバンプレスト関係者の下した結論は、マジンガーチームの能力底上げと、同じダイナミックプロ原作の『ゲッターロボ』の最強最終ロボ「真ゲッターロボ」との対比、そして現代的な「主人公が最終後継機に乗り換える」という発想を取り入れることであった。そして生み出されたのがマジンカイザーである。その設定にはダイナミックプロで生み出された小説・漫画・アニメなどが流用されている。
『スーパーロボット大戦F』発売当時に作詞・永井豪、作曲・渡辺宙明、歌唱・水木一郎という豪勢な作りのオリジナル主題歌が制作されたが、『F』イメージソングのシングルCDのB面という扱いであまり知られていなかった。制作の都合か『F完結編』には非採用で、『スーパーロボット大戦α』から採用された。
なお、近年のスパロボではゲームバランス全体の見直しにより、無印のマジンガーZも最後まで十分に使える強さとなっている。また『真マジンガー 衝撃! Z編』『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』等のマジンガーシリーズの新規参戦により、設定面からもカイザーと十二分に張り合える新たなマジンガーが現れている。
登場作品と操縦者
スパロボ設定版ではマジンガー系パイロットの乗り換えが可能だが、OVA版を原作として登場する場合は兜甲児専用機である。ただ、甲児をボスボロットなど同作品の別機体に乗せることは可能。作品によっては羽なし状態を経てカイザースクランダー装備イベントがあり、装備後の状態をイニシャルから取って「マジンカイザーKS」と表記する場合がある。
『UFOロボ グレンダイザー』の登場人物・メカニックとの競演が実現していないことについては、たまたまであると回答されていた(後に2016年の『X-Ω』で実現)。『スーパーロボット大戦Z』では没データにマジンカイザーの武装使用時のボイスが収録されていることが確認されている。
バンプレストオリジナル版
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 初登場作品。地上・宇宙ルートのどちらでも強化型マジンガーZと二択である。ただしフルCGの発進ムービーは地上ルート限定。
- その性能は非常に高く、機体性能はHP以外はガンバスターに勝るとも劣らない上、パーツスロット2、ゲッター線を当てられた影響からHP回復(小)まで持っている。武装も強力であり、消費EN0で攻撃力3000のショルダースライサー、同じく無消費で移動後1~3マス攻撃可能かつ命中補正の高いターボスマッシャーパンチ、射程8のマップ兵器であるダイナマイトタックル、サンアタックや超電磁スピンを超える攻撃力ながら消費EN50のファイヤーブラスターと、最強のマジンガーに相応しい高性能ぶりである。強化型マジンガーZとの性能を純粋に比較をするなら大車輪ロケットパンチがないこと以外はマジンカイザーの方が上である。
- しかし、これほどまでに強化されながらも、本作では微妙な機体に位置付けられている。マジンガー系パイロットは全員宇宙の地形適応がB以下であり、終盤戦は宇宙が舞台となる本作では、その性能を最大限に発揮できない。ガンバスター・真ゲッター1・グルンガスト・ダンクーガあたりは宇宙Aかつ複数乗りまたは幸運持ちなので、宇宙Bで一人乗りのカイザーは相対的に一歩も二歩も劣ってしまっている。何より、ダメージと敵の機体性能がインフレしている本作では、宇宙Aで2回行動ができ、避けて当てられるニュータイプ勢が圧倒的に強いため、折角用意された後継機でありながら使われない事も多い。強化型マジンガーZと違って改造が引き継がれない欠点もこれを後押ししている。
- 一応、フル改造ボーナスと強化パーツで装甲を上げ、鉄壁を用いた被弾や激励の使用で気力を上げれば終盤の雑魚相手にも無双するだけの力は持っているので、マジンガーシリーズへの思い入れが有れば十分使える強さではある。もちろん思い入れが無ければただ手間がかかるだけなので、本機の活躍するシーンがαシリーズまでお預けになった人も多い。
- なおEVAルートを通ってしまった場合、登場直後にバッドエンドが待っている。αシリーズと違い、わけもわからぬまま人類補完計画に巻き込まれるなど、初陣としては不遇な印象を受ける。
αシリーズ
共通して攻撃力、装甲共に尋常ではなく、更に精神コマンド・鉄壁をかける事で、容易に無双を行う事が可能。
- スーパーロボット大戦α
- 前述の設定で登場。ゲッター線と無関係になったものの、真ゲッターと呼応する他、「不明な点が多い、危険性の高い機体同士」ということもあり、完全に対として描かれている。今回からBGMが「マジンカイザー」になる。Dr.ヘルが量産型グレートマジンガーを光子力研究所に差し向けた際に魔モードが発動して起動。EVAシナリオの「Air」では、人類補完計画に反応してソロモンから真ゲッター・ライディーン・主人公機・そして本機が宇宙から駆けつけると言う見せ場がある。F同様にHP回復(小)を持っている。ちなみに、改造はZから引継ぎのためZを改造していても安心である。
- ゴラオンルートでのみ強化型Zとの2択となるが、今回は距離補正の関係も有り、通常戦闘能力、最大火力共に強化型Zが上回るため、かなり不利。こちらはHP回復と一部EVAシナリオに参加できるのが利点。
- カイザーパイルダーに分離可能。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 攻撃力が底上げされ、強化型Zよりも火力で上回るようになり、合体攻撃が追加された。但し、ファイヤーブラスターの消費ENがやや増加している。強化型Zでは使用不可能な技が多いことと、強化型Zの性能にPS版から大きく下方修正が入ったためマジンカイザーを選択する方が有利。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 未来世界にてマウンテンサイクルの中で眠っていたが復活。宇宙ルートでは甲児の存在を感知したことで復活、同じく眠っていたが敵に奪われた真ゲッター1との対決となる。地上ルートではその前に本機がゴーゴン大公に奪われてしまうため、一時敵対する。こちらのルートでは真ゲッターとの戦闘イベントが2度もあり、神モード発動と初めて明言される。一部戦闘アニメが描き直されているが、ゴーゴン大公搭乗時の戦闘アニメは『α』のデータが流用されている。
- 本作最強機体の一角で、ついに魔神皇帝の名にふさわしい強さを得た。MAP兵器のダイナマイトタックルが消えたものの、攻撃力、装甲が非常に高く、特に無消費でありながら必殺技クラスの火力を持つターボスマッシャーパンチ、その更に上を行く必殺技ファイヤーブラスターが超強力。それらのただでさえ凶悪な攻撃力をマジンパワーで更に底上げできる恐るべき機体。その火力はP属性武器では文字通り全味方中最強(全武器中では魂ICBM投げが最強)。反面、敵として出る時はHP以外の性能は非常に抑えられている。ちなみに今回はマジンガーZが確実に手元に残り、改造は引き継がない。
- ジェットブーメランとして使用可能で、次の作品では取り外されてしまったカイザースクランダーだが、今回は「スクランダーが一体型なので、グレートと同じ弱点があるのでは」とはっきり言われている。
- カイザーパイルダーに分離可能。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- デザインがOVA版のものに変更された(出典・設定はオリジナル版のまま)。今回は、真ゲッターともども調整中の所を地獄大元帥に奪われて2話程敵に。コクピットにはそれぞれ早乙女博士と弓教授が拘束されていた。次の話でそれぞれHPを1000以下にするとイベントが発生して次の話から使用可能になる。ファイヤーブラスターが全体攻撃になり、強さに磨きがかかった。しかし本作の発売時期にはまだOVA版が最終話の第7話まで進んでいなかったためか、カイザースクランダーは最後まで装着されない。性能的にも見た目的にもその点は惜しい。更にショルダースライサーの類も失ったため切り払いもオミットされている。
- 上述の通り空を飛べないので、飛べないことを割り切って、空を飛べない機体だけで編成した陸戦用小隊の小隊長機として運用するのも手。ミノフスキークラフトにパーツスロットを圧迫されず、数が多い飛行不可能な機体を1小隊に一纏めに出来るのも魅力。なお、素の移動力は8とかなり高いため、この俊足を生かすなら素直に飛ばせて飛行小隊に組み込むのが無難。攻撃力の高さも一級品だが耐久力も非常に高く、反対に最強武器がALL攻撃なので援護攻撃には組み込みにくい(ターボスマッシャーパンチでも十分強いが)。
- 改造は今回からマジンガーZのものを引き継ぐが、引き続きZと同時使用が可能。Zは素で空が飛べて合体技が使用可能、マジンカイザーは基礎性能が高い……と、シリーズにおいて双方の差別化が最も大きい。
- なおデザイン変更については「スクランダーの無いマジンカイザー」「マジンカイザーのスクランダー」に誰も触れず、弱点を示唆する流れで前回突いたはずの弱点と異なる(α外伝ではスクランダー収納口=背中か腰、今回は首)など、ストーリー内では若干無理に通しているようにも見える。一応前述の弱点の改修の話は出るため、その流れでスクランダー廃止と取れなくもない。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- クスハ編第1話より真・ゲッターと共に登場するが、共通ルート5話「地球圏絶対防衛線」クリア後、ダメージの蓄積によりオーバーホールに回される。
- 復帰するのは真・ゲッター共々共通ルート24話「戦神の星で」開始時。インターミッションではないので、使う気なら出撃準備での乗り換えを忘れないように。スクランダー復活までは空が飛べない上に足が遅いので、小隊編成には注意が必要。
- ボスを本機に乗せて、兜甲児をZに乗せて運用すると、移動後使用可能な全体攻撃の手数が増えるので、雑魚が多いマップでは特に有効。
- 終盤の地球ルート「さらば父よ、戦士たちの旅立ち」にてカイザースクランダーが復活。装着イベントがあり、同時にカイザーノヴァが解禁となる。『第2次α』で弓教授がOVA版に改修して本作で剣造博士が新たなスクランダーを遺したため、甲児が言うところの「おじいちゃんが設計し、お父さんと弓教授が改良を加えたマジンカイザー」となっている。
- 人類補完計画のイベントでは「ヒトの心を持った魔神」として、カイザーが独自の精神を持っていることが示唆されている。
- 高いHPと装甲、そして攻撃力は健在であり、遠距離戦闘以外で頼もしくキラーとして活躍してくる。ただし、攻撃を避けにくい関係上、今回から登場した各種の特殊効果には滅法弱いので、強化するといい策しておこう。足の速さも前作同様だが、充分機動力が確保されているためかスクランダーがついても移動力は据え置き。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- 「マジンカイザー(オリジナル版)」名義で参戦。機体としては「αシリーズ」以来だが、デザイン・装備共にSRWオリジナル版となると参戦は『α外伝』以来となる[6]。今回は真マジンガーの甲児が搭乗する。
- 第28話「闇と光」でマジンガーZEROに因果の果てに堕とされた甲児が、エクスクロス全員の想いによって開かれた「可能性の扉」から最強の力を持つマジンガーを呼び出した結果出現した(同時に鉄也はマジンエンペラーGを呼び出した)。図鑑のテキストでは「マジンガーZのプロトタイプ」とαシリーズ同様の設定となっている。
- 性能面は全体的にZよりは上だが最大攻撃力や最大射程が若干劣っており、マップ兵器を持っていないことやデフォルトの武装にバリア貫通やサイズ差補正無視がついていないことなどからZに比べて火力面に少し不安がある。その分ファイヤーブラスターは必要気力が低め且つ低燃費と、かつての強化型Zとカイザーの二者択一のような関係となっている。
- ただし継戦能力にかけてはこちらの方が圧倒的に優れており、特に消費ENがたったの10で射程1~6の光子力ビームが非常に使いやすい。近距離の敵には弾数12のターボスマッシャーパンチもあるため、使い分けていけばまず弾切れには陥らない。敵陣に放り込んでひたすら反撃させる運用ならばこちらで決まりだろう。強化パーツなどで射程を強化すればほぼ死角はなくなり、シークレットシナリオで魔神双皇撃が加入直後に追加されればエンペラーGとのセット運用で火力面の問題も解決する。
- 最終盤にカイザーノヴァが追加され[7]、魔神双皇撃以外の武器の攻撃力が強化される。
- 困難ルートラストでは条件を満たしているとさらに性能と攻撃力が上回るマジンガーZEROに乗り換えとなるが、あちらはあちらでカイザーよりも燃費が悪くなり合体攻撃が使用できなくなるため一長一短。敢えてカイザーに乗り続ける選択肢もあり。致命的な差はないため、好みで決めてよい。
- EDではエンペラー共々再び並行世界へと帰された。
- 図鑑の解説や因果の彼方からやってきた描写等により、一部ファンの間では「『α外伝』の終盤でタイムパラドックスにより消失した方のカイザーなのでは?」と推測されている。
OVA版設定
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 直接参戦はしていないのだが、黒歴史の映像の中に甲児が知らないマジンガーが戦っているというものがあった[8]。……が、Zシリーズで言及されたのはここだけで、結局完結作に至るまで『カイザー』は参戦しなかった。
- 余談だが、ルビーナの没ボイスにマジンカイザー搭乗用のものが存在する。
- なお、『第2次Z』で『真マジンガー』が参戦したので「甲児の知らないマジンガー」はそっちと受け取られがちだが、『Z』発売当時はまだ放送されていないので違う(少なくとも『Z』の時点ではマジンカイザーという前提である[9])。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 『死闘!暗黒大将軍』のシナリオが追加された。今回はゲッターが不参戦の為、ダイナミック企画唯一の参戦作品。
- 本作から、カイザースクランダー追加後にスクランダーブーメランが使用可能。カイザーブレードは両肩部から取り出すようになり、スパロボ設定時代に近くなった。胸部から引き出す剣での攻撃はファイナルカイザーブレードに名称変更(台詞中では単に「カイザーブレード」のまま)。攻撃力と装甲は絶大だが、EN消費の激しい武器ばかりなのが問題。今作で特に重要となるコンボ武器がENをごっそり食うのでENは最優先で改造しておきたい。とはいえZから改造段階を引き継ぐので、序盤から改造しておけばそこまでは気にならない、不安ならZの強化パーツ2スロット目にパワーエクステンダーを入れておこう。
- ルストトルネードは最終的に自軍機体で唯一装甲ダウンの追加効果が付随する武器となる。相手の装甲を30%もダウンさせるが、ダメージソースとしてトップクラスの能力を有すマジンカイザーに使わせるのは少々勿体無い。援護攻撃として発動させよう。
- 合体攻撃まで含めると、本作の中では唯一武装が3ページ目に突入する。
- スーパーロボット大戦W
- 原作通りホバーパイルダーが格納庫へ向かい甲児がカイザーを発見、乗りこなせずに暴走するが、これが真・ゲッター起動の条件だったため止められる。その後正気に戻ってすぐ、鉄也のグレートと共にグールにダブルバーニングファイヤーを放つ。あしゅらマジンガーとも正気の状態で戦える。
- 林水敦信に言いくるめられ、陣代高校文化祭のために真ゲッターと本機を用意したこともあった。
- 2部では整備中でZに出番を譲っていたが、甲児のミスでミケーネ帝国に強奪され、その後奪い返して再合流。暗黒大将軍との決戦でカイザーノヴァ・ダイナミックダブルインパクト・ファイナルダイナミックスペシャルが解禁される。
- ターボスマッシャーパンチのEN消費が無くなり、Jより継戦能力が格段に増した。またルストトルネードの有用性も健在。但し甲児は援護攻撃を習得しない為補強は必須。
- スーパーロボット大戦L
- 原作終了後にもかかわらず各作品主人公機の中でもかなり登場が遅い。合体攻撃であるダブルバーニングファイヤーは射程が3で相当に使いやすい。カイザーが登場する頃には敵の火力も高くなっており、甲児が鉄壁を覚えない為、装甲に過信は禁物。とは言え、底力とマジンパワーの相乗効果でどんどん被ダメージは少なくなる。マジンガーZの改造を引き継がないのが難点か(ただし4段階改造されている)。また、あくまでも原作OVA終了後の為、カイザーノヴァは未搭載である。
- 他の機体が多くても20止まりが多いにも関わらず、ギガントミサイルの弾数が従来同様に99のままなので、ENが無くなっても十分に戦闘が可能。
- なお、初登場時にまたも宇宙空間から地上に射出されたが、やっぱり無傷だった。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 初めて完全なOVA版設定で参戦。カイザースクランダーも登場。本作では胸部から引き出す剣がカイザーブレードとなっている。サイズがMなので、戦艦に自由に攻撃できないため甲児には狙い撃ちが必須となる。今回も燃費の悪い武装が多く、ENを充分強化しないとあっという間にガス欠になってしまうので注意。雑魚戦では99発撃てるギガントミサイルや、ターボスマッシャーパンチより低燃費のダブルマジンガーパンチが便利。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年4月より第2期参戦作品の1つとして登場。グレンダイザーとは本作で初共演となった。
- 本作はTV版の設定も混在しており、兜十蔵が残した設計書を基に兜剣造が作ったという衝撃的なクロスオーバーが行われている。また、珍しく真ゲッターではなくゲッターロボGと対になる形で第5章に登場シナリオが組まれている。
- 2016年4月のイベント「激闘! 最強の巨人!」の報酬ユニットとして通常版がSSRディフェンダーで登場。以降は通常版が大器型SSRアタッカーで、カイザースクランダー装備版がSSRファイターと大器型SSRディフェンダーでそれぞれ実装されている。
- 2017年10月にはVer.3.0アップデートより実装された「Ωスキル」搭載型SSRディフェンダーが追加。
- 2018年4月には『死闘!暗黒大将軍』出典のカイザースクランダー装備版が追加。大器型SSRファイター。
- 2019年10月のイベント「僕らが出逢った理由」にて必殺スキルにカイザーノヴァを備えたカイザースクランダー装備版が大器型SSRディフェンダーで追加。
- 全種において宇宙の地形適応はB。ゲームの仕様上さほど重い要素で無いとは言え、マジンガーZ(JS)やグレートも宇宙Aの中で珍しい按配になっている。
- 2020年2月の「Ωフェス」にて新成長タイプとなる極型SSRファイターが追加。
- 2021年1月のイベント「勇者との友情」にてカイザースクランダー装備版のSRおよび大器型SSRアタッカーが追加。
- スーパーロボット大戦DD
- 2020年10月に追加された1章Part10より参戦。攻撃&防御タイプ。カイザースクランダーは最初から装備されており、マジンガーZから改造値を引き継ぐ。
- Zとは運動性と移動力が同じだが、それ以外のステータスは上回っている。パイロットの甲児が防御特化のZのパイロットであったため防御関係のスキルも豊富でまさに鉄壁と言ってもいいのだが、攻撃関係のスキルをあまり習得しないので火力はやや高めといった具合である。
- 初期SSR必殺技パーツ「ファイヤーブラスター」は真ゲッター1と発動条件が違うがHP回復機能を持つ、第2必殺技「カイザーブレード」は相手のデバフ効果を無効化するなど、総じてタイプ通り防御面に重点を置いたパーツが多い。第3必殺技「ファイナルカイザーブレード」は単独でも命中時に覚醒付与効果が発揮されるシンプルに強力な効果だが、本作では第4必殺技「光子力ビーム(MAP)」の実装で珍しくマップ兵器を手にしており、両者の相性が極めて良好。まさに悪魔のような火力で敵陣を焼き尽くしてくれる。
- 「クロッシング・パイロット第1弾」をクリアしていれば甲児のカイザーとアムロ・レイのZで版権の壁を越えたダブルマジンガーが実現可能。
- αシリーズでの設定がいくつか採用されており、ストーリー本編で目覚める前は『第7格納庫』に封印されていた[10]他、地下帝国との最終決戦の前に「魔」「神」「Z」の3つのモードがある事などが明らかになった[11]。
- 今作では「ゲートが開かれ、平行世界を巻き込んだ戦乱が勃発する」という何者かの声を聞いた兜十蔵が開発したという設定になっている。原作で見せた頑丈さに反して甲児らの危機を演出する、あるいは第1世界へ戻しストーリーを進める方便としてか頻繁に整備のために光子力研究所に呼び戻されている。また2章Part2でのDr.ヘル一派との決戦前にリミッターを解除できるようにしてもらい、地獄王ゴードンとの戦闘時に解除するが甲児がカイザーの主として認められたため暴走せずに済んでいる。
INFINITISM版
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 『INFINITISM』設定で初参戦。シナリオ「怒りの魔神」より登場。『INFINITY』版の甲児が搭乗する。ロボット大図鑑の説明では、雑誌連載の設定を採用しているが『UFOロボ グレンダイザー』関連の部分がカットされている。意外にも家庭用タイトルでは本作がチェンゲ版ゲッターチームとの初共演となる。
- 本編では本作には登場しない『UFOロボ グレンダイザー』との兼ね合いから、現代の甲児が構想した建造案を元に未来の甲児自身が建造し過去に送った物になっている。そのため、現代の甲児は「前借り」と捉えて全てが終わった後は未来に戻す事を決めている。
- カラーリングが設定画やプラモデルから若干変更されており、全体的に紺色のパーツが増えた事で原型機であるマジンガーZとの折衷的な印象を与える。
- 武装はOVA準拠になっており、「ファイナルカイザーブレード」がある代わりにカイザーノヴァは無し。また通常版カイザーブレードも今回はオミットされている。
- 性能的には「超光子力ロケットパンチ」の無いマジンガーZを一回り半ほど強くした感じで、マジンガー系の中では頭ひとつ抜けたステータスを持つ。
- 最大火力はマジンガーZに劣る反面、その他の性能、特に継戦能力の面では圧倒的にカイザーに分があり、『X』時と似通っている。当時と比較すると「光子力ビーム」の消費ENが上がってしまっているが、代わりに「ルストトルネード」の燃費が良くなっているためそれほど不便さは感じない。消費ENを軽減させる手段も豊富で、EセーブExだけでも半分にまで減らせるので習得の価値はある。
- 甲児を乗せても能力的には問題ないのだが、Zと同時出撃させる場合は「超光子力ロケットパンチ」の使用制限が「パイロット:甲児」という最大のネックがある。幸いにも汎用機なので、「熱血」を低コストで使える長所があり、継戦能力の高いカイザーとの相性が純粋に良好なシローを乗せるのがベター。ちなみにシローを乗せると戦闘台詞にて「新最強タッグ」を名乗る。
- 「魂」が使える鉄也でもいいのだが、こちらはZとグレートの合体攻撃「ダブルバーニングファイヤー」を突撃でカバーする運用がマッチするので、グレートのままの方が良いだろう。
- なお、超光子力ロケットパンチを捨ててでもカイザーに甲児を載せる場合は、鉄壁を活かしかつマジンガーより長い最長射程と継戦能力の高さを活かした「反撃時の削り役」を担ってもらう場合になるだろう。中長距離武器の光子力ビームによる攻撃範囲の広さを鉄壁に乗せることで、鉄壁を最大限活用する際には考慮しても良いだろう。中盤以後頻出するクエスターズや御使いの機体は非常にタフなので、削り役を一枚噛ませる価値はある。
- もっとも今作は出撃枠が厳しいので、マジンガー系で1~2機しか出撃させない場合は好みのパイロットを乗せて問題無い。
装備・機能
武装・必殺武器
- パンチ / 格闘
- OVA劇中では通常の格闘戦も多数行っており、暴走時はあしゅらマジンガーや試作グレートをこれだけで圧倒している(後述)。
- SRWではあまり登場しなかったが『X-Ω』で珍しく採用。アタッカー・ディフェンダー(Ω・2019年10月版)タイプの通常攻撃。
- 『DD』では「格闘」名義で打撃属性の通常攻撃として採用。
武装
- ターボスマッシャーパンチ
- 腕部の鋭利な刃を回転させ、拳を飛ばすマジンガー系統共通のロケットパンチ。だが、その威力は他のマジンガーを遥かに凌ぐ。オリジナルデザインでは基本的には刃の部分は白色で描かれている。『スーパーロボット大戦F完結編コミック』(原案・団龍彦(ダイナミックプロ)、作画:丸山功一)のコミカライズ版では腕部の突起から更に刃を出している。『X』の物は刃の部分が黒色で描かれている。
- 『F完結編』では何故か攻撃力がマジンガーZのアイアンカッターにすら劣る代わりに、他のロケットパンチシリーズとは一線を画す高い命中補正を持つ。
- 『W』ではマルチコンボまで可能。『DD』では打撃属性のSR必殺技に採用。メインアビリティは「頑強 II」で、防御時に被ダメージを軽減する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップ II」。
- 光子力ビーム
- 目から発射する光線。マジンガーZと同じ武装だが、威力は複数の機械獣を一撃で葬り、グールの翼を切断するほど。
- 『DD』ではビーム属性のR必殺技として採用。メインアビリティは「頑強 I」で、防御時に被ダメージを軽減する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップ I」。
- 光子力ビーム(MAP兵器)
- 『DD』で採用。スクランダーで敵に近付き、光子力ビームで大地ごと敵を焼き払う。スクランダーでの飛び立ちから光子力ビームの薙ぎ払いまで、OVA版第7話の戦闘シーンを再現したもの。モーションからは横に広い攻撃の印象を受けるが、範囲は前方直線型。どうやっているのかは不明だが、敵味方の識別も有り。
- メインアビリティは「カイザースクランダー」で、攻撃&防御タイプの移動力が増加(他の効果と重複可能)。カイザー装備時、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値、光子力ビーム(MAP)の威力が増加する。また、自身のアクション開始時に気力が上昇。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- 冷凍ビーム
- 耳の位置にある角が前方向に倒れて先端部の間にエネルギーを集めて発射する。マジンガーZと同じ武装で、『死闘!暗黒大将軍』のみの使用。ミケーネの将軍(悪霊将軍ハーディアス)をも氷漬けにし、一瞬で粉々にする威力を見せた。
- 『DD』第2章Part8ではシナリオ中で使用され、粘着物質に覆われた幻魔要塞ヤマタノオロチの強化装甲を氷漬けにして無力化する活躍を見せた。
- ルストトルネード
- 口部の5本のスリットから噴出されるマジンガーZのルストハリケーン以上の酸を纏った竜巻で、その反動でカイザー自身も押されるほど。破壊範囲がかなり広く、街を一瞬で吹き飛ばしたり、富士山の山肌を大きく抉ったりした。
- 『第2次α』『第3次α』では全体攻撃。オリジナルデザイン版では宇宙で使用できない。作品によっては装甲値低下の特殊効果がある。『X-Ω』では『死闘!暗黒大将軍』版の必殺スキルに採用。
- ギガントミサイル / ギガスミサイル
- 腹部から巨大なミサイルを発射する。
- 何故か『第2次α』『第3次α』のみ「ギガスミサイル」名義だった。基本的に弾数は99。『X』ではオミット。
- ファイヤーブラスター
- 胸部からブレストファイヤーの数十倍の威力がある超高熱を放射。その威力でカイザーが後ろに押し出されるほど。
- 『α』までは放熱板の形だったが『α外伝』以降はそれに囚われない形となり、『α外伝』の戦闘アニメでは高熱エネルギーが渦を巻いて相手を追いかけて命中する(ゴーゴン大公に奪われた時のみα仕様)。『F完結編』、『α』ではフル改造でマップ兵器になる。『第2次α』『第3次α』では全体攻撃。『L』では専用のアニメーションがあるにも関わらず、あまりの出力故にブラスターを撃つとカイザーの上半身が見えなくなる。『DD』では特殊属性のSSR必殺装技として採用。メインアビリティは「超合金ニューZα」で、攻撃&防御タイプの移動力が1増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・防御力が増加する。気力が10上昇する毎に、照準値が増加する。HPが50%以下のとき、自分のアクション毎にHPを回復する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- ファイヤーブラスター(直線)
- 『X-Ω』通常ディフェンダータイプの必殺スキル。前方に長く伸びる範囲。
- ファイヤーブラスター(広範囲)
- 『X-Ω』アタッカー・ディフェンダー(KS・Ω・『死闘!暗黒大将軍』)タイプの必殺スキル。Ωスキルとしても実装。横に広く広がる範囲。
- ショルダースライサー / カイザーブレード(肩) / ダブルカイザーブレード
- 両肩に装備されている二刀流の剣。OVA版設定では、カイザースクランダー装備後に解禁される。
- 『α』まではショルダースライサーで、以降はカイザーブレード。戦闘台詞ではカイザーソードとも呼称されており、表現が一定していない。『X』ではショルダースライサーに戻った。
- デザインはオリジナル版と『死闘!暗黒大将軍』で異なっている。『X』では『死闘!暗黒大将軍』のデザインを採用している。
- 『J』『W』ではコンボ(マルチコンボ)属性がある。武器攻撃力の割にEN消費が激しいので、コンボ狙いの時以外は多用できない。
- 『X-Ω』では「カイザーブレード」表記で、『死闘!暗黒大将軍』版の通常攻撃に採用。必殺スキルでは「ダブルカイザーブレード」表記となり、前方に突撃する乱舞攻撃となっている。
- 『DD』では「カイザーブレード」表記で、斬撃属性のSSR必殺技に採用。二刀流でのコンビネーション攻撃に光子力ビームを組み込んだ演出。メインアビリティは「光子力エネルギー(カイザー)」で、気力が10上昇するごとに攻撃力と防御力、カイザーブレードの必殺技威力が増加する。また、確率で以降に受けるアビリティの弱体効果を無効化する。攻撃命中時の気力上昇量が1増加する(特性+5で被ダメージ時の気力上昇量も1増加する)。サブアビリティは「HPアップIII」。
- 『30』ではファイナルカイザーブレードがあるにも関わらず、こちらは採用されなかった。
- カイザーブレード(胸) / ファイナルカイザーブレード
- OVA版の必殺武器。胸の表示マークから引き出すカイザーの身の丈すら上回る大型のブレード。ブレストプレートがそのまま柄と護拳になる。
- 『GC』ではカイザーブレードの表記。『死闘!暗黒大将軍』では肩から取り出すカイザーブレードも追加されたため、胸の方はファイナルカイザーブレードと名称が変更された(戦闘中の台詞は「カイザーブレード」のまま)。なお、胸・肩双方のカイザーブレードはどちらも同じもので、使い方によって形状を変化させているだけとのこと。マジンカイザーの真の操縦者の証で、カイザーノヴァ登場前における最強攻撃。カイザースクランダー装備後に使用可能。この武器を使う前に大いなる意思(モチーフは『マジンガーZ対暗黒大将軍』に登場した預言者)が甲児に語りかけていた。
- 『X-Ω』では「ファイナルカイザーブレード」表記。ファイター(KS)・ディフェンダー(KS)タイプの必殺スキル。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「マジンパワー(カイザー)」で、マジンカイザー装備時、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力が増加する。戦闘回数に応じて照準値が増加する。ファイナルカイザーブレード命中時、自分に「覚醒」を発動する。攻撃命中時の気力上昇量が1増加する(特性+5で被ダメージ時の気力上昇量も1増加する)。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- 『30』では甲児以外のパイロットでも使用可能になっている。
- ちなみにスパロボしか知らないと勘違いしがちだが、ブレード自体はスクランダーなしでも使用可能。地獄王ゴードン戦では胸部、暗黒大将軍戦では両肩のものをノーマル状態で使っている。
- コミカライズ版ではスクランダーを装備した状態で使用しているが、最初の使用時は機械獣グールに咥えられた状態だったのでビューナスAが振るっており[12]、二度目の使用時はガラダブラMk01に左腕を破壊された後の戦闘となっている。
追加ブースター
- カイザースクランダー
- カイザー版ジェットスクランダー。初期作品ではグレートマジンガーのスクランブルダッシュのように収納式だったが、OVA以降は外付け式になった。
- ジェットブーメラン
- カイザースクランダーを一時的に分離させ、翼を敵へ飛ばして切り裂く。使用方法としてはグレートブースターに近く、スクランダーを誘導させる事が可能。
必殺技
- カイザーノヴァ
- 光子力エネルギーをフルチャージさせて間合いをつめた後、光子力エネルギーを最大出力で放出して相手にぶつけるオリジナル版マジンカイザーの最強攻撃。甲児曰く「魔神皇帝の怒り」。主にカイザースクランダーで飛行して接近する。
- 初出は『スーパーロボット大戦F完結編コミック』であり、その威力は真・ゲッター1のストナーサンシャインに匹敵するとされる(ただし、現在の真・ゲッター1の最強技は真・シャインスパークとされている。マジンパワーの効果により、ゲーム中ではカイザーノヴァの方が最大ダメージが上)。
- ゲームではオリジナル版は『第3次α』、OVA版は『W』で初実装。最初の飛行の軌道はOVA版でマジンカイザーが地獄城から向かってくる妖機械獣の軍勢をグレートに任せ、地獄城へと向かうシーンの再現。カイザーナックルで敵を殴りつけ相手を天高く打ち上げた(『第3次α』のみ両腕の刃を回転させながら相手を掴んで投げ飛ばした)後に行う。上記の通り全て漫画媒体なので、スパロボで初めて映像化された攻撃である。
- OVA版のマジンカイザーは使えないと思われがちだが甲児がカイザーの力を完全には扱い切れておらずその力に気付いていないだけで力としては持っているため使用は可能である。
- OVA版のコミカライズ版ではカイザースクランダーを装備した際にカイザーブレードと共にカイザーの主となった証として開放された機能となっている。光子力エネルギーを全開放する最終兵器となっており、使用時には胸部のエンブレムが展開しスクランダーの翼部が変形している。
- 『X』では第48話の闇の帝王戦の途中から使えるものの、結果的に残り数話しか使えないのが難点。最初に光子力エネルギーをフルチャージする際にチャクラを思わせる光の点が入っているほか、マジンガーZEROのファイナルブレストノヴァと同様に魔神パワー「因果律兵器」を発動させたような空間を展開している。また、全身からエネルギーを放出した『第3次α』『W』とは異なり腕からエネルギー放出するものとなっている。最後に飛び去りながらの甲児のウインクはOVA版最終話のラストシーンの再現か。
- 『X-Ω』では2019年10月版ディフェンダー・2021年版KSアタッカーの必殺スキルとして採用。
- ダイナマイトタックル
- 強固な装甲で相手に体当たりする。『α外伝』以降は採用されていない。
- 『F完結編』と『α』では直線範囲のマップ兵器。
- 『X-Ω』では「タックル」名義で久々に採用。ディフェンダー(通常・KS)・ファイター(KS)タイプの通常攻撃。『X』ではカイザーノヴァの最初にタックル攻撃が入っている。
- カイザーナックル
- 腕部の鋭利な刃を回転させて敵を殴りつけ、トドメにゼロ距離から両腕のターボスマッシャーパンチを放つ。暗黒大将軍を倒した印象的な技でもある。ただターボスマッシャーパンチは拳部分が回転しないため、殴打に関しては(作中、刃の部分でも攻撃していないので)普通に考えれば通常のパンチと威力は変わらないと思われる。
- SRWでは単独の技としては未実装。『W』や『X』ではカイザーノヴァの戦闘演出に殴打部分が組み込まれている。
- スクランダーブーメラン
- 「スクランダー・オフ」でカイザースクランダーを取り外した後、豪快にブーメランのようにスクランダーを投げ飛ばして敵を真っ二つに斬り裂く。
- スパロボでは長射程の格闘攻撃で、弾数制。『死闘!暗黒大将軍』では体当たりしてきた無敵要塞デモニカを押し返し、マジンパワーで投げ飛ばしたあと、これを利用し、デモニカを両断した。
- スクランダーカッター乱舞
- 津島直人版コミカライズに登場。カイザースクランダーの翼部分の高速移動で、飛行要塞グールの大編隊を一瞬で撃沈する威力。その後もDr.ヘルの本拠地に攻め込む際に妖機械獣軍団に対して使用している。
合体攻撃
マジンガー系
OVA版設定で参戦する場合、カイザースクランダー(KS)が無い時は試作型のグレートマジンガーとのみ、KS装備後はオリジナル版グレートとのみ合体攻撃が可能なことが殆ど。特に、『GC』のように条件を満たさないとオリジナル版グレートが入手できない作品では要注意。
- ダブルマジンガーパンチ / ダブルロケットパンチ
- グレートとの合体攻撃。ターボスマッシャーパンチとドリルプレッシャーパンチを同時に撃ち込む。
- ダブルマジンガーブレード
- 『J』『W』で実装。グレートとの合体攻撃。両肩のカイザーブレードと、マジンガーブレードによるコンビネーション攻撃。
- ダブルバーニングファイヤー(グレート)
- グレートとの合体攻撃。ファイヤーブラスターとブレストバーンを同時に放つ。
- ダブルバーニングファイヤー(エンペラー)
- 『DD』では期間限定排出のSSR必殺技で実装。特殊属性。マジンエンペラーGとの合体攻撃。ファイヤーブラスターとグレートブラスターの同時攻撃。
- メインアビリティは「魔神皇帝」で、カイザー装備時、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値が上昇、ダブルバーニングファイヤーの必殺技威力が増加する。攻撃&防御タイプの移動力が増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。気力130以上のとき、一定確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。ステージ中、必殺技スロット1に装備している必殺技の必要アクション数が1減少する(必要アクション数は2より減少しない)。出撃後最初の1度だけ、ダブルバーニングファイヤーの必要アクション数が1になる。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- 魔神双皇撃(まじんそうこうげき)
- 『X』で実装。エンペラーGとの合体攻撃。光子力ビームとサンダーボルトブレイカーの同時攻撃。
- 命名はダイナミックプロ。恐らく「魔神双皇」ことマジンカイザー・マジンエンペラーG、そして魔神「総攻撃」とのダブルミーニング。
- 演出は漫画「真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍」の最終決戦でZEROに向けてグレートマジンガーとマジンガーZが放った場面の再現と思われる。通常は終盤での追加だが、シークレットシナリオを通過した場合、早期に追加される。
ダイナミック系
- ダイナミックダブルインパクト
- 『W』で実装。真・ゲッター1との合体攻撃。ゲッタートマホークとファイナルカイザーブレードによるコンビネーション攻撃。
- ダイナミックスペシャル
- 『XO』で実装。真・ゲッター1との合体攻撃。ファイヤーブラスターとゲッタービームを同時に放つ。スーパーロボット大戦α for Dreamcastを最後にシリーズから消えた合体攻撃ツインビームの復刻版とも言える技。GCではこの技がファイナルダイナミックスペシャル扱いだったが、移植に伴いグレートマジンガーも参加するようになったため、2体で放つ方が名称変更された。
- ファイナルダイナミックスペシャル
- ダイナミックプロ各最強ロボットの合体技。『αDC』ではグレートマジンガーのブレストバーンと真・ゲッター1のゲッタービーム、そしてマジンカイザーのファイヤーブラスターを同時に放つ合体攻撃(処理落ちが激しく、満足に画面に表示されないことも)。
- 『XO』ではゲッタービーム→グレートブースター→カイザーブレード(胸)の連続攻撃。
- 『W』では暗黒大将軍との決戦で修得。トドメ演出では3機でスクラムを組んでいる。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。主に使用されるのは通常版のカイザーブレードのため、実装されていない作品もある。
- マジンパワー
- 気力が一定値以上になると発動し、最終ダメージがアップする。ただでさえ攻撃力の高いマジンカイザーだが、マジンパワー発動で更に火力が増し『魔神皇帝』の名に相応しい圧倒的な強さを見せつける。αでは旧シリーズのダメージ計算式と威力が増加する距離補正の効果もあって、とんでもないダメージを叩きだす事が可能だったが、α外伝以降のシリーズではゲームシステムの大幅な変更により大分ダメージが落ち着いている。それでも味方機の中では最高クラスの攻撃力を誇る。
- 分離
- カイザーパイルダーに分離。
- HP回復(小~大)
- OVA版マジンカイザーとして参戦した場合は実装されていない。敵が使用する場合のみ回復量が(大)に強化され、作品によっては味方機になると回復能力も消滅してしまう。
- EN回復(小~大)
- OVA版マジンカイザーとして参戦した場合は実装されていない。HP回復と同じく敵が使用すると(大)になり、味方機になると回復能力も消える。
移動タイプ
- 陸→空・陸
- カイザースクランダーを装着することで飛行可能。OVA設定の場合、カイザースクランダーイベント時までは、飛行系の強化パーツをつけなければ飛行不能。
- 空・陸・海
- Xのみ海適性が追加されているが、適応自体は低い。
サイズ
機体ボーナス
- 初期:装甲値+150 運動性+5
5段階:装甲値+200 運動性+15
10段階:装甲値+250 運動性+25 - 『L』
カスタムボーナス
- 装甲値+200、EN回復(小)がEN回復(中)になる。
- 『X』で採用。エンペラーと同様。
- EN+50、装甲値+200。特殊能力「EN回復(中)」を得る。
- 『30』で採用。回復量の分だけマジンガーZ、グレートマジンガーの物より強化されている。
機体BGM
オリジナル版
- 「マジンカイザー」
- 「αシリーズ」全般と『X』『30』で採用。原作者の永井豪氏が作詞、テレビ版マジンガーシリーズで音楽と主題歌を手掛けた渡辺宙明氏が作曲。歌っているのはもちろん水木一郎氏。
- 「マジンガーZ」や「おれはグレートマジンガー」のパワフルさと必殺技の名を盛り込むといった70年代ロボットアニメソングの様式を踏襲している[13]。
- 『X』限定版、『30』プレミアムサウンド&データパックには原曲を収録。
OVA版
- 「FIRE WARS」
- OVA版OPテーマより。OVA版原作時のデフォルトBGM。
- 「マジンカイザーのテーマ」
- OVA版挿入歌。GCにてカイザースクランダー装備後のデフォルトBGMとして採用された。
- 「魔神見参!!」
- 『死闘!暗黒大将軍』の挿入歌。JやWでは、カイザースクランダー装備後のデフォルトBGMはこちらとなった。Jでは「魔人見参!!」と誤記されていた。また、Jでは「FIRE WARS」ともどもテンポが原曲よりもアップになっている。
対決・名場面
オリジナル版
- 魔神皇帝の目覚め
- 『α』ゴラオン隊ルート第52話「魔神皇帝」より。あしゅら男爵を打ち破ったものの、大きな被害を被ってしまった一同。甲児はマジンガーZのオーバーホールのために光子力研究所へと単身帰還していた。だが、光子力研究所では開かずの第7格納庫を震源とする地震が頻発していた。そこにブロッケン伯爵率いる量産型グレートマジンガー部隊が、『悪の魔神』が襲いかかる。だがその時、マジンガーが悪の手先に渡ったことを察知した「何者か」の手によって、光子力エネルギーが凄まじい勢いで上昇していった。それは、兜十蔵博士によって封印された恐るべき魔神、誰の手にも負えない究極のマジンガー『皇帝』…しかし、甲児は新型パイルダーに乗り込み、『皇帝』の暴走を止めるべくパイルダーオンを果たす。そして、『皇帝』は『マジンカイザー』として目覚めた。最後の切り札、デビルマシン。人の頭脳と心を加えた、悪魔を滅ぼす『正義の魔神皇帝』として。またその目覚めは真・ゲッターをも動かすものとなり、選択肢によっては誰よりも先に魔神皇帝の元に駆けつける。
- 胸のZに秘めた約束
- 『α外伝』宇宙ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」より。さやか達を逃がすためにゴーゴン大公の軍団を前に孤軍奮闘する甲児。だが、真ゲッターロボを奪ったバット将軍の一撃で追い込まれ、囚われの身となってしまう。甲児の窮地に、謎のエマージェンシープログラム、MCコードのロック解除の情報がマジンガーのコンソールに表示される。急速に上昇する光子力エネルギー、共鳴するマジンガー、そして真ゲッターロボ。ロストマウンテンの一箇所へと導かれる甲児が見たものは、究極のマジンガー…マジンカイザー。幾千幾万の時の中、本来の搭乗者を待ち続けた魔神皇帝が、共に素晴らしき未来を掴むため、再び甲児、そして真ゲッターロボという友のために立ち上がる。
- 空を走る勝利の使者
- 『第3次α』日本ルート第46話「さらば父よ、戦士達の旅立ち」より。竜魔帝王と地獄大元帥の策謀により、絶体絶命の危機に陥るZとグレート、そして鋼鉄ジーグ。その窮地を救うべく、科学要塞研究所のコントロールタワーが分離し、剣造と司馬博士は特攻を仕掛ける。若き戦士達に美しい地球の未来を託して、二人の博士は還らぬ人となった。罠を脱した三人の戦士達は、悪すらも震え上がらせる怒りを燃やす。その時、弓教授は剣造が遺した遺産を解き放つ。マジンカイザーの新たなる翼、新型のカイザースクランダー。本来の力を取り戻した魔神皇帝は、宇宙すらも抱える力で大空を駆け抜け、世界を守るために戦う。
- 二つの魔神皇帝、因果の果て
- 『X』第28話「闇と光」より。闇のマジンガー、ZEROの手で因果の果てへと落とされてしまうZとグレート。理を越えた場所へ干渉できるのは神と呼ばれる存在だけだが、その力は今のエクスクロスにはない。だが、時空を超えて想いを届けることは出来る。想いを増幅するシステムであるサイコフレーム、時空間を揺るがすドラグニウムを操るヴィルキス、古代アトランティス人の心の結晶ブルーウォーター、三つの力が合わさり、一瞬だが理は揺らぎ、可能性の扉は開かれた。闇の中でゼウス神と邂逅する甲児と鉄也。二人は、ゼウス神からZEROが想像できない可能性、二つの魔神皇帝を授かる。そして、因果の果てを越えて二人は帰還する。全ての宇宙の可能性が集められた、最強の魔神と共に。
OVA版
- 対あしゅらマジンガー
- あしゅらマジンガーと成り果ててしまったとは言え、マジンガーZのロケットパンチと光子力ビームを受けても無傷と言う凄まじい防御力を見せる。そして超合金Zのボディを、武装を使うでもなく拳だけで破壊する。
- 対グレートマジンガー (試作型)
- グレートマジンガーを圧倒的な力でねじ伏せる。この時、出力が低下していたとは言えブレストバーンの直撃を背部に食らったが、無傷であった。
- 対地獄王ゴードン
- 最終戦。地獄島にてあしゅら男爵が自らを組み込んだ最強の兵器と一騎打ちを繰り広げる。カイザーブレードを抜き放って挑むも圧倒的なパワーの前に苦戦。コクピットも操縦桿が破損し制御不能に陥る。しかし土壇場で甲児が取った方法はコクピット内に転がっていた出撃前にボスから渡されたトレーニング器具をコンソールに突き刺して強引に動かすというもので、これにより窮地を脱する。そして至近距離での鍔迫り合いを制した後大上段から真っ二つに両断するも、ゴードンは尚も動きカイザーを葬らんとする。だが最後にはカイザーの放った横一文字斬りによりゴードンはカイザーブレードとぶつかり合った自らの大剣ごと両断され大爆発を起こしあしゅら諸共消滅。Dr.ヘル軍団との長き戦いが終わりを告げた瞬間だった。
- 対Dr.ヘル(ガラダブラMk01の大軍)
- 津島直人版コミカライズでの最終決戦。バードス島と一体化したDr.ヘルに操られる無数のガラダブラMk01に雁字搦めにされ、Dr.ヘルがカイザーをあしゅらマジンガー同様自らの端末にしようとした時、甲児はマジンカイザーの全エネルギーを使用したカイザーノヴァを発動した。
- 対暗黒大将軍
- 死闘!暗黒大将軍での壊滅した光子力研究所を舞台とした最後の戦い。暗黒大将軍にはカイザーの武器が効かず、逆に振り下ろされた剣の衝撃で光子力研究所まで吹き飛ばされてしまう。「こいつには勝てないのか」と諦めかけた時、死んだローリィ、ロール、もりもり博士の3人の魂が彼を激励、戦意を取り戻すと同時にターボスマッシャーパンチで暗黒大将軍の剣を上空へ弾きとばし、ガラ空きになった暗黒大将軍の腹部の顔へ光子力ビームを叩き込む。ひるんだ暗黒大将軍へカイザーナックルで追撃をかけ、仲間達を傷つけられ殺された怒りを露わにしつつ、トドメの零距離ターボスマッシャーパンチを叩き込んだ。頭部を吹き飛ばされ、倒れた暗黒大将軍に上空に弾き飛ばしていた剣が落下し突き刺さり決着。仲間の、ミケーネの犠牲となった人類皆の仇を見事に討ったのだった。
関連機体
- マジンガーZ
- 初登場のF完結編では、ゲッター線によってこの機体が変異した姿。αシリーズでは本機のプロトタイプという設定。
- グレートマジンガー
- 形は違えど、ダブルマジンガーと称される。
- アフロダイA、ダイアナンA、ビューナスA (さやか)
- パートナー機。
- 真ゲッターロボ
- マジンカイザーと並び、ダイナミック企画作品の中で最強クラスのスーパーロボット。競演作品では両機体に深い関連づけがなされることが多い。
- マジンカイザーSKL
- 同名OVAに登場するマジンガー。外見は通じるところがあるが、設定・装備は完全に別物。
- マジンエンペラーG
- マジンカイザー以来となるスパロボオリジナルマジンガー。
- ゴッドマジンガー(SRW未登場)
- 団龍彦著『スーパーロボット大戦』に登場。マジンカイザーのデザインのアレンジとなっている。カイザーノヴァに当たる武装として、スーパーノヴァという武器が搭載されている。
- マジンガーZERO
- 別世界の変容したマジンガーZ。『X』ではこの機体に対抗するために並行世界よりアル・ワースに転移してきた。
- マジンカイザー刃皇、マジンカイザーライガ(SRW未登場)
- 玩具オリジナルとして新たに設定されたマジンカイザー。モチーフは刃皇は『バイオレンスジャック』に登場するスラムキング、ライガは『獣神ライガー』の獣神サンダーライガー。
- アームドマジンカイザー ゴウヴァリアン(SRW未登場)
- 玩具オリジナルとして新たに設定されたマジンガー。マジンカイザーにサポートメカが合体した形態で、モチーフは『サイコアーマーゴーバリアン』のゴーバリアン。
脚注
- ↑ グレートの頭突きでパイルダーのキャノピー破損(このお陰で鉄也は命拾いしている)、ガラダブラMk01の至近距離からの怪光線で左肩の二の腕まで全壊、更にその破壊された部分から融合されかけた所をサンダーブレークによって左肩全損、カイザーノヴァで右脚部全損、スクランダーの翼部並びに機体各部破損
- ↑ コミカライズ版で破損してしまった事が『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』でグレートマジンカイザーが最終的にマジンガーZEROに倒される因果を紡がれた要因となった模様。
- ↑ パイルダーの一部が破損した程度。その頑丈さはマグマ層に落下しそのまま富士山が噴火しても、バードス島の自爆を受けても破れなかったほど
- ↑ 正確には何処かの平行世界で実際に建造された機体の設計データ。
- ↑ こちらも実際には平行世界で建造された機体の設計データだが、問題が多い。
- ↑ パッケージイラストに通常版・限定版両方描かれており、これもオリジナル版のデザインとしては初登場作のSS版『F完結編』以来20年振りになる。
- ↑ ゲーム媒体かつオリジナルデザイン版では初めて採用された。
- ↑ ボスが「ボロットも細部が違う」と言っているので上記のスパロボ設定ではなくOVA版である。
- ↑ 『ゴッドマジンガー』(SRW未参戦)説もあるが、こっちはそもそもマジンガーと判別できるかどうかも怪しい上、こちらの作品にはボスボロットが出ていない。
- ↑ ただし、『α』の第7格納庫は光子力研究所内に存在していたが、こちらは原作設定を反映して研究所とは別の場所に作られ、便宜上そう呼ばれているという設定。
- ↑ 「魔」、「Z』の2つのモードは『α』同様の条件で確認されているが、「神」は2章Part2の時点では最初のパイルダーオンの時に確認されただけとなっている。
- ↑ この時は胸の表示マークからミサイルの様に切っ先から射出している。
- ↑ 余談だがこの曲及び「マジンカイザーのテーマ」では「稲妻で敵を倒せ」という趣旨の歌詞が入っているが、別の魔神皇帝と違いカイザーは電撃系の武装は使用していない。
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