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2021年9月8日 (水) 20:12時点における版
声優ネタとは、キャラクターの声を担当している声優に関連した小ネタ全般を指す俗語。声優を指す「中の人」という俗称に因んで「中の人ネタ」と呼称されることもある。
概要
声優はいくつもの作品で様々なキャラクターの声を担当するのが普通であり、このため、全く関係のない作品のキャラクターであるにも関わらず声が似ている(端的に言ってしまえば「同じ」)…という事例はアニメにおいてはよく見られる出来事である。更に、複数の作品のクロスオーバーを前提としているスパロボでは、同じ声優が演じるキャラクター同士の共演や、スパロボとは全く無関係の有名アニメ作品で共演していた声優同士が偶然に顔を合わせるといった事も珍しくない。
「声優ネタ」とはそれらの事実を下敷きとした小ネタの総称であり、同じ声の別キャラクターのセリフを喋らせたり、同じ声であることを「声が似ている」といった形で別のキャラクターに指摘させたりといった形が典型的なパターンである。インターネットの発展により声優が吹き替えたキャラクター同士のイラストレーション投稿も活発であり、声優自身の知名度拡大に貢献していることも。
元々は『第2次スーパーロボット大戦』以降のシナリオ製作を担当したウインキーソフトの阪田雅彦氏が取り入れたいわば「遊び」的な要素であったが、シリーズを経るに連れて徐々にエスカレートしていき、現在では同一作で共演しているキャラクター同士のネタに止まらず、スパロボとは関係のない作品に踏み込んだネタも多数採用されている。
尚、ある声優が別の作品から特に自分が演じた役のものでない台詞を拝借するケースは単なるパロディであり、「声優ネタ」とは区別される。
SRWでの扱い
スパロボにおいて、声優ネタはまだ声が入ってなかった『第4次』の頃から既に複数採用されている。しかしながら、採用される声優ネタの幅が大きく広がるのは、据え置き機対応作品でキャラクターのフルボイス化が実現して以降のことである。
尤も、版権スパロボ作品に登場する原作付きのキャラクターについては「キャラクターの元々のイメージを損なってはいけない」という大前提があり、不用意な使用は原作ファンからの不興を買う恐れもあるため、本編での採用は程々にするのが恒例である(中断メッセージなど、ある程度の遊びが許される箇所では様々なネタが披露される場合が多い。ちなみに、中には版権系作品でありながら程々にしなかった作品も存在する。ただし同作は特撮作品が主軸のゲームであり、採用されているのはいわば「俳優ネタ」である)。
その一方、登場するキャラクターの大半がバンプレストオリジナルのメンバーで構成されているOGシリーズではそういった「キャラクターのイメージ」に関する制約が緩い(版権元への配慮の必要がない)ため、声優ネタに関する自由度はかなり高い。このため、他作品のキャラクターを彷彿とさせるネタを繰り返し投入する…等、大胆な声優ネタも見られるようになっている。
ちなみに、声優別では檜山修之氏、井上和彦氏、関智一氏等の関連キャラクターでの採用が多い。
代表的な声優ネタの数々
担当声優が同じであることから発生するネタ
- ブライト・ノアと破嵐万丈
- 両者とも鈴置洋孝氏が演じている。『第4次』でカミーユが万丈に別行動中のブライトと声が似ている事を指摘する場面がある。その際、万丈はブライトのモノマネを披露する。
- アムロ・レイと司馬宙(『鋼鉄ジーグ』での宙)(PS2版αシリーズ)
- 両者とも古谷徹氏が演じている。PS2版αシリーズで鋼鉄ジーグとなった宙が、ガンダムタイプの敵やシャア・アズナブル(後者は『第2次α』のみ)と戦うと、相手を名指しする特殊な台詞となる。また、ジーグがアムロを援護する際にも特殊な台詞となる。なおネタにされるのは一方的に鋼鉄ジーグ側だけであり、アムロの方は特に無し。
- ちなみに寺田P曰く『第2次α』でのシャア相手の宙の特殊台詞の収録は「古谷氏に怒られる」と思ったそうだが、意外にも快諾だったらしい。
- 東方不敗マスター・アジアと衝撃のアルベルト(64)
- 両者とも秋元羊介氏が演じている。更に両者の出典元は共に今川泰宏氏の監督作品で、作中のキャラクターぶりにも共通点が多い。そのためか『64』では両者は宿命のライバル関係にあるという設定になっており、生身での戦闘を繰り広げるシーンがある。また、アルベルトが東方不敗と間違えられてブチギレるシーンも。
- マサキ・アンドーとヒイロ・ユイ
- 両者とも緑川光氏が演じている。『α外伝』の中断メッセージには、マサキがヒイロの真似をして本物のヒイロにツッコミを入れられるというものがある。すなわちヒイロがマサキの物真似の直後に現れるため、「マサキはヒイロとちょっと声が似ているだけ」という二人のキャラクター性を表現した緑川氏の演技も確認できる。
- 余談だがこの両者のライバルキャラであるゼクス・マーキスとシュウ・シラカワも共に子安武人氏が演じているが、こちらの声優ネタは現在のところ存在していない。
- 獅子王凱とムルタ・アズラエル(第3次α、W)
- 両者とも檜山修之氏が演じている。『第3次α』でドミニオンがジェネシックガオガイガーと戦闘すると、「あのライオンロボを何とかしろよ!!」などとアズラエルが露骨に敵意を剥き出しにする。また、中断メッセージでのアズラエルとナタルの掛け合いにも、凱を意識した台詞が存在する。
- 『ガオガイガー』の参戦していない『J』においてもアズラエルがウズミをわざわざ「オーブの獅子王」と呼ぶ場面もあり、両作品が再び共に揃って参戦した『W』では両者が戦闘を行う機会はないものの、ニュートロンジャマーキャンセラーのデータを持つフレイ・アルスターがアークエンジェルに収容されてしまった時は、アズラエルが「勝利の鍵が!」と明らかに凱を意識した発言をする。
- 葛城ミサトとマリュー・ラミアス(第3次α、L)
- 両者とも三石琴乃氏が演じており、主人公の教官的なポジションという共通点がある。何れも劇中では仲が良く、特にマリューはEVAの援護役をすると特殊な台詞が発生する。
- ミスマル・ユリカとナタル・バジルール(J、W)とウェンディ・ギャレット(T)
- いずれも桑島法子氏が演じている。
- ユリカとナタルはどちらも宇宙戦艦の艦長という肩書きだが性格は全くの正反対であり、『J』ではナタルは敵対心を燃やす。『W』では直接対面する事が無くなる代わりに、ホシノ・ルリがナタルに「いい声ですね。私が目標としている艦長を思い出します」と発言する場面がある。
- ユリカとウェンディが共演した『T』ではユリカ不在の際にイネス・フレサンジュが太陽系先史文明の説明のために「なぜなにナデシコ」を行うが、その際にユリカの代役としてウェンディを抜擢している。イネスいわく「あなたの中に大いなる素質を感じる」とのこと。
- 秋津マサト(木原マサキ)とラウ・ル・クルーゼ(J、CC)
- 両者とも関俊彦氏が演じている。シナリオ中でマサキとクルーゼが直接関わるシーンは存在しないが、マサトに対するクルーゼの戦闘台詞は全て特殊なものになるという仕様がある。また、この両者は声優だけでなくクローン人間である・人類の滅亡を望んでいる(木原マサキの方)といった共通点がある。
- 流竜馬とシンクライン皇太子(W)
- 両者とも神谷明氏が演じている。『W』でシンクラインが竜馬の声に対し、「親しみを感じる」と言うが、特殊戦闘台詞では「貴様のその声……気に入らんな!!」、「暑苦しい声だ!」と言う。
- 兜甲児と葉月考太郎
- 両者とも石丸博也氏が演じている。本人同士の絡みは特にないのだが、他者への呼称の仕方で声優ネタが使われている形。
- 藤原忍の愛称は「忍」で同世代のキャラクターはそう呼ぶのが基本になっているが、甲児だけは葉月博士と同様に「藤原」と呼ぶ。そのため、『新』や『F』では忍が「葉月博士に言われているみたいだ」と嫌がるシーンがある。
- シン・アスカと工藤シン(SC2)
- 両者とも鈴村健一氏が演じており、更に名前も「シン」という繋がりがある。『SC2』においてはそのことに由来する関わりは無いが、SRWシリーズの関連作品である『ACE:R』においては若干触れられている。
- シン・アスカと紅エイジ(Zシリーズ)
- 両者とも鈴村健一氏が演じている。Zシリーズ劇中では仲が良く、絡む場面が多い。
- また、『Z』でのザフトとの決戦においてソルグラヴィオンでデスティニーガンダムと戦うと、エイジの台詞が特殊な物に変わる。
- クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)とギルバート・デュランダル(SC2、Z)
- 両者とも担当声優が池田秀一氏であるが故に各所で声優ネタがある。クワトロ(シャア)がデュランダルの自分と同じ口調に警戒心を抱いたり、『SEED』のキャラにクワトロがデュランダルに似ていると言われる。
- また直接の共演ではないが、クワトロが金色のモビルスーツに乗っていたためか、『L』にてアカツキに対して「あのカラーリングで前線とは度胸がある」と遠まわしな自画自賛をする。
- ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)とギム・ギンガナムとアスハム・ブーン(Z)
- この三者の声優は子安武人氏。三者が同時に出る中断セーブ台詞が存在する(セーブ時のシナリオ状況でネオかムウかが変わるが、内容そのものに変更無し)。
- アスハムが「絶好調」と叫びギンガナムが「月光蝶」と叫び返して、それを見たネオ(ムウ)が呆れながら締めるという内容。
- ちなみにアスハムには、『スペシャルディスク』でしか確認できない対ギンガナム用の特殊戦闘台詞が存在する(ムウにも対ギンガナム用の特殊戦闘台詞が存在するが、こちらは本編にて普通に戦闘機会が有る)。
- キラ・ヤマトとミハエル・ギャレット(K)
- 両者とも保志総一朗氏が演じている。アニメの放映当初から機体の演出(翼を開く演出など)に類似性を指摘されていたが、今作中ではミハエルの妹であるウェンディ・ギャレットが(これはウェンディの担当声優がフレイと同じ桑島法子氏だからという二重の声優ネタでもある)キラとの会話中に「キラさんと話してると安心する」と言ったり、キラがオリジナル7の面々からミハエルと間違えられたり、当のミハエルはキラに「私の真似事のつもりか!!」と敵意を剥き出しにしたりと、とことんネタが多い。
- また、ミハエルが仲間になった後にキラとパートナーを組むと、援護時の台詞が特殊な台詞に変わる。
- キラ・ヤマトとブレラ・スターン、ジノ・ヴァインベルグ(L、第2次Z再世篇、UX)
- 同じく保志総一朗氏が演じたキャラ。キラがブレラやジノと戦闘すると特殊戦闘台詞が発生する。ちなみに援護時にも特殊戦闘台詞は発生する。なおキラとブレラは『L』と『UX』でも特殊戦闘台詞がある。
- ロックオン・ストラトス(初代・双子の兄および2代目・双子の弟)と青山圭一郎とクルツ・ウェーバー(Zシリーズ他)
- いずれも三木眞一郎氏が演じている。その為、キャラのポジションにも共通性がある為か、特にZシリーズではルート分岐を除けば絡む事が非常に多い。また、数話前のルート選択により、後のシナリオパートでの主人公との会話のメンバーが変わるといった要素があった際には、それぞれ別メンバーで全く同じ発言をするという離れ業をやってのけた。なお、この面子は全員が無茶を通した突撃の多い主人公キャラをサポートする相方キャラであり、貧乏クジ同盟メンバーである。
- ロックオン・ストラトス (2代目)とコットウ・ヒン(UX)
- 両者とも三木眞一郎氏が演じている。そのためかストーリー上の関わりは無いものの、ロックオンに対するコットウの特殊戦闘台詞として「あの緑色のガンダムとかいう奴を狙い撃て!」という専用のものが用意されている。
- ティエリア・アーデとミハエル・ブラン(Zシリーズ、UX)
- 両者とも神谷浩史氏が演じている。ソレスタルビーイングのスナイパーはロックオンであり、彼らの共通点と言えばメガネとクールな性格なのところくらいだが、ルート分岐を除けば絡む事が非常に多い。
- 飛鷹葵と城琉菜(Zシリーズ)
- 両者とも池澤春菜氏が演じている。さらに両者が出ている『獣装機攻ダンクーガノヴァ』と『超重神グラヴィオンツヴァイ』の両作品はどちらも大張正己氏の監督作品である。そのためか絡みが多い。関連した話題として『ダンクーガノヴァ』の第6話「未知の襲撃」にはスポンサーとしてクライン・サンドマンがゲスト出演しているが、『第2次Z破界篇』の第33話「天を突く命」で、このシーンが再現されている。
- オズマ・リーとカミナとヨハン・トリニティ(第2次Z破界篇)
- 三者とも小西克幸氏が演じており、更にキャラの立ち位置が兄貴キャラであるというキャラクター性の共通点もある。第24話以降の中断メッセージでは、三人がそれぞれの弟子達に相応しい「兄貴」かを見る事が出来る。なお、BGMは「トライアングラー」。
- アムロ・レイとリボンズ・アルマーク(第2次Z再世篇他)
- 両者とも古谷徹氏が演じている(後者は「蒼月昇」名義)。そのキャラクター性もあって絡みはかなり多く、戦闘前会話は必見。また、リボンズがアムロの名台詞を意識した戦闘台詞も存在する。
- 藤原忍とF.S.(Zシリーズ他)
- 両者とも矢尾一樹氏が演じている新旧Wダンクーガシリーズのキャラクターである。『再世篇』の中断メッセージにて両者共に「やってやるぜ!!」を披露、さらに忍がF.S.に「他人の気がしない」と言う事も。
- ジュドー・アーシタとダ・サイダー(OE)
- 上記と同じく、両者ともに矢尾一樹氏が演じている。双方の出演する作品(ダ・サイダーの方は当時未参戦だった続編だが)に共通する「後半だからギャグ路線が許されない」という台詞を中の人が同じキャラクター同士でメタ台詞に用いるシュールな場面が見られた。
- 早乙女アルトとグラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)とトワノ・ミカゲ、森次玲二(Zシリーズ、UX、OE)
- いずれも中村悠一氏が演じている。Zシリーズでは戦闘させるとお互いに特殊台詞が発生する。『時獄篇』では中断メッセージで共演(アルト&グラハム、アルト&ミカゲ)する他、アルト対ミカゲ用の特殊台詞が用意されており、とあるステージではこの三人が順番に話すような会話もある。
- 『UX』では女装したアルトにグラハムが好意を抱く。また、「ミスター・ブシドー」のあだ名を持つティトゥスに対し森次の特殊戦闘台詞がある。
- 珠城つばきと遠藤シズナ(L)
- 両者とも植田佳奈氏が演じている。今のところ両者が共演しているのは声無し作品の『L』のみで、また戦闘中の特殊台詞等も無いが、剣児が両者から同時に怒鳴られた時に「ステレオで怒鳴るな」と言う。また、その後もシズナはちょくちょく剣児に突っ込みを入れる。
- 葛城ミサトとベガ(MX)
- いずれも三石琴乃氏が演じている。2人はノーベルガンダムに対して関心を示す。三石琴乃氏の経歴を鑑みれば、当然のことと言えるだろう。他、一度だけベガがミサトの代わりにEVA発進の指示を(まさかの声付きで)出した。
- ロム・ストールとジョウ・マヤ(IMPACT、UX)
- いずれも井上和彦氏が演じている。『IMPACT』において、ロムの登場時に、忍者戦士飛影の面子が「ジョウじゃないか!」と叫ぶ。『UX』においては、ジョウが名乗り口上を行うまでになった。
- ゲイツとジェイソン・ベック(Zシリーズ、及び前者のみWにも出演)
- どちらも大塚芳忠氏が演じたクレイジーなキャラ(ロジャーの言葉を借りれば「下品な男」)。それに関連してか、ゲイツが声付きで参戦する以前から僅かにネタが仕込まれていた。
- ゲイツは『W』のオーブルート第37話にて、ゲイツがイベントでクルーゾーに攻撃された後もう一度クルーゾーと戦闘になると、「さっきはよくもやってくれたな、このカラス野郎!」と、ベックが忌み嫌っているロジャーへの蔑称と同じ言葉を向ける。
- 一方のベックも、Zシリーズにおいては回避時に「危ねえ、モミアゲが!」と、長い揉み上げにアイデンティティを持つゲイツのような台詞を吐いていた。
- そしてついにフルメタル・パニックシリーズが声付きで参戦となった『第3次Z時獄篇』。満を持しての競演がついに叶い、なんとゲイツが宗介に敗れた後、ベックが彼を救助、あっという間に意気投合し互いを「兄弟」と呼ぶ仲になるなど、見事な(ロジャー曰く最悪の)コンビが誕生する。
- マリリン・キャットと千鳥かなめ(Zシリーズ)
- どちらも雪野五月氏が演じている。直接の共演はないが、ファイヤバグの隊長を務めていたマリリンが『第2次Z再世篇』で死亡した事により退場してしまい、続く『第3次Z時獄篇』にてファイヤバグの残党がかなめの声と気の強い性格にマリリンとの共通点を見出し、かなめをファイヤバグの新たな姫にしようと纏わりついてくる。声優ネタがストーリーに大きく絡んでくる珍しい例である。
- ヘボットとメガドライブ(X-Ω)
- どちらも井澤詩織氏が演じている。両者が共演したイベント「新天地!その名は…地獄」の前日譚となるユニットシナリオ「こんなところで繋がったヘボ」において、遂に直接「中の人繋がり」というワードが飛び出してしまった。
- ドモン・カッシュと相良宗介、號、バァン・ファーネル/デュオ・マックスウェルとラウ・ル・クルーゼ、レイ・ザ・バレル、エンブリヲ(X-Ω)
- いずれも関智一氏あるいは関俊彦氏が演じている。『X-Ω』にて2021年2月に実施されたガシャ「テーマ別ガシャ第3弾その2」において、入手可能なSSRユニットが全て両氏の演じるキャラクターの搭乗機から選出されていた。声優ネタがストーリー内ではなく、ガシャのラインナップで行われた例。
その他の声優が同じキャラクターネタ
- リュウセイ・ダテ(『新』他)
- リュウセイ役を担当する三木眞一郎氏はセガの対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』シリーズ(第2作目の『バーチャファイター2』から)の主人公・結城晶を演じている為、「十年早いんだよ!」(そのままではまずいと言うことか、「百年」と言うパターンもある)、「おらおらおらおらおらー!!」など、晶と同じセリフを発する事がある。
- これに関連して『第3次α』では中断メッセージで『電脳戦機バーチャロン マーズ』のイッシー・ハッターが同様の台詞を発しているが、これはハッター役の光吉猛修氏が初代『バーチャファイター』で晶の声を担当していた為である(ちなみに光吉氏は影丸の声を担当しており、初代『バーチャファイター』では昌と二役であった)。
- Dr.ヘル(F)
- とある場面で「風邪ひいてまんねん」と言うが、これは、改源のCMに登場する風邪の神様の台詞が元ネタ。どちらも富田耕生氏が演じている。
- 車弁慶(F)
- 流竜馬が登場する終了メッセージの終わり際に竜馬が「スイッチオン!」と発言した際に特定のボタンを押すと「ポチッとな」という台詞が聞けるおまけ要素がある。これは『ヤッターマン』で八奈見乗児氏が演じたボヤッキーがボタン(スイッチ)を押すときの台詞が元ネタ。
- ディアッカ・エルスマン(W、SC2、K、L)
- ディアッカ役の笹沼晃氏が『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』でリンク役であったことをネタにして、リンクの回転斬りアクション時の「エアァー!」という台詞を発する。
- 西川大作(第3次α)
- ラクス・クライン絡みのイベントで、歌に対する考えを述べる。これはたてかべ和也氏が『ドラえもん』で演じた日本一有名なガキ大将「ジャイアン」が元ネタ。
- 剛日吉(L)
- ランカの歌でバジュラを追い払うという策に対して「ガキ大将のリサイタルじゃあるまいし…」と反応する。
- これは小原乃梨子氏が『ドラえもん』で演じた「野比のび太」が元ネタとなっている。小原氏が演じたキャラクターは代役を立てている事が多いが、日吉については小原氏が声を当てている。
- イザーク・ジュールとギム・ギンガナム(Z)
- イザークがギンガナムと戦闘をすると、「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!!」と叫ぶ。イザークを演じた関智一氏がドモン・カッシュを演じている事からくるパロディである。
- ドモンが出世作である関氏が演じているキャラは、スパロボではこれ以外にも多数のドモンネタが仕込まれている。
- 相良宗介とイザーク・ジュール(W)
- 先述した関氏の演じるキャラ同士でのドモンネタの一例。『W』第45話火星ルートで交戦したとき、イザークが「貴様!この俺にG同士のファイトを挑む気か!?」と言い放ち、それに対して宗介が「何を言っているかわからんが、その頭部を破壊する…!」と返すシーンがある。なお、宗介が搭乗しているのはアーム・スレイブであり、ガンダムではない。
- 黄金旭(W)
- ゲーム中、アキトの作ったラーメンを食べた黄金が、その味にいたく感動して熱くラーメンの美味しさについて語る。黄金旭役の井上和彦氏が、長寿料理漫画『美味しんぼ』のアニメ版で、主人公・山岡士郎を演じていたから、というネタである。
- ちなみに、『UX』におけるジョウ・マヤにもまた『美味しんぼ』の主人公・山岡士郎に由来するネタが存在する。
- 叢雲劾(W)
- 終盤にアズラエルと対峙した際、アズラエルに「何者だ、お前は!!」と正体を問い質された際、劾は「お前に名乗る名はない」と返しているが、一連のやり取りは、劾同様に井上和彦氏が演じた『マシンロボ クロノスの大逆襲』の主人公ロム・ストールのパロディである。
- また、劾は小説版『ASTRAY』においても、やはり同じく井上和彦氏が演じたキャラクターである『蒼き流星SPTレイズナー』の主人公アルバトロ・ナル・エイジ・アスカのおなじみの台詞のパロディを発している。
- そもそもゲームなどで劾役に井上氏、ギナに飛田展男氏がキャスティングされたのは、『ASTRAY』のコミックを担当したときた洸一氏の意見によるものとされているが、「ジェリドがカミーユに勝つという声優ネタ」という理由だと語られている。
- ジュン・リー(Zシリーズ)
- 演じる阪口大助氏がウッソを演じていたことから、アクエリオンマーズでの回避時に「当たるもんか! …って、一度言ってみたかったんだ」、PSG量子反応砲の使用時に「最大パワーで撃つ!」「悪いけど! PSG量子反応砲!」とウッソの口調に近い台詞を言うことがある。
- また、『第2次Z』で完全にランカ派になり、アイドルオタクの面目躍如とでも言わんばかりにランカを礼賛するその様は、同じ阪口氏が演じている上に年頃も顔つきも喋りも似ていてあまつさえメガネキャラでアイドルオタクという共通点まである、『銀魂』のメインキャラ・志村新八が、応援するアイドル・寺門通について熱く語るシーンを髣髴とさせるものであり、このシーンと銀魂を知る一部のプレイヤーからは「お前ジュンの皮をかぶった新八だろ」などとも呼ばれている。
- 光司鉄也(K、L)
- 檜山修之氏が演じている。戦闘中の台詞に、檜山氏が演じた非登場キャラであるシロー・アマダや獅子王凱などを意識したような台詞を喋る他、当時未参戦だった『勇者特急マイトガイン』の旋風寺舞人のパロディーまである。『K』と『L』は声の収録がないからこそ出来た、と言うこともあるだろう。
- アクセル・アルマー(A PORTABLE)
- GBA版の『A』では声優が設定されていなかったが、OGシリーズ以降では神奈延年氏がアクセルを演じるようになったため、リメイク時に新たに台詞収録が行われた。その際「アホセル」の被弾時の台詞パターンとして「俺の悲鳴を聴けぇ!! …なんて言ってる場合かよ!!」という、神奈氏の演じた代表的キャラクター、熱気バサラの決まり文句のパロディが用意された。
- ちなみに、スパログ執筆者の相沢舞氏は『A PORTABLE』プレイ時に主人公にアクセル、搭乗機に機体色が赤のラーズアングリフを選択している。理由は「赤い機体に乗ってほしかった」というもの。
- リルカーラ・ボーグナイン(OGS)
- 松本梨香氏が演じている。松本氏の代表作であるアニメ版『ポケットモンスター』の主人公・サトシの決め台詞を用いたネタとして、アインストと戦闘させると、開口一番「アインスト、ゲットだぜ!!」などと嬉々と言う。音声の無いGBA版『OG2』でも、既に『α』で松本氏が声を当てた後であるために「撃墜マーク、ゲットだよ!」という台詞があった。明らかに意識した演じ方をしており、声だけを聴けばサトシそのもの。
- 松本氏の声優ネタとしては、ゲーム本編ではないが『GC』のテレビコマーシャルがある。このCMでは同作で初参戦となった『絶対無敵ライジンオー』の日向仁役の松本氏がナレーションを務めたが、ファミコンミニ版『第2次』のプレゼントキャンペーンの告知部分で、サトシ風に「ファミコンミニ、ゲットだぜ!!」という台詞を発している。
- 厚井鉄男(Zシリーズ)
- 彼がニア・テッペリンの料理を食べた際、「まーずーいーぞぉぉぉぉ…!!」と悲鳴をあげるがこれは、ミスター味っ子の味皇こと村田源二郎のアニメ版での「うー・まー・いー・ぞぉぉぉぉっ!!」のパロディ。これは、厚井鉄男の担当声優が味皇役の藤本譲氏であることの声優ネタ。
- 有栖零児(無限のフロンティア)
- 『無限のフロンティア』は声優ネタが非常に多いが、井上和彦氏が演じた零児が特に多いため代表例として挙げる。目立つのはロム・ストール関連のネタで、「待てい!」「成敗!」「二刀・一迅!」「天よ地よ、火よ水よ、我に力を与え賜え!」など以外にも、邪鬼銃王(ジャキガンオー)を毎回ジャキカンフーと言い間違えたりもしている(ロム・ストールの機体であるバイカンフーが元ネタ)。
- 他にもアルバトロ・ナル・エイジ・アスカのセルフパロや、やはり井上氏が演じた『サイボーグ009(1979年版)』(SRW不参戦)の主人公である島村ジョー(009)のセルフパロをも披露している。なお、現時点ではホワン・ヤンロンのパロはしていない。
- アテナ・ヘンダーソン(Zシリーズ)
- 彼女を演じている勝生真沙子氏は『機動戦士Ζガンダム』のレコア・ロンド役でもある。そのためモビルスーツやガンダムタイプと戦闘をすると特殊台詞が発生する。モビルスーツに対しては「無用の長物」と見下すが、ガンダムに対しては一目置いている。
- ネーナ・トリニティ(第2次Z)
- 中断メッセージで、「…べ、別に、あんたがいなくなって寂しいとか、そういうんじゃないんだからねっ!」と、いわゆる「ツンデレ」じみた台詞を放つ。これは「ゼロの使い魔」のルイズ、「THE IDOLM@STER」の水瀬伊織など、中の人の釘宮理恵がツンデレキャラを十八番としており「ツンデレの女王」の異名を持つことから、「別にあんたのためじゃないんだからねっ!」という、いわゆる「テンプレツンデレ台詞」をネーナに言わせたもの。アンジェラ・バルザックもTで同じネタを行っている。
- 北斗雷太と吉良謙作(第2次Z)
- 『真マジンガー 衝撃! Z編』を題材にしたシナリオのイベントで両者とも同作(『真マジンガー』)のナレーションの台詞を言うが、これは両者とも同作のナレーションが玄田哲章氏が演じていたからこその声優ネタである。
- コーネリア・リ・ブリタニアとヘベ・ゲッテル(それぞれ、第2次Z、UX)
- 回避時や小ダメージ時に「まだまだだね…!」と言うが、これは両キャラクターを担当する皆川純子氏の出世作『テニスの王子様』の主人公・越前リョーマの決め台詞である。
- 神勝平(第2次Z破界篇)
- エンディングで「勝平が大好物のどら焼きを食べる」というシーンがある。担当声優の大山のぶ代氏がかつて演じていたドラえもん(テレビ朝日版初代。日本テレビ版を含めると3代目)がどら焼きを好物とすることが元ネタと思われる(スパロボの勝平役は代役の坂本千夏氏だが)。
- 飛鷹葵(L)
- エンディングで草薙剣児・美角鏡のレースに割り込んだ際に「マグナム走法を見せてあげる」と言う。これはミニ四駆漫画『爆走兄弟レッツ&ゴー』の主人公の一人、マグナムシリーズのマシンを使う星馬豪をアニメ版で池澤春菜氏が演じたことをネタにしたもの。
- ヨーコ・リットナー(OE)
- ケンプファーとの戦闘前会話。ケンプファーを「良い名前」と発言する。井上麻里奈氏が別表記の同名アニメ『けんぷファー』にて主人公兼ある意味メインヒロインでもある瀬能ナツルを演じたことに由来するネタ。
- リヒテル(第2次α)、ダルトン(Z)、ドッグ・タック(UX)
- いずれも演じた声優が原作のナレーターを兼任しており、中断メッセージでナレーターを装って次回予告を読み上げるというネタがある。ダルトンに至っては自分で「副業」などと言ってしまうある種のメタネタにまでなっている。
- 檜山キャラ
- 檜山修之氏の演じる一部のキャラは「おっしゃー!」や「しゃー!」と言うことがある。どちらも檜山氏の演じたことのあるキャラに由来し、前者はSNK(現SNKプレイモア)の『餓狼伝説』および『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のジョー・ヒガシの必殺技時の発声、後者は任天堂の『ゼルダの伝説』のリンクの台詞。
- 若本キャラ
- 若本規夫氏が担当したキャラクターは会話などで「ぶるあああああああ!!」といった特徴的な雄叫びを出す事がある。これはアニメ『ドラゴンボールZ』で若本氏が担当したキャラ・セルの雄叫びに由来する。また、文章において氏の舌を巻いているような特徴的な発声を表現したものもある。
- 緑川キャラ
- 緑川光氏の演じる一部のキャラは中断メッセージで異常なほどスパロボにはまり込んでいるが、これは氏が声優界有数のゲーマーとして知られるため。
- 矢尾キャラ
- 矢尾一樹氏の演じる一部のキャラクターは、氏の代表的なキャラクターである藤原忍の「やってやるぜ!」そのものや、それを意識した台詞を出す事がある。先述のF.S.を除外しても、『NG騎士ラムネ&40』の頃からダ・サイダーが原作の時点でネタにしており、SRWでも忠実に再現。
- SRW独自のものではマークハンターやティベリウス、そしてジュドー・アーシタも発言しているが、『UX』ではジュドー自身もティベリウスに台詞をパロディされている。ちなみに、ダ・サイダーとジュドーは忍本人の前で「やってやるぜ!」と言ってしまっており、それぞれ忍に反応されている。
- 一部の一般兵
- たまに檜山氏など、スパロボに声を収録する事が常連となっている声優陣が声を担当している事があり、その中で様々なパロディー発言がある。
- 中には回避させないと聞けない台詞もあり、一般兵はキャラクター事典に登録されない都合上そちらから聴く事も不可能なので、全てを聞くのは結構骨が折れる。
担当声優同士が他作品で共演していることから発生するネタ
- アムロ・レイと葛城ミサト
- 『F』でミサトが「アムロがピンチの時助けに来てくれそう」と語っていることがあるが、これはミサト役の三石琴乃氏が『美少女戦士セーラームーン』シリーズで主人公・月野うさぎ/セーラームーンを演じ、アムロ役の古谷徹氏が相手役の地場衛/タキシード仮面を演じた事に起因する。セーラームーンに似た意匠のノーベルガンダムにミサトが関心を示すのも理由は同じ。
- 『MX』では同様に三石氏が演じるベガや(同作はエヴァ発進シークエンスをベガがミサトの代役で行なうというネタもある)、『セーラームーン』の水野亜美/セーラーマーキュリーを演じた久川綾氏が担当する紫東遙も加わったネタに発展している。また、元ネタの『セーラームーン』の主要キャラを演じた声優は新山志保氏を除いて全員スパロボ出演しているが、上記のネタ以外の絡みは特にない。
- 余談だが、『新世紀エヴァンゲリオン』のミサトの前髪は月野うさぎを真似たものらしい。庵野秀明監督が緒方恵美氏を碇シンジ役に指名したきっかけは、緒方氏が地場衛の幼少期を演じた事である(後に緒方氏は、レギュラーキャラの天王はるか/セーラーウラヌスを演じている)。
- これも余談だが、『美少女戦士セーラームーンR』の劇場版は、ララァ役の潘恵子氏演じる黒猫ルナが地球で見守る中、月野うさぎとセーラー戦士と地場衛が彗星を押し返すという『逆襲のシャア』のオマージュになっている。
- R・ドロシー・ウェインライトとホランド・ノヴァク
- 『Z』でタルホの妊娠の発覚時、他のメンバーが「ホランドは子供にどう呼ばせるつもりか」を話題にからかうシーンで、ドロシーがしんのすけ風に「父ちゃん」と言い放ち、困惑したホランドが「その声で言うんじゃねえ!」と返すというシーンがある。
- これは『クレヨンしんちゃん』でドロシー役の矢島晶子氏が主人公・野原しんのすけを、ホランド役の藤原啓治氏が父のひろしを演じていることに由来する。没になってしまったが、藤原氏の収録データ(声色はひろしに近い)自体は製品にも残っている。
- なお、2020年以後はしんのすけが小林由美子氏、ひろしは森川智之氏に交代になっているので、注意されたし。
- 余談だが、『クレヨンしんちゃん』では逆に、ひろしが次回予告内にてホランドの特技「カットバックドロップターン」を口にした事がある。
- アニュー・リターナー&ミレイナ・ヴァスティ(『機動戦士ガンダム00』)
- 『第2次Z再世篇』のとある話で「超能力」が登場する。これはアニュー役の白石涼子氏とミレイナ役の戸松遥氏が、超能力を扱ったアニメ『絶対可憐チルドレン』で主人公トリオの内2人を演じたネタと思われる。もう一人の主人公役の平野綾氏が演じた『マクロスF』のミーナ・ローシャンとネネ・ローラは収録がなく、トリオでの絡みにはなっていない。
- 余談だが、『絶対可憐チルドレン』はパロディアニメの側面があり、ガンダム00ネタとしては「中村悠一氏演じる皆本光一がグラハム・エーカーの名言を口にする」シーンがある。
担当声優自身の来歴に由来するネタ
上記のパターンに比べると数は少ないが、声優が声をあてているキャラクターの側でなく、声優自身のパーソナリティー、または出来事にスポットを当てたネタも存在する。前述したスパロボ最初期の声優ネタ「第4次におけるローラネタ」はこのパターンに属する。
- ローラ・サリバン(超獣機神ダンクーガ)
- ローラは原作では清楚で心優しい少女であるが、スパロボでは『第4次』にて「GGガールズ」というアイドルグループに入って人が変わった様になり雅人と別れたらしい。
- TV版ローラの声を演じた藤原理恵氏は、放映当時は清純派アイドル歌手(ダンクーガの主題歌は彼女が担当)として売り出していたが、『第4次』の発売中にはセクシーアイドルグループ「C.C.ガールズ」の一員として人気を博していた事に由来する。ちなみにスパロボでローラの存在が語られるのは長らくこのシーンだけだった(『第2次Z再世篇』にてある場面で雅人が名前を出し、『X-Ω』ではサポートユニットとしてだが本人が登場)。
- 数ある声優ネタの中でも、当時の本人としては黒歴史であろう所を突くかなりブラックなネタであり印象深い(なお藤原理恵氏はローラ役に関し「子供の頃の声と演技が恥ずかしい」とのことで、後に旧作の縁から『獣装機攻ダンクーガノヴァ』にも出演していることからも、抵抗があったのはアニメへの出演そのものではないのが伺える)。
- ツワブキ・サンシロー(大空魔竜ガイキング)
- 『第2次スーパーロボット大戦α』にて「αナンバーズ」の部隊名に流竜馬が「そういうサンシロー君は?」の流れから、ツワブキ・サンシローが「そうだな…『ゴッドバレー』ってのはどうだ?」で、日本語に訳した竜崎一矢が「ゴッドバレー…神の谷?」、そして竜馬「な、なるほど…」と頷く。「ゴッドバレー…神の谷…神谷…神谷明」となる。名前の振り全員が神谷明氏の担当キャラクターからくる話の流れ。
- フェルト・グレイス&ミレイナ・ヴァスティ(機動戦士ガンダム00)
- 『第2次Z再世篇』にてミレイナがフェルトにアイドルコンビの結成をもちかけているが、これはフェルト役の高垣彩陽氏とミレイナ役の戸松遥氏が女性声優ユニット「スフィア」のメンバーである事から。ちなみに「スフィア」の結成は『ガンダム00』2ndシーズン放送中の時期だった。なお、スフィアは4人組で他にメンバー2人(豊崎愛生氏、寿美菜子氏)がいるが、寿氏が『スーパーロボット大戦BX』へ出演した(『機動戦士ガンダムAGE』のフラム・ナラ)ため、残る未出演者は豊崎氏のみとなっている。
- ルナマリア・ホーク(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
- 『UX』にてルナマリアが「自分がそうありたいと心から思える時が自然と来たら、その気持ちに従えるものなのよ」と発言する。これはルナマリア役の坂本真綾氏の結婚報告のコメントが元ネタ。なお、結婚相手はシン・アスカ役の鈴村健一氏である。
- エイーダ・ロッサ(獣装機攻ダンクーガノヴァ)
- 『UX』にて中断メッセージで「ジョニーとデート中」あるいは「ジョニーとデートのはずだったが、急な仕事で不在」と必要以上に不在である事が強調されている。これはエイーダ役の後藤邑子氏が病気療養中のため収録の都合が付かなかった事を示唆している。
- ブルックリン・ラックフィールド(OGシリーズ)、チェインバー(翠星のガルガンティア)
- 杉田智和氏が演じるキャラクター。氏がスパロボの公式ネットラジオである『うますぎWAVE』のパーソナリティーを務めていることから、OGシリーズではブリットがうますぎWAVEに因んだ決めゼリフを喋ることがある。また、チェインバーは初参戦作である『第3次Z天獄篇』の中断メッセージにおいて『うますぎWAVE』ネタを披露している。
- ルリア・カイツ(第3次α)
- 加藤夏希氏が演じるキャラクター。氏は緑川光氏の大ファンで、好きなアニメキャラクターがヒイロ・ユイであるため、ヒイロ向けには特殊な援護セリフが用意されている。また、氏の愛称である「ナッキー」に因んだ攻撃セリフもある。
- テュッティ・ノールバック(スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL)
- 魔装機神のOGシリーズへのリメイクに際し、テュッティが「私は17歳よ」と発言するシーンが追加された(発生に一定の条件あり)。これはテュッティ役・井上喜久子氏が自己紹介の際に用いるお決まりのセリフに由来する。この「私は17歳」発言は同作の用語集にも収録されており、ただ一言「中の人ネタ。」と極めて簡明に紹介されている。
- マサキ・アンドー(スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD)
- 「男たちの受難」においてマサキは明智光秀のコスプレをしているのだが、マサキ役の緑川光氏はコーエーテクモゲームスの『戦国無双シリーズ』をはじめとした『無双シリーズ』や『決戦III』、他にも元気のゲーム作品『戦神 -いくさがみ-』等、諸作品で明智光秀役を演じているのでそれらにちなんだ声優ネタであろう。
- ガエンVSファング・ザン・ビシアス(スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD)
- 同作のオープニング戦闘デモにて両者が対決しており、地形から作中のとあるシナリオを再現した場面と推測できるのだが、この二人は物語の展開上、対決する局面が存在しない。特に何も考えずにガエンの相手にファングをあてがった可能性も考えられるが、ガエン役の杉田智和氏とファング役の中村悠一氏は親友として知られているため、それを意識したネタと受け取る事もできる。更に、アークシステムワークスから発売中の格闘ゲーム『BLAZBLUE』シリーズの主人公ラグナ=ザ=ブラッドエッジの声を杉田氏が、その宿敵であるユウキ=テルミの声を中村氏が担当している為、そちらのネタも含まれていると思われる。
- マスターテリオン(機神咆吼デモンベイン)
- 『UX』の中断メッセージにて、延々プレイして周囲に呆れられる場面がある。条件を満たすと台詞が若干変化する。声優を務めた緑川光氏の由来するお馴染みのネタだが、今回は別。実は彼のしていることはストーリーの根幹に関わる重大なものなのでネタにして笑おうにも笑えないネタである。
- オルガ・サブナック(機動戦士ガンダムSEED)
- 『CC』において、『仮面ライダー龍騎』にてオルガの声優である小田井涼平氏が北岡秀一 / 仮面ライダーゾルダ役でレギュラー出演をしていたことに由来する発言が二つ存在。うち一つは『仮面ライダー龍騎』を象徴する名キャッチコピーを台詞として発言するもので、もう一つはとある幼児向け雑誌の『仮面ライダー龍騎』の記事におけるゾルダの台詞を意識した発言をするという、なかなかマニアックなチョイスである。
- アムロ・レイ(スーパーロボット大戦X)
- DLC「アムロ・レイの夢」にてハッパ中尉と二人でネオ・ジオンの数々のMSを品評しているが、元ネタはアムロ役の古谷徹氏がナレーターを務めている『カーグラフィックTV』。