「ガンダムエピオン」の版間の差分
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::攻撃力が上昇しているが最大射程が相変わらず短く敵ではない。ドロシー搭乗のエピオンがMS形態に変更されておりMA形態の戦闘シーンは拝めない(図鑑登録はされる)。 | ::攻撃力が上昇しているが最大射程が相変わらず短く敵ではない。ドロシー搭乗のエピオンがMS形態に変更されておりMA形態の戦闘シーンは拝めない(図鑑登録はされる)。 |
2020年5月26日 (火) 17:24時点における版
ガンダムエピオン | |
---|---|
外国語表記 | Gundam Epyon |
登場作品 | |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 決闘用モビルスーツ |
生産形態 | ワンオフ機 |
頭頂高 | 17.5 m |
重量 | 8.5 t |
装甲材質 | ガンダニュウム合金 |
アビリティレベル |
|
開発者 | トレーズ・クシュリナーダ |
所属 |
OZ ホワイトファング |
主なパイロット |
ヒイロ・ユイ ゼクス・マーキス |
ガンダムエピオンは『新機動戦記ガンダムW』の登場メカ。
概要
トレーズ・クシュリナーダがモビルドールを投入するロームフェラ財団に反旗を翻して失脚後、自身が軟禁状態にあったルクセンブルクの古城にある地下施設で開発・完成させたモビルスーツ[1]。機体名の「エピオン」とは、ギリシア語で「次の」「次世代の」という意味を持つ。
設計には「オペレーション・メテオ」における5機のガンダムやトールギスをはじめとしたOZのモビルスーツが参考にされている。
最大の特徴は、設計者トレーズの「騎士道精神」とモビルドールを否定する考えに則り、兵器の実用性でありかつ大量殺戮の発端となる火器、飛び道具を持っておらず、完全近接戦闘に主軸をおいた設計となっていることである。トレーズはエピオンが戦闘兵器であることすら否定しており、自身の理想とする戦士としての信念・生き様を具現化するための象徴であったと言える。このあたりを捉えてか、小説版においてゼクス・マーキスはこの機体をトールギスと同様に『決闘用モビルスーツ』と称している。
もう一つの特徴は機体の管制システムとして、パイロットの「迷い」を打ち消して「純粋な兵士」として未来へ導く「システムエピオン」なるものを搭載している。これはトレーズ本人が事実上同じものと語っている「ゼロシステム」と同様に、パイロットに潜在能力以上の力を出させて勝利のみを追求するもので、迷いを振り切れなかったり乱れた志で操縦するなら最悪暴走する危険なシステムである。ゼロシステムとの最大の違いは情報伝達をよりダイレクトに行うため、搭乗時はシステムや各部センサーと直結した専用のデータヘルメットを着用することが原則(必須ではない)になっていること。
変形機能も備えており、エネルギー消費量を最小に抑えた状態で大気圏内の飛行や宇宙空間の巡航を可能としている。これらの特徴から、この機体は5機のガンダムの原点であるウイングガンダムゼロを格闘戦用にしたような機体と言える。
とげとげしい装甲に黒と赤を基調とした色ではあるが、ツインアイとブレードアンテナという頭部を含めた外見は、OZの敵であるガンダムに酷似している。開発者のトレーズはその理由を『戦いという行為』に解答を得るためには、コロニーの反抗の意思として開発されたガンダムこそ相応しいモビルスーツだと考えたからと語っている。また「エピオン」という名には、戦う敵を見いだせない者への道しるべ、すなわち『敗者を導く』との開発意図が反映されている。しかし彼がこの機体を託したヒイロはサンクキングダムでシステム側の見せたイメージで暴走するなど、エピオンの開発目的を理解することはできなかった。それだけでなく、オペレーション・メテオのガンダムとは異なる開発意図である機体の為、その意味ではガンダムではないとも評されている。
なおテレビシリーズの小説版ではMA形態は存在せず、ガンダムの名を持たず、ガンダムタイプのようでガンダムタイプでない機体とされており、トールギスのような機体に変更されている。
EWに登場していないため、他のガンダムと違いEW版デザインはカトキハジメ氏によるMA形態のデザイン稿のみという状況が長らく続いた。2010年の漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』開始に際して改めてMS形態もデザインされている。翼の展開ギミックが新たに設定され、他のEW版の機体にプロポーションやディティールは近づいているが、全体は大河原氏のTV版のカラーリングやデザインをほぼ踏襲したものになっている。SRW未登場。
後日談小説の『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』(SRW未参戦)では、TV版最終回後にゼクスが旧友に預けていた機体を火星のラナグリン共和国が極秘で回収したという設定で登場。切断された左腕部分は銀色の新造パーツに取り換えられ、MA形態には新たに連装ビーム砲が取り付けられている。同作では新造のエピオンが量産されているため、本機は区別のために便宜上「エピオン初号機」の名で呼ばれている。パイロットは「ゼクス・マーキス」を名乗るラナグリン共和国の上級特佐。また、これまで便宜的にMA形態やバード形態といった様々な呼称で呼ばれていた飛行形態が、正式に『モビルアーマー』という名称として扱われている。これは元々TV版ガンダムWにおいてモビルアーマーという単語が一度も作中に登場しなかった(ただし漫画の外伝作品ではモビルアーマーである機体が存在している)事を逆手に取ったもので、事実上の固有名詞として扱われている。
MA形態
巡航用形態。マニュピレータを腕部に収納すると共に、リアアーマーを開き腰部を海老反りの要領で背面までのけぞらせて両脚部を頭部の前方まで展開するという比較的シンプルな変形システムだが、内部メカニズムの最適化が行われるため高い機動性と航続性を誇る。
両足を機首にヒートロッドを尾のようになびかせたその外見は、双頭の二足竜(ワイバーン)にも似ている。EW版(カトキ版)では両爪先に牙を持つ口のような開閉構造が追加された。
なお変形プロセスはハンブラビのそれと似ており、αのロボット大図鑑でも言及されている。
劇中での活躍
ルクセンブルクの古城にある地下施設に隠されていた本機は、ヒイロに再び戦う意義を見出させるためにトレーズによって託される。ルクセンブルク基地でのOZのトレーズ派とロームフェラ派の戦闘にエピオンで介入するも、ヒイロはゼロシステムに翻弄され、双方のMS・MDを全滅させてしまう。その後ヒイロはこの機体でサンクキングダムに向かい、王国防衛戦に参加するがやはり暴走。結局王国は陥落し、直後にウイングガンダムゼロに乗ったゼクスと交戦するも、互いのゼロシステムが互いを上回ろうと最果てなく計算を繰り返した結果オーバーロードを引き起こし、戦闘は終了。そしてヒイロは「トレーズの考えは俺には理解できない」とゼクスに機体の交換を提案し、エピオンはゼクスの手に渡る。
その後はゼクスと共に戦いからは遠のいていたものの、ゼクスがカーンズの誘いを受けてホワイトファングの指導者になったことにより「ガンダム」の名を持つことから本機も同組織の反抗の象徴となり、宇宙要塞バルジを撃沈し、ピースミリオンのガンダムチーム、トレーズ率いる地球軍と戦うことになる。ウイングゼロとの最終決戦ではヒートロッドでツインバスターライフルを奪い、激しい接近戦を展開。格闘能力では上回るエピオンが優勢に戦いを繰り広げるも、最終的に左腕を切り落とされて敗北した。
終盤の山場のリーブラの破壊方法が、TV版とボンボン版では異なっている。TV版ではEN、弾薬ともに尽き自爆しリーブラを破壊しようとするウイングゼロに代わり、エピオンがビーム・ソードで動力を破壊している。その際、エピオンは動力の爆炎に飲み込まれ姿を消した。ボンボン版では、ウイングゼロに破れた後、ヒイロ達と協力しガンダム6機のエネルギーでツインバスターライフルを放ち、リーブラの破壊に成功するというものであった。その後の漫画版EWではゼクスは普通にトールギスIIIに乗ってくるのでこの機体の行方は不明。[2]
登場作品と操縦者
ガンダムWは基本的にEW版が参戦することが多く、TV版にのみ登場する本機は登場することが少ない。
TV版のラスボス的な機体のため、スパロボではボスユニットとして登場することが多い。しかしながら、プレイヤー部隊に集中攻撃される場面が多く、反撃能力が要求されるボス機体の特性上、射程の短い本機は射程の穴から攻められてしまうため強敵とはなりえない。しかも、場合によっては敵としてもゼクスはトールギスIIIに乗り換える事すらあり、ラスボス的な機体としては不遇な扱いである。 ただ、戦争という行為の虚しさ、愚かさを示す決闘用モビルスーツである本機にとって、それはある意味本懐と言える状況なのかもしれない(プレイヤーが何を感じとるかは別として)。
また、本機はMA形態においても主要武器のヒートロッドが使えるため、MA形態でも戦闘力はほとんど落ちない。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 本編には出ないがカラオケモードで登場。
- スーパーロボット大戦F完結編
- DCルートではシナリオ「理想と現実」及び最終話で、味方NPCとしてミリアルドが乗って登場する。ポセイダルルートに進んだ場合、ミリアルドがDCと手を結ぶ為、敵として戦うことになる。HPが50000もあるので非常にしぶといが、何より最大の欠点はヒートロッドの射程が1しかないため、最大射程も当然1。MAPWも無く、回避も防御もしない。はっきり言って、隣接さえしなければただの的でしかない。しかもポセイダルルート終盤では上述の通り、トールギスIIIに乗り換えられてしまう。DCルートでの参戦時はくまなくフル改造が施されているのだがいくらフル改造されていても、初登場時は射程1・移動力6・2回行動未習得が足を引っ張り、敵ユニットへ攻撃しに行くのも一苦労でありイマイチ頼りない。最終話では2回行動もあってバッフ・クラン軍相手には無双できるが、それはそれでこちらの気力上げの邪魔でしかない。いずれの場合も、かなりの不遇と言わざるを得ないだろう。
- 自軍ユニットとして入手はできず、またMA形態は内部データ上は存在するものの、実際のゲーム中は変形しない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回からゼロシステムが特殊能力化した。敵として原作通りヒイロが搭乗する他、OZとの最終決戦時にはドロシーがMA形態で出撃する。HPが低く最大射程も短いため、いとも簡単に落とせる。なお、「ガラスの王国」クリア後のインターミッションで自軍登録され改造や乗り換えが可能になるが、すぐにミリアルドが持っていってしまうため資金を投入するだけ無駄になる。自軍で使える期間は短いが、ビートロッドにカットインがあり一度は見ておきたい。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 攻撃力が上昇しているが最大射程が相変わらず短く敵ではない。ドロシー搭乗のエピオンがMS形態に変更されておりMA形態の戦闘シーンは拝めない(図鑑登録はされる)。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- PVに登場。
- 味方として使用できるのは僅かな期間のみで、すぐにミリアルドが乗っていってしまう。この時のエピオンはウイングガンダムの改造を引き継ぐので、改造次第では鬼の様な性能を見せる。最終的にはボスとしてトレーズやブシドーと共に自軍に敵対する。性能は今までの不遇っぷりを振り払うかのように強化されている。一番の問題点だった射程はヒートロッドが6まで底上げされ、その他の武装も高いスペックを誇る。中でも特に目立つのが、今回初めて導入された必殺技『ビームソード最大出力』である。この武装はウイングゼロのツインバスターライフル最大出力に匹敵する性能を持ちながら、射程が1-5と長めで、消費ENも僅か15と燃費もかなり良い。気力制限もたったの110。さらに範囲も広く脅威のP属性を持つMAP兵器版のものを併せ持つ。
- しかし、ガンダム系の機体なので刹那のエースボーナスの対象であり、最終決戦のハードモードでもHPは6万に満たず、更にミリアルドが精神耐性を持たないことから脱力などを重ねてしまえば容易に一撃必殺を狙えてしまう。トレーズ&トールギスIIと比べると付け入る隙が多いため、歴代でも最強クラスの性能を持つエピオンだが、今回も敵としてはある意味不遇な扱いである。
- 「散りゆく光の中で」(ピラー破片戦)と「BEYOND」には必殺技実装済みの味方仕様エピオンがスポット参戦、後者が操作可能なので、無限増援のガガの掃除とエースボーナスの習得も簡単にできる。正式加入できないのが非常に惜しいが、もし加入したら連続行動と広範囲の超性能MAP兵器でとんでもない成果を挙げてしまう為、仕方が無いところか。今作では攻撃は全て左手で行うため、ビームソード使用時はヒートロッドをブラブラさせている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 味方ユニットとして、条件なしで使用できる。序盤からミリアルドと共に自軍に加入。ウイングゼロと同等の機体性能を誇る。宇宙・空と地形適応がSで、ステージを選ばず活躍可能。変形、ゼロシステムと特殊能力も豊富だが、いつもの如く射程が短い(射程1-3)。三次元レーダー等で射程を延ばすとかなり使いやすくなるが、射程延長の強化パーツは貴重品で本機以上に活かせるユニットも多い中で、短射程で火力も高くない本機にわざわざ装備させて使うのはよほど好きな人でもない限り厳しい。デフォルトパイロットのゼクスでも問題ないが、ゼクスはエピオンに不要な精神コマンドや特殊技能を持つのでゼクスは他の機体に乗せてもよい(尤も、本作のゼクスは射撃が低い)。
- スーパーロボット大戦L
- ガンダムWはEW枠での参戦なので、直接登場はしないが、ゼクスが合流した際に一鷹が「赤いガンダム」と本機の事を口にしている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ゼクスが搭乗。ヒイロはウイングガンダムゼロ(EW版)に搭乗するが、当時は本機のEW版のリファイン画稿が存在しなかった為、TV版のままのデザインで登場する。やはり遠距離武器は持たないが極めて高い機動力と近接攻撃力を持ち、うかつに近寄ればスーパーロボットでも大ダメージを受けてしまう。更に一定ダメージを受けるとステージ内を逃げ回るので倒しにくい。遠距離射撃と必殺技を多用し、早めに片付けよう。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- ルート次第で、ゼクスと共に仲間に。終盤、トールギスIIIとの二択となり、トールギスの方が強いため、よくパーツ用にばらされる。また、本作ではゼクスの射撃が高いため、相性を考えても本機を選択する利点はほとんどない。
関連作品
- スーパーヒーロー作戦
- ヒイロが乗り、中ボスとして初登場。やがてゼクスの乗機として味方となる。
- 本作にはエンドレスワルツは作品自体が未参戦なので、ゼクス最後の乗機となる。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- エピオンクロー
- MS形態時の前腕部に装備されている。MA形態ではランディングギアとして使うことも可能。原作でもSRWでも武装になった事は無い。余談ながら大きさも形も自己主張が激しく、プラモでビームソードを持たせるには少々邪魔になる。EW版では若干おとなしいデザインになった。
- エピオンシールド
- 左腕に装着された小型シールド。ガンダニュウム製のシールドで、ビーム兵器、実弾兵器にケタ外れの防御力を持つ。左腕に装着。
- コミカライズ作品『敗者たちの栄光』では後述のシュトゥルム・ウント・ドラングを装着する際に後腰部に装着場所を移動している。
- ヒートロッド
- シールドに設置された鞭状武器。ビームソード以上の間合いと変則的な動きが可能。高熱を発し、複数のガンダニュウム合金製のMSを一撃で破壊する威力を持つ。ゼロのツイン・バスター・ライフルを壊す事なく取り上げている事から、高い柔軟性と動作精度を持っている事が判る。
- バード形態においてもメイン兵装として使用可能。『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』では、本兵装はMA形態時に真価を発揮するとされ、エピオンパイに決定的なダメージを与えた。
- 『敗者たちの栄光』版やトールギスIIIのものとは違い、TV版ではシールドへの収納機能は当初は設定されていなかったが、後年に出された書籍で格納状態の設定画が描き起こされ、収納機能が追加設定された。
- スパロボではエピオンの主要武器となり、何故かビームソードを差し置いてエピオンの最強武器となっていることが多い。再世篇では射程2-6の有射程武器になり、使い勝手が大幅に向上している。ちなみに再世篇においてはエピオンの武装では最も攻撃力が低い。
- ビームソード
- 右腰部のエネルギーサプライヤーからケーブルで機体のジェネレータと直結しており、桁外れの出力を誇る。その高い出力・大きなビーム刃形状より、「サーベル」ではなく「ソード」と呼ばれる。ビームの出力を調整することも可能。
- だが、SRWでは基本的に通常のビームサーベルと殆ど変らない性能で、大抵の作品でヒートロッドの下位互換と化していた。再世篇ではツインバスターライフル(通常版)に匹敵する攻撃力に強化され、射程も1-3と拡張された。使用時にはエピオンのリアルカットインが挿入される。
- ビームソード最大出力
- 最大出力のビームソード。その威力は宇宙要塞バルジをも一刀の元に破壊する程。
- 再世篇で導入された武装。その名の通り、出力を上げた大型のビームソードで敵を叩き切る。攻撃力はツインバスターライフル最大出力に匹敵する高さを持つ凶悪な武装。通常兵器版とMAP兵器版の2種類が存在するが、通常兵器版はミリアルドが搭乗するエピオンのみ(味方版も使用可能)となっている。性能は非常に高く、MAP兵器版は範囲も広い上になんとP属性の超性能。おまけに消費ENもたったの20と通常兵器版となんら変わらない優れたものとなっている。この手の武装にしては珍しく味方仕様のものでも性能は同じ。原作でバルジをぶった斬ったためか、どちらもサイズ差補正無視の効果を持つ。通常兵器版には切りつける時にミリアルドの固有カットインが挿入される。
オプション装備
- シュトゥルム・ウント・ドラング
- コミカライズ作品『敗者たちの栄光』にて追加されたウェポンパーツで、トレーズからドロシーと共にゼクスのもとへ届けられた。SRW未採用。
- 前腕に装着され、シールドとケーブルで繋がっている。前腕に装着した状態でもMA形態へ変形可能で、攻撃と防御、2つのモードが備わっている。
- ディフェンサー・モード
- ビルゴのプラネイトディフェンサーの技術を応用したもの。エピオンの周囲に障壁を張り、ウイングガンダムゼロが最大出力で放ったツインバスターライフルの攻撃にも耐えきった。
- ツヴァイヘンダーモード
- ウェポンパーツをビームソードに装着した攻撃形態。超巨大なビーム刃を発振させることが可能で、エピオン最大の攻撃力を誇る。戦闘時の使用は無く、TV版同様にリーブラの動力を破壊する際に使用しているが、この時は左腕の喪失と共にウェポンパーツも一基失っていたため、完全な状態では使用されていない。
特殊装備
- ゼロシステム(エピオンシステム)
- 専用ヘルメットのディスプレイには「システムエピオン」と表記される。
特殊能力
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動する。
- ゼロシステム
- エピオンシステムが実装されるのは第2次Zが初。再世篇では名称こそ「ゼロシステム」となっているが、発動時の演出はゼロシステムとは全く異なり、デモには「EPYON SYSTEM」と表記されるようになった。この為、内部的にはゼロシステムとは別能力扱いになっており、ヒイロのエースボーナスの影響を受けない。
- 変形
- MS形態⇔MA形態へ変形可能。
移動タイプ
MS形態
バード形態
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 移動力+2(再世篇)
- 一見すると地味な能力だが、エピオンの移動力が素でも高い事もあって、ボーナス適用後はデフォルトで移動力9という高い移動力を発揮する(ヒイロのエースボーナスも含めると更に+1される)。この能力のお陰でP武器のヒートロッドで離れた敵にも余裕で攻撃が届き、MAP兵器版ビームソードが更に高い能力を発揮できる。
対決・名場面
- 対ガンダムサンドロック改&ガンダムデスサイズヘル
- ゼクスが搭乗し、カトルとデュオと交戦。ガンダムを二体同時に相手にし、互角以上の闘いを繰り広げるが、説得を試みようとするノインのトーラスに抑えつけられ戦闘は終了する。
- 対ウイングガンダムゼロ
- 最終決戦では、ヒイロが駆るWゼロと戦った。ヒートロッドでWゼロのツインバスターライフルを取り上げ、接近戦に持ち込み互角の戦いをするが、最後はWゼロに左腕を切り落とされ敗北。ちなみにこの戦闘の最中、装備されていないはずのバルカン砲で攻撃している場面がある[3]。
- リーブラ破壊
- TV版ではビームソードで動力部を破壊。漫画版ではヒイロ等と協力しガンダム6機でツインバスターライフルを発射し破壊。
関連機体
- ガンダムエピオン(量産)
- 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』(SRW未参戦)に登場。ラナグリン共和国によって量産された新造のエピオン。オリジナルをそのままいくつも造ったに等しく、外見や性能も全く変わらない。
- エピオンパイ
- 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』(SRW未参戦)に登場。エピオンのデータを入手したプリペンダ―の老師・張が製造・開発した。外見は白と青のツートンカラーのエピオン。
- ワイバーン
- 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』(SRW未参戦)に登場。ドクターJが開発した機体で、エピオンウィングに酷似した形状のモビルアーマー。ゼロシステムも搭載されている。
- ウイングガンダム、ガンダムデスサイズ、ガンダムヘビーアームズ、ガンダムサンドロック、シェンロンガンダム、トールギス
- 開発する際、参考にした機体。
- トールギスIII
- 同系のヒートロッドを装備。
- ガンダムアクエリアス(SRW未登場)
- ゲーム『Gジェネレーション』シリーズでオリジナル創作された機体。兄弟機であり、エピオンの補佐をするための電子戦用機体。
商品情報
脚注
- ↑ 漫画『敗者たちの栄光』では、アニメ本編直前の時間軸でレディ・アンの報告を受けているトレーズの手元の端末には、彼が閲覧していたと思われるガンダムエピオンの設計図が表示されている。つまりコロニー側がオペレーション・メテオを実行する以前に開発がスタートしていたことを示唆している。
- ↑ ただし、2003年発売の新装版で該当の場面が修正されるまでボンボン版(とTV版のノベライズ)はヒイロ達5人が火星のテラフォーミングのために旅立つという『Endless Waltz』に繋がらない結末を迎えていた。ボンボン版と作者が同じ『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(SRW未参戦)の後書きでもボンボン版がパラレル扱いになっている事が明言されており、『BATTLEFIELD OF PACIFIST』から直接続いている漫画版『EW』でゼクスがトールギスIIIに乗っていたことに特に矛盾はなかった。
- ↑ 正確にはエピオンが画面外に飛び去った方向から弾が飛来したので、エピオンがどこから発射しているかは不明。
資料リンク
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