「ターンX」の版間の差分

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:初登場作品。宇宙ルート第35話「ターンX起動」より文字通り登場し、地上ルートでも「戦闘神降臨」で登場するなど存在感を放っている。各性能が高く[[HP]]もモビルスーツでは最大級の40,000で、[[HP回復]](大)で長期戦にも強い強敵。第38話「月光蝶」以外では撤退条件もある。中でも「ターンX起動」では撤退までのHPが今作では[[スレードゲルミル]]に次ぐ数値でありながら、出撃、ターン制限まであり、ターンXも味方ターンは防御と回避しか選ばないなど、撃墜は困難を極める。いずれもパーツは落とさないため、無理に倒す必要は薄い。
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:初登場作品。第32話からの地上・宇宙両ルート登場するが顔見せ程度で撤退するため、本格的に戦うのは第38話「月光蝶」のみ。非常に高い機体能力と[[HP回復]][[EN回復]]共に(大)を持つが、遠距離の弾数は少なく最大火力も極端に高くないと武装面はやや平凡で、登場時の状況と[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]の能力・技能で厄介な敵という印象が強い。だが「月光蝶」後半になると一転、機体能力の更なる上昇とEN消費型の長射程高威力武装の追加で死角が無くなり、最短10ターンのターン制限、最大4機の護衛、[[精神コマンド]]で一度だけHP全快や気力MAXなどの条件も付くため本作屈指の難敵。
:そしてその「月光蝶」後半マップでは月光蝶を展開(今回は武装にはない)、武装にオールレンジ攻撃が追加され、機体性能も[[HP]]59,000、[[装甲]]2000、[[運動性]]120まで跳ね上がり、ユニット性能だけなら[[ネオ・グランゾン]]と並ぶ性能となる。ギンガナムが[[底力]]を所持しているので最終的な装甲はなんと'''3000'''になり、本作で最も装甲の硬い強敵となる。HP回復大も健在なのでたまったものではない。運動性もトップクラスなため、HPが25%以下になると[[必中]]が無ければまともに攻撃が当たらず、当たっても半端な攻撃ではまともにダメージを与えられなくなってしまう。人によってはネオ・グランゾンよりも強敵かもしれない。
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:パワーアップ後の素の[[装甲]][[ネオ・グランゾン]]と並び本作最高の2000で、ギンガナムの[[底力]]補正を加えた'''実質3000'''は本作の敵の中で最高値。[[HP]]や[[運動性]]も全体で上位に入るため、総合的な機体性能はトップクラス。
:難ルートの場合は[[ザンネック]]4機の[[援護防御]]、それらへの[[指揮官]]効果も合わせて厄介。しかも[[熟練度]]が高ければ、HPが減ったとき[[ド根性]]で回復するうえ、[[気合]](特別仕様)も使用して気力が150まで上昇する。おまけに展開した月光蝶によりターン制限(熟練度により変化)も設けられるプレイヤー泣かせのシナリオ。本作屈指の詰みステージの一つとなっている。護衛機を倒してから、鍛えたユニットを[[覚醒]]や[[再動]]で何度も動かし、プレイヤーの戦意も削がれないうちに一気に決着をつけてしまいたい。
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:なお、本作での本機の月光蝶覚醒は直接の[[∀ガンダム]]の解析ではなく、演出のみの使用で武装としての追加は無し。また[[ゴトラタン]]が現代では搭載していなかった「鈴の音に関連するサイコミュ」をギンガナム艦隊在籍時に搭載していたのは、原作での「ターンXの鈴の音」繋がりで、こちらの機能、技術を使用したためと思われる。
:なお、本作での本機の月光蝶覚醒は直接の[[∀ガンダム]]の解析ではない。また[[ゴトラタン]]が現代では搭載していなかった「鈴の音に関連するサイコミュ」をギンガナム艦隊在籍時に搭載していたのは、原作での「ターンXの鈴の音」繋がりで、こちらの機能、技術を使用したためと思われる。
 
  
 
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2019年11月1日 (金) 02:00時点における版

ターンX
外国語表記 Turn X
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン シド・ミード
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 モビルスーツターンタイプ
生産形態 マウンテンサイクルより発掘
型式番号 Concept-X6-1-2(project-6 division-1 block-2)
全高 20.5 m
重量 50.6 t
稼働重量 30.2 t
ジェネレーター出力 推定68,000 kW (±5,000~500,000+)
駆動系 Iフィールドビームドライブ
所属

ムーンレィス

パイロット ギム・ギンガナム
テンプレートを表示

ターンXは『∀ガンダム』の登場メカ

概要

ギム・ギンガナム専用のモビルスーツ(ターンタイプ)。

機体のルーツは、黒歴史の時代において争いの絶えない地球見切りを付けたニュータイプ達が、船団を指揮して外宇宙へと旅立つ道中、生産していたモビルスーツの内1機が何らかの事故で地球圏へと流れてしまい、漂着したその機体を当時の地球人が回収して再生させたものとされている。漂着した謎の機体の恐るべき性能に、当時の地球人達は外宇宙の生命体を極度に恐れ、それに対抗すべくターンXを模倣して∀ガンダムを作り上げたとも言われている。ギム・ギンガナムの「∀のお兄さん」発言はここから来ていると思われるが、∀ガンダム共々全く謎だらけのモビルスーツである。∀ガンダムの監督役の役割も持っていたようで、黒歴史の終末にもその力を発揮した∀ガンダムと戦ったらしく、胸の「X」の傷はその時に付けられたものであるらしい。

また、サイコミュの要素も取り入れられており、四肢を分離しての遠隔操作でオールレンジ攻撃が可能。さらに機体データを読み取って本来の機能を復元する機能も持ち合わせており、∀ガンダムとの接触により、∀ガンダム同様に月光蝶を使用することも可能になった。頭部のコクピットはXトップと呼ばれ、敵モビルスーツを「共振」させてダメージを与える特殊な攻撃を行える。

「X」の由来は「10番目(X)の星により道を曲げられたもの」とされ、小説版では「Xはターン(逆さ)してもX。すなわち時代の揺り戻しに屈することもない。故に普遍の真理である」と解説している。

ガンダムをモチーフにしており、一部の資料には「TURN X GUNDAM」という表記も見られるが、その要素は劇中では時折メインカメラにツインアイが光る程度に限られる。

劇中での様相

マウンテンサイクルから発掘され、その起動には月面都市ゲンガナムの全電力が注ぎ込まれた。機体には何度も改修された跡があり、原型は全く違っていたらしい。本機には黒歴史時代の記録データが保存されており、∀ガンダムと接触した際には月の宮殿から発信された黒歴史のデータを垣間見ていた。

ギンガナムの乗機として圧倒的な力を振るってきたが、最後は∀ガンダムと相打ちとなり、ナノマシンの繭を形成してパイロットのギンガナムごと封印された。

登場作品と操縦者

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。第32話からの地上・宇宙両ルート登場するが顔見せ程度で撤退するため、本格的に戦うのは第38話「月光蝶」のみ。非常に高い機体能力とHP回復EN回復共に(大)を持つが、遠距離の弾数は少なく最大火力も極端に高くないと武装面はやや平凡で、登場時の状況とギンガナムの能力・技能で厄介な敵という印象が強い。だが「月光蝶」後半になると一転、機体能力の更なる上昇とEN消費型の長射程高威力武装の追加で死角が無くなり、最短10ターンのターン制限、最大4機の護衛、精神コマンドで一度だけHP全快や気力MAXなどの条件も付くため本作屈指の難敵。
パワーアップ後の素の装甲ネオ・グランゾンと並び本作最高の2000で、ギンガナムの底力補正を加えた実質3000は本作の敵の中で最高値。HP運動性も全体で上位に入るため、総合的な機体性能はトップクラス。
なお、本作での本機の月光蝶覚醒は直接の∀ガンダムの解析ではなく、演出のみの使用で武装としての追加は無し。またゴトラタンが現代では搭載していなかった「鈴の音に関連するサイコミュ」をギンガナム艦隊在籍時に搭載していたのは、原作での「ターンXの鈴の音」繋がりで、こちらの機能、技術を使用したためと思われる。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
パイロットの能力と合わせて後半の強敵の一機。オールレンジ攻撃全体攻撃射程の長いP武器、特殊効果がサイズ補正無視バリア貫通という鬼仕様。さらに今回はマップ兵器の月光蝶まで放ってくる。名実共に最強のモビルスーツとして君臨。
1話のみであるが、スポット参戦の味方機として使用可能。HP以外は敵時のデータそのままなのでギンガナムの能力と合わせて無双ができ、増援のストライクフリーダムガンダムが不要になる(SRポイント取得を目指す場合を除く)。その際に元祖シャイニングフィンガーの声も務めたイザーク・ジュールグフイグナイテッドとの戦いも可能である。
今回はシャイニングフィンガーに似た「パルマ・フィオキーナ」を持つデスティニーガンダムと共演。いきなり現れてシャイニングフィンガーをお見舞いしている。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
ストーリーモードではHP20万、HP・EN回復(大)、マップ兵器「月光蝶」も引き続き装備の鬼の機体。データリンクしないと苦戦必至。下手すると詰む可能性大。逆にクリアボーナスを引き継いでおけばただの堅い的と化す。∀を狙って移動するので上手く誘いこんで必殺武器でタコ殴り推奨。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年5月のイベント「生命をかける少女」より実装。大器型SSRアタッカー。同イベントでは「本編終了後、ナノマシンの繭からパイロットの御大将と共にネルヴァル一派に回収されていた」という衝撃の設定で登場。
レオパルドの放ったソウルシャウツのエネルギーをベンケイ経由で吸収して復活、不完全な状態ながらターンエーV2アサルトバスター、そして秋葉一行のQTアームズ3機を相手に互角に戦った。
2019年4月のイベント「交わる水平線、その先に」にてΩスキル搭載大器型SSRシューターが追加。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

溶断破砕マニピュレーター(シャイニングフィンガー)
右腕に装備された多目的攻撃兵装。エネルギービームを発射するものと、エネルギーを相手に直接打ち込むバージョンがある。機体の管制システムには「シャイニングフィンガー」名義で登録されている。
場違いのGガンダムの必殺技を使う事に注目が行きがちだが、MFがヒーロー然としていても、「シャイニングフィンガーも本質は兵器でしかない」という事を表しているともとれる。
Z』ではトドメ演出ありなので、スポット参戦時に一度はみておこう。イザークに対してこれでトドメも悪くない。「相手を上空に持ち上げ、エネルギーを流し込んで爆散」という流れは、実はシャイニングフィンガーよりもゴッドフィンガーに近い。
なお、元々は左腕同様の通常型のマニピュレーターだったらしいが、ナノマシン再生を繰り返す過程で原型が崩れ、現在の展開式クローになってしまった。
溶断破砕マニピュレーター内蔵型ビームサーベル
こちらはシャイニングフィンガー・ソードか。
SRWでは武器としてではなく、切り払いに用いる。
3連装ビーム投射システム
右腕の三連装の砲口からビームを発射する。見た目は普通のビーム。
α外伝』ではオールレンジ攻撃の〆に使用している。『Z』ではトライチャージ用。
ワイヤー・クロー
マニピュレーター内部から3基のワイヤー・クローを伸ばす。
ビーム砲
頭部以外の全てのパーツにビーム砲が装備されている。
キャラバス
背部ウェポンプラットホーム。以下4つの手持ち武器を搭載している。
ビーム・ライフル
『α外伝』では月光蝶解放後になると、解放前に付いていたP属性が消える。『Z』ではユニットグラフィックに描かれているものの武装として使用できない。
バズーカ
通常のバズーカとは桁違いの威力を誇り、並のモビルスーツでは耐え切れない。
『Z』では小隊攻撃
ハンドビーム・ガン
劇中未使用。
3連装ミサイルランチャー
劇中未使用。
共振
頭部のコクピットであるXトップ唯一の攻撃方法。敵モビルスーツを「共振」させる。原理は不明。

必殺技

オールレンジ攻撃
機体が頭部、胴体、肩、腕、脚に分離して、肩、腕、脚からビームを全方位で放つ。別作品では「ブラディ・シージ」の名で呼ばれる。また各パーツで敵機体を拘束して、機体内部の生体反応を解析しつつパイロットに直接ダメージを与えることも可能。『α外伝』では月光蝶解放前では使用不可能になっている。
月光蝶
文明を埋葬するナノマシンシステムであり、展開時は蝶の翅のように見える。ターンタイプ以外のあらゆる人工物を砂に分解する。攻撃や防御に転用可能。
『α外伝』ではイベントのみの使用(アニメーションは用意されている。∀の月光蝶と同じ)で武装としては実装されていなかったが、『Z』にて自機中心型+装甲値ダウン効果付きのマップ兵器として追加された。その超広範囲+特殊効果はさしずめ「天のターンX」である。今現在まで∀と違い、通常兵器版の月光蝶は実装されていない。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。しかし、『α外伝』ではパイロットのギンガナムが切り払いブロッキングを所持していないので死に能力と化している。『Z』では改善されてないにも関わらず専用の切り払いモーションが用意されている。
HP回復(中~大)
『α外伝』では常時(大)。『Z』では月光蝶が開放されるまで(中)。同作のスポット参戦時も(中)。
EN回復(中~大)
同上。
Iフィールド
Iフィールドビームドライブ(I.F.B.D.)の恩恵。バリア

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「BLACK HISTORY」(『α外伝』、『Z』)
月光蝶解放後はこのBGM。さらに出現後のMAPBGMにも「BLACK HISTORY」が流れ続ける。
「THE ARROW OF DESTINY」(『α外伝』)
月光蝶が開放されるまではこのBGMが流れる。

関連機体

∀ガンダム
模倣して創られたモビルスーツ。ターンXのサイコミュ兵器等の特殊武装は搭載されず、オールドタイプでも扱えるよう開発されている。
ジオング
デザインコンセプト。
ジオング自体にも全パーツ(頭部・腕部・脚部・胴体)が分離して各パーツがオールレンジ攻撃を仕掛けるという案があったという。
シャイニングガンダム
シャイニングフィンガーの元ネタ。
G-ルシファー
ガンダム Gのレコンギスタ』に登場する月光蝶システム搭載機。

余談

  • ターンXは『∀ガンダム』のメカニックデザインを担当したシド・ミード氏のお気に入りのメカである。無駄な装飾が無く、削りようの無い丹念に磨かれたメカニカルデザインの逸品である。
    • ちなみに、シド・ミード氏は「伊豆に滞在していた時に旅館の庭にあった桜を眺めた後、ほんの2、30分程でターンXを描き上げた」そうである。
  • 概要に記した「ニュータイプ達が船団を指揮して外宇宙へと旅立つ」の一文についてだが、公式では無いものの漫画作品『機動戦士Vガンダム外伝』ではグレイ・ストーク率いるニュータイプの一団が外宇宙へと旅立っており、また出発直前には全身を分離してオールレンジ攻撃を行うMS「ジョング(SRW未登場)」と交戦しこれを撃破している事から、彼等やこの機体が関連しているのではないかという説も有る。
  • 「ルーツが外宇宙に有る」という設定から「黒歴史時代には地球人類は外宇宙にまで開拓の手を広げていた」と見る事ができるが、一方でターンXは「外宇宙の異星人のメカで、しかも量産機かもしれない」という、それまでのガンダムシリーズの世界観を根底から覆す説も有る。

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