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戦後生まれとしては稀有な、自然発生の[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]と目される少女。高い認知能力と[[予知|予知能力]]を持つ。 | 戦後生まれとしては稀有な、自然発生の[[ニュータイプ (X)|ニュータイプ]]と目される少女。高い認知能力と[[予知|予知能力]]を持つ。 | ||
2018年9月6日 (木) 02:37時点における版
ティファ・アディール | |
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外国語表記 | Tiffa Adill |
登場作品 | |
声優 | かないみか |
デザイン | 西村誠芳 |
種族 | 地球人(ニュータイプ) |
性別 | 女 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 157cm |
体重 | 40kg |
髪色 | ダークバイオレット |
瞳の色 | ラピスブルー |
所属 | フリーデン |
ティファ・アディールは『機動新世紀ガンダムX』のヒロイン。
概要
戦後生まれとしては稀有な、自然発生のニュータイプと目される少女。高い認知能力と予知能力を持つ。
ニュータイプとしての高い資質を持つ彼女は各勢力から目をつけられており、ガロード・ランやジャミル・ニートの奮戦にも拘らず、攫われる事が多い。特に新地球連邦のエージェントであるフロスト兄弟は彼女をしつこく付け狙い、結果としてフリーデンクルーと度々交戦する事となる。
その一方、自然発生のニュータイプとは存在しないという理由(実際はノモアの嘘)でカリス・ノーティラスに驚愕されたり、地球発生のニュータイプだからと宇宙革命軍総統・ザイデル・ラッソに否定されたり、更に前述のフロスト兄弟はニュータイプという存在そのものを憎悪していたり…と、その力は妬みや曲解の対象にもなり、彼女自身も自らの力がそのような対象でしかない事に戸惑いと憂いを感じていた。
当初はその様な存在から彼女を守るという目的を持ったジャミルと行動を共にしていたが、ガロードとの出会いが彼女を大きく変化させる。ニュータイプということを全く意識せずに自分に接するガロードと触れ合ううちに、次第に一人の少女としての振る舞いを取り戻していく。そして、ガロードの想いを受け入れ、彼への想いを自覚し、互いに心を通わせるようになっている。最後にはD.O.M.E.との接触の中、自身が人類の未来を導くニュータイプであることを否定し、普通の少女としてガロードと共に歩む道を選んだ。
無口で無表情、儚げな容姿で喜怒哀楽をあまり表に出さない、いわゆる「無表情キャラ」。だが、いざという時には驚く程の行動力と芯の強さを見せる。口調は丁寧語だが、ガロードに対してのみ対等な口調で話す。
彼女のニュータイプ(と目される)能力は主に「未来予知」と「他人の感情を読み取る」事が挙げられる。未来予知に関してはかなり高い的中率を有すが、ガロードの努力によって覆されることも多い。なお予知能力は主に映像として察知され、絵という形で周知される。
登場作品と役柄
原作でのニュータイプの否定は「ニュータイプの能力の喪失」と「自分が人類の未来を切り開く存在であることに対する否定」の両方の解釈が可能だが、SRWでは後者の説をとり、力を残したままの展開になる。その為、条件を満たせばサブパイロットとしてガロードのサポートをする事が可能。サテライトキャノン、ツインサテライトキャノンを使うと必ず台詞とカットインで登場する。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。ほぼ原作通りの扱い。
- 隠し要素の条件次第ではガロード専属のサブパイロットになり、ガロードがGビットを使用可能(ただし命中回避にティファの技能補正は影響なし。一部攻略本に影響すると書いてるがこれは誤り)に、更にガンダムエックス、ガンダムダブルエックスにGビットが搭載される。なお、ルートとフラグの都合上、他の隠し要素であるコレン&カプル (コレン機)、エルチパイロット化&ブラッカリィとの3択となる。
- 途中でフロスト兄弟にさらわれて一時期味方部隊にいないが、何故かその時期にインターミッションに出てしまう場面がある(バージョンによっては修正済み)。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 条件を満たせばガロード専属のサブパイロットになる。Gビットも使用可能。今回はモビルスーツに乗り込まず、自身の能力で戦艦からガロードを助ける形。
- 一時期攫われ、その間意識不明の状態になっているのだが、その時でもサテライトキャノン系の武器を使うとピンピンした姿でカットインに登場する。
- なお、中断メッセージが『α外伝』の流用(にガロードの台詞が追加されたもの)である事から、台詞の新録は行われなかったらしい。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 作品自体がゲスト的地位の逆の恩恵と言うべきか、スパロボでは初めて、攫われるなどでガロードと長期間離れることがない。
- 今回はサブパイロットにならず、NPCのまま。ただしツインサテライトキャノンのカットインには相変わらず登場する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『破界篇』と同様の扱いだが、当初はロランやウィッツらと共に暗黒大陸に留まって農業の手伝いをしているため、単身日本へ出稼ぎに赴いたガロードとは離ればなれ。
- しかし『Z』同様、彼女の能力(とガロードへの愛)には距離の壁など些末な問題のようで、転戦するガロードのツインサテライトキャノン発射を暗黒大陸から介助してくれる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 『破界篇』同様、長期間離れることがない。
- 会話ではガルガンティア船団の祭事にて、踊り子の衣装を着ていた事も仄めかされている。中盤で久しぶりに、更にシリーズ初の無条件でガンダムダブルエックスのサブパイロットに復帰する。音声も新規収録され、中断メッセージにも登場する。
- 顔グラが新調されているが、その中でも時折使われる笑顔の顔グラが特に印象的である。
- 本作では彼女以外の『X』のニュータイプが登場しない上に、Gビットも廃棄した事がDLCで言及されているため実質死に技能になるためかニュータイプ (X)を持っていない。
携帯機シリーズ
パイロットステータス
精神コマンド
どの作品でも便利なサポート系コマンドを大量に覚えてくれる。愛は間違いなくガロードへのものだろう。
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ガロード・ラン
- 初めの頃は彼が一方的に惚れていただけだったが、自身の見た不吉な未来予知を悉く覆し、幾度となく危機を救われる事によって次第にティファも彼に心を開き、恋愛感情を自覚していく。最終話ではガロードと共に世界を見るために旅立つ。
- ジャミル・ニート
- かつて彼に助けられた。心を開く存在の一人。ニュータイプ能力保持者。
- カリス・ノーティラス
- 人工的な後天付与であるが同じニュータイプ能力保持者。
- ルチル・リリアント
- 人間としての属性を失い同じニュータイプ能力者であるティファに憑依的な形での助けを求める。ただし「彼女に身体を貸している間安らいだ気持ちで居られた」と語る通り強制や負担を強いられた物ではない様だ。
- フロスト兄弟
- 彼らに付け狙われ、幾度も攫われる。
- カトック・アルザミール
- ガンダムダブルエックスの奪取に協力した。
- アベル・バウアー
- エスタルド離脱後の襲撃で能力を発現するが「フラッシュシステムのビット操作」に特化したそれは彼女にとって自分を含めた「それまで出会ったどのニュータイプ能力とも異質」と感じた。
- ザイデル・ラッソ
- フィクス・ブラッドマン
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- ニュータイプ同士共鳴し合う場面も。『R』では揃ってカリスに拉致される。
- カミーユ・ビダン
- 『α外伝』では、ガロードと共にフロスト兄弟から追われていた際、過去の世界から来た彼にニュータイプの交信を通じて助けを求めた。また、彼にロザミィがノモア・ロングの下にいるという事を知らせる。
- 『R』では何回か彼と共に拉致される。
- フォウ・ムラサメ
- 『α外伝』では、ガロードと共にフロスト兄弟に追われていた際、過去の世界から来た彼女にニュータイプの交信を通じて彼女に助けを求めた。
- ロザミィ
- ノモア・ロングに拉致された際、彼女と出会う。
- ジュドー・アーシタ
- 彼を「ガロードに似ている」と感じる。
- ルー・ルカ
- 『α外伝』では、ガロードと共にフロスト兄弟に追われていたとき、過去の世界から来た彼女にニュータイプの交信を通じて彼女に助けを求めた。
- シャクティ・カリン
- 『α外伝』では彼女と仲良くなる。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 『α外伝』では、フォートセバーンにおいてノモア・ロングの市長邸宅から脱出する際、彼のウイングガンダムゼロカスタムに同乗する。
- この組み合わせについてデュオ曰く「無口な者同士、気が合うんじゃないかと思った」とのこと。
西暦作品
- イオリア・シュヘンベルグ
- 『第2次Z破界篇』では、サテライトキャノンやトランザム発動の際に彼の存在を感じ取っている。
- ティエリア・アーデ
- 『第3次Z天獄篇』ではヴェーダの解析に協力したが、ティファのニュータイプ能力にヴェーダが応えることはなかった。
リアル系
- プロスペクター
- 『R』では、15才の現在までずっと研究所暮らしだったためか、ネルガル重工が出資している学校に入学しないかと、エージェントである彼から勧誘された。
- レントン・サーストン
- 『Z』では前半から絡む機会があり、ガロードと共に彼を後押ししている。
- エウレカ
- 『Z』では不思議っ娘同士仲が良い。
- エイミー、サーヤ、メルティ
- 『第3次Z天獄篇』では仲の良い友人。「四人娘」と呼ばれるシーンもある。
スーパー系
バンプレストオリジナル
- ミオ・サスガ
- 『α外伝』にて共演。彼女のファミリア達がティファに「師匠の声に似てますな」と言っている。
- シュラン・オペル
- 『Z』第59話で彼の冷静な態度に隠されていた本性を最初に目の当たりにする。
- ジ・エーデル・ベルナル
- ニュータイプの彼女でも、彼の心の中の真意は読めなかった。
名台詞
- 「あなたに、力を…」
- 第2話タイトル。サテライトシステムを初起動させた時のセリフ。本編を見たことが無い人には勘違いされがちだが、マイクロウェーブ送信施設とアクセスする必要があるのはシステムの初回起動時だけで、ゲームで毎回カットインが入るのはあくまで演出である。
- 「私も人間だから」
- 第16話タイトル。イルカのニュータイプとも言うべき、白いイルカに向かって語りかける時のセリフ。ちなみに読み方は「わたしもひとだから」
- 「あなた自身が確かめて」
- 第17話タイトル。前述のイルカに向けて。
- ゲーム『GジェネレーションDS』では自機攻撃強化用IDコマンド(精神コマンドに相当)のセリフになり、サディストな意味合いを読み取れなくもない。
- 「…駄目!あなたは、生きなきゃ駄目…!」
「あなたは、優しい人だから…」 - 第21話「死んだ女房の口癖だ」ラスト。自爆しようとしたカトックを引き留めて。
- 「私の夢は現実です」
- 第23話タイトル。ガロード達との別れの未来を夢に見、その事を所詮夢の話だと言われて。
- 「私を見て」
- 第29話タイトル。本編中では二つの異なるシチュエーションで同じ台詞が使われているが、向けられる相手は共にガロードである。前半でのシーンは普段の言動からは想像しがたい程に愛らしく特に人気が高い。
- 「この力は私と同じ…いいえ、違う。私ともカリスとも、ルチルさんとも…」
- 第29話でアベルがニュータイプとして覚醒した時の反応。
- 「もう逢えない気がして」
- 第30話タイトル。ようやく二人の心が通じ合った矢先の不吉な未来予知。程なくティファは宇宙革命軍の手によって攫われ、二人は地球と宇宙に離れ離れになるという最大の危機を迎える。
- 「私は…帰ります。私が想う人の所です。…私を想う人の所です!」
- 第31話、自分を籠絡しようとした宇宙革命軍に対して敢然とこう言い放つ。自分の想い、自分のいるべき場所を完全に把握した台詞。
- --この時私は、初めて自分の力がもっとほしいと思いました。
- 月の見える木の下。ガロードといい雰囲気の中熱い口付けを交わした際のモノローグ。かつて自分のニュータイプとしての力を巡って凄惨な争いが繰り広げられており、故に自分の力を忌まわしいと思っていたティファであったが、自分を命がけで守ってくれる存在への想いを自覚し、そんな彼を今度は自分が守りたいという感情に至り、自分の力を受け入れ、彼のためにもっと力が欲しいと、自分の力を受け入れることとなる。それは彼との甘い未来を夢みたいというニュータイプなど関係ない一人の少女の願いだった。
スパロボシリーズの名台詞
- R
- Zシリーズ
-
- 「あの人の心の声が聞こえました…。運命に打ち勝てと…」
- 『Z』ifルートにおいて、デュランダルの最期の遺志を感じ取り、シンやレイ達にそれを伝えて。
- 「あの人の意識…複雑に絡み合って底が見えない…!」
- 『Z』最終話「私の未来、みんなの未来」or「俺の未来、お前の未来」より。ジ・エーデルが登場した時の台詞。ジ・エーデルが「源理の力を使えば、並行世界間の別の自分を一つの世界に集合させる事も可能」と言っている事から、この時点である程度は擬似的な真化融合を果たしていたらしい。
- (月に誰かの意思を感じる…その人が私の声に応えてくれた。)
(あの人は誰…)
(何のために私に力を貸してくれたの…) - 『第2次Z破界篇』でサテライトキャノンを使えるようになった際、冷凍保存中のイオリアを感じ取った際の台詞。ただし、台詞のとおりこの時にはイオリアであることはわかっておらず、それを知るのはもう少し後になってからである。
- 「あの人が動くと、みんなの気持ちが集まっていく。」
- 『第2次Z破界篇』でカミナの真っ直ぐな気持ちを察したセリフ。
余談
- キャラクターデザインを担当した西村誠芳は、2016年7月に行われたサンライズフェスティバル「機動新世紀ガンダムX」上映&トークショーにゲストとして高松監督と登場した際、ティファというキャラクターのデザインの方向性について「巫女のイメージで、肌を露出しないキャラクターにしたかった」「ダボッとしたズボン案も描いた記憶もあります。あまりヒロインぽくないなと思いながら」と述べている。
- サブパイロット扱いになっている時はGビットを戦艦からコントロールしてガロードを援護している、という扱いであり、実際にダブルエックスに乗っているわけではない(=操縦技術はない)のだが、Gジェネシリーズでは搭乗可能。DSに至っては特定のイベントをこなさないと、彼女が乗ったGXでしかサテライトキャノンが使えない(イベント発生後はガロードでも可)。
- その容姿から小柄な印象を受けるが、実は身長はヒイロ・ユイら『新機動戦記ガンダムW』のガンダムパイロット達より高い。まあ、コクピットが小さくて大人では操縦できないという初期設定のせいなのか、何故か女性のような身長体重の設定が付けられている向こうのほうがおかしいのだが。
商品情報
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