マーベット・フィンガーハット
マーベット・フィンガーハット(Marbet Fingerhat)
リガ・ミリティアのパイロット。褐色の肌の女性。
Vガンダムのテストパイロットだったが、負傷した為にウッソ・エヴィンに機体を託す。シュラク隊の隊長のオリファー・イノエとは恋人同士であり、後に結婚するのだが、女性ばかりで構成された同隊のメンバーに嫉妬する一面も見せた。特にジュンコ・ジェンコとは女同士の言い争いをしていた(原因は全てウッソなのだが)。
戦うにつれてシュラク隊のメンバーや、オリファーを失い、やがて彼女はリガ・ミリティアのモビルスーツパイロットを引っ張っていく存在へと成長する。ウッソにとって姉の様な存在であるが、彼女自身がオリファーの子供を宿した辺りから後方支援をメンバーらに任して、それほど戦場に出てこなかった。
最後まで生き残り、カサレリアでウッソら戦いを共にした少年少女達と日々を過ごしながら、子が生まれるのを心待ちにしている。
なお、声優の白石文子氏はすでに引退しており、各種ゲームでは代役が起用されている。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 初出演作品。能力はそこそこで気合を早めに覚えるなど使い勝手がいいが、熱血を覚えないので最終的には使えない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 初登場時はVガンダムのコアファイターに乗っているがすぐにガンイージに乗り替える。その後はホワイトアークを経て最終的にはVダッシュガンダムがデフォルトユニットとなる。能力は二流だが加入時点で幸運を覚えているので序盤の資金稼ぎに役立つ。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 信頼に代わり鉄壁を習得。余談だが、なぜかVガンダム系のパイロットは今回信頼を削除されているケースが多い。
- スーパーロボット大戦α外伝
- ホワイトアークのパイロットとして第1話から登場。彼女自身の能力も低くはないが、他の補助に優れたパイロットにホワイトアークを持っていかれがち。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 能力ははっきり言って大したことないが、回避しづらいバランスにおいて不屈・鉄壁持ちで、さらに必中も覚えるため、意外と強い。スキルスロットが4つなのもいい感じ。また、Vガンダムルートを進んだ場合は最初期の幸運持ちなので、資金稼ぎの面においても重要。ストーリーでは、オリファーと結婚式を挙げるが……
- 顔グラフィックが1種類しかないため、結婚式でも厳しい表情のままであり、アンソロジーコミックでもネタにされている。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 今作から声が収録された。最初はカミオンに登場。宇宙に上がってからパイロットとして登録。サポート系精神コマンドを多く覚えるが、命中系精神コマンドを覚えないので育てづらい。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
「幸運」持ちなのは、死者が多い『Vガンダム』にて最後まで生き残ることができたからだろうか。「愛」はオリファーに対してのものだろう。
特殊技能(特殊スキル)
- 新
- 切り払いL4、シールド防御L4
- α(DC版)
- シールド防御L7、切り払いL6
- α外伝
- シールド防御L4、切り払いL2、援護L3
- D
- 底力L5、シールド防御、斬り払い、援護攻撃L3、援護防御L3、指揮L1、コンボL3
人間関係
- オリファー・イノエ
- 上司であり、恋人。彼を失った後は、彼の遺志を尊重して生き残った。
- ウッソ・エヴィン
- 当初彼の実力に驚き、不本意ながらも彼にトップとして譲り渡すこととなる。
- ジュンコ・ジェンコ
- 戦友であり、恋のライバル。
- オデロ・ヘンリーク
- 仲間。
- トマーシュ・マサリク
- 仲間。
- カテジナ・ルース
- 序盤で面識あり。会話はほとんどない。
- ファラ・グリフォン
- マーベットのお腹の子が勝利の鍵になった。
他作品との人間関係
- ジュドー・アーシタ、エルピー・プル
- α外伝では、未来世界に飛ばされた際彼らと行動を共にしていた。
- ルクレツィア・ノイン
- Dでは戦友同士。
- エルチ・カーゴ
- α外伝では、素性を隠した自分が正体不明なのにも関わらず、彼女に気に入られスカウトされた。
- ボス
- Dにてマーベットが投げたブーケをキャッチしてしまい大変な目に遭う。
- ゴウ
- Dでは彼に勇気付けられる場面も。
名台詞
- 「私、あなたの子供を生むわ」
- 第28話より。オリファーとの結婚には内心戸惑いを感じつつも、この一言で結婚に同意した。その後、マーベットの行動は思わぬ安らぎへと繋がる。
- 「タイヤが空を飛ぶな!」
- ゲドラフの異様な光景から、発した軽蔑ともいえる印象。
迷台詞
- 「めいどのみやげにおしえてあげるわ。かれこそがVガンダムの天才パイロットウッソ・エヴィンくんよ!!」
「そうよ! あんたは十三歳の子供にコテンのパーにやられちゃったのよ――ほーほほほ」 - 漫画版での迷言。
- この発言のせいでウッソはザンスカール側からお尋ね者扱いになり、リガ・ミリティアに身を寄せざるを得なくなる。酷い話である。
- 「あたしの出番はどーなっとんじゃいな!」
- 漫画『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!』での台詞。
- 本作のマーベットは初期のカテジナの人気やウッソの腕に嫉妬する性格破綻者となっているが、何故かこの台詞のみ『トップをねらえ!』のドラマCDのボーナストラックに収録されている。
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