「バグ (ガンダムシリーズ)」の版間の差分
(→余談) |
|||
30行目: | 30行目: | ||
本機は「'''親バグ'''」とも呼ばれる。円盤の外周に鋸状の突起が付いた様な形状をしており、人間の体内から排出された二酸化炭素や体温、すなわち「生体反応」を感知してその外周突起で切り刻む攻撃を行う。切り刻みは建造物やモビルスーツの装甲を容易く切り裂いてしまうほどの威力があるが、行動パターンが単純で回避動作もしないので、個々の迎撃は容易。しかし、その膨大な物量に任せて四方八方から襲い掛かってくるバグを全て迎撃しきることは難しく、実際に劇中でもビルギットの[[ヘビーガン]]が捌ききれずにバラバラにされ撃墜されている。 | 本機は「'''親バグ'''」とも呼ばれる。円盤の外周に鋸状の突起が付いた様な形状をしており、人間の体内から排出された二酸化炭素や体温、すなわち「生体反応」を感知してその外周突起で切り刻む攻撃を行う。切り刻みは建造物やモビルスーツの装甲を容易く切り裂いてしまうほどの威力があるが、行動パターンが単純で回避動作もしないので、個々の迎撃は容易。しかし、その膨大な物量に任せて四方八方から襲い掛かってくるバグを全て迎撃しきることは難しく、実際に劇中でもビルギットの[[ヘビーガン]]が捌ききれずにバラバラにされ撃墜されている。 | ||
− | 建物等親バグが入れない場所(または入る事が非効率的な場所)には「'''子バグ'''」と呼ばれる直径0. | + | 建物等親バグが入れない場所(または入る事が非効率的な場所)には「'''子バグ'''」と呼ばれる直径0.6m程の小型機(こちらは円盤に刃状の突起が付いた物)を射出、侵入させ切り刻みと自爆による攻撃を行う。漫画版においては、人体が真っ二つにされる・手足が引き千切れるなど、[[映画]]以上にグロテスクな殺戮が描かれている。 |
劇中では[[ザムス・ガル]]に秘密裏に搭載されており、運用テストとしてフロンティアIで使用された。 | 劇中では[[ザムス・ガル]]に秘密裏に搭載されており、運用テストとしてフロンティアIで使用された。 |
2024年5月22日 (水) 20:02時点における版
バグ | |
---|---|
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 自律式小型殺人兵器 |
生産形態 | 量産機 |
全長 |
3.9 m 3.0 m(直径) |
本体重量 | 1.6 t |
全備重量 | 3.2 t |
出力 | 750 kW×2 |
スラスター推力 |
375 kg×16
|
装甲材質 | チタン合金炭素繊維複合材 |
開発 | クロスボーン・バンガード |
所属 | クロスボーン・バンガード |
バグは『機動戦士ガンダムF91』の登場メカ。
概要
クロスボーン・バンガードの自律式の無人殺人兵器。
本機は「親バグ」とも呼ばれる。円盤の外周に鋸状の突起が付いた様な形状をしており、人間の体内から排出された二酸化炭素や体温、すなわち「生体反応」を感知してその外周突起で切り刻む攻撃を行う。切り刻みは建造物やモビルスーツの装甲を容易く切り裂いてしまうほどの威力があるが、行動パターンが単純で回避動作もしないので、個々の迎撃は容易。しかし、その膨大な物量に任せて四方八方から襲い掛かってくるバグを全て迎撃しきることは難しく、実際に劇中でもビルギットのヘビーガンが捌ききれずにバラバラにされ撃墜されている。
建物等親バグが入れない場所(または入る事が非効率的な場所)には「子バグ」と呼ばれる直径0.6m程の小型機(こちらは円盤に刃状の突起が付いた物)を射出、侵入させ切り刻みと自爆による攻撃を行う。漫画版においては、人体が真っ二つにされる・手足が引き千切れるなど、映画以上にグロテスクな殺戮が描かれている。
劇中ではザムス・ガルに秘密裏に搭載されており、運用テストとしてフロンティアIで使用された。
ビルギット・ピリヨの「人間だけを殺す機械かよ!」という台詞が有名だが、別にその他の物を破壊せずに迂回する等といった事はしない。インプットされた命令的には「人間が居る可能性の有る場所・物全てに攻撃せよ」という事なのだろう。もちろん、友軍であるクロスボーン・バンガードの機体は攻撃しない様にプログラミングされている。
この時点でのプログラミングはまだ不完全であり、「高熱を発するもの」には弱いという特徴がある。ビーム兵器やモビルスーツの高熱には敏感に反応している。その不完全さを利用してシーブック・アノーのガンダムF91は両腕のビームサーベルの回転と正確なヴェスバーの発砲、バグを破壊したことによる高熱でコロニー全てのバグを撃退に成功している。
この無人機による虐殺を無作為の粛正と称したカロッゾ・ロナは「誰の良心も痛める事は無い良い作戦」と語っており、機体のテストの結果が良好であれば、バグを月と地球に降下させる予定であったらしい。
『F91』以外の作品に登場するバグ
『機動戦士ガンダムUC』では最終盤で、未来を暗示させる1シーンにおいてバグが登場している。『機動戦士Vガンダム』(小説版)でも、バグと思わしき物体が登場。『∀ガンダム』(漫画版、小説版)にもバグが登場している。しかも、『∀』漫画版では「ハロに偽装する」という悪辣な使われ方がされている。
登場作品と操縦者
SRWでは初期からラフレシアの武装として登場、『COMPACT』から単独ユニットでも登場する。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ラフレシアの武装『バグ』として登場。
- 第2次スーパーロボット大戦G、第3次スーパーロボット大戦、第4次スーパーロボット大戦、第4次スーパーロボット大戦S、スーパーロボット大戦F完結編
- 同じくラフレシアの武装『バグ』として登場。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ラフレシアの武装『バグ援護攻撃』として登場。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今作ではクロスボーン・バンガードの貴族主義派が木星帝国に付いている為、木星帝国の兵器として登場。
- HPは低く、特に苦戦はしないが、幾つかコロニーへの侵入を防ぐシナリオがある。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ユニットとしての初登場作品。SSサイズでオーラバトラー以上の回避性能を持つが、HPは非常に低くバルカンでも撃墜できそうなほど。
- 射程が短い故に一ヶ所にまとめやすいので、「必中」+MAP兵器で一掃するといい。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 終盤に登場する。前作と同じく、気力稼ぎ用のユニットに思われるが、回避率や命中率は高いので油断は禁物。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 終盤で、大挙してネオジャパンコロニーに襲撃を掛ける。「独立して稼動する兵器」という共通項故に、デュークは円盤獣を想起していた。
- 二軍ユニットの育成に打って付けの存在であるが、油断は禁物。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ELSを殲滅する目的で射出される。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- エネミー専用ユニット。
装備・機能
武装・必殺武器
- 高速チェーンソー
- 外周に24基装備。モビルスーツの装甲すら切り裂く事が可能。
- 体当たり
- 『X-Ω』で使用。チェーンソーを回転させての体当たり。
- レーザートーチ
- 24門を内蔵している。完全版では、フロンティアIに住む父娘をこれで消し炭にするショッキングな描写がある。
- 子バグ
- 内部に3基搭載している小型のバグ。レーザー砲と爆薬、カッターを内蔵しており、親バグ同様切り刻んだりレーザーを発射したり、自爆する事で人間を殺傷する。
移動タイプ
サイズ
- S
関連機体
- ザムス・ガル
- 艦首部(ガル・ブラウ)に搭載しており、合体用の部分から射出する…が、SRWではザムス・ガルの合体分離機構を再現していない事も有ってか、武装には反映されていない。
- ラフレシア
- 原作では搭載していないので、召喚攻撃の一種になる。原作ではそもそも、ガル・ブラウが破壊されてバグが射出できなくなったので、ラフレシアが出撃した。
- ピレスロイド
- 『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』に登場した無人殺傷兵器。攻撃方法がそっくりで、バグとの関連がネタになっている。SRWでは『V』と『X』に登場し、『X』では本当にラフレシアと共に現れる回がある。
余談
- バグはどういう訳か、ネットでは「ビルギットだけを殺す機械」という通称が広まってしまった。
- 2012年に公開されたアメリカ映画『バトルシップ』に登場する異星人の使用する円盤状の兵器が、「バグに似ている」と視聴者からネタにされることがある。
- ちなみに、『バトルシップ』に登場する異星人の使用する円盤状の兵器は、バグと異なって(何故か)人間を殺傷せずに機械や建造物の破壊だけを行う代物である。殺戮を目的としたバグと比較すると、人間に優しい(?)兵器である。
資料リンク
|