「コロニー落とし」の版間の差分

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=== [[機動新世紀ガンダムX]] ===
 
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本編開始よりも前の時代、冒頭の史実語られる「第七次宇宙戦争」の末期に[[宇宙革命軍]]が数十基(一部資料では四十基以上)の[[スペースコロニー]]を落下させた。当初は恫喝のみで実行する予定ではなかったらしいが、決戦兵器[[ガンダムエックス]]の投入により次々とコロニーを破壊され出したため、焦った宇宙革命軍は作戦を強行。その結果、'''[[地球]]は一時的に死の星になった'''。なお、南米大陸に集中落下させた設定があるが、これは上記の初代『機動戦士ガンダム』のオマージュで、南米に旧連邦の本部が有った為である。
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本編開始よりも前の時代、冒頭の史実として語られる「第七次宇宙戦争」の末期に[[宇宙革命軍]]が数十基(一部資料では四十基以上)の[[スペースコロニー]]を落下させた。当初は恫喝のみで実行する予定ではなかったらしいが、決戦兵器[[ガンダムエックス]]の投入により次々と落とす為のコロニーが迎撃破壊され出したため、焦った宇宙革命軍は全てのコロニーを同時に落下させ作戦を強行(落下軌道で戦闘中の友軍すら巻き込んで実行されている)。その結果、'''[[地球]]は一時的に死の星になった'''。なお、落着地域は均一という訳ではなく、南米大陸に集中落下させたという文字設定がある、これは上記の初代『機動戦士ガンダム』のオマージュで、南米に旧連邦の本部が有った為である。また欧州などは比較的被害を受けていない。
  
 
SRWでは『[[スーパーロボット大戦Z]]』の史実として再現されている。
 
SRWでは『[[スーパーロボット大戦Z]]』の史実として再現されている。

2017年10月25日 (水) 16:50時点における版

スペースコロニーを大質量弾に見立て、目標に直撃させて多大な被害を与える一種の戦略。スペースコロニーに核パルスエンジンを取り付け(あるいは元から設置されている物を利用して)、移動させて目標に向かっていくのだが、その際の目標が地球であれば重力を利用しての落下速度により強大な威力を引き出す。

概ね『ガンダムシリーズ』で有名な戦法であるが、スペースコロニーでなく隕石基地などを利用する場合もある。また、当事者は宇宙に住む人(スペースノイド)などが立案することが多く、これを実行した場合は地球に住む人々からの非難が集中されて更なる戦乱が引き立てられやすくなる。

各作品のコロニー落とし

機動戦士ガンダム

最も有名なのは一年戦争初期に行われた「ブリティッシュ作戦」。宇宙世紀初のコロニー落としであり、ジオン軍が目標の地球連邦軍本部ジャブローに向けて発射されたが、大気圏外での地球連邦軍の抵抗と、まだ方法論が確立してないこともあり、ジャブローへのコロニー落としは失散に終わった。ただし、オーストラリアのシドニーに先端が直撃、周囲の陸地を消し飛ばして海にまで達する巨大なクレーターが形成され、流れ込んだ海水でかつてシドニーのあった場所は海に変わり、更にはこの時に発生した世界規模の大津波で世界各地の沿岸部と連邦軍の海軍戦力がほぼ壊滅するほどの甚大極まる被害がもたらされた。番組で地球の市内にコロニーが落下するのがこのシーンであり、度々紹介シーンに登場する。この際にできたクレーターは『機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー』に登場している。

SRWでは『第2次スーパーロボット大戦G)』の初期に実行されている。

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY

ジオン軍残党デラーズ・フリート一党の手で行われた星の屑作戦の一環。無人コロニーを奪取し、地球連邦軍の大部隊を牽制しつつも作戦は成功。目標の北米の穀倉地帯に直撃した。

SRWではこのシナリオが何度も再現されている。

機動戦士Ζガンダム

ティターンズジャマイカン・ダニンガンの手によりエゥーゴの本拠地・グラナダを目標としたコロニー落とし作戦が行われるが失敗。地球に住む人間(アースノイド)によってコロニー落としが行われた珍しいケースである。

機動戦士ガンダムΖΖ

ネオ・ジオンの指導者ハマーン・カーン地球連邦政府を恫喝するため、アイルランドのダブリンを目標に落下させた。また、連邦政府側もまた口減らしの好機と捉えて地元住民に避難勧告を直ぐには出さなかったため、市民の脱出を阻止しようとするネオ・ジオンとそれを迎撃するカラバ及びエゥーゴ部隊の激戦も併せて展開されていた。最終的に、落下スピードが緩かった為にコロニーが地表に突き刺さったまま崩壊せず、周囲を丸ごと消し飛ばすほどの極端な被害にはならなかった。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

オペレーション・メテオ」の作戦の内容の一部として行おうとしたが、ドクターJら5博士の反抗により実行されず、ガンダムの破壊行動のみになった。1年後にマリーメイア軍が実行、阻止されるもその真意は囮でしかなかった。

機動新世紀ガンダムX

本編開始よりも前の時代、冒頭の史実として語られる「第七次宇宙戦争」の末期に宇宙革命軍が数十基(一部資料では四十基以上)のスペースコロニーを落下させた。当初は恫喝のみで実行する予定ではなかったらしいが、決戦兵器ガンダムエックスの投入により次々と落とす為のコロニーが迎撃破壊され出したため、焦った宇宙革命軍は全てのコロニーを同時に落下させ作戦を強行(落下軌道で戦闘中の友軍すら巻き込んで実行されている)。その結果、地球は一時的に死の星になった。なお、落着地域は均一という訳ではなく、南米大陸に集中落下させたという文字設定がある、これは上記の初代『機動戦士ガンダム』のオマージュで、南米に旧連邦の本部が有った為である。また欧州などは比較的被害を受けていない。

SRWでは『スーパーロボット大戦Z』の史実として再現されている。

似たような出来事

アクシズを質量弾とする

宇宙世紀に登場する隕石基地「アクシズ」は核パルスエンジンを搭載しているのか、アクシズを質量弾として目標に衝突させる作戦が度々行われている。『機動戦士Ζガンダム』ではジオン残党軍アクシズの手でエゥーゴの本部グラナダを目標にするも失敗。『機動戦士ガンダムΖΖ』ではネオ・ジオン反乱軍グレミー・トト一派が、ハマーン側の拠点コロニーであるコア3に直撃させた。そして、第2次ネオ・ジオン抗争におけるシャア・アズナブル一派がアクシズを地球に落下させる「地球寒冷化作戦」を企てるが、νガンダムサイコフレームの力により失敗する。

SRWではアクシズを落とす行為を止めるイベントが度々組まれており、シャア以外キャラが行う場合もある(シャア以外のキャラが行った場合、シャアはアクシズ落としを阻止する側に回る)。中には前代未聞のとんでもない方法で阻止された事も…。

また、上述のように地球以外の標的に衝突させる方も登場し、『OE』ではゼダンの門に衝突させて崩壊させている。

リーブラを質量弾とする

新機動戦記ガンダムW』では、戦艦としての機能を無くしたリーブラを質量弾に見立て、ミリアルド・ピースクラフト率いるホワイトファングが実行するが、ドクターJらの行動とウイングガンダムゼロのツインバスターライフルにより落下するリーブラを破壊した。

なお、SRWでは『スーパーロボット大戦64』でアクシズとリーブラの2基で実行できるはずだったが、リーブラが囮に使われた。

ユニウスセブンを質量弾とする

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、血のバレンタインで大殺戮が行われ廃棄コロニーとなっていたユニウスセブンを、ザフトの旧ザラ派が奪取・占領し、コロニー落としを実行した。落下そのものを防ぐ事は不可能としてコロニーの破砕を目的に阻止部隊が派遣されるものの、破砕は完全には成功せず、ユニウスセブンの破片が多数地球へと落下して一大被害を引き起こした。この出来事をブレイク・ザ・ワールドと呼んでいる。

SRWでは『スーパーロボット大戦Z』で実行されるものの、時空振動弾の発動により落下せず多元世界大特異点となり、次元の狭間に存在した。『スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd』や『スーパーロボット大戦L』でも実行され、これらは原作の展開をほぼそのままなぞって地球に多数の破片が落下してしまった。

関連用語

宇宙世紀
宇宙において国家規模のスペースコロニー群が成立する宇宙世紀の世界では、コロニー落としという戦略が行われやすい。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀のように地球圏の国家と宇宙のコロニー国家が対立する世界観では、コロニー落とし(に似た戦略)が行われることがある。
南極条約
コロニー落としは南極条約で禁じられた。
マスドライバー
規模は小さいものの、質量弾による攻撃という点ではコロニー落としと同じである。