「サイ・アーガイル」の版間の差分
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2017年10月18日 (水) 02:41時点における版
サイ・アーガイル | |
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外国語表記 | Sigh Argyle |
登場作品 | |
声優 | 白鳥哲 |
種族 | 地球人(ナチュラル) |
性別 | 男 |
生年月日 | C.E.54年7月20日 |
星座 | 蟹座 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 170 cm |
体重 | 63 kg |
血液型 | O型 |
所属組織 | 地球連合軍 ⇒ 三隻同盟 |
所属部隊 | アークエンジェル隊 |
軍階級 | 二等兵 |
概要
工業カレッジでのキラの友人で、ヘリオポリス襲撃の際にトール・ケーニヒ達とともにアークエンジェルに避難し、人手不足からアークエンジェルのCIC担当となった。
物語当初はラクス・クラインの返還を手伝うなど、良き友人であったが、婚約者であったフレイ・アルスターがキラとの関係を深めたことによりギクシャクした関係に陥ってしまい、一人でストライクガンダムを操縦しようとして失敗するなど苦悩を深めて行くが、トールの死やカズイ・バスカークとの別れを経てアークエンジェルに最後まで残り、精神的に成長していった。
特にキラが行方不明となってトールが戦死してしまった頃は、ヘリオポリスからの学生組は精神的にもかなり不安定となっていた者が多い中(トールを喪い悲しむミリアリア、自分のことしか考えないフレイ、ボソボソと不安事を呟くカズイ等)、サイはフレイを叱責したりミリアリアを慰めたりとギクシャクした中でも他人を気遣う等の場面が目立っていたため、ある意味「学生組の中では(性格的に)一番しっかりしていた」とも言える。
続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、前作の回想シーンでしか登場せず、その後の動向は語られていない。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 大体は原作と同様だが、ストライクに乗ろうとはしない。キラに腕を捻られる場面ではカミーユやシンジが助けてくれた為、原作よりはマシといえる。
- また、原作とは違いキラを気遣い続けており、アムロをして「君のような友人がいればキラは大丈夫」と労う場面もあるが、ストーリー後半以降は印象的な場面が無く、エンディングでも登場しないのが残念な所。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 原作同様。ただしキラの暴力はなく、歴戦の勇士で成長しきったキャラばかりの『第3次α』と違い、ヘリオポリス組と似たような境遇のコズミック・カルチャー・クラブの面々もいるので、それほど息苦しさはなかったと思われる。
- また、今回はアークエンジェルのサブパイロットとしてマリューとミリアリアとともに最後まで精神コマンド要員として活躍でき、「必中」や「熱血」等マリューが「愛」を覚える迄に必要な精神を覚える。
- スーパーロボット大戦W
- フレイが改心して生き残る為、彼女と和解する。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
人間関係
ヘリオポリス時代
- キラ・ヤマト
- 友人。フレイの件で確執ができそうになるが、最終的には和解している。小説版ではラクスと互いに思い人としてしの関係になりつつある彼自身に「お前にはフレイが入るじゃないか!!」といい殴るシーンがあり和解した後もいろいろと関係には問題があった。
- フレイ・アルスター
- 恋人だったが、結局別れてしまう。彼女が死亡した時は反応からして思うところがあった様子。
- 『W』ではフレイが改心して生き残り、和解する。
- トール・ケーニヒ
- 友人だが戦いの最中に失う。
- ゲームボーイアドバンス用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』では、戦死した彼を弔うために食堂にてキラとミリアリアの3人だけで、小さな追悼式をするイベントがある。
- カズイ・バスカーク
- 友人。その離脱を見送った。
- ミリアリア・ハウ
- 友人。共に最後までアークエンジェルに残り戦い続けた。
アークエンジェル隊
- マリュー・ラミアス
- クルーゼ隊との戦いで負傷した彼女を手当てしたが、自分達が軍の機密事項に触れてしまったため、彼女に恫喝される形で拘束される。後に正式に軍に志願してからは上官となる。
- ムウ・ラ・フラガ
- 上官。アラスカ基地で転属命令を出された筈の彼から、防衛戦の真相を知らされた時には愕然とする。
- アーノルド・ノイマン、ダリダ・ローラハ・チャンドラII世、ロメロ・パル
- 上官。彼らとの関係はフランクかつ良好。
- ジャッキー・トノムラ
- 上官。
- 高山瑞穂氏の漫画版では、後述の台詞の後にあまりにも身勝手な言い分と取られたのか、彼から鉄拳制裁を受ける。
- コジロー・マードック
- 上官。
- 第10話でキラが独断でラクスを返そうとしたのを一緒に手助けしたため、その後2人揃って彼から大目玉を食らい、「トイレ掃除一週間」の罰を課せられた。
- ナタル・バジルール
- 軍の志願した後に、彼女の指揮下であるCICに配属される。後に敵対する。
プラント
- ラクス・クライン
- 第10話でアークエンジェルの人質となった彼女をキラが独断でアスランの下へ返そうとした時に、ミリアリアと共に手助けをする。
- ディアッカ・エルスマン
- 中盤で投降し捕虜となった彼がトールを失い傷心していたミリアリアに軽口を叩いたのを見て激昂し食って掛かろうとしたが、周囲に止められ未遂に終わる。
他作品との人間関係
- アムロ・レイ
- 『第3次α』ではキラに暴力を奮われたのにも関わらず、その後バルトフェルドとの戦いが一件で引きこもってしまったキラを心配していた彼にアムロが声をかけ、その芯の強さを認められる。
- カトル・ラバーバ・ウィナー、カミーユ・ビダン、碇シンジ
- 『第3次α』ではキラに暴力を振るわれた際は彼らに助けられる形になる。ただ直接の絡みはほとんどない。
名台詞
TV版
- 「あの娘が歌っているのか? きれいだなぁ。でも、やっぱ、それも遺伝子いじって、そうなったのもんなのかな?」
- 第8話「敵軍の歌姫」より。軟禁されたアークエンジェルの一室で「静かな夜に」を口ずさむラクスの歌声に聴き惚れて。
- 気の緩みからうっかり出てしまったのだろうが、サイのこの一言を聞いたコーディネイターであるキラは複雑な表情を浮かべている(もっとも、サイは差別主義者ではないのだが)。
- 「ゥゥゥゥゥゥゥゥあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぅぅぅぅ…ぁ゛ぁ゛あ゛うああァァァ…!」
- 仲違いしてしまっていたキラに対抗する為にストライクに搭乗するが、ナチュラルであるサイではまともに操縦が出来なかった。その悔しさでコクピット内で泣き崩れた。
- 「トールがいなくて、キラがいなくて、みんな悲しいんだ。俺も…悲しい」
「だから俺、いま君を慰めてやることなんかできないよ…。御免な、誰か他の奴に言って…」 - 自分たちがそれぞれ悲しみを抱えていることをフレイに伝える。それでもなお、周りの状況を省みないフレイに対してサイは激しく憤怒する。
- 「フレイ…!」
「いい加減にしろよ! 君はキラの事が好きだっただろう!?」
「違わないさ! 最初はどうだったか知らないけど、あいつ、優しくて…だから…そういう奴だから…」 - 上記の台詞の後、自分とよりを戻そうとするフレイに対し、フレイ自身も知らない間にキラを本当に好きになっていた事を見透かし、冷たく拒絶する。それまで見たこと無い程に怒ったサイを見たフレイは一瞬身をすくめるが、それでも口では違うと否定をする。
- 「――違うんだって! 俺なんかとは違うんだって! いつも、いつも、いつも……!」
「ごめん……! そうだ、俺はおまえが憎かった! 死ねばいいと願ったこともあった……! でも……!」
「俺は……おまえが死んだと思ったとき……すごく悲しかった……!」
「だから……生きてて……戻って来てくれて、ホントにうれしい……。それは、ホントの気持ちなんだ……!」
「……ごめん。なのにおまえを見てると、自分が惨めになってしょうがないんだよ……俺は……!」 - アラスカ基地で窮地を切り抜けた後、生きていたキラに向かっての台詞。フレイのことでもキラに正面からぶつからなかったサイがようやくキラに対して自分を曝け出した瞬間であった。
- 「自分で決めたことなら、それでいいじゃんか。みんな違うんだから。」
- アークエンジェルを降りながらも周囲の目を気にするカズイに言った台詞。
- 「解ってる。向いてないだけだよ。お前には戦争なんてさ。お前、優しいから」
- 上記の台詞を言った後に、カズイが「学友達から臆病者だと思われる事を恐れている」事を知り、彼に言った台詞。サイの成長と年長者としての優しさが伝わる。
- 「フレイ…」
- 最終話「終わらない明日へ」より。フレイの乗った脱出艇が撃墜された際の一言。別れたとはいえ、思うところはあった様子。
- なお、サイは通常版では「どこか哀しげな表情」を浮かべているが、HDリマスター版では「愕然とするような表情」に変更されている。
漫画版
- 「ナチュラルだとか、コーディネイターだとか、連合だとか、ザフトだとか、正義だとか! 大義だとかっ!! そんなものがあるからっ!!」
- 高山瑞穂氏の漫画版での台詞。大量破壊兵器「サイクロプス」を起動させた連合に対してマリューを問い詰め、終いには連合のワッペンを剥がして、地面に叩きつけてしまう。
- アニメ本編での(概ね温厚な)サイからは想像もつかない程の激昂シーン。
搭乗機体
余談
- サイ・アーガイル役の声優である白鳥哲氏は、『SEED』中盤におけるフレイ・アルスターとの破局等の不幸な展開等も有って、「フレイの役を演じた桑島法子氏と一切口をきかなくなったり、キラ・ヤマト役の保志総一郎氏とは、かなり喋りづらくなる」等、役にのめり込んでいた。
資料リンク
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