ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス | |
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開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
対応機種 | スーパーファミコン |
プロデューサー | 山田俊彦 |
シナリオ |
阪田雅彦 森田康楠 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 |
田中伸一 山根昇 |
発売日 | 1992年11月20日 |
価格 | 9,600円 |
『ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス』はバンプレストが発売したコンピュータゲーム。
概要[編集 | ソースを編集]
「スーパーロボット大戦シリーズ」とは姉妹作にあたる作品。本作で登場したギリアム・イェーガーとゲシュペンストは後にスパロボにも登場している。形式はRPG。
「コンパチヒーローシリーズ」の系譜を受け継ぐ、所謂キャラクターものの作品であるが、その割に純粋なRPG作品としても高い完成度を誇る。また、OPで流れる主題歌や、作中において「実験室のフラスコ」と呼称される今日のスパロボに通ずる世界観も人気が高く、全体としてもかなり評判の良い作品である。
2015年2月5日発売のニンテンドー3DS用ソフト『ロストヒーローズ2PREMIUM EDITION』に3DS移植版が収録された。現在の表現基準や版権事情に合わせて、一部の台詞やグラフィックが修正されている。
戦闘システムと難易度[編集 | ソースを編集]
前述した通り、形式はRPG。基本的にパーティーは4名で、エンカウントの戦闘をかいくぐりつつ、規定のボス敵を倒していくことでストーリーが進行していく。
一般的なRPGにおける魔法力的な要素としてTP(テクニカルポイント)が設定されており、テクニカルポイントを消費することで必殺技を繰り出すことが可能。このテクニカルポイントは敵への攻撃・敵の撃破により一定量が回復する点が非常に特徴的で、収支をきちんと計算していればエンカウント戦を必殺武器連発で爽快に突き進むことも可能。反面、テクニカルポイントを回復するアイテムは最終局面直前まで非売品なので、戦いながら回復させることを前提とした戦略が必須となっている。
難易度は概ね適度なバランスに調整されているが、2度ある単独行動箇所が難所(他にもパーティーを一時分割する場面も存在する)。パーティメンバー間で互いの役割を補い合うバランスになっているため、単独行動では短所に注意を払わないと通常のセオリーが通用しない。アムロは高い耐久性を持つ反面前半はTPが非常に低く後半は攻撃の相性が悪い敵と多数戦うことになり、光太郎は全般的に攻撃の中心になる反面HPが低く、ダンは唯一回復技を持ち必殺技が強い反面通常攻撃が弱いという、各自の特徴の把握が必須になる。
攻撃には「物理・ビーム・炎・電気」の4種の属性のいずれかが設定されており、敵によっては遮断あるいは反射される属性がある。いずれも含まない無属性の攻撃であれば、原則的にどの敵へも正常どおり通用する。これらの要素から終始注意しなければならないポイントが多いバランスだが、本作では確実に逃げが成功する(但し「こんじょう」を消耗する)ので、時には敵に背を向けることも必要。
パーティーメンバーは4人で、アムロ、ダン、光太郎の3人はメインとなり、一部のシーン以外では常時パーティ入りしている。それ以外のメンバーはスポット参戦となり、装備の換装が不可能・成長アイテムの投与が不可能といった若干の制限がある。ただし同一スポット参戦キャラクターが2度以上加入する場合、装備や固定パラメータの一部が時期に合ったスペックへと自動で換装されている。
参戦作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムF91
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- ウルトラQ
- ウルトラマン
- ウルトラセブン
- 帰ってきたウルトラマン
- ウルトラマンA(エース)
- ウルトラマンタロウ
- ウルトラマンレオ
- 仮面ライダー
- 仮面ライダーV3
- 仮面ライダーX
- 仮面ライダーアマゾン
- 仮面ライダーストロンガー
- 仮面ライダー(新)
- 仮面ライダースーパー1
- 仮面ライダーZX(ゼクロス)
- 仮面ライダーBLACK
- 仮面ライダーBLACK RX
- 魔装機神シリーズ
- バンプレストオリジナル
コンパチシリーズの系譜を受け継ぐ作品であるため、「ガンダムシリーズ」、「ウルトラシリーズ」、「仮面ライダーシリーズ」の3シリーズから参戦(上記参戦作品は、敵メカ・怪獣・怪人がエンカウント敵として出現するだけの作品も含む)。
他に「バンプレストオリジナル」のキャラクターとして前述のギリアムが、及び「魔装機神シリーズ」からマサキ・アンドーとシュウ・シラカワがゲスト参戦。
世界観[編集 | ソースを編集]
舞台は「惑星エルピス」。機械工学が盛んなガンダム大陸、バイオテクノロジーに秀でたライダー大陸、巨大な生物や宇宙人や超能力者のいるウルトラ大陸と俗称される3つの大陸からなる世界。
本作は地球が舞台ではないので、地球連邦軍は存在せず、エゥーゴやジオン公国、アクシズはガンダム大陸の国家となっている。また、後半で登場するティターンズはエゥーゴ内の一派閥であるが、クーデターを起こしエゥーゴを掌握する。
またウルトラ戦士たちは宇宙人ではなく、ウルトラ大陸に住む選ばれた者たちが自力で変身した姿であり、変身前のハヤタや東光太郎と変身後のウルトラマンやタロウは完全な同一人物で別人格の類は存在しない。アニメ『ザ☆ウルトラマン』に登場するU40のエレクやロトといった戦士たちや、(当時は放送されていなかったが)ウルトラマンダイナやウルトラマンガイア、ウルトラマンオーブのような一部の平成ウルトラマンに近い。
頻発するテロ対策として3つの大陸が協力した国際機関「ゼウス」を立ち上げており、主人公たちはこの機関に所属したが、その矢先、世界中で同時多発テロが発生したことにより、各地の交通は寸断。世界中の都市孤立という非常事態の解決に動き出す。
登場人物[編集 | ソースを編集]
パーティーメンバー[編集 | ソースを編集]
いちおうこの4人がメインではあるが、ギリアムが序盤で離脱してしまうので、実質的にはアムロ、光太郎、ダンの3人でゲームを進めることになる。
- ギリアム・イェーガー
- 今作のキーキャラクター。詳しくはギリアム・イェーガーの項を参照の事。
- アムロ・レイ
- 『機動戦士ガンダム』の主人公。エゥーゴ所属の軍人で、ゼウスのメンバーの一人。物語は彼の視点からスタートする。外見などはファーストガンダムの物だが、しっかりした性格。たまにやや斜に構えた一面も覗かせる。戦闘においては、ガンダムに搭乗し、後半ではνガンダムに乗り換える。低燃費なものから強力なものまで豊富な全体攻撃を持つが、一発の威力が低いためにボス戦には不向き。従って、後半ではアイテム使用係になりがち。
- 南光太郎/仮面ライダーBLACK ⇒ 仮面ライダーBLACK RX
- 『仮面ライダーBLACK』と、その続編である『仮面ライダーBLACK RX』の主人公。ゼウスのメンバーの一人。原作と最もキャラクターがかけ離れており、陽気で女好きの熱血漢として描かれている(SRWでの兜甲児の立ち位置に近い)。他のメンバーとギャグのようなやり取りをする事が多く、最終決戦前の選択肢の反応は必見。最後に彼がギリアムに言った「生きて償うのがお前のやるべき事だろ!!」という台詞は、その後のギリアムの行動の原点となる。戦闘では仮面ライダーBLACKに変身し、後半ではRXにパワーアップし、ロボライダーとバイオライダーへのフォームチェンジ能力も身に付ける。RXになるとフォームチェンジによる得意分野がはっきりと分かれるようになり、基本形態は先輩ライダーに伝授してもらえる強力な全体攻撃、ロボライダーは威力の割りに低燃費な単体攻撃、バイオライダーはHP吸収攻撃による継戦能力に長ける。通常攻撃の威力が最も高く、戦闘においては広範な活躍が見込める万能アタッカーである。但しHPは他キャラに比べると低め。最終決戦前にエマをデートに誘うような一面もある。
- モロボシ・ダン/ウルトラセブン
- 『ウルトラセブン』の主人公。ゼウスのメンバーの一人。落ち着いた性格でメンバーの中では年長者であるためか、チームの纏め役を担う事が多い。光太郎とはボケとツッコミのような会話をする事も。戦闘ではウルトラセブンの姿となって戦うが、途中ウルトラアイを奪われるイベントが発生し、カプセル怪獣のウインダムを呼び出して戦う期間もある。後半でウルトラマンキングに潜在能力を引き出されパワーアップするが、原作で乗り換えや強化変身が無かった為、姿はセブンのまま。戦闘では行動は遅めで攻撃力も控えめ、全体攻撃も持たないが、回復技能を持っており、また最高威力の技を持つのも彼である。更に最終盤入手できる隠し装備が三個も有り、そのうちの一つが行動の遅さを完全に解消する物になっている。単独行動は原作の作風を意識してか、何故か怖いイベントが多いのも特徴。
一時的にパーティーに参加するキャラ[編集 | ソースを編集]
ギリアムが離脱したりアムロ達が単独行動をしたりする際には、彼等が「4人目」あるいは「助っ人」としてパーティーに参加する。
- シャア・アズナブル
- いきなり誤解から戦闘をするハメになるが、その後はアムロの2度目の単独行動時にアムロと行動を共にすることになる。アムロとは確執がないため、ビジネスライクながらも関係は良好。
- カミーユ・ビダン
- 仲間にはなるものの、非常に期間が短い。ジェリドを殴るシーンは再現されている。本作ではティターンズの内情を探る目的でエゥーゴから派遣されたスパイという立場であったが、ティターンズから切り捨てられる形でゼウス機関へ編入する。
- ハマーン・カーン
- 劇中ではミネバに対して非常に過保護というキャラ付けが為されている。故郷のアクシズがクーデターで乗っ取られたことを境に追放されたため、非常事態に備えて秘密のルートをいくつも知っており、その知識がたびたびゼウスメンバーを助ける。
- エルピー・プル
- リィナが誘拐された際にジュドーに代わり参戦。戦闘時の台詞がハマーンの流用になっており、少々おかしい。
- シーブック・アノー
- 普通にゲームを進めた場合は、彼が最終メンバーになる。
- 本郷猛/仮面ライダー新1号
- 同じ役者が演じている登場人物が出ている。BLACKよりさらに体力が低いが何度も仲間になり、覚える技も豊富。さすがは「技の1号」か。
- 風見志郎/仮面ライダーV3
- 本作では言動が早川健/快傑ズバット。モグラ獣人相手に日本一対決までする。仲間になる時点ではLvがかなり高く、成長度的にも優遇されておりパワーアップ後の主人公にやや劣る(Lv差も踏まえた体感は互角以上)ぐらい。また、ある意味本作の〆を担当する。
- ハヤタ隊員(ハヤタ・シン)/ウルトラマン
- ダンの変身不能中に加入。光線技や回復技を持ち、セブンの抜けた穴を埋めてくれる。
- 東光太郎/ウルトラマンタロウ
- 同じ名前の南光太郎がいるため、変身前もタロウと表記される。原作と違いボケキャラ。南光太郎との初対面時の漫才は必見(?)。結構シリアスな一面もあるが……。
- ウインダム
- ダンが変身不能の間の戦力となるカプセル怪獣。低燃費な技が多いが命中率が極めて低いため余り頼りにはならない。
- マサキ・アンドー
- 途中スポット参戦し、条件を満たせばシーブックの代わりに最終メンバーに入る。レベルが99と最高レベルで加入するため、非常に頼りがいがある。本作世界において50年前にあった光の神と闇の魔王による伝説の戦い、その闇の魔王の生まれ変わりがシュウであると疑い彼の行方を追っている。
- シュウ・シラカワ
- マサキと同様、条件を満たす事で最終メンバーに加入。やはりレベルが99と最高レベル。
敵側ボスキャラクター[編集 | ソースを編集]
- 黒い三連星
- 本作では、戦場で何度も名を上げている傭兵としてアムロの耳にその名が入っていた。ある人物に雇われており、作中ではのちにその名を教える。それこそが物語の真相究明へ踏み入れる第一歩となる。
- マ・クベ
- 本作では元ジオン軍指令にして、「ネオ・アクシズ」の軍事顧問。
- ジェリド・メサ
- 本作ではティターンズ所属の中尉。階級が一般兵と比較して1つ上の扱いを受けているため、大尉に相当する。原作とは異なり、カミーユとの因縁よりもゼウスメンバーとの因縁が深くなる。その理由は後に彼の口から語られる。
- パプテマス・シロッコ
- 本作では「ネオ・アクシズ」三幹部の一人。幹部で唯一アポロン総統の思想を代弁するシーンがたびたび見られ、総統の思想をよく理解したうえで協力している模様。
- 地獄大使/ガラガランダ
- ショッカーの幹部。かつてギリアムの所属していた部隊を壊滅させ、彼の怒りを買う。
- ゾル大佐/狼男
- ショッカーの幹部。ガラガランダの所業に激怒したギリアムを捕らえて身柄を預かった人物。
- 死神博士/イカデビル
- ショッカーの幹部。組織が壊滅してからも別組織で出世の機会を窺うが、とある理由からその可能性は最初から潰えていた。
- ドクトルG(ゲー)/カニレーザー
- デストロンの幹部。
- アポロガイスト
- GODの幹部。
- 十面鬼ゴルゴス
- ゲドンの幹部。
- ジェネラル・シャドウ
- デルザー軍団幹部。本作ではオネエキャラになっている。
- カイザーグロウ
- 秘密組織バダンの切り札。戦闘ではイベント発生まで不死身の上、8~11回もの強力な連続攻撃を仕掛けてくる。
- 剣聖ビルゲニア
- 世紀王候補の一人でシャドームーンをライバル視している。Black原作では強敵だったが本作での敵対時は既にRXにパワーアップしているためか、あまり強くない。
- 世紀王シャドームーン
- 「ネオ・アクシズ」三幹部の一人。自分の理想の目的と合致することから協力しているが、アポロン総統への忠誠心も強く、それを表す台詞が幾度かある。
- 宇宙忍者バルタン星人
- 様々な姿に化けてこちらを罠にはめようとしてくる。当初は通訳装置を持っておらず、ジェスチャーで会話しようとするドットキャラの動きは必見。
- 凶悪宇宙人ザラブ星人
- 美女に化け、ダンからウルトラアイを奪った。
- ロバート長官(第四惑星アンドロイド ロボット長官)
- 偽のツァイト市を管理している。その正体はロボットで、生身の仮面を外して内部機械を明らかにする原作のシーンが小ドットながら再現されている。直接対決はしないが無人のMS群を差し向けてくる。
- 悪質宇宙人メフィラス星人
- ツァイト市侵略を狙うがダン達の活躍で敗北を認め、戦いからは身を引く。しかし後に巨大ヤプールに粛清されてしまう。
- 異次元超人巨大ヤプール
- 「ネオ・アクシズ」三幹部の一人。「すけきよ」という人物に化けて暗躍していた。ゾフィーを人質にしセブンに圧倒的な力を見せつけるなど存在感は大きい。アポロン総統のカリスマに魅了され、総統に心酔する形で協力する。
- アポロン総統
- 「ネオ・アクシズ」のトップにして本作の黒幕。豊富なレアメタルの産地であるアクシズをクーデターで乗っ取り、その莫大な資金を元手にネオ・アクシズを立ち上げる。管理社会のもとに福祉を充実させる一方で、世界中のテロリストを支援する声明を発表する。仮面をつけている以外一切のパーソナリティが不明とされているが、その正体は…?
その他[編集 | ソースを編集]
- ブライト・ノア
- ゼウスにおける実質的な長官にあたる立場として登場する。
- ハロ9000
- 各地の情報を集めて現状を伝え、ゼウスとして行なうべきテロ鎮圧に必要な指令を出すコンピューター。当時の世相からAIの暴走を光太郎から危惧されたが、固有の人格などを持っているわけではなく、あくまで情報収集と伝達のみが役割。
- カイ・シデン
- 当初はエゥーゴ軍に所属していたが、大規模テロ直前に脱隊したことでジャーナリストとなる。
- ミライ・ヤシマ
- フラウ・ボゥ
- キッカ・キタモト
- ガルマ・ザビ
- ジオン軍の立場からシャアとコンビでテロリスト掃討に動いていたところをゼウスメンバーと出会う。ジオン首都のザビ市からネオ・アクシズとの戦争へ出陣し、ジオン十字勲章は確実という自負があったようだが、のちに戦死したことがシャアから明らかにされる。本作では戦死の原因には一切不明。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 当初はエゥーゴのダカール市に到着し、アクシズとエゥーゴの友好の希望になろうかという立場だったようだが、大規模テロを境に足取りが長らく不明となり、のちに故郷アクシズがアポロン総統に乗っ取られたことで帰る場所を失う。劇中ではハマーンと逸れてしまっているところをアムロ達と出会い、一悶着起きてしまうがその後甚くアムロを気に入ったご様子。
- エマ・シーン
- ティターンズ中尉。ウルトラ大陸の作戦にてジェリド中尉と意見をたがえたことをきっかけに、戦死前提の激戦区へ飛ばされてしまう。ゼウスメンバーに助けられてからはゼウスへ組み入れられ、各地のメンバーとの連絡や事務処理といった裏方を一手に担う。
- アストナージ・メドッソ
- 本作ではエゥーゴの首都ダカール市における技師として登場。
- バスク・オム
- ティターンズの大佐にして本作では実質的な組織のトップ。当初から権力掌握のために動いており、のちにネオ・アクシズと手を組んでからはエゥーゴを占領するも、シロッコから用済みを宣告されて突然の暗殺という結末を迎える。
- ジュドー・アーシタ
- アムロ2度目の単独行動時にアムロ、シャアと行動を共にする。ΖΖガンダムは残念ながらオシャカになってしまっているらしく、PCとしては参加しない。
- リィナ・アーシタ
- 立花藤兵衛
- 喫茶アミーゴのおやっさん。歴代ライダーを支援していた他、本作ではアイテムも売ってくれる。演者が同一人物なのを利用してムラマツ隊長と双子の設定がある。
- 一文字隼人
- 仮面ライダー新2号。あるダンジョンからの脱出で光太郎に協力する他、必殺技「回転キック」を伝授してくれる。
- 神敬介
- 仮面ライダーX。アポロガイストのバリアを破るために自身の武器「ライドル」を光太郎に託す。恋人水城涼子も生きている。父親の作った海底ステーションを守ることを使命としている。
- 水城涼子
- 山本大介
- 仮面ライダーアマゾン。ジャングル通行のためのアイテムをくれる。
- モグラ獣人
- ゲドンの用心棒として登場するが、敗北後はこちらに情報を教えてくれる。とんでもなく口数が多く一度喋りだすと止まらないため、光太郎に「ROMの容量も考えろ!」などと一喝されるメタな場面も。原作と異なり人間を改造した設定になっており、妻帯者でもある。
- 城茂
- 仮面ライダーストロンガー。超電子ダイナモを破壊されたため変身できないが、光太郎に必殺技「電キック」を伝授する。
- 村雨良
- 「忍者ライダー」こと仮面ライダーZX。光太郎に「ZXシューティングスター」(十字手裏剣)を託す。
- 暗闇大使
- バダンの首領。カイザーグロウの力でネオショッカーと対立していたが、死神博士に倒される。
- 科特隊(ムラマツ隊長、アラシ隊員、イデ隊員、フジ・アキコ隊員)
- ホシノ・イサム
- 友里アンヌ
- ウルトラ警備隊の女性隊員でゼウスに配属されたダンのことを案じている。
- 郷秀樹
- ウルトラマンジャック。隠しイベントで終盤、ダンに最高威力の必殺技「流星キック」を伝授。
- 北斗星司
- ウルトラマンエースの片割れ。ダンに必殺技「ウルトラギロチン」を伝授する。
- 南夕子
- ゾフィー
- ウルトラマンキング
- 原作ではウルトラマンレオと懇意な伝説の超人。今作ではその師であるセブン(ダン)がパワーアップに彼の元で修業したいと追い求めることになる。本作世界においてかつて世界を救った光の神、その人である可能性をヤプールによって示唆されている。
- クロ、シロ
- 共に本作で初登場。
- 女の子(名前不明)
- ギリアムが助けた女の子。ヒューイというぬいぐるみを大事にしている。ある意味重要なキャラクターで、エピローグにも登場する。また、『スーパーロボット大戦OG外伝』の『シャッフルバトラー』にそのネタが使われている。
用語[編集 | ソースを編集]
- 惑星エルピス
- 前述のとおり、3つの大陸からなる惑星。
- ゼウス機関
- 「Zet Extraordinary United Space:連邦特別大使」の略称。アムロ曰く「こじつけっぽい名前」。主人公たちの所属組織であり、3大陸すべての協力による国際機関であるため特権が与えられている。各地の病院で一律の格安にて治療を受けられたり、不測の事態に陥っても身分が保証されているのはそのため。なお、「ゼット エクストラディナリィ ユナイテッド スペース」と読み、「Extraordinary」の読みがやや不自然にも見える。
- ネオ・アクシズ
- 後半で登場する、三大陸の悪が集うオリジナルの敵組織。アポロン総統の目的のために、あえて世界中のテロリストを支援するという、一見すると暴挙でしかない作戦を遂行していた。
- 実験室のフラスコ
- ギリアムの言葉。曰く、この世界の怪獣やらモビルスーツ、異星人が混在している状況はどう考えてもおかしいらしく、作為的なものさえ感じるという。意図は不明だが何者かが行った実験に自覚なしに巻き込まれてしまい、その結果が失敗ならばこの世界は消滅してしまうのではないのかという結論から彼は実験室のフラスコと喩えた。これはOG世界でも言及し、その証拠に異世界からの勢力が混在し始めている過程にある。
スパロボとの関連[編集 | ソースを編集]
- 本作の発売日からほぼ丁度10年後の2002年11月22日に『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』が発売。同作においてギリアムが『スーパーロボット大戦F完結編』以来久方ぶりに登場し、約9年ぶりに初代ゲシュペンストに搭乗した(10年ぶりではないのは『バトルドッジボールII』で登場したから)。
- 本作の発売の翌年に発売された『第3次スーパーロボット大戦』でマサキが「ヒーロー戦記」とタイトル名を口にする。
- 『第4次スーパーロボット大戦』でギリアムの名を聞いたアムロが反応する。
- 『スーパーロボット大戦F』終盤でギリアムが登場した時、アムロが反応する(マサキはしない)。
- 『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』ではギリアムとマサキが対面した際、ギリアムが酷く動揺する場面がある。本作ではギリアムとマサキが対面するのはマサキを最終パーティに加えた状態のラスボス戦でしかありえないため、本作での最終パーティは「アムロ・ダン・光太郎・マサキ」というのが正史になると思われる。
- 『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』は本作の後日談と言っても過言ではなく、「ギリアムの贖罪」が描かれ、本作のファンを狂喜させた。ただし、ヒーロー戦記のエピローグのある場面と(一応強引に解釈できなくもないが)微妙に矛盾する。
- 『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』にて追加されたギリアムの専用BGM“英雄戦記”はこのゲームのタイトルBGMのアレンジである。本来はGBA版『OG2』で入る予定だったが、容量の都合で断念された[1]。
- 漫画『スーパーロボット大戦OGクロニクル』のある回に、ギリアムの部下の「壇」「光次郎」「怜次」というキャラが登場する。本作のパロディキャラであり、容姿も彼らに似ている。彼らは同作者の『スーパーロボット大戦OG Record of ATX』にも引き続き登場している。
- 『スーパーロボット大戦30』のDLC第1弾にてギリアムとゲシュペンストが参戦しており、『F完結編』以来23年振りにアムロとの共闘を果たすどころか、別世界線の人物とはいえ『バトルドッジボールII』以来28年振りにダンとも共闘することになった。また、ギリアム加入時には、強化パーツ「英雄戦記」(1マップにつき、1回だけ精神コマンド「勇気」「幸運」「努力」をかける)も同時に手に入る。
話題[編集 | ソースを編集]
- 現在では考えられないほど、中の人の同一性に拘ったネタがあり、「仮面ライダーシリーズ」の立花藤兵衛と『ウルトラマン』のムラマツキャップが双子の兄弟だったり、「仮面ライダーシリーズ」の本郷猛及び城茂と瓜二つの刑事が出てきて南光太郎を困惑させたり、仮面ライダーV3/風見志郎がV3と風見志郎の名前だけを借りた快傑ズバットだったりする。ある意味、スパロボの声優ネタの走りと言える。
- 寺田貴信P曰く、後に発表された『スーパーヒーロー作戦』は、本作と『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』を現代(2000年当時)でもう一度やったら面白かろう、という発想で生まれた作品とのこと。因みに『ガイアセイバー』は本作に2年遅れて発売されたコンパチシリーズのSFCソフトで、同じくRPG。ただ、極めてシビアな難易度である等の点から本作ほど評判は良くない。
- 上記の通り、『スーパーヒーロー作戦』は本作のオマージュ的な面があるため、主人公イングラム・プリスケン(ヴィレッタ・プリスケン)は記憶喪失という設定や性格面でギリアムに酷似しており、ラスボスであるユーゼス・ゴッツォは仮面を付けたという点でアポロンに酷似している。後の『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』にてギリアムとイングラムが共演した際には意味深な会話を繰り広げている。アニメ版『DW』では会話は少ないが2人を対比する描写がなされた。
- 2015年8月8日~9月27日まで上野の森美術館で開催された「メカニックデザイナー 大河原邦男展」において、ゲシュペンストが大河原氏デザインの代表ロボットの一つとして紹介されている関係上、『ヒーロー戦記』もガンダムシリーズやボトムズシリーズ、『ダイターン3』、『トライダーG7』、『メカンダーロボ』、『レイズナー』、『ガオガイガー』と並ぶ大河原氏がメカデザインした代表作の一つとして取り上げられた。
商品情報[編集 | ソースを編集]
攻略本[編集 | ソースを編集]
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ OGsの発売日が過ぎて… 2019年5月11日閲覧。
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