デュエルガンダム アサルトシュラウド

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デュエル
アサルトシュラウド
外国語表記 DUEL GUNDAM ASSAULTSHROUD[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 モビルスーツ
型式番号 GAT-X102
全高 17.5 m
重量 103.47 t
動力 バッテリー
装甲 フェイズシフト装甲(MS本体)
通常装甲材(追加装甲)
素体 デュエル
開発 モルゲンレーテ社(MS本体)
ザフト(追加装甲)
所属 ザフト
主なパイロット イザーク・ジュール
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デュエルガンダム アサルトシュラウドは『機動戦士ガンダムSEED』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ザフトに所属する試作型モビルスーツ地球連合軍から鹵獲したデュエルに独自開発した追加装備「アサルトシュラウド」を装着した状態。

「シュラウド」とは「死者を包む衣」という意味である。「敗北を喫したデュエルを包む装甲」という経緯を考えると、少々皮肉っぽい命名である。

機体概要[編集 | ソースを編集]

ザフトの主力MSジンの同名の装備を基に、規格を合わせた専用の物を新造している。

この装備は火器やスラスターを内蔵した複合装甲によって、攻守と空間内機動力を向上させるための物であるが、本機にはフェイズシフト装甲が採用されている為、火力と空間内機動力の強化に重点が置かれている。

しかし、デュエルの設計時より装備する事を想定してはいない物であった上に、装着後は重量が100tを超えてしまった事で運動性も大幅に低下してしまう事になり、重力下…特に砂漠地帯の戦闘ではそれが足枷になるという欠点にも繋がる等、中~近距離戦闘を得意としていたデュエルの本来のコンセプトを殺してしまう事になっている。ただし、緊急時には装備をパージする事も可能で、これによって高い機動性を求められる戦闘にも一応対応可能となっている。

後に、連合でもこの装備が評価されたのか、アサルトシュラウドと同じコンセプトの追加装甲である「フォルテストラ」が開発されており、ロングダガーやデュエルダガーに装備されている。こちらも緊急時にはパージ可能であるが、パージの際に生ずる隙は同時に閃光弾を発光させ相手の視界を奪うことで対処出来る様になっている。また追加装甲のコンセプトは、直系的な発展型であるブルデュエルガンダムにも同じように採用されている(ただし、ブルデュエルの物は、運動性の低下を防ぐ為に固定式となっている)。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

キラ・ヤマトストライクガンダムとの戦闘で損傷したデュエルの修復と同時に装着され、イザーク・ジュールが乗り込んで実戦に投入された。

しかし、アフリカでの戦闘ではレセップスの甲板から飛び出した本機がバスターガンダム共々、砂に脚を捕られて埋もれていくなど、その重量が仇となる事も少なくなかった。その後も、ストライクやフリーダムガンダムとの戦闘においては装備による運動性低下が足枷になってしまう形で連敗を喫してしまう事が多かったが、それ以外の連合との戦いでは、相手側にモビルスーツでの戦闘経験が少ない事もあってか、問題無く戦果を挙げる事が出来ていた。

その後、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてフォビドゥンガンダムと交戦し、フォビドゥンの攻撃をアサルトシュラウドをパージする事で防ぎ、その爆発に気を取られた隙に2本のビームサーベルでこれを撃破するという戦果を挙げている。本来、デュエルは機動性と運動性を生かした中~近距離戦を想定した設計の為、ようやく本来の性能を発揮出来たとも言える。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

スパロボではアサルトシュラウド装備時もフェイズシフト装甲が施されている。言うまでもなく「強化後の方が防御力が下がる」という状態を回避する事、及び他のSEED系ガンダムとの性能差の問題(尖った武装がなく、後述の一斉射撃も再現されていないため瞬間的な火力に欠ける)が理由と考えられる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。最初からASを装備済みだが、名義は「デュエルガンダム」。一応、強奪後すぐに「デュエルに追加装甲を付けた」とイザークが発言している。ASを装備済みではあるものの、PS装甲は健在。
セレーナを主人公にすると数話使えるが、インターミッションで弄ることはできない。この時点ではそれなりに強いので、単機でマップを攻略できないこともない。それ以外では終盤まで敵だが、隠し要素の複雑なフラグを満たせば入手可能。バスターガンダムの改造が引き継がれるので、予めバスターの改造引継ぎ元であるストライクガンダム(正確にはフリーダムが引き継ぎ元だが、フリーダムもストライクから引き継ぐ)に充分な改造を施しておけば即戦力となる。ただし、機体の性能のせいで小隊員になっている事が多いと思われるが。
ALL武器を持たず、最大攻撃力は高くない。PLA武器の攻撃力が高く、ビームサーベルが射程3と長め。シヴァのお陰で射程に不足はなく、MS系には少々珍しく移動7なのも嬉しいところ。全体的にバランスの纏まった無難な性能で、やはり加入の遅さが悔やまれるか。競合機のラゴゥと比べて、改造引き継ぎを受けれてPS装甲と援護攻撃適性と宇Aの部分で優る。最大攻撃力や武装の使い勝手は同等。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
今回は後からASを装備する。一度撃墜してもASを分離した状態で復活する為、再度倒す必要があるためにやや面倒。さらにAS状態を倒しても経験値はもらえるが、資金は貰えない。幸運祝福は絶対にかけないように。海で出撃するマップもあり、アクアモジュール装備の機体の餌食となることも。終盤、何の脈絡もなくイザークが仲間になった際に入手出来る。
スーパーロボット大戦W
Jと同じような仕様だが、HPが増えたため、倒しにくくなった。とはいえ援護バグのため、経験値稼ぎの格好のカモになることも。
イザークを仲間にすれば入手出来るが、同時期参入のハイペリオンと比べると性能はいささか低い。今回はフリーダムガンダム改造が引き継がれるので、フリーダムを改造しておくと使えるかもしれない。
スーパーロボット大戦L
条件を満たすとイザーク加入時に入手。アニメーションが描き直されているがアサルトシュラウドの分離ができなくなっている。
デュエルを持ってきた発言の直後にさっそく「旧式引っ張りだしてきて大丈夫か」とツッコまれるが、OSから何からアップデートはされているらしい。実際、『SEED』の世界ではMSの性能のうちOSの性能はかなりのウェイトを占めている事になっているので、OSがしっかりアップデートされているなら大丈夫……のはずだが、相棒ディアッカのバスターと違って性能は微妙。
機体ボーナスが「格闘武器+」なのにビームサーベル以外全て射撃武器だったり、同じくボーナスが「装甲値+」「HP+」なのに別に装甲もHPも高くなかったり、しかもそれでいて移動力も運動性も雑魚MS並だったりと、単体の戦闘力では特筆すべき点が全然無い。性能の劣る旧式である事が分かっているからと、ストライクのように修理装置がくっついているなんてことも無い。
活かす道があるとすればHP装甲が重要で格闘武器メインのスーパーロボットのサブに付ける事だが、スーパーロボットのサブは燃費改善のために補給装置持ちを付けるのがセオリー。スーパー系のサブとしては、補給装置持ちで格闘武器+に加えて特殊効果無効と地形適応ボーナスまで持ち、脱力加速等を含む補助精神コマンド持ちの複数パイロットで、本体も攻撃力が高いというボスボロットが高すぎる壁として立ちはだかる。
真グレートなど長射程の格闘武器を主軸にするスーパーロボットと組ませる程度か。序盤の戦力でメテオブレイカーを全部守るのはそれなりに苦労する割にファンサービス枠という今回は少々寂しい扱いである。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
「デュエルガンダムAS」名義。
スーパーロボット大戦DD
1章Part4から登場するエネミーユニット。「デュエルガンダム」名義。バランスタイプ。
ロボット図鑑では、重量が通常のデュエルガンダムの物で表記されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

本体武装[編集 | ソースを編集]

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門装備されている近接防御機関砲。
ビームサーベル
バックパックの左右マウントホルダーに搭載されており、エールストライカーの物と同じ。
57mm高エネルギービームライフル
点の破壊に優れる武装で、主に対モビルスーツ戦に使用される。
175mmグレネードランチャー
ビームライフルの銃身下部に装備されている武装。面制圧に優れる。
対ビームシールド
ビームの粒子を反射・拡散させる特性を持つ特殊塗料を施されたシールド。
なおMS自体には塗られていない理由は、設定上は使い捨てが前提だから。

アサルトシュラウド[編集 | ソースを編集]

220mm径5連装ミサイルポッド
アサルトシュラウド装備後の追加武装。左肩アーマー上部に装備。バスターの武装を参考にしたと思われる。ゲーム中ではあまり使われない。
115mmレールガン・シヴァ
アサルトシュラウド装備後の追加武装。右肩アーマー上部に装備。インド神話における破壊神の名を冠する武器。実体弾を電磁加速で撃ち出す武装で、速射性と威力に優れる反面、PS装甲には通用しない。その特性から、PS装甲を持たない複数の敵を相手取る場合を想定した武装と思われる。アサルトシュラウドの追加武装の中で最も強力な武装だが、対ストライク戦には不向きであり、汎用性や他の部隊との交戦の際の運用を想定していたのかもしれない。打倒ストライクを誓うイザークとしては複雑だろう。

必殺技[編集 | ソースを編集]

一斉射撃
ビームライフル、ミサイル、レールガンの同時射撃。代表的なバンク映像であり、OPでも使われている。ライフルの代わりにビームサーベルを装備した状態で使用することもある。意外にもスパロボでは実装された事は無い。
アサルトシュラウド・パージ
アサルトシュラウドをパージ(強制排除)して、二本のビームサーベルによって突撃を仕掛ける「デュエル(決闘)」の名に恥じない攻撃。劇中におけるフォビドゥンガンダムの撃破時におけるその姿は「圧巻」の一言に尽きるのだが、こちらも一斉射撃と同じくスパロボで実装された事が無い。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
PS装甲
本来追加装甲であるアサルトシュラウドはPS装甲が使われていないのだが、ゲームではこれが付いている事が少なくない。
分離換装
アサルトシュラウドを分離、或いはデュエルガンダムに換装。作品によっては不可能。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

機体ボーナス[編集 | ソースを編集]

無改造:格闘武器+100 装甲値+100 HP+500 CT補正+10
ハーフ改造:格闘武器+200 装甲値+150 HP+1000 CT補正+20
フル改造:格闘武器+300 装甲値+200 HP+1500 CT補正+30

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ストライクガンダム
フォビドゥンガンダム
第2次ヤキン・ドゥーエ宙域戦において対決。至近距離でのビーム攻撃しか決定打にならないフォビドゥン相手に、シールドや追加装甲のアサルトシュラウドを被弾と同時にパージする事で相手を油断させ、その一瞬の隙を突いてビームサーベルで武装共々両腕を切断し、コクピットを貫いて撃破した。本機よりもスペックで勝るフリーダムに搭乗したキラですら苦戦した相手を撃破した(もっともキラの場合は1対3ないしは2対3ばかりで、そのうえ護衛対象まであるケースがほとんどだったので、苦戦は当然でもあるが)という点では、大金星と言える。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ブルデュエル
ASを参考に再生されたデュエルを強化したもの。外見が似ているが、こちらは物々しい装甲を分離することは出来ない。
ジンアサルト、シグーアサルト
SRW未登場。専用のアサルトシュラウドを装備したジン及びシグー。本機の源流にあたる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • HDリマスター版第11話の次回予告で本機が登場した際には、通常装甲であるはずのアサルトシュラウドがフェイズシフトダウンしているという作画ミスがあった(第12話で本編に登場した際には修正されている)。 これと関連して製作責任者である福田監督は事前にTwitter上でアサルトシュラウドがフェイズシフトしている色指定表が出てきたこと、ムックでは設定が確認出来なかったことなどの現場事情を明かし、アサルトシュラウドが通常装甲で間違いないかファンに質問するという、作品制作の総監督として疑問を禁じえない一面が見受けられた(なお、その監督曰く「意外とこういうのはファンの方が詳しいんだぜ」との弁)。とはいえガンダムシリーズに限っても、スペースコロニーの位置が前作と異なることや、wikipediaの誤情報をそのまま載せたこともあるので、分からない場合は質問するという姿勢も間違ってはいないのかもしれない。
  • 元々ジン用に開発されていたとはいえ、全く規格が異なるはずのデュエル用としてアサルトシュラウドをザフトは驚異的な短期間で新造している。ヘリオポリスでGAT-Xシリーズの4機を奪取したのはC.E.71の1月25日で、イザークが負傷・デュエルが損傷したのが同年2月11日、そしてアサルトシュラウドを装備して戦った低軌道会戦が同年2月13日だということなので、奪取後すぐに機体のデータを本国なりに送りデュエルの強化用にと開発がスタートしていたとしても、3週間足らずで製造かつ製造元から地球軌道付近にいるクルーゼ隊へ届けるまでを行ったということになる。

脚注[編集 | ソースを編集]

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]