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{{登場メカ概要
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
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*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Ζガンダム}}
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{{登場メカ概要
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'''バイアラン'''は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[登場メカ]]。
  
[[ティターンズ]]が[[キリマンジャロ]]基地にて開発した試作型[[モビルスーツ]]。サブ・フライト・システムなしで飛行可能なことが最大の特徴。ただし、大推力のジェットエンジンで強引に飛行させていることから防御力や汎用性の低下を招き、武装も僅かしか装備していないため、UC87時代のモビルスーツにしては平凡な性能。換装を行う事で宇宙でも使用可能。
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== 概要 ==
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[[ティターンズ]]が[[キリマンジャロ]]基地にて開発した試作型[[モビルスーツ]]。[[変形]]やサブ・フライト・システムに頼らず、人型のまま地上を飛行することを目的として開発された機体。
  
劇中では[[キリマンジャロ]]攻防戦で[[ジェリド・メサ]]が搭乗し、[[カミーユ・ビダン]]の[[Ζガンダム]]と交戦するが、途中でカミーユを庇った[[フォウ・ムラサメ]]の[[サイコガンダム]]を撃破している。その後、[[ダカール]]や[[ゼダンの門]]での戦闘に投入され、[[アポリー・ベイ]]の[[リック・ディアス]]を撃墜している。その直後に損傷し、ジェリドは[[バウンド・ドック]]に乗り換えた。なお、ジェリド搭乗機以外にも[[パラス・アテネ]]の取り巻きの二機が確認されている。
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サブ・フライト・システムなしで[[飛行]]可能なことが最大の特徴。ただし、大推力のジェットエンジンで強引に飛行させていることから飛行可能時間は短く、防御力や汎用性の低下を招き、武装も僅かしか装備していないため、U.C.0087~0088年代のモビルスーツにしては平凡な性能。
  
後の宇宙世紀における単独飛行できるモビルスーツは、0105年に開発された[[ミノフスキークラフト]]搭載型のクスィーガンガム、ペーネロペーの両機(改造機バイアラン・カスタムから9年後)まで待たねばならず、量産機までになるとさらに50年後の[[ザンスカール帝国]]が開発した「ビームローター」や、[[Vガンダム]]の「ミノフスキーフライト・システム」と年月を費やしている。尤もな理由としてバイアラン開発以後は地上戦の減少(戦乱の減少)傾向があり、然して開発要素として取り上げれなかったと思われる。
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換装を行う事で[[宇宙]]でも使用可能で、その場合は大推力を制限なく活かすことが可能となり、ウェイブライダー形態の加速に追い縋るほどの機動力を発揮するなど、皮肉なことに宇宙での運用こそ本領と言ってもいい。
  
スパロボでは[[ティターンズ]]の[[量産機]]として登場することがあり、[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]])では[[主人公]]に恋人がいることにした場合、恋人を[[説得]]することで自軍参入させることができる。能力や武装は平凡だが、地形適応には穴が無い。
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=== 劇中での様相 ===
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[[キリマンジャロ]]攻防戦で[[ジェリド・メサ]]が搭乗し、[[カミーユ・ビダン]]の[[Ζガンダム]]と交戦するが、途中でカミーユを庇った[[フォウ・ムラサメ]]の[[サイコガンダム]]を撃破している。その後、[[ダカール]]や[[ゼダンの門]]での戦闘に投入され、[[アポリー・ベイ]]の[[リック・ディアス]]を撃墜している。その直後に損傷し、ジェリドは[[バウンド・ドック]]に乗り換えた。なお、少数が生産されたのかジェリド搭乗機以外にも[[パラス・アテネ]]の取り巻きの二機が確認されている。
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ジェリドが初搭乗した際(灰色一色)とそれ以外ではカラーリングが異なるが、これは別にジェリドの専用カラーというわけではなく、彼が塗装すら終わっていないテスト中の本機を強引に受領して出撃したためである(出撃時も担当のメカニックは「実戦では使えません。テスト中なんですよッ!」とジェリドを制止している)。その後はキリマンジャロ基地が陥落してしまったためか、正式にジェリドが受領した模様で、カラーリングもちゃんと制式カラー版に塗装されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
:[[ジェリド・メサ]]のほか、[[ライラ・ミラ・ライラ]]も搭乗する。シナリオ「マリオネット・フォウ」で初登場。
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:初登場作品。[[ジェリド・メサ]]のほか、[[ライラ・ミラ・ライラ]]も搭乗する。シナリオ「マリオネット・フォウ」で初登場。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
 
:中盤から登場する。珍しくネームドパイロットが搭乗しない。
 
:中盤から登場する。珍しくネームドパイロットが搭乗しない。
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
:主に[[ティターンズ]]の戦力として登場。序盤では[[ティターンズ]]と敵対していないため、味方[[NPC]]として登場してどんどん敵を倒していってしまう。主人公に恋人がいるとした場合に、[[ティターンズ]]にいる恋人の愛機である。その場合、恋人を説得すれば入手できる。最初から3段階改造されており、飛行可能なので使い勝手がよい場面もある。敵としては、性能は並だが、顔つきキャラが乗っていたり、飛行しているため地形に影響されずに強襲してくることもあり厄介。
+
:主に[[ティターンズ]]の戦力として登場。[[ノイエDC]]もわずかに使用してくる。
;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
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:序盤の友軍時の[[ティターンズ]]では、ジェリド、[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]に加えて「恋人いる」ルートを通った場合の副主人公が乗っている。味方[[NPC]]として他の敵をどんどん倒して[[経験値]][[資金]]を横取りしていくので要注意。火力自体は低めだが、『第4次』そのものが全体的に攻撃力優先のバランスであるため、雑魚MS程度は簡単に落とされてしまう。
:基本的には[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]と同じだが、本作の仕様で仲間にすると武器の改造が初期化される。
+
:後に敵として登場する副主人公を[[説得]]すれば同時に入手できる。最初から2段階[[改造]]されている上に飛行可能なので使い勝手がよい。やはり攻撃力はかなり低いが空適応Aなので、同時期の他MSよりも高い火力を出す事ができ、中盤までの繋ぎにはなる。特に「[[キリマンジャロ]]の嵐」ではそのマップの特殊性<ref>飛行可能な機体しか出撃できないのに地形は「陸」扱い。そのため地上に降りられない飛行機体([[Ζガンダム|ウェイブライダー]]など)は実力を発揮できない。</ref>から、ガンダム系パイロットはバイアランがあるとかなり戦いやすい。
;[[スーパーロボット大戦F]]
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:敵としては性能は並だが、ネームドキャラが乗っていることが多く、飛行しているため地形に影響されずに強襲してくることもあり厄介。
:[[ティターンズ]]の機体だが、[[スーパーロボット大戦F|F]]の時点では[[ティターンズ]]はまだ敵ではないので、ジェリドらが乗り、味方[[NPC]]として戦闘に加わる。[[スーパーロボット大戦F|F]]の時点でHPが1万もあり妙に強いため、どんどん敵を倒してしまって資金や経験値を奪っていく。
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:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
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::基本的には『第4次』と同じだが、本作の仕様で仲間にすると武器の改造が初期化される。武器が無改造だと火力が低く使い勝手がよくない。
:[[ティターンズ]]の戦力として登場。飛行していて移動後に接近戦も行えるので他の[[MS]]や可変した[[MA]]形態とは別に注意をする必要がある。[[ティターンズ]][[MS]]の中ではやたらと性能が高く、HPが1万強あり、運動性も180超えである。中には運動性200に達する機体も居るが、倒して入手できる資金がかなり少ない。主に戦うのが10段階改造可能前なので、NTでも精神無しでの完全回避は難しい。射程が短めなので、射程外から攻撃するようにすると良い。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
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:ティターンズの機体だが、本作品の時点ではティターンズはまだ敵ではないので、ジェリド、ライラ、カクリコンが乗り、味方[[NPC]]として戦闘に加わる。そこそこ程度の性能だが、敵が弱い[[オーラバトラー]]なのでどんどん敵を倒してしまって資金や経験値を奪っていく。それでいて[[ウィル・ウィプス]]に対しては[[オーラバリア|効きもしない]]メガ粒子砲を連発していく(=ダメージ無しで[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]の気力だけが上がっていく)ので出遅れると迷惑千万である。他にも[[ゲスト]][[ポセイダル軍|ポセイダル]]連合軍から基地を取り戻したあとにティターンズがおいしい所を持っていく演出時にも登場(戦闘はなし)する。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
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:[[ティターンズ]]の戦力として登場。[[運動性]]が155と同勢力の[[MS]]の中でも特に高く、その華奢な見た目の割に[[HP]]は1万弱、[[装甲]]も登場時期の並ぶ[[アッシマー]]等と同等。改造されて出てくる事が多く、ジェリドや[[ゲーツ・キャパ|ゲーツ]]等多くのネームドも乗る為、その高い性能には常に拍車がかかる。中盤の間は、[[NT]]でも[[精神コマンド|精神]]無しでの完全回避は難しい。この強さで獲得資金は'''たったの1400'''という、ティターンズ側MSのケチ臭さを象徴する存在。最大[[射程]]が標準程度しかないのが弱点となる為、特にネームド機に対しては[[切り払い]]を避ける為にも積極的に射程外攻撃を仕掛けて行きたい。[[ジャブロー]]基地内の無人機はパイロット能力の低い[[人工知能改]]搭載だが、改造値が特に高く運動性が'''200'''もあるので、やはり侮れない。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:主にジェリドや[[カクリコン・カクーラー|カクリコン]]が搭乗し、一般兵も乗ってくる。[[マラサイ]]よりは強いが大した敵ではない。
+
:ジェリドやカクリコンらも乗るが、主に一般兵が搭乗する。[[アッシマー]](MA)と同等の性能を持つが、メガ粒子砲の燃費がかなり悪く簡単にガス欠になるのが弱点。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
:何故かサーベルに空適応が無いため、EN切れになると空中への攻撃手段が無くなる。
:ジェリド等、比較的名有りのパイロットが搭乗してくる。1話の[[ゲットマシン]]や3話の[[バトルマシン]]では相手をするのに流石にきついが、必中持ちのスーパー系や[[集中]]持ちのリアル系ならば十分に相手に出来る。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 +
:ジェリド等、比較的名有りのパイロットが搭乗してくる。1話から登場することもあってか装甲がかなり低く、相変わらずメガ粒子砲の燃費も悪い。命中率にさえ気をつければ[[ゲットマシン]]でも十分に対応できる。
 +
:今回はサーベルに空適応が付いた。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
:ジェリドや[[マウアー・ファラオ|マウアー]]が乗っている。そこそこ強い方か。
+
:ジェリドや[[マウアー・ファラオ|マウアー]]が乗っている。トライチャージが強い。第3軍として登場したときに彼らの小隊の生存がエンドポイントに影響する。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
:[[アイム・ライアード|アイム]]によって[[ZEUTH]]の世界から持ち込まれ、[[モビルドール]]として運用されている。他のモビルドール運用機と比べて取り立てて秀でた所が無く、モビルドール運用機の中では[[トーラス]]と並んで与し易いが、本作はモビルドールそのものの能力がかなり高いため油断は禁物である。
+
:[[アイム・ライアード|アイム]]によってUCWから持ち込まれ、彼に協力している[[リボンズ・アルマーク]]が製作し、[[モビルドール]]として運用されている。
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:他のモビルドール運用機と比べて取り立てて秀でた所が無く、モビルドール運用機の中では[[トーラス]]と並ぶロースペック機だが、本作はモビルドールそのものの能力がかなり高いため油断は禁物である。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander}}
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:一般兵用だが雑魚MSにしては硬い方で接近戦が強め。登場ステージでは制限時間内に大量に湧く敵機を落とさなくてはいけないため、倒すのに時間のかかるコイツはなるべく無視した方が得。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
 
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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
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=== 武装・[[必殺武器]] ===
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;メガ粒子砲
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:両腕部に内蔵されている高出力ビーム砲。武装が貧弱と評される本機体であるが、これ自体は出力は4.7MWあり、[[ハイザック]]や[[マラサイ]]が装備する[[ビームライフル]](出力2.2MW)の倍以上と充分な威力を誇っている。先述の悪評は他に火器を搭載していないせいであろう。
 
;ビームサーベル
 
;ビームサーベル
:両腕部に格納。3本の指でつかめるように柄の形が三角形になっている。原作では、[[キリマンジャロ]]基地において[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の[[Ζガンダム]]を庇った[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]は、この武器で[[サイコガンダム]]のコクピットを貫かれ、絶命してしまう。
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:両腕部に格納。3本の指でつかめるように柄の形が三角形になっている。
;メガ粒子砲
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:原作では、[[キリマンジャロ]]基地において[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の[[Ζガンダム]]を庇った[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]は、この武器で[[サイコガンダム]]のコクピットを貫かれ、絶命してしまう。
:両腕部に内蔵されている高出力ビーム砲。
 
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
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;剣装備
 
;剣装備
:[[切り払い]]を発動させる。
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:[[切り払い]]を発動する。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]]
 
;[[空]]・[[陸]]
 
:[[飛行]]可能。
 
:[[飛行]]可能。
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<!-- :「曲名」:採用作品や解説など -->
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;M
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== 機体BGM ==
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;「モビルスーツ戦~交戦~」
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:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』にて。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;バイアラン・カスタム
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;[[バイアラン・カスタム]]
:OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場するバイアランの改修機。劇中では[[トリントン基地]]を襲撃したジオン残党を相手に(相手が旧式機ばかりとはいえ)その戦力のほとんどをたった1機で撃破する活躍を見せる。SRW未参戦。
+
:[[機動戦士ガンダムUC]]』に登場するバイアランの改修機。
 +
;[[GUNDAM:バイアラン・イゾルデ|バイアラン・イゾルデ]](SRW未登場)
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:『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』(SRW未参戦)に登場するバイアランの改修機。
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== 余談 ==
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*後の[[宇宙世紀]]における単独飛行できるモビルスーツは、0105年に開発された[[ミノフスキークラフト]]搭載型の[[Ξガンダム]]、[[ペーネロペー]]の両機(改造機[[バイアラン・カスタム]]から9年後)まで待たねばならず、量産機までになるとさらに50年後の[[ザンスカール帝国]]が開発した「ビームローター」や、[[Vガンダム]]の「ミノフスキーフライト・システム」と年月を費やしている。尤もな理由としてバイアラン開発以後は地上戦の減少(戦乱の減少)傾向があり、然して開発要素として取り上げれなかったと思われる。
 +
*『Ζガンダム』放映当時から多くのガンダムファンに「虫っぽい」と散々言われてきた機体だが、『[[SDガンダム外伝]]』では'''ゴキブリのモンスター'''「コックローチバイアラン」として登場。いくらなんでもあんまりである。
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**一応そちらとは別に「戦士バイアラン」としても登場しており、バイアランの扱いが悪いわけではない。ネタにできる機体は全力でネタにしていくのが『[[SDガンダム]]』という作品なだけである。
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== 脚注 ==
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<references/>
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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<!-- == 話題まとめ == -->
 
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:バイアラン]]
  
== リンク ==
 
 
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+
[[Category:機動戦士Ζガンダム]]

2023年11月29日 (水) 13:39時点における最新版

バイアラン
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 藤田一己
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 局地戦用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 RX-160
頭頂高 18.6 m
本体重量 34.2 t
全備重量 54.7 t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 1,760 kw
スラスター推力

28,000 kg×1(腰部)
18,000 kg×2(バックパック)
11,200 kg×2(熱核ジェット)

総推力
86,400 kg
アポジモーター 13
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 9,890 m
開発 ティターンズ
所属 ティターンズ
主なパイロット ジェリド・メサ
テンプレートを表示

バイアランは『機動戦士Ζガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ティターンズキリマンジャロ基地にて開発した試作型モビルスーツ変形やサブ・フライト・システムに頼らず、人型のまま地上を飛行することを目的として開発された機体。

サブ・フライト・システムなしで飛行可能なことが最大の特徴。ただし、大推力のジェットエンジンで強引に飛行させていることから飛行可能時間は短く、防御力や汎用性の低下を招き、武装も僅かしか装備していないため、U.C.0087~0088年代のモビルスーツにしては平凡な性能。

換装を行う事で宇宙でも使用可能で、その場合は大推力を制限なく活かすことが可能となり、ウェイブライダー形態の加速に追い縋るほどの機動力を発揮するなど、皮肉なことに宇宙での運用こそ本領と言ってもいい。

劇中での様相[編集 | ソースを編集]

キリマンジャロ攻防戦でジェリド・メサが搭乗し、カミーユ・ビダンΖガンダムと交戦するが、途中でカミーユを庇ったフォウ・ムラサメサイコガンダムを撃破している。その後、ダカールゼダンの門での戦闘に投入され、アポリー・ベイリック・ディアスを撃墜している。その直後に損傷し、ジェリドはバウンド・ドックに乗り換えた。なお、少数が生産されたのかジェリド搭乗機以外にもパラス・アテネの取り巻きの二機が確認されている。

ジェリドが初搭乗した際(灰色一色)とそれ以外ではカラーリングが異なるが、これは別にジェリドの専用カラーというわけではなく、彼が塗装すら終わっていないテスト中の本機を強引に受領して出撃したためである(出撃時も担当のメカニックは「実戦では使えません。テスト中なんですよッ!」とジェリドを制止している)。その後はキリマンジャロ基地が陥落してしまったためか、正式にジェリドが受領した模様で、カラーリングもちゃんと制式カラー版に塗装されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。ジェリド・メサのほか、ライラ・ミラ・ライラも搭乗する。シナリオ「マリオネット・フォウ」で初登場。
第3次スーパーロボット大戦
中盤から登場する。珍しくネームドパイロットが搭乗しない。
第4次スーパーロボット大戦
主にティターンズの戦力として登場。ノイエDCもわずかに使用してくる。
序盤の友軍時のティターンズでは、ジェリド、カクリコンに加えて「恋人いる」ルートを通った場合の副主人公が乗っている。味方NPCとして他の敵をどんどん倒して経験値資金を横取りしていくので要注意。火力自体は低めだが、『第4次』そのものが全体的に攻撃力優先のバランスであるため、雑魚MS程度は簡単に落とされてしまう。
後に敵として登場する副主人公を説得すれば同時に入手できる。最初から2段階改造されている上に飛行可能なので使い勝手がよい。やはり攻撃力はかなり低いが空適応Aなので、同時期の他MSよりも高い火力を出す事ができ、中盤までの繋ぎにはなる。特に「キリマンジャロの嵐」ではそのマップの特殊性[1]から、ガンダム系パイロットはバイアランがあるとかなり戦いやすい。
敵としては性能は並だが、ネームドキャラが乗っていることが多く、飛行しているため地形に影響されずに強襲してくることもあり厄介。
第4次スーパーロボット大戦S
基本的には『第4次』と同じだが、本作の仕様で仲間にすると武器の改造が初期化される。武器が無改造だと火力が低く使い勝手がよくない。
スーパーロボット大戦F
ティターンズの機体だが、本作品の時点ではティターンズはまだ敵ではないので、ジェリド、ライラ、カクリコンが乗り、味方NPCとして戦闘に加わる。そこそこ程度の性能だが、敵が弱いオーラバトラーなのでどんどん敵を倒してしまって資金や経験値を奪っていく。それでいてウィル・ウィプスに対しては効きもしないメガ粒子砲を連発していく(=ダメージ無しでドレイクの気力だけが上がっていく)ので出遅れると迷惑千万である。他にもゲストポセイダル連合軍から基地を取り戻したあとにティターンズがおいしい所を持っていく演出時にも登場(戦闘はなし)する。
スーパーロボット大戦F完結編
ティターンズの戦力として登場。運動性が155と同勢力のMSの中でも特に高く、その華奢な見た目の割にHPは1万弱、装甲も登場時期の並ぶアッシマー等と同等。改造されて出てくる事が多く、ジェリドやゲーツ等多くのネームドも乗る為、その高い性能には常に拍車がかかる。中盤の間は、NTでも精神無しでの完全回避は難しい。この強さで獲得資金はたったの1400という、ティターンズ側MSのケチ臭さを象徴する存在。最大射程が標準程度しかないのが弱点となる為、特にネームド機に対しては切り払いを避ける為にも積極的に射程外攻撃を仕掛けて行きたい。ジャブロー基地内の無人機はパイロット能力の低い人工知能改搭載だが、改造値が特に高く運動性が200もあるので、やはり侮れない。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
ジェリドやカクリコンらも乗るが、主に一般兵が搭乗する。アッシマー(MA)と同等の性能を持つが、メガ粒子砲の燃費がかなり悪く簡単にガス欠になるのが弱点。
何故かサーベルに空適応が無いため、EN切れになると空中への攻撃手段が無くなる。
スーパーロボット大戦α外伝
ジェリド等、比較的名有りのパイロットが搭乗してくる。1話から登場することもあってか装甲がかなり低く、相変わらずメガ粒子砲の燃費も悪い。命中率にさえ気をつければゲットマシンでも十分に対応できる。
今回はサーベルに空適応が付いた。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
ジェリドやマウアーが乗っている。トライチャージが強い。第3軍として登場したときに彼らの小隊の生存がエンドポイントに影響する。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
アイムによってUCWから持ち込まれ、彼に協力しているリボンズ・アルマークが製作し、モビルドールとして運用されている。
他のモビルドール運用機と比べて取り立てて秀でた所が無く、モビルドール運用機の中ではトーラスと並ぶロースペック機だが、本作はモビルドールそのものの能力がかなり高いため油断は禁物である。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander
一般兵用だが雑魚MSにしては硬い方で接近戦が強め。登場ステージでは制限時間内に大量に湧く敵機を落とさなくてはいけないため、倒すのに時間のかかるコイツはなるべく無視した方が得。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦64

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

メガ粒子砲
両腕部に内蔵されている高出力ビーム砲。武装が貧弱と評される本機体であるが、これ自体は出力は4.7MWあり、ハイザックマラサイが装備するビームライフル(出力2.2MW)の倍以上と充分な威力を誇っている。先述の悪評は他に火器を搭載していないせいであろう。
ビームサーベル
両腕部に格納。3本の指でつかめるように柄の形が三角形になっている。
原作では、キリマンジャロ基地においてカミーユΖガンダムを庇ったフォウは、この武器でサイコガンダムのコクピットを貫かれ、絶命してしまう。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動する。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「モビルスーツ戦~交戦~」
第4次』にて。

関連機体[編集 | ソースを編集]

バイアラン・カスタム
機動戦士ガンダムUC』に登場するバイアランの改修機。
バイアラン・イゾルデ(SRW未登場)
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』(SRW未参戦)に登場するバイアランの改修機。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 後の宇宙世紀における単独飛行できるモビルスーツは、0105年に開発されたミノフスキークラフト搭載型のΞガンダムペーネロペーの両機(改造機バイアラン・カスタムから9年後)まで待たねばならず、量産機までになるとさらに50年後のザンスカール帝国が開発した「ビームローター」や、Vガンダムの「ミノフスキーフライト・システム」と年月を費やしている。尤もな理由としてバイアラン開発以後は地上戦の減少(戦乱の減少)傾向があり、然して開発要素として取り上げれなかったと思われる。
  • 『Ζガンダム』放映当時から多くのガンダムファンに「虫っぽい」と散々言われてきた機体だが、『SDガンダム外伝』ではゴキブリのモンスター「コックローチバイアラン」として登場。いくらなんでもあんまりである。
    • 一応そちらとは別に「戦士バイアラン」としても登場しており、バイアランの扱いが悪いわけではない。ネタにできる機体は全力でネタにしていくのが『SDガンダム』という作品なだけである。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 飛行可能な機体しか出撃できないのに地形は「陸」扱い。そのため地上に降りられない飛行機体(ウェイブライダーなど)は実力を発揮できない。

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