アストレイレッドフレーム

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2014年7月27日 (日) 00:25時点におけるヒュゼル (トーク | 投稿記録)による版 (ターンレッド追加)
ナビゲーションに移動 検索に移動

MBF-P02 ガンダムアストレイ レッドフレーム(Gundam Astray Red Frame)

モルゲンレーテ社が開発した試作型モビルスーツオーブが連合の試作MS(ストライク等)開発を請け負った陰で、その技術を盗用し開発した自国防衛用MS「アストレイ」のプロトタイプである。全部で5機が存在し、その内の3機がそれぞれ開発用途別にゴールド(特別機)、レッド(ナチュラル仕様OS開発用)、ブルー(各種装備開発用)に分けられている。また、予備パーツの状態でグリーンとミラージュが存在する。その他にオーブ製ではない同型機が2機(ライブラリアンが製造したレッドのレプリカ機とアクアイオン・インダストリー社が製造したノワール)存在する。

共通項として、

がある。

「レッドフレーム」と呼ばれる本機は、ナチュラル用マスプロダクションモデルの試作機として開発されている。しかし、肝心のナチュラル用OSは不完全であるため、操縦の際には、操縦者であるロウ・ギュールの相棒である非量子型コンピュータ(AI)「8(ハチ)」がサポートしている。

ビームサーベルを固定武装として装備しているが、破壊力が大きすぎる上に電力消費が馬鹿にならないため、後に実剣(日本刀)「ガーベラ・ストレート」を装備するようになった。それに合わせて、モーションパターンも手が加えられている。

作中では崩壊したヘリオポリス内部に放置されていたところをジャンクの回収に訪れたロウ・ギュールらによって発見され、以後はロウの愛機として運用される事となった。その際、左肩にはジャンク屋組合のマークと、その上にロウが自分の物であると示す為の「LOWE」の文字が描かれている。

機体本体への改修により容姿が変わったブルーやゴールドと違い、作中を通じて本体の容姿が一貫して同じであるというのも1つの特徴とも言える。機体そのものは改修を施してないわけではなく、改良及び小型化したパワーシリンダーを組み込んでおり、機体フレームの出力や耐久性が大幅にアップしている。

なお、ロウはアストレイシリーズにおいて様々な陣営に関わり、それらの技術を譲り受けるか独自に再現する事があり、結果的にそれらのノウハウが組み込まれたレッドフレームは各陣営の軍事機密の塊と言うとんでもない状態になっている。

余談だが、SEED本編に出番はない代わり1期OPでは本機の一枚絵が挿入されている(HDリマスター版ではミゲル専用ジンに差し替えられている)。また、主人公機であるストライクガンダムより先に、SEEDシリーズで一番最初にガンプラとして発売された(1/144、300円のもの)。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦W
ほぼ原作(ときた版)通りの設定と能力。レッドフレームの特徴の一つ光雷球はENを使うが射程が長くて、そこそこの威力で格闘武器であり特殊効果もある。また、原作で省エネを目指して導入されたガーベラ・ストレートはゲーム中でもその特性を発揮しており、射程こそ短いものの高い威力と消費0、更にバリア貫通属性付き(パワードレッド換装時は射程と威力が更に上がりさらにコンボ武器に)と、恐ろしく使い勝手の良い武器となっている。ノーマル状態以外に、フライトユニットやパワーローダー、パワードレッドに換装可能。徐々に機体能力が上昇していくタイプの機体となっている。また、イライジャ専用ジン改劾専用ジンの他、ドレッドノートハイペリオンにも改造が引き継がれる。
ナデシコのダイゴウジ・ガイ(特別設定の劇場版)から光雷球をシャイニング・フィンガーと命名されそうになった(声優ネタ)が、サブロウタに「はいはい、空気読もうね」と阻止された。

装備・機能

武装・必殺武器

射撃兵装

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門内蔵された近接防御火器。連合のGAT-Xシリーズの物と同じ。作中の使用機会は少ない。
ビームライフル
連合の技術を盗用して造った武装。そのため、性能も連合製の物と同じ。
また、アストレイのものは手の平にあるコネクタをグリップの差込口に填めることで、本体から直接エネルギー供給される。同時に機体照合もしており、敵に奪われても使えないようになっている。ゲーム中でもビームライフルにしては珍しくENを消費する。
Wではビームライフルを正確に狙って撃つ機体が多い中、本機はやたらめったらに乱射するように撃つ演出となっており、「軍事訓練をうけていない者(=ロウ)が乗っている」感じが再現されている。

格闘兵装

ビームサーベル
バックパックに二本装備。こちらも連合の技術を盗用して造った武装。威力はあるがエネルギー消費が激しいことを問題視したロウは別の武装を模索し、ガーベラを入手してからは使われなくなった。設定を反映してか、ゲームでもビームサーベルにしては珍しくENを消費する。
ガーベラ・ストレート
グレイブヤードに残されていた、MS用の巨大な日本刀。破損した状態で安置されていたものをロウが修復し、レッドフレームで鍛え直した。エネルギーの消費が激しいビームサーベルに代わり、本機の主兵装となった機体を象徴する武装である。ロウが蘊・奥から学んだ剣術と相まって凄まじいほどの切れ味を誇り、なんとビームも切り裂いて拡散させてしまう(明言されてはいないがファンの間では耐ビームコーティングがされているのではないかと推測されている)。
元ネタは沖田総司の愛刀として知られる「菊一文字」(厳密には日本で菊といわれている「イエギク」はガーベラではないが)で、茎(なかご)にも「菊一文字」の銘が刻まれている。
光雷球(光電球)
本来ビームライフル用のコネクタからエネルギーを球状に帯電させ、敵機に投擲したり、ぶつけたりして直接攻撃する。マリーンが無理矢理レッドフレームを動かしたトラブル(上記のガーベラ・ストレートを対艦刀と勘違いしてエネルギー供給を行った際のコネクタのショート)から偶然生まれた、8曰く「新必殺技」。
しかし、あくまで想定外の運用法であり、ゴールドフレームと交戦した際に頭部をこれで破壊したが、多大な負荷がかかり、右腕が破損してしまった(ときた版のみの描写)。ちなみにその後、右腕は回収していたゴールドフレームの物を移植して修復した。
Wでは運動性半減の特殊効果があり、震脚や鉄山靠等、八極拳の動き(これらの動作は設定資料にあったもの)から最後に光雷球を叩き込むという演出になっている。

合体攻撃

アストレイ・ダブル・ブレード
セカンドLセカンドL LLとの合体攻撃。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
対ビームシールド
対ビームコーティング処理が施された実体盾。連合のストライク等の物と色違いの同一の装備。ときた版の劇中ではこれを投げて敵MSにぶつけたこともある。
換装
フライトユニット、パワーローダー、パワードレッドに換装する。

移動タイプ

サイズ

M

機体BGM

「ジャンク屋:赤い一撃」

関連機体

ガンダムアストレイ レッドフレーム フライトユニット
M1アストレイのものを譲り受けた。最初はそのまま使用したが、後に調整を加えている。
ガンダムアストレイ レッドフレーム パワーローダー
巨大なパワードスーツのような装備。地上で入手したレアメタルで造った150mガーベラを使うためにロウが造り上げた。
ガンダムアストレイ レッドフレーム パワードレッド
ジャン・キャリーが開発したパーツを譲り受けて機体を強化したもの。パワーローダーなしで150mガーベラを振るうことができる。
ガンダムアストレイ ブルーフレームガンダムアストレイ ゴールドフレーム
兄弟機。それぞれに開発用途は違うがフレームおよびパーツには互換性がある。
ガンダムアストレイ グリーンフレーム、ガンダムアストレイ ミラージュフレーム、ガンダムアストレイ ノワール
同じ兄弟機の内、SRW未登場のもの。全て後から追加された機体で、グリーンとミラージュはオーブ製であるが、ノワールはとある事情からアクタイオン社が再生産したもの。グリーンフレームは学習型コンピューターの搭載により敵機の攻撃データを学習・解析し回避か防御に応用する防衛型の機体。ミラージュフレームはライブラリアンによって装甲がVPS装甲に変更され、特殊ミラージュコロイドによる機体の偽装が可能な改造がされている。
ターンレッド
兄弟機。アクタイオン・インダストリー社の技術者ヴァレリオ・ヴァレリ(通称ダブルブイ)が、ロウへの対抗心からアクタイオン・プロジェクトで製造されたアストレイ系機体(おそらくアストレイノワール)の予備パーツを持ち入り製作した機体。レッドフレームの赤と白を反転させた色合いと専用設計のバックパックに搭載された二本のタクティカルアームズ、大型のブレードアンテナとチンガードを追加した頭部が特徴。SRW未登場。
M1アストレイ
本機の量産型。
ガンダムアストレイ レッドフレーム サルベージタイプ
グーンの装甲を利用して作った水中用装備。被るような形で装着するが、簡単に脱着できない(後に簡単に脱着可能になるよう改良された)。SRW未登場。
ガンダムアストレイ レッドフレームMJ
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』(未参戦)で登場した換装形態。MJは「マーズ・ジャケット」の略。その名の通り、火星での運用を目的としていて、全身に追加装甲を付けている。この状態で単独での大気圏突入も可能。通常はモノアイを装備したザフト系のMS(というかゲルググ)に似た外見をしているが、追加装甲をパージする事でガンダムの姿になる。戦闘能力も高い。その後、MJはシビリアンアストレイJGカスタムに付け替えられ、マーシャン(火星居住者)のディアゴ・ローウェルに譲られた。
ガンダムアストレイ レッドフレーム改
『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』(未参戦)で初登場した形態。ネブラブリッツとの戦いで破損したレッドフレームに、初めて本格的な改修を行った機体である。使わなくなっていたビームサーベルはオミットし、新たに蘊・奥(カーボンヒューマン)が乗っていたレッドフレーム(レプリカ機)の武装であったMS用日本刀「タイガーピアス」(要するに「虎徹」)を右腰に装備。背中にブルーフレーム セカンドリバイに搭載されているロウ開発の「タクティカルアームズII」のレッドフレーム仕様「タクティカルアームズIIL」を装備している。ブルーフレームの物と違い、ガトリングフォームはアローフォームという弓に似た形態になるよう変更されているほか、デルタアストレイに装備されたヴォワチュール・リュミエールを使用できるデルタフォームやV字型に変形させたVフォーム、作業用アームとビームトーチガンに分離させたワークフォームへの変形を可能としている。 今までのノウハウを全てつぎ込んだ、所謂「全乗せ」機体である。
ガンダムアストレイ レッドフレーム(レプリカ機)
『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』(未参戦)で登場。ライブラリアンが再生産した機体で、単純な再生産ではなく自身が持っているデータから製作された完全なレッドフレームのコピーといえる機体で、パワーシリンダーの内蔵などロウが自身のレッドフレームに施していた改造も施されている上、機体の形式番号も同じである。ライブラリアンのカーボンヒューマンとして壮年時の姿で復活した蘊・奥が搭乗しており、武装としてMS用日本刀「タイガーピアス」を装備している。このタイガーピアスはウン・ノウ専用ジンに装備していたものではなく、復活後に蘊・奥が新たに鍛え直したものである。ロウと同じ機体同士で互角の戦いを繰り広げるものの、最終的に機体の整備の差でロウに敗れる。その後本来の目的の為ゲイルストライクに自爆特攻を仕掛けるが失敗。機体はライブラリアンが回収しそれ以降未登場である。なお上記のレッドフレーム改に装備されているタイガーピアスはこの時に回収したものを使っている。

商品情報