リック・ディアス
リック・ディアス | |
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外国語表記 | Rick Dias |
登場作品 | |
メカニックデザイン | 永野護 |
分類 | 攻撃用量産型モビルスーツ |
型式番号 | RMS-099 |
頭頂高 | 18.7m |
本体重量 | 32.2t |
全備重量 | 54.7t |
動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,833 kW |
スラスター推力 | 37,400 kg×2(後腰部) |
装甲材質 | ガンダリウムγ |
センサー有効半径 | 11,500m |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | エゥーゴ |
主なパイロット |
クワトロ・バジーナ アポリー・ベイ ロベルト アムロ・レイ |
概要
アナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴ初のオリジナルモビルスーツ。
第2世代モビルスーツの代表的な存在であり、ドムとガンダムを融合したような機体。開発は旧ジオン系の技術者が中心となっている。
装甲材にはアクシズで開発され、クワトロ・バジーナ大尉からアナハイム・エレクトロニクス社にもたらされた新素材「ガンダリウムγ」を使用している。これによって、既存の装甲材と同程度の強度が数分の1の厚さで得られるので、大幅に軽量化され、プロペラント積載量の飛躍的な増加に成功しており、高い機動性を誇る。また、背部にバインダーが装備されており、本機の運動性を向上させている。このバインダーは取り外す事でシールドや投擲武装として使う事も出来る。
本来の型式番号はMSA-099だが、地球連邦軍の目からエゥーゴの動向を誤魔化すためにRMS-099とされた。
ちなみに、装甲材にガンダリウムγを採用した事から開発時は「ガンマガンダム」のコードネームで呼ばれ、後にクワトロ大尉から、宇宙用の機体を意味する「リック」と喜望峰の発見者「バーソロミュー・ディアス」にちなんで、「リック・ディアス」と命名された。
ガンダムMk-IIと比べても互角といわれる程の優れた性能を秘めており、ティターンズの新鋭モビルスーツとも対等に渡り合っている。このように高性能な機体ではあるが生産コストが高めであるため、士官用の機体として少数が量産されるに止まった。
劇中序盤から登場し、赤い機体と一般の黒い機体が存在する。クワトロ・バジーナ専用として赤く塗装しているが、通常機との性能差はない。
クワトロ機は後にフランクリン・ビダン大尉が本機を強奪し、アレキサンドリアに持ち帰ろうとした際に流れ弾に当たり、大破した。劇場版では艦砲射撃に巻き込まれて撃墜されている。
なお、原作ではクワトロ機の赤いカラーリングが兵士に好評だったため、後に全機がカラーリングを黒から赤に変更されている。また、他にも当初のエゥーゴはゲリラ的な活動をメインに行っていた為、その性質上、目立たない黒色に塗っていたがグリーンノアの一件以降、ティターンズとの正面衝突に移行した為、機体を隠匿する必要が無くなり、赤く塗り替えられたとする設定もある。 ……とはいえ、上記の劇中設定はあれど、実際にはカラーチェンジはTV版『機動戦士Ζガンダム』製作当時、サンライズ社内に赤インクが死ぬほど余っていた為の措置というのが定説になっている。また、その為に同作品では赤いモビルスーツが割と多く出てくる。
ロベルト戦死後はアーガマにアポリー率いるリック・ディアス隊が結成されている。
登場作品と操縦者
赤い機体は『第3次』から登場していたが、黒い機体は遅れての参戦となった。
SRWでは赤い機体は通常機よりも性能が高くなっている事が多い。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初参戦作品。アポリーとロベルトが赤い機体に乗っている。黒い機体は旧シリーズ自体に登場しない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 黒い方にアポリーとロベルトが乗っている。はっきり言って自軍MSの中でも最低クラスの性能。強力な機体が揃ってくるにつれパイロット共々倉庫に追いやられていく。
- 赤はリアル系1話からクワトロが乗ってくる。クワトロはすぐに百式に乗り換えるためエマあたりが引き継ぐ形になるだろう。性能は黒とほとんど変わらず、バルカンの攻撃力が僅かに高い程度である。バイストン・ウェルルートを通る場合はオーラバリアに決定打を与えられない百式改から一時的に乗り換えられることが多い。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 赤は黒よりも武器の命中補正が高く、精神コマンドを気軽に使えない序盤では重宝する。
- スーパーロボット大戦α外伝
- バザーで購入が可能。今回の量産型の特徴どおり武器改造のコストパフォーマンスがよく、同じタイプのユニットの中ではクレイバズーカの火力が一歩抜きん出ている。移動能力の関係でガンブラスターという壁は存在するが、それに次ぐ実力を秘めている。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 原作通りにアポリーやロベルトが黒に乗っている。単機での全体攻撃がないために標準以下の性能になっている上、射程のあるP武器がトライチャージを除き、バルカンしかないため小隊長には果てしなく不向き(赤はサーベルに射程がある)。クレイバズーカが結構攻撃力があるので小隊員としては使いやすいが、VPS装甲には注意。赤いリック・ディアスと比べると性能は劣る。
- 赤はセツコ編でクワトロが最初に乗っている機体(ランドの場合、初登場の時点で既にエマ機になっている)。また、アムロが仲間になる時に黒Mk-IIのフラグが立ってない場合に乗ってくる機体でもある。黒い方と同様に単機での全体攻撃が無い為に標準以下の性能になっており、アムロがこれに乗ってきた場合、撃墜数が関わるディジェの入手にも手間がかかる。
- ただ、黒い方と比較して若干性能が高く、何よりP武器のビーム・サーベルが射程1~2(黒い方は1)なので強化パーツで補強すれば小隊長も何とかやれるのが救い。また、トライチャージにP属性があるのも長所。黒い方にも言えるがクレイバズーカが結構攻撃力があるので小隊員としては使いやすい。しかし、VPS装甲を持つコズミック・イラ製GUNDAMには注意すること。何気にクワトロ機とアムロ機でビーム・ピストルの弾数が異なる(クワトロ機の方が一発多い)。黒いMk-IIの条件が満たせず、ディジェが欲しい場合はガリアルートを通った場合はアムロをクワトロ機に乗せかえると良い(太平洋ルートだと、アムロ機は2段階改造されているので、こっちの方が使いやすい)。
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇/再世篇)
- 赤が百式の「モビルスーツ隊連携攻撃」で登場。アポリーとロベルトが乗っている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 黒は隠しとして登場。
- 赤はエマ機として登場。
Scramble Commanderシリーズ
関連作品
- リアルロボット戦線
- 名称表記は「リックディアス 黒」。クワトロ機とは違い、敵専用機。ランバ・ラルや黒い三連星も乗る。
- 赤の名称表記は「リックディアス 赤」。一般機よりビームピストルの威力が高いが、機動力で劣る。最初から1機所有している上、ルート次第ではアポリー・ロベルト機も入手でき、最高3機まで所有できる。本ソフトでは1機を改造すれば他2機にも同時に改造が施されるため、一見便利に思える。しかし実際は、資金はそれほど入手できない上、敵として登場する一般機まで強化されてしまうため、改造は控えるべきである。
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- バルカン・ファランクス
- 頭部に内蔵されている近接防御兵装。使用時はカバーを開く。
- ビームサーベル
- 腰部に1本マウントしている。
- ビームピストル
- バックパックに2つマウントされている。手に持たずにその状態のまま発射する事もできるため、後方迎撃用にも使用される。
- クレイバズーカ
- 本機の主兵装。弾数は7+1発。バックパックにマウント可能。
- 多目的ランチャー
- 指の付け根にある装備。トリモチやダミーバルーンを発射可能。
オプション装備
- ビームライフル
- 元々はガルバルディβの武装。本機も使用しているシーンがある。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面
- 対アッシマー
- 第16話「白い闇を抜けて」にて。ブラン・ブルタークのアッシマーに対し、カミーユのガンダムMk-IIとアムロのリック・ディアスが交戦する。この戦闘はアムロの搭乗するリック・ディアスの独壇場で、アムロの優れた技量がブランのアッシマーを追い詰めていく。最後にブランはカミーユのMk-IIに取り付き、ビームサーベルを奪ってカミーユを道連れにしようとするが、アムロがアッシマーの右腕を切断し、胸部にサーベルを突き刺して撃墜。ブランは「アッシマーがぁ!!」と叫んで戦死している。
関連機体
強化型・バリエーション機
- シュツルム・ディアス
- 背部バインダーを大型のものに換装した強襲用強化型。
- ディジェ
- リック・ディアスを改修した陸戦型。
関連機
余談
商品情報
資料リンク
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