「サーペント (ガンダムW)」の版間の差分
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2021年2月10日 (水) 04:22時点における版
サーペント | |
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外国語表記 | Serpent |
登場作品 | |
デザイン | カトキハジメ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 |
|
全高 | 17.2 m |
重量 | 8.1 t |
ジェネレーター出力 | 2,998 kW |
スラスター総推力 | 72,030 kg |
装甲材質 | ネオ・チタニュウム合金 |
開発 | マリーメイア軍 |
所属 | マリーメイア軍 |
主なパイロット | トロワ・バートン |
サーペントは『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場メカ。
概要
「黄道十二星座」における十三番目のナンバリング「へびつかい座」の名前を有するモビルスーツ(#余談参照)。
開発の経緯
元々は、地球圏統一連合正規軍がモビルドールに対抗すべく、「L3 X18999 コロニー」で設計していた新型量産機で、長年様々な局面で使用されていた汎用性重視のモビルスーツ・リーオーの発展型として設計された物であったが、A.C.(アフターコロニー)195末期に大戦が終結した結果、試作機だけの製造に留まり、開発は途中放棄されていた。なお、その際のサーペントの型式番号は、「OZ-17MS」である。
しかし、A.C.196に、バートン財団によってX-18999が接収された事で、保管されていた試作機をベースに、新たにガンダムヘビーアームズのノウハウが組み込まれ、汎用重モビルスーツとして完成。来るべき決起に向けて、X-18999で大量生産が行われ、一斉蜂起に備えられた。
機体概要
リーオーと同様、主に陸戦を重視としているが、調整を行えば宇宙でも問題なく運用可能。その他にも、専用のフライトユニットを装備するなど様々な局面で運用ができる。
ネオチタニュウム合金を用いた重装甲であるが、脚部のホバリングにより、見た目以上の移動速度と機動力、運動性を発揮する。
携行武装はヘビーアームズを参考にしたダブルガトリングガンやビームキャノン、バズーカ等があり、固定武装であるマイクロミサイルもプラネイトディフェンサーを使用するビルゴに対抗して装備されたもので高い攻撃力を秘めている。
劇中での活躍
A.C.196のクリスマス、この機体に使用されたネオ・チタニュウム合金が発見されたことから、プリベンターがサーペントの存在を確認。しかし時既に遅く、大量生産されていたサーペント部隊は、予定通りに地球へ降下し、大統領府を占拠する事態となった。
Gチームとプリベンターが不殺の戦いをしたために物量差で追い詰めるも本部が攻撃されたことと市民が立ち上がったことでパイロットたちが戦意を喪失。その後、機体は破棄された様子。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- マリーメイア軍の主力として登場。大した性能ではないのだが原作通り数で攻めてくるため苦労させられる。未来世界ではガンダムダブルエックスを強奪する時の防衛として登場。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今作ではマリーメイア軍以外に、その残党を吸収したアマルガムが運用する。
- 2つある武装はいずれも移動後攻撃が不可能なため、射程も長いことから射程内に味方を置いておくといつまでも動いてくれない。熟練度取得の際は注意。
- 条件を満たすと自軍でも運用が可能になっている。カスタムボーナスでアシスト武器の射程が延びるなどサブ運用に特化した性能。
- 攻撃力や射程などの点でトーラスよりは若干優れているので、ノインやヒルデをサブ攻撃役に起用したい時などに使える。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今作は無条件で自軍運用可能。敵としては中盤の宗介救出ルートでマリーメイア軍の残党として多数が登場する他、クロノ保守派に雇われたと思しきマリーメイア兵の乗機としても登場している。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT(WSC)
- 初登場作品。原作同様マリーメイア軍の主力で、同盟しているクロスボーン・バンガードも使用する。最強武器であるダブルガトリングガンの威力が高く、更に射程3のP兵器なので要注意。幸い最大射程は4で、そちらの攻撃力は大した事がない。HPも高く厄介だが、WSC版ではHPと装甲が下がっており戦いやすくなっている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- マリーメイア軍の残党が使用する。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(PORTABLE)
- マリーメイア軍の戦力として黒のトーラスと共に多数登場。ダブルガトリングガンが攻撃力2300で射程5かつ移動後使用可能という、高い性能を持っている。
- スーパーロボット大戦R
- マリーメイア軍とネオ・ジオンが使用する。前作『A』で猛威を振るったダブルガトリングガンは、ビームキャノンが最強武器として追加された事もあり大幅に弱体化している。
- スーパーロボット大戦W
- マリーメイア軍以外にも連合兵、傭兵他とあちこちの勢力で使われている。本機が序盤から事あるごとに出てくるのに対し、『SEED』のストライクダガーは第2部になってやっと登場するのでそっちのほうが強いように思われるかもしれないが、実際は機体性能そのものはほとんど大差無い(というか射程などはこちらが明らかに勝っている)。
- イベントでトロワが乗るが、登場してすぐに、ベヘモスに真っ二つにされてしまう。
Scramble Commanderシリーズ
VXT三部作
- スーパーロボット大戦X
- やはりマリーメイア軍のザコ敵として登場。今作では自軍運用は不可能。
- 終盤ではカロッゾ・ロナがモビルドール化した本機を使用してくる。
装備・機能
武装・必殺武器
- 8連装ミサイルランチャー
- 両肩に1基ずつ、計2基装備。唯一の固定装備。
- ダブルガトリングガン
- ヘビーアームズと同型の手持ち式実弾式兵装。バートン財団が追加した武装。
- ビームキャノン
- 専用ジェネレータ直結の手持ち式大型ビーム砲。こちらもバートン財団が追加した武装。バックパックの左側にマウント可能。
- バズーカ
- 実弾式の中口径手持ち式バズーカ。バックパックの右側にマウント可能。
その他
- ビームサーベル
- 設定上は装備していない格闘専用の武器。どこから出しているかは不明。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 照準値+15、マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1
- 『第3次Z』で採用。
対決・名場面
- 対リーオー
- デュオが操縦するリーオーの前に立ちはだかったのは、マリーメイア軍の新型機であるサーペント。その操縦スタイルからデュオはサーペントのパイロットがトロワであることに気づく。性能差に加え、動揺したデュオ機を追い詰めるトロワ機だったがトドメを刺すふりをして、デュオのために脱出口を作るのだった。
- ブリュッセルでの激闘
- プリベンターのトールギスIIIとトーラスと交戦する最中、Gチームのガンダムデスサイズヘルカスタム、ガンダムヘビーアームズカスタム、ガンダムサンドロックカスタムもプリベンターに加勢。戦局はプリベンターに傾いたと思われたがプリベンターもGチームも不殺の戦いを行うために数で勝るサーペント部隊が次第に優位に立っていく。相手の力が尽きた上、自爆も行おうとしなかったことから勝利と思われたが本拠地が攻撃されたことと市民が立ち上がったことにより、マリーメイア軍は沈黙するのだった。
関連機体
余談
- サーペント(serpent)とは英語でヘビの別名。蛇神や比較的大型の、特に毒蛇などを指す言葉である。本機の名前はラテン語の「へび座(Serpens)」に由来する。またへび座は黄道上にある13番目の星座「へびつかい座(Ophiuchus)」の一部でもある。『ガンダムW』関連作品には黄道十二宮の星座に由来する名のMSが登場するが、本機はその番外といったところ。
- 『ガンダムW』の外伝漫画『G-UNIT』(SRW未参戦)には「ガンダムアスクレプオス」という機体が登場するが、こちらはへびつかい座により象られるギリシャの医神「アスクレピオス」が由来。サーペントと同じ星座に関連する名前ではあるが、へび座とへびつかい座は天文学上でも別星座として分類されることがある。
- 汎用モビルスーツであるリーオーがアフターコロニーの世界観におけるザクならば、その発展型で重汎用モビルスーツであるサーペントは、ドムに相当した機体と言える。
- 本作のガンプラ1/100シリーズでは、機体毎にパイロットの人形が付属するが、サーペントは特定のパイロットがいなかったことから(ネームドパイロットのトロワの人形は、ヘビーアームズに付属)、ヒロインのリリーナとマリーメイア軍の長であるマリーメイアの人形が付属している。
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