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2013年3月16日 (土) 18:24時点における版
MBF-P02 ガンダムアストレイ レッドフレーム(Gundam Astray Red Frame)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
- 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
- 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS
- 分類:試作型モビルスーツ
- 型式番号:MBF-P02
- 全高:17.53m
- 重量:49.8t
- 装甲材質:発泡金属装甲
- 開発:モルゲンレーテ社
- 所属:ジャンク屋組合
- 主なパイロット:ロウ・ギュール
- メカニックデザイナー:阿久津潤一
機体概要
オーブが連合の試作MS(ストライク等)開発を請け負った陰で、その技術を盗用し開発した自国防衛用MS「アストレイ」のプロトタイプである。全部で5機が存在し、その内の3機がそれぞれ開発用途別にゴールド(特別機)、レッド(ナチュラル仕様OS開発用)、ブルー(各種装備開発用)に分けられている。また、予備パーツの状態でグリーンとミラージュが存在する。
共通項として、
- ビーム兵器(ビームライフル、ビームサーベル)を標準装備。
- 頭部ユニット及びバックパックに換装機能を付加し、汎用性を追求(GAT-X105 ストライクガンダムの影響か)。
- 装甲を必要最小限に抑えた結果、高い運動性を有する(PS装甲の技術が入手できなかったために、逆に被弾率そのものを下げることを優先する設計に転換している)。
がある。
「レッドフレーム」と呼ばれる本機は、ナチュラル用マスプロダクションモデルの試作機として開発されている。しかし、肝心のナチュラル用OSは不完全であるため、操縦の際には、操縦者であるロウ・ギュールの相棒である非量子型コンピュータ(AI)「8(ハチ)」がサポートしている。
ビームサーベルを固定武装として装備しているが、破壊力が大きすぎる上に電力消費が馬鹿にならないため、後に実剣(日本刀)「ガーベラ・ストレート」を装備するようになった。それに合わせて、モーションパターンも手が加えられている。
作中では崩壊したヘリオポリス内部に放置されていたところをジャンクの回収に訪れたロウ・ギュールらによって発見され、以後はロウの愛機として運用される事となった。その際、左肩にはジャンク屋組合のマークと、その上にロウが自分の物であると示す為の「LOWE」の文字が描かれている。
余談だが、SEED本篇では出番がないだが、SEEDの1期OPでは1カットが存在する(2011年のHDリマスター版にいなくなり、代わりミゲル専用ジンに差し替えられている。)。また、主人公機であるストライクガンダムより先に、SEEDシリーズで一番最初にガンプラとして販売された(1/144。300円のもの)。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- ほぼ原作(ときた版)通りの設定と能力。レッドフレームの特徴の一つ光雷球はENを使うが射程が長くて、そこそこの威力で格闘武器であり特殊効果もある。また、原作でも省エネを目指して導入されたガーベラ・ストレートはゲーム中でもその特性を発揮しており、射程こそ短いものの高い威力と消費0、更にバリア貫通まで可能な(パワードレッド換装時は射程と威力が更に上がりさらにコンボ武器に)、恐ろしく使い勝手の良い武器となっている。ノーマル状態以外に、フライトユニットやパワーローダー、パワードレッドに換装可能。徐々に機体能力が上昇していくタイプの機体となっている。また、イライジャ専用ジン改や劾専用ジンの他、ドレッドノートやハイペリオンにも改造が引き継がれる。
ナデシコのダイゴウジ・ガイ(特別設定の劇場版)から光雷球をシャイニング・フィンガーと命名されそうになった(声優ネタ)が、サブロウタに「はいはい、空気読もうね」と阻止された。
装備・機能
武装・必殺武器
射撃兵装
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
- 頭部に2門内蔵された近接防御火器。連合のGAT-Xシリーズの物と同じ。原作でも使用機会は少ない。
- ビームライフル
- 連合の技術を盗用して造った武装。そのため、性能も連合製の物と同じ。
また、アストレイのものは手の平にあるコネクタをグリップの差込口に填めることで、本体から直接エネルギー供給される。同時に機体照合もしており、敵に奪われても使えないようになっている。ゲーム中もビームライフルにしては珍しくENを消費する。
Wではビームライフルを正確に狙って撃つ機体が多い中、本機はやたらめったらに乱射するように撃つ演出となっており、「軍事訓練をうけていない者(=ロウ)が乗っている」感じが再現されている。
格闘兵装
- ビームサーベル
- バックパックに二本装備。こちらも連合の技術を盗用して造った武装。威力はあるがエネルギー消費が激しいことを問題視したロウは別の武装を模索し、ガーベラを入手してからは使われなくなった。設定を反映してか、ゲームでもビームサーベルにしては珍しくENを消費する。
- ガーベラ・ストレート
- グレイブヤードに残されていた、MS用の巨大な日本刀。破損した状態で安置されていたものをロウが修復し、レッドフレームで鍛え直した。エネルギーの消費が激しいビームサーベルに代わり、本機の主兵装となった機体を象徴する武装である。ロウが蘊・奥から学んだ剣術と相まって凄まじいほどの切れ味を誇り、なんとビームも切り裂いて拡散させてしまう。
元ネタは沖田総司の愛刀として知られる「菊一文字」(厳密には日本で菊といわれている「イエギク」はガーベラではないが)で、茎(なかご)にも「菊一文字」の銘が刻まれている。 - 光雷球(光電球)
- 本来ビームライフル用のコネクタからエネルギーを球状に帯電させ、敵機に投擲したり、ぶつけたりして直接攻撃する。マリーンが無理矢理レッドフレームを動かしたトラブルから偶然生まれた、8曰く「新必殺技」。
しかし、あくまで想定外の運用法であり、ゴールドフレームと交戦した際に頭部をこれで破壊したが、多大な負荷がかかり、右腕が破損してしまった(ときた版のみの描写)。ちなみにその後、右腕は回収していたゴールドフレームの物を移植して修復した。
Wでは運動性半減の特殊効果があり、震脚や鉄山靠等、八極拳の動きから最後に光雷球を叩き込むという演出になっている。
合体攻撃
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- 対ビームシールド
- 対ビームコーティング処理が施された実体盾。連合のストライク等の物と色違いの同一の装備。ときた版の劇中ではこれを投げて敵MSにぶつけたこともある。
- 換装
- フライトユニット、パワーローダー、パワードレッドに換装する。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「ジャンク屋:赤い一撃」
関連機体
- ガンダムアストレイ レッドフレーム フライトユニット
- M1アストレイのものを譲り受けた。最初はそのまま使用したが、後に調整を加えている。
- ガンダムアストレイ レッドフレーム パワーローダー
- 巨大なパワードスーツのような装備。地上で入手したレアメタルで造った150mガーベラを使うためにロウが造り上げた。
- ガンダムアストレイ レッドフレーム パワードレッド
- ジャン・キャリーが開発したパーツを譲り受けて機体を強化したもの。パワーローダーなしで150mガーベラを振るうことができる。
- ガンダムアストレイ ブルーフレーム
- ガンダムアストレイ ゴールドフレーム
- ガンダムアストレイ グリーンフレーム
- ガンダムアストレイ ミラージュフレーム
- M1アストレイ
- ガンダムアストレイ レッドフレーム サルベージタイプ
- グーンの装甲を利用して作った水中用装備。被るような形で装着する。SRW未登場。
- ガンダムアストレイ レッドフレームMJ
- 『DESTINY ASTRAY』で登場した換装形態。MJは「マーズ・ジャケット」の略。その名の通り、火星での運用を目的としていて、全身に追加装甲を付けている。この状態での単独での大気圏突入も可能。通常はモノアイを装備したザフト系のMS(というかゲルググ)に似た外見をしているが、追加装甲をパージする事でガンダムの姿になる。戦闘能力も高い。その後、MJはシビリアンアストレイJGカスタムに付け替えられ、マーシャン(火星居住者)のディアゴ・ローウェルに譲られた。DESTINY ASTRAY自体が未参戦なのでスパロボ未登場。
- ガンダムアストレイ レッドフレーム改
- 『VS ASTRAY』で初登場した形態。ネブラブリッツとの戦いで破損したレッドフレームに、初めて本格的な改修を行った機体である。使わなくなっていたビームサーベルはオミットし、新たに蘊・奥(カーボンヒューマン)が乗っていたレッドフレームレプリカ機の武装であったMS用日本刀『タイガーピアス』(要するに「虎徹」)を右腰に装備。背中にブルーフレーム セカンドリバイに搭載されているロウ開発の『タクティカルアームズII』のレッドフレーム仕様『タクティカルアームズIIL』を装備している。ブルーフレームの物と違い、ガトリングフォームはアローフォームと言う弓に似た形態になるよう変更されているほか、デルタアストレイに装備されたヴォワチュール・リュミエールを使用できるデルタフォームやV字型に変形させたVフォーム、作業用アームとビームトーチガンに分離させたワークフォームへの変形を可能としている。 今までのノウハウを全てつぎ込んだ、所謂「全乗せ」機体である。
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