「アストレイレッドフレーム」の版間の差分
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2014年11月20日 (木) 07:54時点における版
MBF-P02 ガンダムアストレイ レッドフレーム(Gundam Astray Red Frame)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
- 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- 以下SRW未参戦
- 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS
- 機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAYS
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R
- 分類:試作型モビルスーツ
- 型式番号:MBF-P02
- 全高:17.53m
- 重量:49.8t
- 装甲材質:発泡金属装甲
- 開発:モルゲンレーテ社
- 所属:ジャンク屋組合
- 主なパイロット:ロウ・ギュール
- メカニックデザイン:阿久津潤一
モルゲンレーテ社が開発した試作型モビルスーツ。オーブが連合の試作MS(ストライク等)開発を請け負った陰で、その技術を盗用し開発した自国防衛用MS「アストレイ」のプロトタイプである。全部で5機が存在し、その内の3機がそれぞれ開発用途別にゴールド(特別機)、レッド(ナチュラル仕様OS開発用)、ブルー(各種装備開発用)に分けられている。また、予備パーツの状態でグリーンとミラージュが存在する。その他にオーブ製ではない同型機が2機(ライブラリアンが製造したレッドのレプリカ機とアクアイオン・インダストリー社が製造したノワール)存在する。
共通項として、
- ビーム兵器(ビームライフル、ビームサーベル)を標準装備。
- 頭部ユニット及びバックパックに換装機能を付加し、汎用性を追求(GAT-X105 ストライクガンダムの影響か)。
- 装甲を必要最小限に抑えた結果、高い運動性を有する(PS装甲の技術が入手できなかったために、逆に被弾率そのものを下げることを優先する設計に転換している)。
がある。
「レッドフレーム」と呼ばれる本機は、ナチュラル用マスプロダクションモデルの試作機として開発されている。しかし、肝心のナチュラル用OSは不完全であるため、操縦の際には、操縦者であるロウ・ギュールの相棒である非量子型コンピュータ(AI)「8(ハチ)」がサポートしている。
ビームサーベルを固定武装として装備しているが、破壊力が大きすぎる上に電力消費が馬鹿にならないため、後に実剣(日本刀)「ガーベラ・ストレート」を装備するようになった。それに合わせて、モーションパターンも手が加えられている。
作中では崩壊したヘリオポリス内部に放置されていたところをジャンクの回収に訪れたロウ・ギュールらによって発見され、以後はロウの愛機として運用される事となった。その際、左肩にはジャンク屋組合のマークと、その上にロウが自分の物であると示す為の「LOWE」の文字が描かれている。
機体本体への改修により容姿が変わったブルーやゴールドと違い、作中を通じて本体の容姿が一貫して同じであるというのも1つの特徴とも言える。機体そのものは改修を施してないわけではなく、改良及び小型化したパワーシリンダーを組み込んでおり、機体フレームの出力や耐久性が大幅にアップしている。
なお、ロウはアストレイシリーズにおいて様々な陣営に関わり、それらの技術を譲り受けるか独自に再現する事があり、結果的にそれらのノウハウが組み込まれたレッドフレームは各陣営の軍事機密の塊と言うとんでもない状態になっている。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦W
- ほぼ原作(ときた版)通りの設定と能力。レッドフレームの特徴の一つ光雷球はENを使うが射程が長くて、そこそこの威力で格闘武器であり特殊効果もある。また、原作で省エネを目指して導入されたガーベラ・ストレートはゲーム中でもその特性を発揮しており、射程こそ短いものの高い威力と消費0、更にバリア貫通属性付き(パワードレッド換装時は射程と威力が更に上がりさらにコンボ武器に)と、恐ろしく使い勝手の良い武器となっている。ノーマル状態以外に、フライトユニットやパワーローダー、パワードレッドに換装可能。徐々に機体能力が上昇していくタイプの機体となっている。また、イライジャ専用ジン改や劾専用ジンの他、ドレッドノートやハイペリオンにも改造が引き継がれる。
- ナデシコのダイゴウジ・ガイ(特別設定の劇場版)から光雷球をシャイニング・フィンガーと命名されそうになった(声優ネタ)が、サブロウタに「はいはい、空気読もうね」と阻止された。
装備・機能
武装・必殺武器
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
- 頭部に2門内蔵された近接防御火器。連合のGAT-Xシリーズの物と同じ。作中の使用機会は少ない。
- ビームライフル
- 連合の技術を盗用して造った武装。そのため、性能も連合製の物と同じ。
- また、アストレイのものは手の平にあるコネクタをグリップの差込口に填めることで、本体から直接エネルギー供給される。同時に機体照合もしており、敵に奪われても使えないようになっている。ゲーム中でもビームライフルにしては珍しくENを消費する。
- Wではビームライフルを正確に狙って撃つ機体が多い中、本機はやたらめったらに乱射するように撃つ演出となっており、「軍事訓練をうけていない者(=ロウ)が乗っている」感じが再現されている。
- ビームサーベル
- バックパックに二本装備。こちらも連合の技術を盗用して造った武装。威力はあるがエネルギー消費が激しいことを問題視したロウは別の武装を模索し、ガーベラを入手してからは使われなくなった。設定を反映してか、ゲームでもビームサーベルにしては珍しくENを消費する。
- 光雷球(光電球)
- 本来ビームライフル用のコネクタからエネルギーを球状に帯電させ、敵機に投擲したり、ぶつけたりして直接攻撃する。マリーンが無理矢理レッドフレームを動かしたトラブル(上記のガーベラ・ストレートを対艦刀と勘違いしてエネルギー供給を行った際のコネクタのショート)から偶然生まれた、8曰く「新必殺技」。
- しかし、あくまで想定外の運用法であり、ゴールドフレームと交戦した際に頭部をこれで破壊したが、多大な負荷がかかり、右腕が破損してしまった(ときた版のみの描写)。ちなみにその後、右腕は回収していたゴールドフレームの物を移植して修復した。
- Wでは運動性半減の特殊効果があり、震脚や鉄山靠等、八極拳の動き(これらの動作は設定資料にあったもの)から最後に光雷球を叩き込むという演出になっている。
- ガーベラ・ストレート
- グレイブヤードに残されていた、MS用の巨大な日本刀。破損した状態で安置されていたものをロウが修復し、レッドフレームで鍛え直した。エネルギーの消費が激しいビームサーベルに代わり、本機の主兵装となった機体を象徴する武装である。ロウが蘊・奥から学んだ剣術と相まって凄まじいほどの切れ味を誇り、なんとビームも切り裂いて拡散させてしまう(明言されてはいないがファンの間では耐ビームコーティングがされているのではないかと推測されている)。
- 元ネタは沖田総司の愛刀として知られる「菊一文字」(厳密には日本で菊といわれている「イエギク」はガーベラではないが)で、茎(なかご)にも「菊一文字」の銘が刻まれている。
合体攻撃
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- 対ビームシールド
- 対ビームコーティング処理が施された実体盾。連合のストライク等の物と色違いの同一の装備。ときた版の劇中ではこれを投げて敵MSにぶつけたこともある。
- 換装
- フライトユニット、パワーローダー、パワードレッドに換装する。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「ジャンク屋:赤い一撃」
関連機体
- 本Wikiではスパロボ関連のものを取り上げる。未登場のものについてはガンダムwikiを参照されたし。
強化型・バリエーション機
- ガンダムアストレイ レッドフレーム フライトユニット
- M1アストレイのものを譲り受けた。最初はそのまま使用したが、後に調整を加えている。
- ガンダムアストレイ レッドフレーム パワーローダー
- 巨大なパワードスーツのような装備。地上で入手したレアメタルで造った150mガーベラを使うためにロウが造り上げた。
- ガンダムアストレイ レッドフレーム パワードレッド
- ジャン・キャリーが開発したパーツを譲り受けて機体を強化したもの。パワーローダーなしで150mガーベラを振るうことができる。
関連機体
- M1アストレイ
- 本機の量産型。
余談
- SEED本編に出番はない代わり1期OPでは本機の一枚絵が挿入されている(HDリマスター版ではミゲル専用ジンに差し替えられている)。また、主人公機であるストライクガンダムより先に、SEEDシリーズで一番最初にガンプラとして発売された(1/144、300円のもの)。
商品情報
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