「ガンダム試作1号機」の版間の差分
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− | === | + | 「[[ガンダム開発計画]]」によって製造された3機のガンダムのうちの1機で、装備換装による汎用性の向上をコンセプトとしている。そのため、3機の中ではRX-78-2[[ガンダム]]の特徴を最も色濃く受け継いでいる。四肢の駆動系には新設計の物が採用されており、これは後にムーバブルフレームの基礎ともなった。 |
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+ | RX-78-2ガンダムと同様に[[コアブロックシステム]]を採用しており、本体はクラブ・ワークス事業部が、搭載される「FF-XII(あるいはFF-X7II)コアファイターII」はハービック社が開発を担当している。RX-78-2ガンダムに採用されているバーティカル・イン・ザ・ボディとは異なる方式「ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ」によって、本体とコアファイターIIはドッキングするようになっている。この方式によりコアファイターIIのバックパックスラスターやビームガン(ビームサーベル)が直接使用でき、より無駄が無くなった<ref>デザイナーの河森正治氏曰く「馬力の高い航空機のエンジンを「収納」してしまうのはもったいない」とのことで、これが設定面にも反映された形となっている。</ref>。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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+ | :余談だが本作では[[グリプス戦役]]終了後の世界で、更に[[ΖΖガンダム]]がすでに存在する中[[ガンダム開発計画]]が行われたというかなり珍しい経歴を持つ。 | ||
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+ | :2024年秋以降開催予定のイベントシリーズ『第3次スーパーロボット大戦ANOTHER』にて参戦。『A PORTABLE』以来16年振りの参戦になる。 | ||
+ | :なお、2024年8月23日の『生スパロボチャンネル』にて、フルバニーアンへの強化はされず、そのままデンドロビウムへの乗り換えが行われる予定であると言及されている。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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:頭部に2門内蔵。 | :頭部に2門内蔵。 | ||
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:ブラッシュ社が開発した接近戦用の武装。背部に2本マウントしている。 | :ブラッシュ社が開発した接近戦用の武装。背部に2本マウントしている。 | ||
− | ;ビームガン | + | :;ビームガン |
− | : | + | ::ビームサーベルがマウントされた状態で機能する小型のビーム砲。[[コアファイターII]]では主武装となるが、威力は低く、モビルスーツ相手には牽制程度にしかならない。 |
− | ;BAUVA・XBR-M-82-05H ビームライフル | + | ::「[[旧シリーズ]]」ではビームライフルと混同していたのか、'''同じライフルから発射される'''演出となっていた。 |
− | : | + | ;BAUVA・XBR-M-82-05H [[ビームライフル]] |
+ | :ボウワ社が開発した携行兵装。エネルギーパック方式が採用されている。また、敵のビームサーベルを防御するための小型ビームサーベル「ジュッテ」を内蔵している。 | ||
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+ | :劇中ではグリップを握る方式と、前腕に接続する方式の2パターンが描かれている。 | ||
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;90mmマシンガン | ;90mmマシンガン | ||
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;「THE WINNER」 | ;「THE WINNER」 | ||
− | : | + | :前期OP。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』にて採用。 |
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− | : | + | :ガンダム開発計画の機体全ての原型にあたる機体。 |
;[[ガンダム試作1号機Fb]] | ;[[ガンダム試作1号機Fb]] | ||
− | : | + | :宇宙戦高機動仕様。 |
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+ | :本機のバックパック等の試験機。 | ||
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+ | *以前は「(ガンダム)'''GP01'''(ゼフィランサス)」と表記される事が多かったが、近年では「ガンダム試作1号機」が多くなった。それに伴い、他の機体もそれに準じた名称で呼ばれるようになっている。 | ||
+ | *本機は陸戦用装備となっているが、原作の前期オープニングでは宇宙空間で普通に戦闘を行っている。 | ||
+ | *漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』ではガンダム試作2号機を護衛するバディ機としての設定が追加され、同機の最終装甲と同様の対核処理を施された[[チョバムアーマー]]([[NT-1アレックス]]と同じデザインで頭部にもゴーグル状のフェイスガードを装備している)を当初は装備していた。しかし、地上での運用にはデッドウェイトになるため最初の運用後に強制パージされた。その他、水中型の「アクア装備」や、支援機であるGファイターIIと合体したGアーマーIIも登場している。 | ||
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2024年8月24日 (土) 13:41時点における版
ガンダム試作1号機 | |
---|---|
別表記 | GP-01 |
登場作品 | |
デザイン | 河森正治 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
コードネーム | ゼフィランサス |
分類 | 地上用モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RX-78GP01 |
全高 | 18.0 m |
本体重量 | 39.7 t |
全備重量 | 65.0 t |
動力 | 核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,790 kw |
スラスター推力 |
42,000 kg×2 12,000 kg×2
|
180度姿勢変換 | 0.9sec |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
内蔵機体 | コアファイターII |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | 地球連邦軍 |
主なパイロット | コウ・ウラキ |
ガンダム試作1号機は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場メカ。同作品の前半の主役ロボットである。
概要
アナハイム・エレクトロニクスが開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。コードネームは「ゼフィランサス」で、この名の由来である花の花言葉は「清い愛」。
「ガンダム開発計画」によって製造された3機のガンダムのうちの1機で、装備換装による汎用性の向上をコンセプトとしている。そのため、3機の中ではRX-78-2ガンダムの特徴を最も色濃く受け継いでいる。四肢の駆動系には新設計の物が採用されており、これは後にムーバブルフレームの基礎ともなった。
RX-78-2ガンダムと同様にコアブロックシステムを採用しており、本体はクラブ・ワークス事業部が、搭載される「FF-XII(あるいはFF-X7II)コアファイターII」はハービック社が開発を担当している。RX-78-2ガンダムに採用されているバーティカル・イン・ザ・ボディとは異なる方式「ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ」によって、本体とコアファイターIIはドッキングするようになっている。この方式によりコアファイターIIのバックパックスラスターやビームガン(ビームサーベル)が直接使用でき、より無駄が無くなった[1]。
劇中での様相
本機はテストのためにアルビオンに搭載されたが、トリントン基地にてアナベル・ガトーに強奪されたガンダム試作2号機を追撃するためにテストパイロットのコウ・ウラキが搭乗。以後、彼がパイロットを務める事となった。物語序盤はコウの未熟もあり精彩を欠く動きも多かったが、モンシアとの模擬戦やジオン残党軍との戦いなどを経て少しずつ動きは洗練されていく。
しかしその後、宇宙へ上がった直後に発生した戦闘でシーマ・ガラハウのゲルググMと地上用装備のままで交戦。満足に動くことも出来ないまま集中攻撃を受けて大破してしまう。後に月面にて宇宙戦高機動仕様のガンダム試作1号機Fbへと改修された。
本編におけるオプションは実質的に陸戦装備のみであり、他のオプションが登場する事はなかった。
登場作品と操縦者
試作1号機Fbと比べ登場回数は少なく、登場した場合もFbへの改修は比較的早期に発生するため使用可能な期間は短いという不遇な機体。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。コウと共に加入するが、ルートによってはミデアが撃墜されると入手不可能になってしまう。二つのビーム兵器を持っているので弾数には余裕がある。なお、宇宙に行く際にGP-01Fbへ改修される[2]が、改造は引き継がないので注意したい。
- PS版でも扱いは同じだが、改造は引き継がれるようになっている。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- DISC2の「バーチャルスタジアム」では、収録部隊「オールガンダム」に所属している。搭乗者は何故かキース。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 原作通りの登場。性能はあまり高くないが、ライフルが空陸AでCT補正+20と他機のものより少し良い。宇宙に上がって早々に大破したためガンダム試作1号機Fbへ改修される[3]。
- 分離、撃墜でコアファイターIIに変化。バグによりパーツスロット2以下に装備したものはコアファイターIIでは一部しか機能しないので、装備するものに注意したい。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 今回は最初からFb状態のため登場しないが没ユニットデータが存在。グラフィックは『α』のものと同じ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(PORTABLE)
- 当作でもあくまで繋ぎの機体であるため性能も全体的に低め。原作通り宇宙での戦闘で大破させられ、その後Fbに強化。
- 余談だが本作ではグリプス戦役終了後の世界で、更にΖΖガンダムがすでに存在する中ガンダム開発計画が行われたというかなり珍しい経歴を持つ。
- 設定的に強くなりそうだが、序盤から登場するゲームバランスの問題か性能はかなり低め。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 2024年秋以降開催予定のイベントシリーズ『第3次スーパーロボット大戦ANOTHER』にて参戦。『A PORTABLE』以来16年振りの参戦になる。
- なお、2024年8月23日の『生スパロボチャンネル』にて、フルバニーアンへの強化はされず、そのままデンドロビウムへの乗り換えが行われる予定であると言及されている。
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。
- ビームサーベル
- ブラッシュ社が開発した接近戦用の武装。背部に2本マウントしている。
- BAUVA・XBR-M-82-05H ビームライフル
- ボウワ社が開発した携行兵装。エネルギーパック方式が採用されている。また、敵のビームサーベルを防御するための小型ビームサーベル「ジュッテ」を内蔵している。
- RX・Vsh-023F/S-04712 シールド
- 独自の伸縮構造を持った本機の専用シールド。ルナ・チタニウム合金製。耐ビームコーティング処理が施されているため、数発のビーム攻撃を防げるようになっている。また、裏にはビームライフルの予備マガジンを装備することが可能となっている。
- 劇中ではグリップを握る方式と、前腕に接続する方式の2パターンが描かれている。
オプション装備
- 90mmマシンガン
- 通称「ブルパップ・マシンガン」。銃身が短めの実弾兵器でジム・カスタム、ジム改(SRW未登場)等も使用しているもの。アニメ第2話で使用。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- シールド防御時のダメージが80%減になる。
- 『A PORTABLE』で採用。
機体BGM
関連機体
- ガンダム試作0号機(SRW未登場)
- ガンダム開発計画の機体全ての原型にあたる機体。
- ガンダム試作1号機Fb
- 宇宙戦高機動仕様。
- ガンダム試作2号機、ガンダム試作3号機(ステイメン)
- 同じくガンダム開発計画により生まれた兄弟機。
- ガーベラ・テトラ
- ガンダム試作4号機(SRW未登場)がジオンに流れた末の姿。
- パワード・ジム(SRW未登場)
- 本機のバックパック等の試験機。
余談
- 以前は「(ガンダム)GP01(ゼフィランサス)」と表記される事が多かったが、近年では「ガンダム試作1号機」が多くなった。それに伴い、他の機体もそれに準じた名称で呼ばれるようになっている。
- 本機は陸戦用装備となっているが、原作の前期オープニングでは宇宙空間で普通に戦闘を行っている。
- 漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』ではガンダム試作2号機を護衛するバディ機としての設定が追加され、同機の最終装甲と同様の対核処理を施されたチョバムアーマー(NT-1アレックスと同じデザインで頭部にもゴーグル状のフェイスガードを装備している)を当初は装備していた。しかし、地上での運用にはデッドウェイトになるため最初の運用後に強制パージされた。その他、水中型の「アクア装備」や、支援機であるGファイターIIと合体したGアーマーIIも登場している。
脚注
商品情報
- プラモデル
- フィギュア・書籍
資料リンク
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