「第2次連合・プラント大戦」の版間の差分

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2019年5月29日 (水) 00:55時点における版

コズミック・イラ73年に起きた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の舞台となった戦争。以下に解説する戦争の名称は『ガンダムSEED DESTINY』原作終了後の参戦となった『スーパーロボット大戦UX』において便宜上付けられたものであり、公式の名称ではない事に留意されたし。[1]なお、現在では「ユニウス戦役」という仮称も付けられている。

概要と経緯

コズミック・イラ73年10月にプラント領の工業用コロニーアーモリーワン」にて製造されていたカオスアビスガイアの3機が強奪されたことを皮切りに、ザフト脱走兵によるユニウスセブンの残骸が地球に落とされる「ブレイク・ザ・ワールド」が発生。この事件が切っ掛けとなり、再び地球連合プラント間での戦争が勃発する。また、当初はオーブも地球連合の加盟国として参加していたが、カガリ・ユラ・アスハアークエンジェル隊による呼びかけや地球連合への参加を疑問視するトダカオーブ軍将校等の存在もあり、最終的に地球連合に加盟した事は有耶無耶となった。

結果的に阻止された事だが、プラント本国への核攻撃デストロイガンダムによるドイツ・ベルリンの無差別焼き討ち、反射衛星砲「レクイエム」のプラント本国照射など全体的にヤキン・ドゥーエ戦役の時以上に地球連合軍の非道な行いが目立っている。もっとも、その行いの報いを受けるかの如く地球連合軍は政治面では後手後手に回っており、ギルバート・デュランダルの演説による悪行の暴露や世論操作等もあって情勢はザフト有利に傾く。そして、ヘブンズベースダイダロス基地と拠点を次々に陥落されていき、地球連合軍の事実上の指導者であるロード・ジブリールも討たれる事となった。

その後、デュランダルが「デスティニープラン」を提唱。世界中が混乱に包まれる中、オーブは明確に反対を表明し、「デスティニープラン」に反対するザフトの一部の人物達も離反する。最終的にザフトは敗退し、プラントおよびザフトの最高指導者であるデュランダルが死亡した事によって「デスティニープラン」は頓挫した。この戦争の終結後、オーブとプラントは和平し、キラ・ヤマトラクス・クラインは共にプラントへと渡って再び表舞台へと昇ることとなった。

関連人物

プラント

ギルバート・デュランダル
C.E.73年時のプラント議長。プラントが抱える事実上の国軍たるザフトも統率している。
サトー
ザフト脱走兵の一人でパトリック・ザラの狂信的な信奉者。ある意味で、この戦乱の切っ掛けを作った人物である。
ミネルバ隊
戦乱を駆け巡った部隊。隊長はタリア・グラディス

地球連合

ロード・ジブリール
地球連合を支援する軍産複合体ロゴスメンバーの一人でブルーコスモスの盟主。
劇中では、事件の多くが彼の手によるものとして描写されている。
ジョゼフ・コープランド
大西洋連邦大統領。

オーブクライン派

カガリ・ユラ・アスハ
オーブの代表。アーモリーワン襲撃事件を始め、何気に多くの事件に関わっている。
ラクス・クライン
クライン派の代表。大戦後は新たなプラントの議長に就任した。
キラ・ヤマト
大戦後はプラントへと渡り、ザフトの白服へと袖を通す。
アスラン・ザラ
元ザフトのエースパイロット。ヤキン・ドゥーエ戦役後はオーブに渡っていたが、デュランダルの説得を受けてプラントに復帰。
その後はザフトの特務隊FAITHへと出世するが、デュランダルのやり方に疑問を感じて脱走し、オーブに戻った。

登場作品

名称の初出は『UX』だが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の舞台となった「コズミック・イラ73年に起きた戦争」はそれ以前の参戦作でも再現されている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
本作では「多元戦争」として組み込まれている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
スーパーロボット大戦L
スーパーロボット大戦UX
本作で初めて「第2次連合・プラント大戦」の名称が用意された。結末は原作同様だが、その過程が果たして原作と同じだったのかどうか想像の余地をプレイヤーに与えられている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
西暦世界では本編の1年前に起きており、同時期にガイゾックの襲来やアロウズの台頭が起きている。

関連用語

ヤキン・ドゥーエ戦役
C.E.70年に起きた大戦で「第1次連合・プラント大戦」に相当。
ブレイク・ザ・ワールド
大戦の切っ掛けとなった事件。

脚注

  1. 公式HPにおいても『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の舞台となった「コズミック・イラ73年に起きた戦争」の正式な名称が付けられていないままである。