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2017年12月16日 (土) 20:53時点における版
ゲルググ | |
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外国語表記 | Gelgoog |
登場作品 | |
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MS-14A |
頭頂高 | 19.2 m |
本体重量 | 42.1 t |
全備重量 | 73.3 t |
動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,440 kw |
スラスター推力 |
24,500 kg×2
|
装甲材質 | 超高張力鋼 |
センサー有効半径 | 6,300 m |
開発 | ジオニック社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | アナベル・ガトー |
概要
ザクIIに代わる次期主力機として開発されており、高機動型ザクのデータを基にしている。
最大の特長は、ジオン軍では初の携行式ビーム兵器を採用した機体という点で、水陸両用モビルスーツの物をベースに開発した大型のジェネレーターと新型の冷却装置によって装備が可能となっている。
腰部や脚部にはドムと同様にスラスターを配置しており、これはツィマッド社の技術を用いている。
これにより、ジオン軍技術陣の集大成ともいえる量産型モビルスーツが完成した。その性能は非常に高く、地球連邦軍のガンダムと同等以上であるとも言われる。
実際にカタログスペック上は、本体重量・ジェネレーター出力・スラスター総推力・センサー有効範囲と多くの面でガンダムを凌駕しており、ガンダム側のアドバンテージといえば装甲材がルナ・チタニウム合金であることくらいしか見出せない。ただし昨今では「連邦軍がコストを度外視して作ったスーパー高級機であるガンダムと同等の物を量産できるだけの資源・財力が敗戦寸前のジオンのどこにあったのか?」と突っ込まれることも多くなり、後付けで徐々に性能は控えめになってきている(ある漫画では、ゲルググがもっと早く量産されていればジオンは一年戦争に勝てたかもしれない、という逸話がある)。とはいえ、装甲はザクと同じであるし技術的にも連邦とジオンには10年の差がある(現実でも10年前のハイエンドモデルをエントリーモデルが抜いてしまうことはよくある)とされているので、決して無理のある設定とも言えないかもしれない。
本機は同時期に開発されたツィマッド社のギャンとのコンペティションに勝利し、次期主力機として採用される事になった。まず、先行量産型であるYMS-14が25機製造され、その内の1機はシャア・アズナブルの元に送られ、残りはアナベル・ガトーやキマイラ隊などのエースパイロットらに配備された。シャア専用機については「シャア専用ゲルググ」の項を参照。
その後、ビームライフルの生産の遅れもあって一年戦争末期に本格的な配備が始まっているが、傑作機とも言える優秀な性能の反面、この頃になるとベテラン兵や熟練パイロットの多くが戦死・乗り慣れた機体に搭乗していた為、若年層の新兵や学徒動員兵に配備された。しかし、まだパイロットとしての実戦経験が未熟な故に、大抵はその性能を発揮できないまま撃墜されている。ア・バオア・クー戦ではキシリア・ザビに「ゲルググ、ドムの動きが目立たないのはどういう訳だ?」と問われ、トワニングが「学徒動員のパイロットが多いようですから」と答えるシーンがあるが、キシリアからは「脆過ぎる」と酷評された。外伝ではフォーメーションを組みやすくするために見込みのある学生はザクとドムを回し、落ちこぼれにゲルググを回していた事が語られており、成果が出せないのはある意味当然であった。
背部にバックパックを装備していないというかなり珍しいデザインであるが、バリエーション機である高機動型ゲルググやゲルググキャノンではアタッチメント式のバックパックを装着している。また、本機の一部は地上にも配備されたが、その数は非常に少ない。
機動戦士Ζガンダム
放棄されたグワジンの内部に放置されていた機体を回収し、ネモのフレームにゲルググの皮を被せたものが登場。レコア・ロンドが乗り込み、ジュピトリスの潜入や百式のメガ・バズーカ・ランチャーのエネルギーパック代わりとして運用された。また、修復前の本機をカツ・コバヤシが使用し、カミーユ・ビダンの危機を救っている。
機動戦士ガンダムΖΖ
「青の部隊」が運用しているレストア機、タグという名のパイロットが使ったとされるものが登場する。青の部隊仕様は性能が向上している。ディドー・カルトハやエロ・メロエが搭乗したが、ジュドー・アーシタらと交戦して撃破されている。後者は戦死したタグの形見で、見た目は角の無いシャア専用ゲルググ。恋人であったマサイ・ンガバが搭乗し、ガンダム・チームと交戦したが撃破された。
その他
- 『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート』の冒頭にて、一機のゲルググがコムサイを援護しそのまま大気圏に突入し炎をあげている。
- 『機動戦士ガンダムUC』では、既に旧式となった本機が改修され、ジオン残党組織「袖付き」の一戦力として使われている。
- 『機動戦士ガンダムF91』のロイ戦争博物館にてゲルググが展示されている。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- DCの戦力として登場。
- 第3次スーパーロボット大戦
- DCの戦力として登場。DC時代のアポリー・ベイやロベルトが乗っていることも。なお、SFC版はドット絵がシーマのゲルググMの色違いとなっており全然デザインが違う。これは他のゲルググJやゲルググMも同じ。さすがに酷い手抜きだったのか、コンプリートボックスおよびPS版ではきちんとそれぞれ新規に書き起こされている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α(DC)
- ジオン軍の戦力として登場。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ジオン残党及びハマーンのネオ・ジオン軍が使用。性能は高くはないがビームナギナタが連続ヒットするので接近戦では注意。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ジオン軍の戦力として登場。高い性能を持ち、運用した場合は射程3かつ高命中率のビーム・ナギナタがヘビーメタルやモビルスーツ相手に猛威を振るう。捕獲するとバイオセンサーに変換でき、中盤に向けてのユニット強化に役立つ。バラしてよし運用してよしの機体だが、攻撃力が貧弱なのが玉にキズ。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- ジオン軍の戦力として登場。HPはドムに譲るが、それ以外は概ね高い性能を持つ。ジオン軍以外にも宇宙海賊が使用してくるが、どういうわけか最初に登場するのは宇宙海賊の所有のものである。そんな鳴物入りの新型機をどこで手に入れたのだろうか……? 一応シャア専用機はそれ以前から登場している。
関連作品
- SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団
- ザコ敵。
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- ザコ敵。上位種としてゲルググJも登場する。
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- ザコ敵。
- リアルロボット戦線
- 一般機と青の部隊機が出演。名称表記はそれぞれ「ゲルググ 緑」「ゲルググ 青」。後者の方が若干性能が高い。
- 基本的には敵だが、前者はハマーン・ロシュルートで1機のみ入手可能。
- 後者はポセイダル・シロッコルートでNPCの味方として登場し得る。
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- ビーム・ナギナタ
- 本機の接近戦用武装で、一本の柄の両端からビーム刃を発生させる事が可能。背部やシールド裏、後腰部にマウント可能。しかし、両端から発生させた状態では使いにくいため、大抵は片側から発生させていた。劇中ではガンダムのビーム・サーベルを柄で受け止めているカットが存在する事から、柄には耐ビームコーティング処理が施されていると思われる。なお、発生するビームの色は水色だったり黄色だったりと様々。
- ビーム・ライフル
- 本機の主兵装で、高性能センサーにより高い照準精度を誇る。前述のようにジオン軍では初の実用化。しかし、生産が遅れて使用できないという事も多かった。
- シールド
- 本機の防御兵装で、不使用時は背面にマウントされている。耐ビームコーティングが施されており、ビーム兵器をある程度防ぐ事ができる。
オプション装備
- ジャイアント・バズ
- 口径360mmの実弾兵器。ドムの物と同型。主に配備の間に合っていないビーム・ライフルの代わりに使用していた。
- 120mmマシンガン
- 通称「ザク・マシンガン」。上部にドラムマガジンを装備し、そこから給弾する。ジャイアント・バズ同様、ビーム・ライフルの代わりに使用していた。
- 試作型ビーム・ライフル
- ゲルググ本体の全高の2倍に及ぶ巨大な武装。威力は高いが弾数も少ない。ガトーがソロモン攻略戦の殿時に使用。十分な戦果を挙げた。
- ビームマシンガン
- ギラ・ドーガのビームマシンガン。袖付き所属機が使用。後の年代に開発された、この武装を使えることから、袖付き所属機は何かしらの改修が施されていたと考えられる。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
- 本Wikiではスパロボ関連のものを取り上げる。未登場のものについてはガンダムwikiを参照されたし。
強化型・バリエーション機
- ゲルググJ
- 統合整備計画によって再設計した機体。機動力と狙撃能力が強化された。
- ゲルググM
- 海兵隊仕様。
- ゲルググM (シーマ専用)
- ゲルググMの指揮官用。
- リゲルグ
- ネオ・ジオンで近代改修されたゲルググ。
関連機
商品情報
プラモデル
フィギュア他
資料リンク
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