「オーブ連合首長国」の版間の差分
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2015年12月23日 (水) 11:24時点における版
オーブ連合首長国(United Emirates of Orb)
『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の国家。
南太平洋ソロモン諸島に存在する複数の島々からなる国家。コズミック・イラ70年2月8日に代表首長ウズミ・ナラ・アスハが行った中立宣言により中立国家となり、オーブの理念に従う限りナチュラル・コーディネイター双方を受け入れる姿勢から、開戦後は特に戦火を逃れた多くの人々が移住している。 また、建国間もない時期には日本からも数多くの移民が流入しており、彼らが持ち込んだ文化等はオーブの今を作り出す基礎の一部となった。
しかし、『機動戦士ガンダムSEED』では、地球連合軍の協力要請を拒否した故に侵攻に遭い(オーブ解放作戦)、最終的にウズミ・ナラ・アスハが主要施設と共に自爆して、連合軍の占領下に置かれてしまう。 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では主権を回復し、カガリ・ユラ・アスハが代表首長に就任したが、地球連合とプラントとの開戦後のアークエンジェルによるカガリ拉致によって、ザフト侵攻によるセイラン家崩壊までセイラン首長家主導により地球連合軍へ協力する形となる。
カガリの復帰後はギルバート・デュランダルによるデスティニー・プラン宣言を拒否し、クライン派とともにデュランダル打倒に成功した。
現実に存在する『アラブ首長国連邦』と混同するのか、『オーブ首長国連邦』と書く人がたまにいるが、間違いである。
政治体制
国家元首及び国政の最高責任者は代表首長で、オーブ五大氏族のセイラン家、トキノ家、マシマ家、キオウ家、アスハ家の族長からのみ選ばれる。また、オーブ国軍の統帥権を代表首長が持っている。 小説版によると、五氏族の中から国民選挙で選ばれた氏族が政権を取る貴族政と民主制のハイブリットとなっている。
軍事体制
オーブ軍を参照。
主な施設
- モルゲンレーテ社
- 国有企業。G兵器をはじめとした様々なモビルスーツの開発や、連合の企業が開発に頓挫したI.W.S.P.(統合兵装ストライカーパック)等の重装備を稼働させるためのパワー・エクステンダー等を完成させた世界中でもトップクラスの技術を誇る企業。
- ヘリオポリス
- オーブ所有の資源衛星に連結したスペースコロニー。密かにG兵器の開発を行っていたため、ザフトに狙われる。
登場作品
いずれの登場作品もオーブ侵攻が再現される際には、多種多様な敵から介入を受け、3つ巴や4つ巴の大乱戦を展開する事態になっている。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 原作と違う点としては、世界観が宇宙世紀の地球連邦であるため正式な独立国というわけではなく、あくまでも地球連邦からの独立を求めているという設定。あとは原作とほぼ同じ。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 基本的な立場は原作通り。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- ジェミニスに襲撃され、軍の大半が壊滅する被害を受ける。また、その混乱に乗じてサイガスが送り込んだテロリストに偽装された連邦軍にも襲われるが、先行したシン・アスカとキラ・ヤマトの奮戦と、Z-BLUEとソレスタルビーイング、アドヴェントの奮闘により守られた。
- なお、ユウナの時とは違い、成長したカガリが指導者である為か、突然の敵襲に遭いながらも市民の避難には成功している。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- カガリの他、ナナリーやリリーナ、マリナといった要人達を保護していたが、新地球皇国に下った連邦軍の部隊やダバラーンの攻撃により投降を強いられ、要人達は纏めてラース・バビロンに送られた。
Scramble Commanderシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- スーパーロボット大戦W
- スーパーロボット大戦K
- ダンナーベースなどの世界各国のベースを支援している。なお、自軍がもうひとつの地球やダリウス界に行っている時は、地球防衛の中心となっていた。
- スーパーロボット大戦L
- スーパーロボット大戦UX
- カガリは連邦議会の対応がメインで、主要人物達も本編開始直後に竜宮島に出向するため、オーブ本国は登場しない。竜宮島に本拠地を持つ対フェストゥム組織「アルヴィス」を極秘裏に支援している。また、アスラン・ザラが裏方として世界を駆け回っているためか、ラクスの計らいかは不明だが、シン・アスカとルナマリア・ホークの両名がザフトからオーブ国防軍に出向している。
関連人物
アスハ家
- ウズミ・ナラ・アスハ
- SEED時代のオーブにおける最高指導者、通称「オーブの獅子」。一応、作中においては連合との新型機動兵器の共同開発の発覚を受けて既に代表を弟のホムラに譲っているのだが、実質的には彼がトップ。
- カガリ・ユラ・アスハ
- DESTINY時代のオーブにおける最高指導者。が、10代後半という若年の彼女にそれが務まるはずもなく、作中では年寄り達に押し込まれ孤立気味になったところをユウナ・ロマ・セイランに付け込まれ、更に苦難が襲いかかる羽目になる。どんな人間でもいきなり国家元首をやれ、というのは無理がある。
- ホムラ
- ウズミの弟で、SEED時代の代表であるが、実質的なトップはウズミ。
セイラン家
- ウナト・エマ・セイラン
- DESTINY時代のオーブ宰相。オーブでは親連合で、カガリの行方不明後、実質的なオーブの実権を握るまでに至ったが……
- ユウナ・ロマ・セイラン
- ウナトの息子でカガリの婚約者。しかし、カガリはもとより、アスハ家の信奉者からは快く思われていない。
サハク家
- コトー・サハク
- サハク家当主で、サハク姉弟の養父。
- ロンド・ギナ・サハク
- サハク姉弟の弟。
- ロンド・ミナ・サハク
- サハク姉弟の姉。
オーブ軍
オーブ軍を参照。
国民
- エリカ・シモンズ
- モルゲンレーテ社のモビルスーツ開発設計主任。オーブ軍の兵器開発に多く携わっている他、ジャンク屋のプロフェッサー等とも親交がある。
- シン・アスカ
- 元国民。オーブ解放作戦における戦闘で両親と妹を失った。そのため、オーブに対して強い憎しみを抱いてしまう。
- マユ・アスカ
- シンの妹。オーブ解放作戦における戦闘に巻き込まれて、両親と共に死亡した。
関連用語
- ヤラファス島
- オーブの本島で、首都のオロファトが存在し、オーブの政治の中心と言える島。
- オノゴロ島
- 国防本部とモルゲンレーテ社が存在する軍事色が強い島。
- アカツキ島
- DESTINYでキラ達が暮らしていた島。
- カグヤ島
- 地球全体でも数少ないマスドライバー施設が存在する。
余談
- 『機動戦士ガンダムSEED』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の監督である福田己津央氏は、オーブという国家について「(福田監督)自身が考えた『日本の理想の姿』といったイメージを投影して創り上げた」と語っている。
資料リンク
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