グエル・ジェターク

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
グエル・ジェターク
登場作品

ガンダムシリーズ

声優
  • 阿座上洋平
  • 長谷川育美(幼少期)
  • デザイン
  • モグモ(原案)
  • 田頭真理恵(アニメ設定)
  • 初登場SRW スーパーロボット大戦Y
    SRWでの分類 パイロット
    テンプレートを表示
    プロフィール
    偽名 ボブ
    種族 地球人(スペーシアン)
    性別
    所属

    アスティカシア高等専門学園

    • パイロット科
    学年 3年
    称号 ホルダー(物語開始時)
    テンプレートを表示

    グエル・ジェタークは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物。

    概要[編集 | ソースを編集]

    ベネリットグループ御三家の一つ、「ジェターク・ヘビー・マシーナリー」の御曹司。アスティカシア学園のジェターク寮の寮長でもあり、学園最強のパイロット「ホルダー」として決闘委員会にも所属している。学籍番号は「KP001」。

    将来的にカテドラル配下の特殊部隊「ドミニコス隊」への入隊を望んでいる。ジェターク社CEOの父親、ヴィム・ジェタークの方針でベネリットグループの総裁デリング・レンブランの娘、ミオリネとの結婚を目指していた。学園での決闘はこれまで26戦全勝であり、性格も横暴・傲慢さが目立っていたが、辺境の水星から学園にやって来たスレッタ・マーキュリーとの決闘で初の敗北を受け、ホルダーの座から陥落。そこから激動の人生が幕を開ける。

    スレッタとの2回目の決闘では裏工作で勝利を得ようとしたヴィムに反抗し、結果は敗北。また、独断でエラン・ケレスとの決闘を承諾し、またも敗北したことで父の怒りを買い、ジェターク寮を退寮処分となる。

    その後は学園の敷地内でテント暮らしの野宿をしていたが、ついにヴィムから退学を宣告されてしまい、流石に受け入れがたかったのか行方を晦ませ、後にある中小企業のアルバイトとして「ボブ」の偽名を用いて働いていたことが判明する。偽名もあって、父の圧力が届かない環境で生活できていたためか、この頃の表情は和らいでいた。

    登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

    単独作品[編集 | ソースを編集]

    スーパーロボット大戦Y
    初登場作品。CHAPTER 02より登場し、ほぼ原作通りの流れでスレッタと決闘を行う。その後はジェターク寮を退寮して出番が終わるが、条件を満たすと「ボブ」名義でダリルバルデと共に自軍参入する。自軍参入後はドモンらの計らいでスレッタや地球寮の面々と顔を合わせないように配慮されている[1]
    当然と言えば当然だが、スレッタ等と顔を合わせられない関係上、迂闊に自軍の面々に混じって行動するわけにもいかないので会話パートでの出番はかなり少なく、要所要所で事情を知る面々に声をかけられる程度に留まる。
    また自軍参入時には、ジェターク寮退寮後の動向として民間の輸送船団に参加しており搬入されてきたダリルバルデと対面する場面や、その輸送船団がウルガルに壊滅させられた後一人生き残りアスティカシア学園まで辿り着いた事が判明している。
    ゲーム内能力としては決して悪くない範疇なのだが、肝心のダリルバルデの性能が二番手機体相応で個性に欠けるのがネック。

    パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

    能力[編集 | ソースを編集]

    精神コマンド[編集 | ソースを編集]

    Y
    必中不屈気合努力直撃熱血
    自衛に関わるものが「不屈」しかないのが難。「直撃」を習得するため、敵の援護防御フォーメーションを崩す役になれる。

    特殊スキル[編集 | ソースを編集]

    Y
    底力L5、闘争心L2、気力+(ATK)ガードL1
    積極的に攻撃・反撃させているほどガードやエースボーナスが早期発動しやすくなるシンプルな構成。

    エースボーナス[編集 | ソースを編集]

    出撃時、気力+10。1マップに1度だけ、気力150以上で自軍フェイズ開始時、精神コマンド「熱血」がかかる。
    『Y』で採用。発動後は自前の「熱血」を使うのが連撃や反撃の時だけになるため、他にSPを回しやすくなる。

    人間関係[編集 | ソースを編集]

    家族[編集 | ソースを編集]

    ヴィム・ジェターク
    父親。ジェターク社CEOであり、自身の後継者として育てるためにあえてグエルに厳しくしており、グエルもヴィムを尊敬している。だが、無理矢理に息子を従わせようとする面も持つ。
    ラウダ・ニール
    異母弟。グエルを兄として尊敬しており、兄弟仲は良い。

    カテドラル[編集 | ソースを編集]

    ケナンジ・アベリー
    ドミニコス隊の隊長。ラウダ共々幼少期に面識があったが、それきり会っていなかったためか再会した際は現在の彼の肥えた体型を見て驚いていた。

    アスティカシア学園[編集 | ソースを編集]

    地球寮[編集 | ソースを編集]

    スレッタ・マーキュリー
    水星出身の地球寮のエースにして、最大のライバル。2度の決闘を経て彼女に恋心を抱く。
    ミオリネ・レンブラン
    ホルダーとして彼女との結婚を目指すが、躓くことに。

    ジェターク寮[編集 | ソースを編集]

    フェルシー・ロロペトラ・イッタ
    共に後輩としてグエルを慕っている。
    カミル・ケーシンク
    メカニックとして機体を整備する。

    ペイル寮[編集 | ソースを編集]

    エラン・ケレス (強化人士4号)
    同じく決闘委員会所属。彼に決闘を挑まれる。

    グラスレー寮[編集 | ソースを編集]

    シャディク・ゼネリ
    同じく決闘委員会所属。ベネリットグループの御三家の御子息同士という事もあってか、交流が深い。

    ブリオン寮[編集 | ソースを編集]

    セセリア・ドートロウジ・チャンテ
    共に決闘委員会所属。セセリアはグエルを馬鹿にすることもある。

    他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

    ドモン・カッシュ
    Y』では彼の事を尊敬しており、例の告白も彼のリスペクトという事になった。
    シン・アスカ
    『Y』ではドモンと同様Yzネクスト加入後の数少ない交流相手。

    名台詞[編集 | ソースを編集]

    「見たかミオリネ。このグエル・ジェタークの決闘を。俺はお前も会社も、全部手に入れて見せるぞ」
    第1話。決闘で相手のパーカー・イーストコットを下しての台詞。コクピットから外に出てこいつ(パーカー)の謝罪を見ていけよとミオリネに言うが、彼女は「最低」とその場を去るのだった。
    「俺はなぁ!ベネリットグループ御三家の御曹司で、決闘委員会の筆頭で、現在のホルダーだ!」
    スレッタ「ホル、ダー…」
    「決闘で選ばれた、学園No.1のパイロットだ」
    同話より。ミオリネへの狼藉を咎めたスレッタに自身の立場を伝え、決闘すると了承した彼女に負けたら退学してもらうと告げる。余談だが、一行目の台詞がパトリック・コーラサワーの「俺は!スペシャルで!2000回で!模擬戦なんだよぉぉぉ!」を思わせたせいか、放送当時のTwitter(現X)でのトレンドにコーラサワーが入るという珍事が起きた。
    「いい親なんだな」
    第3話。再びの決闘前、自身の親子関係に思うものがあったのか、スレッタが「逃げたら一つ、進めば二つ」と教えてくれたと、母のプロスペラについて語った際に掛けた言葉。
    「これは…俺の戦いだっ!俺の…俺だけのっ!!」
    同話より。父の意向に反して自動で戦闘を行うダリルバルデの意思拡張AIを停止させ、自分自身の手で機体を操縦してスレッタとの決闘に臨む決意を見せる。

    迷台詞[編集 | ソースを編集]

    「スレッタ・マーキュリー…俺と…結婚してくれ
    第3話ラスト。決闘に敗北するもスレッタがグエルの実力を評価した事に感極まってか、勢いでプロポーズしてしまう。続く4話の反応を見るあたり完全に無意識だった様子。
    なお、この様子は学園中に放送されており観客たちは突然の告白に驚いたり呆れたり笑ったり黄色い声を挙げたりと反応も様々であった。
    「撮ってんじゃね〜!」
    第4話冒頭。一連のプロポーズから即座に振られた流れを映されていた事に気付き、カメラドローンに向けて叫ぶ。別の意味で恥ずかしい告白シーンになってしまった…。
    「勘違いするなよ。俺はお前の事なんて全然好きじゃないんだからな!」
    同話より。教室内でスレッタと鉢合わせた後の去り際にて。典型的なツンデレセリフであり、またスレッタからすれば「突然プロポーズしてきたのに直ぐに好きじゃないって言ってきた変な人」も同然だったためかグエルが去った後に「わけわかんないです」とボヤいていた。

    スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

    ドモン「…少しいいか?」
    「あなたは…ドモン・カッシュさん!」
    ドモン「お前達の決闘の前座を務める。挨拶くらいはしておこうと思ってな」
    「まさかアスティカシアでガンダムファイト優勝者に会うことが出来るなんて」
    ドモン「エチカ代表から今回の決闘のことは聞いている」
    「………」
    ドモン「余計な事は考えるな。目の前のファイトに全力を尽くせ」
    「ドモンさん…」
    ドモン「迷った時は思い出せ。自分が何のために戦うかを」
    「俺は…」
    『Y』の「呪いのモビルスーツ」より。スレッタと2回目の決闘を前にして、父親の方針に悩みを抱えるグエルだが、自分に会いに来たドモンの姿に驚き、彼の言葉を聞いて思いを新たにする。
    (…因果だな…。学園を出たというのに、ダリルバルデが運び込まれるとは…)
    (こいつと再会するなんて奇遇なものだ…)
    『Y』の「魔女の願い」より。条件を満たした際に、シナリオデモ冒頭に追加される独白。直後にウルガルが襲撃してきた事を知らせる警報が鳴り…。
    「…わかりました。お世話になります」
    「俺もダリルバルデで出来ることをやります」
    同話より。ボブとしてYzネクストに合流し、ドモンから「世界を知れ」と言われた際の返答。

    搭乗機体[編集 | ソースを編集]

    ディランザ グエル専用機
    ディランザをベースとした当初の乗機。
    ディランザ ラウダ専用機
    弟のラウダの専用機。エランとの決闘時、乗る機体が無かったため借りて搭乗する。
    ダリルバルデ
    次世代型ドローン兵器運用の新型機。

    余談[編集 | ソースを編集]

    • グエル役の阿座上氏は第6話後に放送された総集編の特番においてナレーターを担当しているが、出てきたのはそれまで弄られキャラとして認知されてしまっていたグエルをさらにアドリブ混じりに弄り倒すナレーションであり、しまいには「ガンダム史上最速三連敗」などと謎のあだ名を差し込まれ、「何だこの原稿は!?」とセルフツッコミまで飛んでくるシュールなオチにまで発展してしまった。
    • ストーリーが進むにつれ視聴者の好感度が大きく上がっていったキャラクターであり、それに比例してか愛される形でネタが増えていったキャラクターでもある。
      • 特に上述した野宿はネタとして擦られる傾向にあり、視聴者からは学生のキャンプという要素の共通点から漫画『ゆるキャン△』と掛け合わせて「グエキャン△」などと呼ばれるようになった。公式からも2023年3月10日から3月12日に行われたイベント「機動戦士ガンダム 水星の魔女EXPO」にて展示品に「グエルのキャンプ」が用意されたりと流れに乗る姿勢があった。
    • 『水星の魔女』における屈指の人気キャラクターであり、同時期に放送されたTVドラマ『王様に捧ぐ薬指』第7話(2023年5月30日放送)劇中においても、放送局が『水星の魔女』と同じTBS系列だからか名指しで登場した。ドラマ劇中では推しのアニメキャラクターと結婚しようとする女性の意中の相手としてグエルが挙げられ、グエルのグッズで祭壇が作られたり、グエルの等身大パネルを並べて結婚式を挙げるシーンが展開された。
      • ちなみに、グエルと結婚しようとする女性が着用した花嫁衣裳の色はダリルバルデをイメージした真紅で、花嫁が持つブーケはグエル専用ディランザの羽飾りをイメージして作られたものである。
      • なお、グエルと結婚しようとする女性の役を演じたお笑いコンビ「蛙亭」のイワクラ氏自身もまた、グエルが推しのキャラクターであるとのこと。
    • 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)の原作者である太田垣康男氏によるイオ・フレミングとダリル・ローレンツらと共に描かれたイラストがXに投稿されている。

    資料リンク[編集 | ソースを編集]

    1. なので援護系台詞もスレッタやチュチュにボブが反応する特殊戦闘台詞が用意されているが、逆は用意されていない