デリング・レンブラン

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デリング・レンブラン
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 内田直哉
デザイン
初登場SRW スーパーロボット大戦Y
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 地球人(スペーシアン)
性別
所属 ベネリットグループ
役職 総裁
アスティカシア学園理事長
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デリング・レンブランは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

巨大複合企業体「ベネリットグループ」の総裁にしてアスティカシア高等専門学園の理事長。ミオリネ・レンブランの実父。

元軍人という経歴を持ち、監査組織カテドラルの統括も兼任する。21年前のヴァナディース事変[1]を収めた人物としても有名。ベネリットグループ自体は彼の独裁といってもよく、業績が振るわない企業をあっさり切り捨てたり、娘のミオリネを自分が決めたルールに従わせ、有無を言わせず言う通りにさせようとするなど、強権を振るう。

そのため、配下の者達やミオリネからも不満や恨みを多数買っており、自身の命すら狙われている状態にある。ただし、企業人・親として、ミオリネには株式会社ガンダム設立の際にそれを認め、適切に指導したりといった面も見せている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。原作通りにベネリットの総裁を務めており、プロスペラ・マーキュリーガンダム・エアリアルに対する審問を執り行った。

人間関係[編集 | ソースを編集]

家族[編集 | ソースを編集]

ノートレット・レンブラン
妻。現在は故人。
ミオリネ・レンブラン
娘。彼女からは激しく嫌われており、デリングに対する反抗心の現れとして(デリングはほとんど使用していないとは言え)学園の理事長室は彼女に占拠され、私室として扱われている。

ベネリットグループ[編集 | ソースを編集]

サリウス・ゼネリ
御三家のグラスレー社CEO。ヴァナディース事変時は上司と部下の間柄だったが、その後グループトップに上り詰めたデリングに不信感を抱く。
ヴィム・ジェターク
御三家のジェターク社CEO。デリングを疎んじており、次期グループ総裁の座を狙って彼の暗殺を企んだものの、息子のグエルがホルダーの座から転落したことで失敗した。
ニューゲンカルネボラゴルネリ
御三家のペイル社共同CEO。
プロスペラ・マーキュリー
シン・セー開発公社CEO。エアリアルの件で彼女に対する審問会を開いた。

カテドラル[編集 | ソースを編集]

ラジャン・ザヒ
デリングの側近。旧知の仲。

アスティカシア学園[編集 | ソースを編集]

地球寮[編集 | ソースを編集]

スレッタ・マーキュリー
ガンダム・エアリアルのパイロット。

ヴァナディース機関[編集 | ソースを編集]

カルド・ナボ
過去の事変で潰したヴァナディース機関の代表。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブルエチカ・Y・フランバーネット
『Y』にてベネリットグループのインキュベーション・パーティーに招待された彼らに挨拶する。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「私はこれまで、あまたの戦場を経験し一つの結論を得ました」
「兵器とは、人を殺す為だけに存在するべきだと」
「一点の言い訳もなく、純粋に殺す為の道具を手にすることで、人は罪を背負うのです」
「しかし、ヴァナディースとオックス・アースのモビルスーツは違う!」
「相手の命だけでなく、乗り手の命すら奪う」
「これは道具ではなく、もはや呪いです」
「命を奪った罰は、機械ではなく人によって科されなければならない」
「人と人が、命を奪い合うことこそ、戦争という愚かしい行為における、最低限の作法であるべきです」
「自ら引き金を引き、奪った命の尊さと、贖きれない罪を背負う」
「戦争とは、人殺しとは、そうでなければならない!」
『PROLOGUE』における演説。言ってしまえばエレガントを彷彿させるような理論だが、その手段もまた問答無用の殺戮であった。
「そして、我らカテドラルは、全てのガンダムを、否定します」
『PROLOGUE』の締めを飾る台詞。そして、デリングが起こしたヴァナディース事変が現在へ繋がる愛憎劇の始まりとなる…。
「そうだ、潰れろ」
第1話。三期連続で損失を計上したとして、赤字企業パルネオ社への「赤字を垂れ流す無能は必要ない」として系列企業からの融資を停止を宣言。「それでは我が社は潰れてしまいます」と陳情するCEOへの即答。
有無を言わせない無慈悲な対応にパルネオ社のCEOは項垂れるしかなかった。サリウスは「財務諸表上では改善は可能」と擁護するが、全く聞く耳を持つことはなかった。
「いや、あれはガンダムだ」
プロスペラ「何故でしょう?」
「私がそう判断したからだ。異論がある者はいるか?」
「決まりだ。あのMSは廃棄処分。操縦者の生徒は抹消とする」
第2話。審問会でプロスペラの弁明にも耳を貸さず、自身の判断でエアリアルが「ガンダム」だと断定する。
このやり取りが放送時に話題となり、視聴者から「ではこれらはガンダムに当てはまるのか?」と大喜利ネタも流行り出す事となった。
「逃げるなよ。ガンダムの呪いは、お前が考える以上に重い」
第7話。株式会社ガンダムの設立に必要な投資を頭を下げて懇願するミオリネに、警告しながら3パーセントの投資をする。だが、かつてガンダムを否定し根絶を唱えたデリングがガンダムを容認するという不可解な行動だが…?

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダム・エアリアル
第2話にて審問会を開く原因となった機体。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 通称「ダブスタクソ親父」。これは第2話で実際に娘ミオリネ・レンブランに吐かれた台詞であり、以降作品内でもBlu-ray・DVDの宣伝CMや総集編でたびたび取り上げられたことから定着してしまっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 『PROLOGUE』で描かれた出来事で、当時デリングは「グラスレー・ディフェンス・システムズ」の幹部だった。GUNDフォーマット技術を禁忌だとして、ドミニコス隊を動かしヴァナディース機関を襲撃・解体した。