マチルダ・アジャン

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マチルダ・アジャン
外国語表記 Matilda Ajan[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 戸田恵子
デザイン 安彦良和
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
スリーサイズ B84/W59/H86
所属 地球連邦軍
軍階級 中尉
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マチルダ・アジャンは『機動戦士ガンダム』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍補給部隊隊長。

輸送機であるミデアに乗って、ホワイトベース隊に何度か補給物資を送った。

後に登場したウッディ・マルデン大尉とは恋人同士で、ジャブロー結婚式を挙げる予定であったが、黒い三連星の襲撃時にミデアでホワイトベースを庇った為に、黒い三連星の一人であるオルテガが搭乗するドムにコクピットを叩き潰されて死亡した。

アムロ・レイにとっては憧れの大人の女性であり、彼女の死は彼に大きな影響を与えた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

SRWではガンダム自体が初代設定で登場する事が少ない為、登場回数は多くない。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。ミデアに乗り、ホワイトベース隊ゲッターロボGνガンダムグレートマジンガーの三大ロボットを運んでくる
第2次スーパーロボット大戦G
『第2次』と同じ役回りだが、グレートマジンガーだけはジェットスクランダーに差し替えられた。
第3次スーパーロボット大戦
補給部隊のミデアのパイロット。
第4次スーパーロボット大戦S
補給部隊のミデアのパイロット。死亡はしない。なお、アムロとの会話でウッディの存在も語られる。
マチルダが乗るミデアを守ると、高性能レーダーマグネットコーティングチョバムアーマーリペアキットプロペラントタンクS資金20000が入手できる。
スーパーロボット大戦F
補給部隊のミデアを指揮しているが、ミデア自体は連邦兵がパイロット。以降はこのスタイルで固定される。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
今回はアムロがいないルートで登場する。式部雅人に頼まれて原作の記念写真撮影イベントをすることになる。本人曰く、原作通り1年戦争のときにホワイトベースクルーとも記念撮影をしたらしい。バグのせいでキャラクター事典に登録されない(ゲームアーカイブス版では登録される)。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GCXO
今回も補給部隊を指揮。陸戦型ガンダムホバートラックを持ってきてくれる。原作からややアレンジされているものの、戦死イベントも存在する。
スーパーロボット大戦30
一年戦争から10年が経過しているので当然故人。ボーナスシナリオ「ジャブロー、再び」にて婚約者のウッディ共々名前が出てくる。

関連作品[編集 | ソースを編集]

リアルロボット戦線
SRW同様ミデアのパイロット。序盤の護衛イベントでスポット参戦。守り抜けばガンダムMk-IIが入手できる。
その後、解放軍に入る。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第4次S
補給根性加速再動復活激励
リアルロボット戦線
補給信頼幸運激励捨て身再動

人間関係[編集 | ソースを編集]

レビル将軍
上司。マチルダにホワイトベースの補給を命じた。
ウッディ・マルデン
恋人。SRWでは名前だけ出る事が多い。
アムロ・レイ
彼に憧れられていた。
SRWでは、1st以後のアムロと共演した際に「若き日の良き思い出」といった感じでマチルダと接している。
カイ・シデン
彼もまたマチルダに憧れていた。カイはマチルダを「俺好み」「きりっとして優しい」と評している。
ちなみに、他のホワイトベース隊の男性クルー達にとってもマチルダは憧れの女性であったようで、彼女との記念撮影を行っている。
セイラ・マス
TV版では技術士官のセキの進言もあり、セイラをGファイターの正パイロットに任命する。
オルテガ
彼が搭乗するドムにコクピットを叩き潰されて死亡する。
レーチェル・ミルスティーン
PS2ソフト『機動戦士ガンダム戦記』のキャラクター。同じ補給部隊指揮官で親友でもある。SRW未登場。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

シーマ・ガラハウ
第4次』及び『F』では、ロンド・ベル隊に届ける補給物資を運んでいたところを、シーマ率いるDCの部隊に急襲される。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

獣戦機隊藤原忍結城沙羅式部雅人司馬亮
『F』では、ロンド・ベル隊への補給物資を運んでいたところをDCに襲撃され、そこへ本隊より先に駆けつけてダンクーガ合体した彼らに助けられる。
葉月考太郎
『F』では、イゴール長官の命令で、ロンド・ベル隊にいる獣戦機隊のメカを整備を手伝うべく、マチルダの指揮するミデアに同乗させる。なお、その時にダンクーガへの合体許可を出す。
兜甲児流竜馬
『30』では彼等も記念撮影を行っており、「ジャブロー、再び」でその事をアムロと語っている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「あなたはエスパーかもしれない」
第9話より。補給部隊を救援してくれたアムロへの感謝を述べた後に。マチルダのこの言葉は、アムロの心に深く残った。
なお、マチルダのこの指摘は、後にアムロがニュータイプ覚醒する伏線であったとも言える。
「素敵な恋人探してね」
第24話より。ホワイトベースのブリッジへ移動中、作業をサボってマチルダに関する無駄話に花を咲かせていたカイをやんわりと窘める。
なお、カイ達は後日、憧れの女性マチルダには将来結婚を約束した恋人ウッディ・マルデン(SRW未登場)がいる事を知る。
「戦争と言う破壊の中で、ただ一つ、物を作っていく事が出来るから…かしらね」
「戦いは破壊だけでも、人間ってそれだけでは生きていられないと私には思えたからよ」
「なぜ補給部隊に入ったんですか?」というアムロの問いに対しての返答。マチルダが補給部隊の任務に誇りを持っている事がわかる。
「…生意気ね」
前述の持論を述べた直後、自身を「強い方なんですね」と評したアムロへ慈愛を込めたデコピンを見舞う。
「あと一息でホワイトベースは生き延びると言うのに、こんな所でむざむざと傷付けられてたまるものか!」
黒い三連星の猛攻に曝され窮地に陥ったホワイトベースを救うべく、マチルダは砲火を潜り抜けミデアの元へと急ぐ。
「そのまま地面に叩き付けるんだ。あっ、ああっ!」
断末魔。オルテガが乗るドムによってコックピットを叩き潰されてマチルダは落命した。
マチルダ率いるミデア補給部隊の戦死に対し、アムロをはじめホワイトベース隊のクルー達全員は、哀悼の意を込めて敬礼するのであった…。

スパロボシリーズの名台詞 [編集 | ソースを編集]

マチルダ「アムロ少佐、立派になりましたね」
アムロ「昔みたいに呼びすてでけっこうですよ、マチルダさん。ウッディ大尉とはいつ結婚されるんです?」
マチルダ「ふふ…そういうアムロ君はどうなの?」
アムロ「え…オ、オレはまだそんな…」
第4次S)』より。立派な姿に成長し、階級でもマチルダを追い抜いてしまったアムロだが、彼女にとってはいつまで経っても弟のようなものらしい。
原作では見る事の叶わなかった「一緒に歳を取っていくアムロとマチルダ」の関係を表した会話であり、スパロボ補正の典型例と言える。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ミデア
地球連邦軍の輸送艦。マチルダが乗るこの艦は、ホワイトベース隊にとって物質面や精神面での支えであった。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 1980年代末に発売されたSDガンダムのカードダスでは「アムロの初恋の人」と記述されていたが、本当にそうなのかは不明。
    • 『逆襲のシャア』の同時上映作品『機動戦士SDガンダム』ではマチルダと出会ってアムロが舞い上がるが、直後にマチルダの隣にウッディが現れショックを受けるという一幕がある。
  • 漫画雑誌『冒険王』に連載された漫画版ではミデアが1コマ登場するのみで、マチルダ自身は未登場。一方、彼女の恋人のウッディ・マルデン(SRW未登場)は、ほぼ原作通りの役回りで登場している。
  • 担当声優である戸田恵子氏は『アンパンマン』等の一部の作品を除いて新規の声優活動をしておらず、仕事メインは女優業である。ただし、『SDガンダム G GENERATIONシリーズ』等の一部のゲーム作品では戸田氏の新録ボイスを聞く事ができるものもある。
  • マチルダ役で大きく知名度を上げた戸田恵子氏であるが、戸田氏本人は「マチルダというキャラにそれほど思い入れはない」と語っている。これは収録当時、戸田氏の本業が舞台女優(声優の野沢那智氏が主宰する劇団薔薇座の研修生でもあった)であり、声優は副業としてやっていたという事情もある。
    • また、戸田氏は「マチルダが人気なのは自分の芝居だからではなく、彼女のキャラクターが良かったからだ」と述べており、「当時は、アフレコでの満足な演技が出来なかった事が心残りだった」と振り返っている。
  • 戸田恵子氏は2005年に放送されたTVドラマ『電車男』の最終回で主人公・山田剛司の母親として出演したが、その際に山田が持っていたマチルダのフィギュアと共演し「そこの剛司、早く座りなさい」「生意気ね」と発言したり、赤ん坊の名前に「マチルダ」と名付けようする等、彼女のファンならばニヤリとしてしまうパロディをした事がある。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. CHARACTER、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月5日閲覧。

資料リンク[編集 | ソースを編集]