クラウレ・ハモン

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クラウレ・ハモン
外国語表記 Kraule Hamon
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 中谷ゆみ
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属 ジオン公国
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クラウレ・ハモンは『機動戦士ガンダム』の登場人物。

概要

ランバ・ラルの内縁の妻。

正式な軍人ではないが、自らが所属するランバ・ラル隊への補給の滞り具合から自分達が政治的に孤立している事を察するなど洞察力は高く、ラルの部下達からも強く慕われている。

ホワイトベースを脱走中のアムロ・レイと偶然出会い、気に入って食事を奢ろうとした。ラルの死後、残存兵力を率いてホワイトベースを攻撃するが、リュウ・ホセイ特攻マゼラトップを撃墜されて死亡した。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。NPCとしてランバ・ラルと一緒に出てくる。
第4次スーパーロボット大戦S
リアル系限定シナリオ「老兵の挽歌」のみに登場。ダブデに乗る。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ザンジバルに乗ってくる。
本作で音声初収録だが、音声収録は『F完結編』の段階で行われており、没データが存在する。

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
原作での脱走中のアムロとのエピソードが再現されている。ザンジバルに乗り、ラルが戦死した後も仇を討たんとばかりにクランプタチアコースを連れて何度か出てくる。
スーパーロボット大戦Operation Extend
今回もザンジバルで登場。出番は多いが、ラルが戦死しないため影は薄い。

関連作品

リアルロボット戦線
当初はアズロニア軍によって、ラルを従わせる為の人質に取られていた。
ラズロルート・シャアルートではラルに救出され仲間になるが、後者のルートでは後に永久離脱する。なお、敵としては登場しない。

パイロットステータス

精神コマンド

第4次S
根性必中激励
α
集中信頼激励補給復活
リアルロボット戦線
誘惑補給幸運かく乱捨て身

特殊技能(特殊スキル)

GCXO
援護L3、指揮L2

人間関係

ランバ・ラル
内縁の夫。互いに深く愛し合っており、そのは強い。
アムロ・レイ
敵の兵士だが、会って直ぐ個人的に気に入る。ラル曰く、ハモンが初対面から相手を気に入ることなど滅多に無いらしい。
リュウ・ホセイ
彼に討たれる。
アストライア・トア・ダイクン
ハモンが歌姫として務めていたナイトクラブの先輩。
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では政争に巻き込まれた彼女の子供達サイド3から脱出させる為に大立ち回りを演じている。

名台詞

あの坊やが、邪魔するような事がありましたら…あなた…守って下さいましね」
第21話「激闘は憎しみ深く」より。ラルの戦死後、ランバ・ラル隊の残存兵力を率いて出撃する前に。
内縁の夫であるラル亡き後に戦いに赴く覚悟および彼への深いが伝わってくる台詞である。
「ほんと、好きだったよ、坊や…」
同上話。敵艦ホワイトベース特攻するカーゴをアムロが搭乗するガンダムが押し留めている隙を突き、マゼラトップの主砲で至近射撃を仕掛けようとした際の台詞。
しかし、その目論見は横合いからコアファイターで特攻してきたリュウによって阻止されてしまい、ハモンは戦死を遂げラルの後を追った…。

スパロボシリーズの名台詞

「フフ…また坊やに会えるとは思っていなかった」
α』第26話「海からのマレビト」or「紅いエヴァンゲリオン」に於けるアムロとの戦闘前会話
「あの時の坊や…? ふふふ、覚えていてくれたようね」
DC版『α』の同上シチュエーションでは、こちらの戦闘前会話に変更されている。

搭乗機体

ザンジバル
ランバ・ラル隊母艦。ラルの出撃時にはハモンが指揮を取る。
マゼラトップ
ラルの敵討ちを仕掛ける際に搭乗。

SRWでの搭乗機体

ダブデ
『第4次』にて。

余談

  • 「主人公の目標となる、熟練し人間の器量も大きなベテラン軍人を公私に渡って支える恋人」というクラウレ・ハモンのキャラクター像は、ガンダムシリーズのみならずロボットアニメのテンプレートの一つとなっている。
  • 「クラウレ」は富野由悠季監督の小説版で設定された名前であり、1980年代のカードダス等では「ハモン・ラル」と表記されていた。
    • 近年では「クラウレ・ハモン」が正式なキャラ名とされるケースが多い。安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でも「クラウレ」を採用している。
    • クラウレ・ハモンは大抵の場合ファミリーネームの「ハモン」と呼称される事が多いが、安彦良和氏による漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではハモンとは旧知の仲であるアストライア・トア・ダイクンからはファーストネームの「クラウレ」と呼ばれている。
  • 富野由悠季監督の小説版におけるクラウレ・ハモンは「ギレンの元秘書兼愛人」という設定となっており、ランバ・ラル共々アニメとはかなり役柄が異なる。
    • ラルと恋人というのは変わらないが、ハモンの正体は何と「デギン公王の内命を受けたダルシア首相の手駒で、ギレンが連邦軍とキシリアをまとめて消す為にア・バオア・クーソーラ・レイを撃ち込もうとしている事を伝える」という重要な役どころ。それが巡り巡ってギレンの死や、ひいてはジオン共和国の復興へとつながっていく。
    • 今の愛人であるラルを愛する一方で、かつて自分を捨てたギレンに対してはラルと共に屈辱感や弱者意識を持っていた模様。
  • 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではハモンとラルの過去に関する物語が描かれている。ハモンはジオン・ズム・ダイクンと結ばれたアストライア・トア・ダイクンとは旧知の仲であり、当時レジスタンスの闘士だったラルとは長い付き合いであった(当時からの彼の部下ともこの当時から面識が有り、率先して彼女の店を手伝う等、ラル一党のアイドル的な存在でもあった)事が語られている。
  • 『冒険王』連載の漫画版ではギャロップ(SRW未登場)でリュウのコアファイターを撃墜するも、それに逆上したアムロの駆るガンダムによってギャロップごと投げ飛ばされて戦死した[1]

脚注

  1. この設定が反映されたのか、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではギャロップに爆薬を満載してホワイトベースに特攻を仕掛けるも、ホワイトベース隊のモビルスーツ全機で防がれ、ギャロップは崖下に突き落とされて破壊されている。

資料リンク