グレートマジンガー
グレートマジンガー(Great Mazinger)
- 登場作品:マジンガーシリーズ
- マジンガーZ(最終回)
- グレートマジンガー(桜多吾作版)
- UFOロボ グレンダイザー(石川賢の漫画版)
- 劇場版マジンガーシリーズ
- マジンカイザー
- マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
- 分類:対ミケーネ帝国用光子力エネルギー使用戦闘ロボット(OVAではマジンガーZの後継機)
- 全長
- 25 m(TV版)
- 23 m(OVA版)
- 20.5 m(レプリカ)
- 重量:32 t
- 動力:光子力エンジン
- エネルギー:光子力エネルギー
- 出力:90万馬力
- 装甲材質
- 開発者
- 搭乗者:剣鉄也
機体概要
兜甲児の父・兜剣造博士が、ミケーネ帝国の地上侵攻を予測して極秘裏に15年かけて建造したマジンガーZを超える「偉大なる勇者」。小型戦闘機・ブレーンコンドルが頭部にファイヤーオンすることで、そのままコクピットになる。装甲には超合金ニューZが使用されており、マジンガーZをも破壊した戦闘獣の攻撃にも耐える。
また、最初から飛行可能な設計をされており、翼となるスクランブルダッシュは背中に収納可能で、ジェットスクランダーのように合体の必要はない。更に、マジンガーZのブレストファイヤーの3万度に対してブレストバーンは5万度と、基本スペックから武装に至るまで全てがマジンガーZを上回る。武装の多くはマジンガーZのコンセプトと共通しているが、それ以外に特徴的な武器として、接近戦に威力を発揮するマジンガーブレードと超高圧放電サンダーブレークが装備されている。
弱点はスクランブルダッシュ収納部であり、ここを攻撃されると一瞬全機能がマヒしてしまう。もっともこの弱点は、劇場版においてグレートマジンガーがベガ星連合軍のバレンドスに奪われた際、甲児が奪還する為に逆利用している。グレートに初めて乗ったバレンドスがグレンダイザーと互角に戦えたのはグレートの性能が優れているためである。
通称の「グレート」でも意外と通りがいい。当時アニメの制作に関わっていた団龍彦氏によると、正しくは「グレート・マジンガー」と表記するとのこと。なお、グレートマジンガーは団龍彦氏によれば、本来のシリーズ最終作として想定されていた『ゴッドマジンガー』(80年代の同名アニメとは別)の主人公機「ゴッドマジンガー」の試作機であったとされた。この『ゴッドマジンガー』の設定では、グレートマジンガーはゴッドマジンガーの改修の時間を稼ぐために動力源並びにエンジンを反陽子炉に替えて単独で戦闘獣の大軍を相手に戦い、その力を大いに振るったがその過大すぎる力はパイロットと機体を共に蝕み、限界に達した時にはグレートは再起不能の状態に、鉄也は半身不随に陥る重症を負うことになる予定だった。
一方で、『ゴッドマジンガー』の設定を再利用した小説『スーパーロボット大戦』ではゴッドマジンガーとデビルマジンガーの戦いで満身創痍の状態でありながら鉄也と共に立ち上がり、グレートの加勢がデビルマジンガーを倒す最後の決め手となった。
マジンカイザー版設定
設計図から光子力研究所で建造されたプロトタイプと呼ばれるレプリカ機(旧グレートというとこちらを指す)が登場するが、装甲材質が超合金Zであったり、TV版より小型であったり設定が異なる。その為、TV版程のマジンガーZとの性能差はなかった。
- 第1話の序盤こそ活躍するものの、マジンガーZ共々機械獣に圧されたり、その後も損傷が響き十分な補給及び修理が受けられず出力不足な事が多くサンダーブレークで機械獣を撃破できない事が度々見受けられた。いわゆる、マジンカイザーの圧倒的な力を強調するための前座的役割であった。
マジンガーZやマジンカイザーと同じく兜十蔵が開発したオリジナルのグレートマジンガーが存在する。鉄也曰く「本物のグレートマジンガー」であり、通称は真グレート。こちらの方は外見が腕と脚が青みがかった、原作に近い配色となっている。能力もプロトタイプとは比較にならないほど高く、武装もオリジナル版同様にドリルプレッシャーパンチ等を使用可能。装甲材質も超合金ニューZが用いられている。
津島直人のコミカライズ版ではOVA版よりも格段に良い扱いがなされ、物語終盤でガラダブラMk01に苦戦するマジンカイザーの元に援軍として現れ、共闘するシチュエーションも存在する。
スパロボシリーズにおいて
TV版とOVA版とではやや武装が違うが、基本的にスパロボにおいては全体的にマジンガーZを上回る能力を持ち、グレンダイザーと肩を並べる強さを誇る。旧シリーズでは地形適応が宇宙:Bだったため、宇宙ステージが増える終盤で涙を飲む事も多かったが、近年では他のスーパー系同様に宇宙:Aであったり、強化パーツなどで補強できるようになった為、問題にはなっていない。
最近の作品では流石にマジンカイザーに一歩譲ることもあるが、Z等との合体攻撃も併せて最終戦まで安定して使っていけるのは大きい。
登場作品と操縦者
旧作版設定
漫画版や、劇場版の要素が含まれる場合も。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- νガンダムやゲッターGと同じノリで兜甲児がマジンガーZから乗り換える。これについては批判が多かったらしく、『第3次スーパーロボット大戦』、『第2次スーパーロボット大戦G』でネタにされた。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 今回は剣鉄也も登場。そのせいかグレンダイザーより高性能。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 剣鉄也が乗る。グレンダイザーと同等かそれ以上のスペック。ただし鉄也は宇宙での適性が高くないので、終盤の宇宙戦では適性の高いマリアが乗る事も多い。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキ編で登場。鉄也が負傷したため、最初はマリアが乗る。マサキ編においてはF91やビルバインとともに最後まで大火力を期待できる強力な機体であり、鉄也の能力も悪くないが、幸運があり、二回行動の早いマリアにそのまま機体を占領される場合もある。あるいはひらめきを持つ甲児が乗ることも。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 博物館に置かれていたが、ブロッケン伯爵に奪われる。その後奪い返し、ロンド・ベルに参加する。総合的な強さこそ二人分の精神が使用できるスペイザー合体のグレンダイザーには劣るが、マジンガーチーム最強の能力を持ち、最後まで充分使っていける(火力はグレンダイザー以上)。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 第4次と同じ扱いだが、装甲値が底上げされた。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 原作アニメによる発進デモが用意された。無改造で5段階改造のマジンガーZ (JS)以上の性能。装甲はトップクラス、攻撃力も軒並み高い高性能な機体。しかし、マジンカイザーの圧倒的な攻撃力の前ではかすみがち。改造を重ねれば運用できるレベルの機体。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン2から使用可能。無気力で使える攻撃力の高い武器が魅力的。マジンガーZと違い宇宙:Aのため、宇宙ステージでも難なく戦える。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- COMPACT2の影響で、ブレストバーンとグレートブースターにカットインが入った。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 他のスーパー系同様本作では空中の適応が低い。量産型グレートマジンガーを入手する為には本機を地上に残さなくてはならないが、代わりにミネルバXが入手不可能になる。当時は援護攻撃時の武器が選択不可能で、グレートブースターは一発だけなので援護で使用してくれないのが泣き所。サンダーブレークが地味にP属性1-2な為、重宝する。ただし、マジンガーZと違い強化パーツスロットが2のため、V-UPユニットの恩恵をあまり受けられない。最大射程が3なのが一番の問題。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 第1部で鉄也を宇宙に送った場合、またはデータ引継ぎを行なわなかった場合に登場する。第1部でバンドックを落としておくと若干改造されて登場する。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- シーン2~3は離脱する為使用不可能。強化パーツスロット数でマジンガーZに劣り、大車輪ロケットパンチに対抗できる武器もなくマジンガーZより総合面でやや劣る。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- グラフィックはαシリーズのものが流用されているが、マジンパワーは持っていない。性能はC2と違い遠距離攻撃も可能。特にサンダーブレーク、グレートブースター等は大きく射程が伸びている。装甲値はトップクラスで耐久力重視の本作では重要な戦力。マジンガーZとグレンダイザーとの合体攻撃も実装されているが、3機での合体攻撃が使用できるのは3部に入ってからである。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 格闘兵器が有効な本作だが、リアル系の敵が多いため当てられないことが多い。WSでは初の合体攻撃可能。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 劇場版に準じた登場デモが用意された。本機もαにおいてマジンパワーを初実装。正式参戦の遅さやマジンカイザー、強化版マジンガーZの存在ゆえに影が薄いか?
ブレーンコンドルに分離する機能が付き、サンダーブレークが有射程兵器となった。 - スーパーロボット大戦α外伝
- 鉄也が主役級の扱いなので強制出撃が多く、特に未来編の序盤では不動の主力である。性能、武装共に無改造でも強い上にマジンパワーでさらに攻撃力が伸びる。出撃可能マップの多さと、通常版が有射程で、マップ兵器版もあるサンダーブレークは他のマジンガーには無い強み。ただし中盤のイベントで鉄也と共にその味方能力のまま敵対してしまう。その際には撃破の必要はないので、素早く勝利条件を満たすか、距離を7離してネーブルミサイルだけを使わせて乗り切りたい。
パイロットは鉄也のままでもいいが、終盤はひらめきがないことが難点となる。乗換えでジュンを乗せて援護要員にしても強力。ただしグレートブースターは今回の仕様上援護では使用できない。鉄也のセリフで桜田版にあった自爆装置を搭載していることが示唆されている。バージョンによってはブレーンコンドル側の武器を改造すると武器改造費が安くあがるというバグがある。 - スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 武器性能が『α外伝』仕様に変更されたため攻撃力が大幅にアップしており、無改造状態でもやたら強い。追加された合体攻撃も豊富で正式加入後は即戦力となる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今回ミケーネ帝国がシリーズを通して大暴れするため、グレートが主役になる。鉄也が小隊長能力「ミケーネ帝国への攻撃力20%アップ」と、マジンパワーとの組み合わせは絶大な攻撃力を誇る。サンダーブレークが射撃武器で、全体攻撃扱いなのは好みに分かれるところか。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 前作とほぼ同じだが、シナリオ的に前作よりも影が薄い。前作でもそうだが、サンダーブレークが射撃武器で、射程が1~6とそれなりの長さしかないのが難点。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 序盤に登場するがすぐに抜け、中盤から復帰する。アトミックパンチが射程1-5と非常に扱いやすいのが特徴。単体攻撃力はグレートブースター以外それほどでもないので、マジンガーZ、グレンダイザーなどと豊富な合体技中心にして使うと強い。ただし、鉄也だと宇宙:Bなので宇宙ステージではマリアなどが良い。
グレートブースターは撤退するボス敵へのサポートアタックで非常に頼れる武器だが、気力が必要なく射程も長い故に雑魚敵へのサポートアタックに使われてしまう事が多々あり、注意が必要。 - スーパーロボット大戦A PORTABLE
- GBA版とほぼ同性能。装甲初期値・伸びしろともに高く、さらにフル改造すればダメージ30%カットが付く(ただし改造費はトップクラスの高さ)ので、非常に硬い。
武器改造の効率も良くこちらもフル改造した場合、グレートブースターが攻撃力8600という単体・非隠し武装では破格の火力を誇る。とはいえ、命中補正が低めで必中無しでは攻撃を当てにくいので、やはり補正に優れる合体技中心の運用がよい。
また、今回はスラスターモジュールによる宇宙適応の底上げができるため鉄也でも宇宙でパワーダウンせず使用できる。 - スーパーロボット大戦R
- ミケーネ帝国の策略によって、鉄也が負傷し、さらに光子力エンジンが壊れたため参戦が遅れる。
- スーパーロボット大戦D
- 地上ルートでは比較的早く仲間になる。今回、グレートブースターを翼として最初から装着しているという特殊な状態で登場する(表記は「グレートマジンガー・GB」)。GB状態だと空適応がSとなり、移動力が1高い。グレートブースターを撃つと通常のグレートになる。補給では回復できないが、戦艦に搭載すると再装着される。反撃で選択されがちなので注意。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- バランスのとれた強力なユニット。特に耐久力が高いのがありがたい。ただ、何故かマジンガーZより装甲が低い。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 引き続きマジンガーZより装甲が低い。空中形態とは別に飛行形態があり、攻撃はできないが高速で移動することが可能。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 最大の見せ場は第24話にて「パリン」と割れる光子力研究所のバリアが強化されて手が付けられない所に、グレートブースターを装着して真正面から突撃で打ち破った場面だろう。イベント出番はこのシナリオのみ。
- 基本性能は高く扱いやすいが、グレートブースターにサイズ差補正無視がないので鉄也に特殊技能版を習得させたい。マジンガーZとは合体攻撃がある為、同じ小隊に入れて運用した方がいいのだが、その場合どちらかがただの相方止まりになる可能性が高い。鉄也の技量の高さやグレートブースターによる一撃の重さを考えると、鉄也に再攻撃を覚えさせてボスキラーにすると良い。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- 初登場作品。マジンガーチームを選択した場合に自軍ユニットとして運用可能。それ以外は敵として登場する。
- スーパーロボット大戦64
- マジンガーZとの合体攻撃が採用された。鉄也では宇宙:Bなので本領発揮できない。使うなら超能力のバグにより強キャラとなったマリアがよい。
- スーパーロボット大戦MX
- 鉄也とグレートの能力が高く、各必殺技の威力、バリエーションの豊富さから最後まで主力を張れる。しかし初登場時はバレンドスに奪われ敵として登場。ダブルマジンガーが同時に敵として初登場したスパロボと思われる。
- なお、漫画版の設定を取り入れ、終盤1シナリオだけボスの手によって、敵として現れるであろう量産型グレートマジンガーとの区別の為、股間に「元祖」の文字が書かれる。しかし、当然ながら鉄也は怒っていた。この状態になると強化パーツのスロットが1つ増えるが、宇宙の機体地形適応は悪化してしまう。さらに鉄也の撃墜数が多いとブラック・グレートまで手に入る…と、何かとグレート尽くしな作品である。
- スーパーロボット大戦NEO
- 中盤からの登場。何時も通りマジンガーZより全体的に高い数値を誇っているが、Zほど武装が多彩では無い為、捻りの効いた運用には向かない。ZともどもNEOでは、全体的に攻撃の回避が困難だが重装甲、気力が上がり易い上にマジンパワーが強力、とシステムとの相性が良いので扱い易い。
関連作品
マジンカイザー版設定
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- スパロボ初のOVA版設定。序盤はスポット参戦でZと合体攻撃が出来るが、マジンカイザーとの合体攻撃は中盤特定のサブシナリオを通ってオリジナル機にならないと使えない為、その場合一時離脱するものの主力にするなら必須。なお、本作ではファイナルダイナミックスペシャルが実装されているものの参加できない。
- スーパーロボット大戦XO
- GCでは参加できなかったファイナルダイナミックスペシャルに参加できるようになった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 携帯機では初のOVA版設定。オリジナルのグレートが登場した後は、新技のダブルサンダーブレークが使用できるようになった。ただし、本作とWでは最強武器はグレートブースターのまま。ゲッターロボが参戦していないので、ファイナルダイナミックスペシャルは今回ない。爆発力ではさすがにカイザーに劣るが、甲児専用機であるカイザーと違い、乗り換え可能という強みがあり、さやかやボスも乗れるのが強み(もちろん甲児が搭乗することも出来る)。
- 新旧2種類存在し、旧バージョンは第29話で破壊され、次の第30話で新バージョンが手に入る。能力が全体的に上昇し、改造も引継がれるが、旧バージョンに付けていた強化パーツは新バージョンに引継がれず消滅してしまうという重大なバグが存在する。29話インターミッションでは必ずグレートの強化パーツを外しておく事。
- なお、携帯機シリーズに共通するが、鉄也は格闘より射撃の方が僅かに高いのに携帯機シリーズのグレートには射撃武器がない。
- スーパーロボット大戦W
- OVA版設定。今回、旧グレートはスポット参戦で2回しか使えない。J同様、オリジナルのグレートが登場した後にダブルサンダーブレークが使用可能。更に復活したファイナルダイナミックスペシャルにも参加でき、乗り換え可能なのも同様。何気に旧グレートは破壊されたわけでもないのに第2部未登場という不遇な扱いである(何せ、マジンガーZは第2部にも出てくるので…)。なお本作の真グレートは十蔵博士が残していなかったらしく設計図のみが発見され、メリダ島のミスリル基地で建造されている。
- スーパーロボット大戦L
- 試作型の時点でマジンガーZと同等かなり頑丈(というか、武器とHP、空適応、ボーナス以外はマジンガーZと全く同じ性能である)。Wまでとの大きな違いがグレートブースターの扱いでP属性が無くなった代わりに弾数が4発になり射程は3~8となった。このためマジンガーZとは逆に遠距離戦を得意とするユニットと相性が良い。なお、真グレートは最強武器がグレートブースターからダブルサンダーブレークになっている。
地味に真グレート初登場時に、カイザーと共に宇宙空間から地上に射出されたがこっちも無傷だった。
真グレートの参戦後も試作型グレートは残るので、2体のグレートで出撃可能となる。ただし、特に合体攻撃が用意されているわけではなく、さらに旧グレートは宇宙Bである。おまけに旧グレートの改造は真グレートに引き継がれない。
装備・機能
旧作版、OVA版共に武装はほぼ共通だが、採用される武器は作品ごとに異なる。
桜多吾作の漫画版では以下の他にも自爆装置が搭載されている。
武装・必殺武器
- バックスピンキック
- 直訳すれば後ろ回し蹴りだが、脛部からカッターを出して攻撃する武器なので、ただの回し蹴りと呼んだ方が正確か。
- ニーインパルスキック
- 膝からスパイクをせり出して攻撃する。バックスピンキック共々、脚部が損傷したのを機に取り付けられた。
- ネーブルミサイル
- 臍部分から発射されるミサイル。作品によっては弾数が99発ある。
- グレートタイフーン
- 突風を起こす。マジンガーZのルストハリケーンのように酸は含まれてはいないが、より強烈な風圧を発生させて相当の重量物を吹き飛ばす事が可能。
- NEOでは対空特性付き。ただしマジンガーZのルストハリケーン同様に移動後使用不可なのがネック。
- アトミックパンチ
- 回転するロケットパンチ。TV版で初めて使用した武器。OVA版ではレプリカ機が使用。
- Wではマルチコンボ対応武器になっている。
NEOではガードアーム特性付き。
- ドリルプレッシャーパンチ
- アトミックパンチの強化版。腕部からプレッシャーカッターと呼ばれる鋭利な4つの刃物を出し、回転させながら発射する。OVA版ではオリジナル機が使用。
- Wではマルチコンボ対応武器になっている。
NEOでは押し出し特性付き。
- グレートブーメラン
- 胸部の高熱板を投げ付ける。
- スクランブルカッター
- スクランブルダッシュの翼で切りつける。但し、伸縮式の翼で行う戦法である為、スクランダーカッター以上に翼へのダメージが大きく、威力も低い。
- マジンガーブレード
- 両腰に装備されたブロードソード。グレートを象徴する武器であり、主役アニメロボが初めて装備した"剣"でも有名。
- D・J・Wではコンボ(マルチコンボ)武器。
NEOではヒット&アウェイ特性付き。 - ブレストバーン
- 胸部の赤い高熱版から発射される5万度の高熱放射。尚、マイナス回路に切り替える事で高熱板から冷凍光線も放射可能
- バランスの問題か、マジンガーZのブレストファイヤーと比べるとスペックの上では2万度も高いのに、攻撃力や使い勝手の面で劣っている事が多い。
NEOではファイア特性付き。 - サンダーブレーク
- 耳の突起部分から300万ボルトの放電で雷を起こし、秒速30万アンペアの電流を発射する。人差し指か、マジンガーブレードから発射する。
- 旧シリーズでは射程1のP武器が多く、近作ではブレストバーンと差別化するためか、長射程非P武器が多い。一部作品では全体攻撃。
Wでは運動性ダウン効果のある特殊武器。
SC2では通常武器と必殺技の2種類の使い方が出来、前者なら+2秒、後者では範囲内全ユニットに対し+5秒のスタン効果を持つ。
Lでは真グレートと旧グレートで何気に演出が違う。
- ダブルサンダーブレーク
- サンダーブレークのバリエーション。両手から雷を発生させ、敵の真上からぶつける。
- スパロボでは、JやW、Lで鉄也がオリジナルのグレートマジンガーで復帰した後に使用可能。この2作では射程1固定の格闘武器となっている。Lにてグレートブースターを押しのけて最強武器に昇格した。
- グレートブースター
- グレートマジンガー最大の武器である大型の追加ブースター。最高速度マッハ5の速さでドッキングして、敵に目掛けて発射する。スクランブルダッシュを収納して発射するが、ドッキング時のタイミングが命で1度しか合体できない(初登場である劇場版では連射している)。OVA版では巨大なサイズになっており、グレートマジンガーが上に乗って突撃する。
- スパロボにおいては『1度しか合体できない』という設定から大抵1発限りの弾数制となっている為、武器の改造システムが個別の場合、改造されない不遇の武器でもある(逆にいえば、改造システムが全体になった時に最も恩恵を受けた武器でもある)。なお、初登場の第4次ではあろうことか、戦闘アニメがスクランブルカッターと全く同じだったため、原作を知らない人には何故これが1発しか使えないのか理解出来なかったものと思われる(描写から、第4次のグレートはDのようにグレートブースターを常時着用だったのだろうか?その割にはスクランブルカッターも使えるが…)。ちなみに、最強の武装でありながらTV版最終回では、デモニカの猛攻の前に呆気なく破壊されている。
スパロボでは、本武器を使用すると鉄也が「こちら鉄也だ、グレートブースターを射出してくれ」とどんな場所からでも言うため、ネタになってしまっている。
NEOでは突破攻撃として採用されている。
合体攻撃
- ダブルマジンガーパンチ / ダブルロケットパンチ
- マジンガーZ、グレンダイザー、量産型グレートマジンガー、マジンカイザーのいずれかとの組み合わせによる2発同時のロケットパンチ。
- トリプルマジンガーパンチ
- マジンガーZ、グレンダイザーとの組み合わせによる3発同時のロケットパンチ。
- ダブルマジンガーブレード
- マジンガーZにマジンガーブレードを持たせての連携攻撃。或いは、マジンカイザーKSのカイザーブレード二刀流とのコンビネーション。
- トリプルマジンガーブレード
- マジンガーZ、グレンダイザーによるマジンガーブレードとダブルハーケンの連携攻撃。
- ダブルバーニングファイヤー
- マジンガーZのブレストファイヤーと、グレートのブレストバーンによる連携攻撃。TV版最終回で無敵要塞デモニカを、劇場版では獣魔将軍を葬った。スパロボでは64より登場。OVA版ではマジンカイザーが相方でも使用可能。
- マジンガートルネード
- マジンガーZのブレストファイヤー、グレートのブレストバーン、グレンダイザーの反重力ストームの同時攻撃。スパロボ64より登場。
- ダブルライトニングバスター
- グレートのサンダーブレークと、グレンダイザーのスペースサンダーの同時攻撃。作品によっては、量産型グレートマジンガーやブラック・グレートのサンダーブレークとも同時に放てる場合もある。
- ファイナルダイナミックスペシャル
- MXではマジンガートルネードの組み合わせから、ゲッタードラゴンのシャインスパークで止めを刺す究極の必殺技。シリーズによってはサンダーブレーク、ゲッタービーム、ファイヤーブラスターなどの各必殺技によるバリエーションがある。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
- 3(NEO)
カスタムボーナス
- 第2次G
- ブースター……移動力+2。
- A PORTABLE
- 受けるダメージ-30%。
機体ボーナス
- グレートマジンガー(試作型)
- 初期:装甲値+150 照準値+5
5段階:装甲値+200 照準値+15
10段階:装甲値+250 照準値+25 HP+500 - L
- グレートマジンガー(真)
- 初期:装甲値+150 照準値+5
5段階:装甲値+200 照準値+15
10段階:装甲値+250 照準値+25 - L
機体BGM
- 「おれはグレートマジンガー」
- 「勇者はマジンガー」
- 「鉄也のテーマ」
- 「いざゆけ!ロボット軍団」
- MX以降、TV版でファイナルダイナミックスペシャルを使用した時に流れる。
- 「マジンガーZ」
- 「FIRE WARS」
- OVA版のみ。
対決・名場面
- 『偉大なる勇者』
- 劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』より。ミケーネ帝国の暗黒大将軍が差し向けた戦闘獣軍団に、マジンガーZが追い詰められる。そして、兜剣造はマジンガーZを助けるべくグレートマジンガーを戦闘獣軍団に差し向ける。グレートマジンガーとマジンガーZとのダブルマジンガーより戦闘獣軍団は敗れた。
- 甲児はグレートのことを「偉大」と称え、鉄也は「マジンガーの兄弟」と答え、その場を去る。これが事実上のグレートマジンガーの初登場である。
- 対グラトニオス、ピラニアス
- マジンガーZを粉砕した両戦闘獣は、光子力研究所をも襲う。そこに颯爽と駆けつけたグレートマジンガー。アトミックパンチで、グラトニオスとピラニアスの両者を押し返す。そしてグレートブーメランでグラトニオスの首を刎ね、サンダーブレークで破壊。残るピラニアスをマジンガーブレードを投げつけて串刺しにして破壊。圧倒的かつ鮮烈なデビュー戦であった。
- ロボットアニメでは最初の主役交代劇。しかし、まさかグレート最終回で、これが逆になろうとは誰が予想できただろうか。
- 対暗黒大将軍
- 数々の失態を繰り返してきた暗黒大将軍は、自らけじめを付けるべくグレートマジンガーと鉄也との一対一の対決に臨む。互いに剣を交え、あらゆる攻撃手段を出し尽くす。
- 互いに死力を尽くし、倒れこんだグレートに猛然を止めを差そうと立ち向かったが暗黒大将軍もまた倒れこみ、その瞬間グレートのマジンガーブレードが突き刺さってしまった。形としてはグレートマジンガーの勝利に終わったが、鉄也は暗黒大将軍を「誇り高き将軍」と評した。
関連機体
- ブレーンコンドル
- 頭部コックピットとなる小型戦闘機。
- 量産型グレートマジンガー
- 新住日重工が製作したグレートマジンガーの量産型。スクランブルダッシュは無いものの、それ以外の性能はグレートと互角。
- ブラック・グレート
- 量産型グレートマジンガーの試作型である黒いグレートマジンガー。
- マジンガーZ
- 兄弟機。Zとグレートを合わせ、ダブルマジンガーと称される。
- マジンカイザー
- マジンガーZのプロトタイプで、グレートにとっても源流と言える機体。最強のマジンガー。
- ビューナスA(ジュン機)
- パートナー機。
- グレンダイザー
- グレートと対等の戦闘力があるが、共演が少ない。Z、グレート、ダイザーでトリプルマジンガーと称される。
- グレートマジンカイザー
- 『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』に登場するグレートマジンガーの強化型。グレートブースターとグレートマジンガーの四つの光子力エンジンのマジンパワーをオーバーブーストさせ誕生した、偉大なる勇者を越えた偉大なる皇。
- 黒い魔神
- 『デビルマン対闇の帝王』に登場したグレートマジンガーの強化型。光子力エンジンを抜き取られた後、予備として搭載されていた光量子エンジンにより変貌した姿。
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