ロベルト
ここでは『機動戦士Ζガンダム』のキャラクターについて説明する。『超時空世紀オーガス』のキャラクターについてはロベルト (オーガス)を参照。
ロベルト(Roberto)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:塩屋浩三
- 本名:リカルド・ヴェガ(漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』より)
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:ジオン公国軍→エゥーゴ
- 階級:中尉
- 没年月日:宇宙世紀0087年6月8日
エゥーゴのモビルスーツパイロット。ジオン公国軍時代からのシャアの部下で、アポリーとともに彼に従ってエゥーゴに参加する。同僚のアポリーを内心ではライバル視していたフシがあるなど、口ぶりから相当の自信家である。
TV版ではブラン・ブルタークのアッシマーに撃墜され、戦死する。なお、劇場版では途中で登場しなくなる。
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、とあるニュータイプの少女と出会い、まるでガンダムシリーズの主人公が経験するような数奇な運命を辿る。またバーによく通いマスターと仲良くなっているなど、彼のコミカルな一面も描かれている。
登場作品と役柄
今のところ途中で退場したり戦死したことはない。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 隠し要素でシナリオ「暗雲」もしくは「暗礁空域」でシャアを説得した場合に、シナリオ「宇宙へ」でアポリーと共にクワトロの部下としてロンド・ベルに参加する。
- PS版では2回行動になるレベルが39と主役級ニュータイプに匹敵するほど早いが、それ以降は凡庸。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- リアル系では第1話から味方となる。アポリー同様に『α外伝』以降の動向は定かではない。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 劇場版の設定で登場。途中で死んだりしない。台詞も追加収録された。クワトロ、アポリーと小隊を組む事でトライチャージの威力が上がる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 前作に引き続き劇場版設定での登場。単独ユニットとしての活躍は無く、相方同様に百式の「モビルスーツ隊連携攻撃」の攻撃要員を務める。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『破界篇』と同様。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- リアル系主人公でプレイ時のみ仲間に。クワトロ・アポリー共々シュツルム・ディアスが初期乗機。序盤そこそこ目立つ相棒と比べると出番は少なめ。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- リック・ディアス(アポリー機)のユニットクエストにのみ登場。グラフィックは劇場版だが、アポリーに「大佐」の期待を託して戦死してしまう。
関連作品
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- 連邦軍の一員として、宇宙で戦っていた。仲間にならないモブキャラの様な扱い。なおアポリーとは違い、彼は戦死しない。
- リアルロボット戦線
- ハマーン・ロシュルートとラズロルートでは、アポリー・ファ・カツとセットで「低レベルのブランチ」扱いで仲間になる。
- シャアルートでは中盤に敵として登場。シャアで説得すれば仲間になるが、すぐシャア共々永久離脱する。しかも同時に離脱したランバ・ラルと違って、それきり敵としても再登場せず、フェードアウトする。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
- 第3次
- 根性、加速、ド根性、気合、熱血、集中
- リンクバトラー
- 根性、気合、努力、集中、熱血、加速
- 64
- 努力、根性、熱血、集中、加速、気合
- α
- 偵察、集中、根性、気合、鉄壁、熱血
- Z
- 根性、加速、集中、気合、不屈
- リアルロボット戦線
- 熱血、必中、気合、かく乱、友情、てかげん
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- 命中率+10%
- 『Z』で採用。
パイロットBGM
人間関係
エゥーゴ
連邦軍
- ブラン・ブルターク
- TV版第13話において、ケネディスペースポートで、仲間達の乗った発進するシャトルを護衛すべく戦ったが、彼のアッシマーに撃墜される。
ジオン軍
- キャラ・スーン
- 『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』で登場、当時17歳の民間人。アクシズのモウサで独立戦争再開の嘆願書を作ろうとしている彼女に署名を頼まれる。
- 「俺は戦争反対主義だ!」と署名は断ったが、その際に「オッサン…アンタサイテー」と捨て台詞を吐かれてしまった。
他作品との人間関係
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『第2次Z破界篇』でアムロ達と共にZEXISがいる世界へと時空転移した後、彼によって保護されていた。
- 別世界からの来訪者としての観点で、ZEXIS世界の情勢について感じた事を彼に話していたらしい。
名台詞
- 「自分達はマニュアル通りの訓練などはやっておりません。それで一年戦争も潜り抜けてきたのですから」
- 第1話より。ロベルトが発した最初の台詞。ティターンズがグリプス2で行っているガンダムMk-IIの起動テストを奇襲し、強奪する作戦を遂行するべく、隊長のクワトロと同僚のアポリーと共に、グリプス2へ向っている途中でのやり取りである。
- 士官学校で、一から十まで手取り足取り誰かに教えて貰えたようないいとこのパイロット士官ではなく、常に最前線で戦いながら幾多の修羅場を潜り抜け手探りのままMS操縦のノウハウを覚えた現場の叩き上げであるという矜持が見られる。
- 「ウォンさんを相手にするから、そういうことになるんだよ」
- 第9話より。ハロいじりにかまけて大事なミーティングに遅刻をした挙句、屁理屈をこねまわしたばかりにエゥーゴのスポンサーであるウォン・リーの逆鱗に触れ、カンフーで気絶するまで修正されてしまい、更衣室で意識を取り戻したカミーユに対して。
- 作戦前なのでノーマルスーツに着替えながらではあるが、未だ学生気分が抜け切れていないカミーユに対して軍隊の理不尽さを教えるべく、クワトロやアポリーらと共に冷徹な対応をする。富野節故に分かりづらいが、言外にいえば「屁理屈こね回したり、楯突いたりせずに、素直に非を認めてウォンさんに自分から謝っておけば、そこまで修正される事はなかったんだ」と言っているのである。
- 「大尉の色は人気がありますからね」
- 第9話より。クワトロ用の機体である百式が配備された事によって、リック・ディアスのカラーリングが全機黒から赤に変更された際に。
- 視聴者、特にガンダムシリーズファンが納得したに違いないメタフィクションが入った名言である。
- 「でかいだけで勝てると思うな!!」
- 第13話より。通常のモビルスーツより巨大であるアッシマーと対峙した際の台詞。しかし、変形し空中を自在に飛ぶアッシマーの動きに翻弄され撃墜されてしまう。
- 「うっ! 何だ!?」
- 最期の台詞。空を飛ぶアッシマーに後ろを取られ、大型ビームライフルによって機体を撃ち抜かれた事すら認識できずに散っていった。
- 宇宙へ打ち上げるエゥーゴの同志たちの乗ったシャトルを連邦軍から守る任務に賭けたロベルトの執念は、ブランの技量に今一歩及ばなかったのである。
スパロボシリーズの名台詞
- 「言われてみれば…そうですね」
- 『α』第22話EVA弐号機輸送艦隊と合流するルート「エレの霊力」より。ラウの国に赴く際、イングラムにオーラバリアについて説明を受けた際の返答。
- バイストン・ウェルに飛ばされた際喋ったロベルトの数少ない発言の一つ。基本的に地味な脇役であるため発言が回って来る事が極めて希であり、彼の発言自体が貴重である。
- なお、この発言の後、ロベルトとアポリー、エマはアーガマに残ることになる、彼らを育てていなかったプレイヤーは胸をなでおろしただろう。
戦闘台詞
搭乗機体
- リック・ディアス
- ロベルトの乗機。機体色は黒であったが、百式の配備後は赤に変更された。
- ザクII
- 『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』で搭乗。
資料リンク
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