マリーダ・クルス
2015年4月15日 (水) 23:36時点における106.158.54.35 (トーク)による版
マリーダ・クルス(Marida Cruz)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- 本名:プルトゥエルブ
- 声優:甲斐田裕子
- 種族:地球人(プルクローン)
- 性別:女
- 年齢:18歳
- 所属:ネオ・ジオン残党「袖付き」、ビスト財団
- 階級:中尉
- 役職:モビルスーツパイロット
- 主な搭乗機:クシャトリヤ、バンシィ、量産型キュベレイ
- キャラクターデザイン:安彦良和(オリジナル)、高橋久美子
ネオ・ジオン残党軍「袖付き」に所属する強化人間のパイロット。ガランシェール隊に配備されているモビルスーツクシャトリヤに乗る。「ガランシェール」の艦長であるスベロア・ジンネマンを「マスター」と呼び付き従っている。
パイロットの実力は高く、限られた人間にしか扱えないクシャトリヤを乗りこなし、10機以上ものリゼル及びジェガン隊を単機でほぼ無傷で壊滅させている。また、戦闘に関しては無慈悲なほど冷静だが、捕虜になったバナージに優しく接するなど人間的な一面も覗かせる。
彼女の素性は『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルの12体目のクローンであり、当初はプルトゥエルブというコードネームで呼ばれていた。第1次ネオ・ジオン抗争後の混乱により娼館へ売られて以降、数年間は娼婦として客を取らされ続ける。後にジンネマンに養女として保護されるが、その時点ですでにマリーダの身体は妊娠・堕胎・客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。すでに成人に達しており、性格は無邪気なプルよりも、冷静沈着なプルツーに近い。
キャラクターデザインでは髪型が変更されており、原作小説版ではプルやプルツーの様な髪型に長い後ろ髪を首元辺りでリボンで留めている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。本作では「プロト・プル・トゥエルブ」というクローンによるニュータイプの試作品の12番目の個体とされている。誕生経緯の原作『機動戦士ガンダムΖΖ』との関わりは省かれており、特にハマーンのお供している場合は憎悪はなく、逆に好かれている。AGとのエーストークでは、好物のアイスクリームを差し出されて恥ずかしがりながらも笑顔で受け取るという可愛い一面も見せる。乗り換え台詞も豊富に用意されており、特にΖガンダムの「ビーム・サーベル(ハイパー)」における台詞は鬼気迫るものを感じさせており、必見。
- 最初は敵として登場するが、第41話から第45話までクェスとギュネイと共に自軍として参加する。
- 第46話で敵対するが、撃墜後強化人間の限界で暴走して原作同様にマーサ・ビスト・カーバインの命令でアルベルトによってオーガスタニュータイプ研究所に連れて行かれる。それまでに条件を満たすと、シナリオ終了時にクシャトリヤがそのまま残存し最後まで使用できる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 蒼の地球ルート序盤で「プルトゥエルブ」名義の状態で敵対してバンシィに乗る。その後、救出され第15話で正式に味方参入する。ただし、第44話で原作通りに死亡してしまうが(クシャトリヤだけ残して)、条件を満たすと生存。生存すれば、かつて乗っていたバンシィ(バンシィ・ノルン)が乗ることもできる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
第3次Z時獄篇における能力値は同時参戦のギュネイやクェスと同等で、敵の時はアンジェロを一回り弱くしたような数値。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次Z時獄篇
- 強化人間L8、サイズ差補正無視L2、気力+ (ダメージ)、気力+ (命中)、援護攻撃L2
- 敵の時はこれにマルチターゲットと戦意高揚、ガードが加わる。
固有エースボーナス
- 『気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「集中」が掛かる』
- 第3次Z時獄篇。
- 実用的なボーナス。原作における高い戦闘センスを再現してのことか。
人間関係
- スベロア・ジンネマン
- 「ガランシェール」艦長。彼を「マスター」と呼び付き従うが、それ以上の感情を抱いている。
- オードリー・バーン
- 「袖付き」の要人。彼女の事は「姫様」と呼んでいる。
- バナージ・リンクス
- ユニコーンガンダムのパイロット。彼の初出撃の相手となった。また、彼が捕虜になった際には優しく接している。
- フル・フロンタル
- 「袖付き」首魁。彼との連携でユニコーンガンダムを捕獲する。
- アンジェロ・ザウパー
- 同じ「袖付き」のパイロットでフロンタルの側近。あまり彼から良い感情は抱かれていない。
- ギルボア・サント
- パラオでは彼の家族と同居しており、子供たちからも慕われている。
- アルベルト・ビスト
- 宇宙空間に放り出されかけた彼を助ける。以後、彼は彼女に特別な感情を抱くようになる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀シリーズ
- グレミー・トト
- 彼女の最初の「マスター」。
- エルピー・プル、プルツー、プルシリーズ
- 彼女の「姉」にあたる人物たち。マリーダ自身はプルツーに近い冷静な性格だが、好戦的ではない。
- ハマーン・カーン
- 彼女を倒すために生み出されたためか、ゲーム作品では互いに特殊な反応を示すことがある。
- 時獄篇では比較的良好な関係で、マリーダの傷について触れたレイアムに言い返し、マリーダから感謝されていた。
- 『ガンダムvsガンダム NEXT』ではハマーンが彼女を見て「グレミーめ…趣向を変えてきたか…」などと発言する一幕も。当時は姉たちと同じく小さかったはずなのだが…。
- クェス・パラヤ
- 彼女からは「わかってる人」と評される。
- ギュネイ・ガス
- 同じ強化人間。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 互いに似たような性格であるためか、『ガンダムEXTREAM VS. FULLBOOST』では意気投合している。
- 第3次Z時獄篇では敵同士。
名台詞
- マリーダ「了解、マスター」
ジンネマン「マスターはよせ」 - OVA第1巻より。ジンネマンとの出撃時のやりとり。
- 「お前の言うことは間違っていない。…正しい戦争なんてない。でも、正しさが人を救うとは限らない」
- OVA第2巻より。ティクバに「正しい戦争なんてあるものか」と言ったバナージに対して。
- マリーダ自身の凄惨な過去(や現実世界で起きている諸問題等)を思うと、とても重い台詞である。
- バナージ「こんな……こんなの悲しすぎます……」
「優しさだけでは人は救えない……罪も穢れも消せないから……」
バナージ「それでも……」
「それでも……」 - OVA第3巻より。NT-Dにのまれたバナージはマリーダを圧倒する。しかしとどめを刺そうとした瞬間にバナージはサイコフレームを通してマリーダの悲惨な過去を知ってしまう。
- 「バナージ、例えどんな現実を突きつけられても『それでも』と言い続けろ。自分を見失うな。それがお前の根っこ…」
- OVA第3巻より。病室でバナージに言った言葉。この言葉はその後のバナージの指針となる。
- 「アイスクリーム、かな」
- OVA第6巻より。バナージに好物は何かと聞かれて。意外ではあるものの、普通の少女と何ら変わらない一面を持つ。
- クローン元であるプルの「チョコレートパフェ好き」の部分を引き継いでいるように見える。
- 余談だが、公式動画「epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる! 機動戦士ガンダムUC」(ナレーションはマリーダ・クルス役の甲斐田裕子氏)にて、マリーダは「アイスクリームが好き!」と紹介されている。
迷台詞
- 「これの…味が苦手なんだ。手伝ってくれ」
「病人用で、体にはいいらしいんだが…とにかくまずい!」 - OVA第6巻より。ネェル・アーガマで出された病人食が不味かったらしく、バナージに一緒に食べるようせがむ。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「砲身がもつ限り、撃ち続ける!」
「ラストだ、当たれ!」 - 第3次Z天獄篇でバンシィ・ノルンのビームマグナム連続攻撃時の台詞。
- 「このアームド・アーマーならば…!」
- こちらも第3次Z天獄篇でノルンのアームド・アーマーDE使用時の台詞。
搭乗機体・関連機体
- 量産型キュベレイ
- 過去に搭乗していた機体。彼女のトラウマともなっており、マーサにこの機体を見せられた時には発狂した。
- クシャトリヤ
- クィン・マンサの後継機。ほぼ彼女の専用機となっている。
- バンシィ
- 再調整させられた上に、この機体のパイロットにされる。
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