ミネルバ

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LHM-BB01 ミネルバ(Minerva)

ヤキン・ドゥーエ戦後にザフトが開発した強襲揚陸艦。艦長はタリア・グラディス
艦名「ミネルバ」はローマ神話のミネルヴァから。ミネルバの武装の愛称は、中世ヨーロッパの歌劇の題名やそれの登場人物・俳優の名から採られている。

宇宙と大気圏内で活動し、モビルスーツの運用能力を持つ。火力も高く、戦艦として申し分ない性能を誇る。また、ブリッジの保護も兼ねて、戦闘時にはブリッジを遮蔽して、ブリッジを丸ごとCICとする構造となっている。さらに単独での大気圏突入も可能。なお、MS運用設備はセカンドステージシリーズに対応しており、新機軸のエネルギー送信システム「デュートリオンビーム送電システム」が実装されている。

アークエンジェルの設計に大きく影響を受けたと思われ、従来のザフト艦とは構造が大きく異なっている。これは、開発に関わっているギルバート・デュランダル議長が、「アークエンジェルに代わる平和の象徴」にする意図があったという説がある。

アーモリーワンにて進水式が行われる予定であったが、ファントムペインによってカオスガイアアビスが強奪され、その追撃のために出撃する。その後、各地を転戦したが、メサイア攻防戦にてアークエンジェルと交戦して大破。艦は放棄された。

搭載MSはインパルスガンダムザクウォーリアガナーザクウォーリアブレイズザクファントムゲイツR×2、ブレイク・ザ・ワールド後にセイバーガンダムグフイグナイテッド、物語終盤にデスティニーガンダムレジェンドガンダム

登場作品と操縦者

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
セツコ編では序盤からお世話になる。マップ兵器は範囲は優秀だが地形適応がすべてBと悪く、使うならアダプター系での補強は必須。ミネルバがMAPにいないとインパルスガンダムのステージ内での戦術換装が不可能になるので、インパルスガンダムの使い勝手を大きく左右する。デュートリオンビーム送電システムは、イベントのみに登場する。
ミネルバはストーリーの終盤に離脱し、ザフトとの最終決戦時にはZEUTHの前に立ちはだかることになる。この時、デュランダル議長が(原作とは異なり)ミネルバに同乗して戦闘指揮を執っている。そのため、デュランダルとの戦闘前会話特殊戦闘台詞が多数用意されている。主人公サイドの敵にまわったミネルバはHP90000で、タンホイザーを容赦なく撃ってくるので要注意。マップ兵器の射程に入らないよう注意しよう。
なお、上記のとおりミネルバはストーリーの終盤にZEUTHを離脱するのだが、ifルートならば復帰する可能性がある。とりあえず、一週目の時点では原作ルートとifルートどちらに行くか分からないので、ifルート確定まではあまり改造しない方がいい。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
今回は敵として登場。残念ながら、母艦としての運用は出来ない。しかし後半でもNPCで度々登場し、味方を援護する。その際はアーサーが指揮を取っている。
スーパーロボット大戦L
序盤スポットで数回参戦し、正式参戦後は最後までメイン母艦として運用することになるため、部隊分割のルート分岐以外では離脱することもない。
メインの戦艦3機の中で比較すると、マクロス・クォーターのような強力な武装やバリアが無く、大空魔竜のような必殺技や地形適応も無いため、一番地味。マップ兵器は「マップ兵器版タンホイザー」があるが範囲が少々狭く、その点でもマクロス・クォーターに譲る。
だが性能の高低以前に、強制出撃であるが故に、メインで使うつもりが無くても多少は強化しておかないと困る事になる。特に4回あるルート分岐のうち3回はAルートの母艦がミネルバのみになるため、必ず使う事になる。
ちなみに、ルルが子供達が作ったミネルバの折り紙をマクロス・クォーターや大空魔竜の折り紙と共にLOTUSクルーに披露しており、一般市民からは本艦も「正義の味方」と認識されている模様。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
たまに、敵として登場。

装備・機能

武装・必殺武器

40mmCIWS
艦体各所に装備されている近接防御機関砲。敵機やミサイル迎撃に威力を発揮する。
ミサイル発射管
艦の両舷に多数設置されている4連装ミサイル発射管。宇宙用ミサイル「ナイトハルト」、迎撃用ミサイル「ディスパール」、地上用ミサイル「パルジファル」などを発射する。
魚雷発射管
魚雷「ウォルフラムM25」を発射する。水上艦艇としても運用できる本艦特有の兵装だが、使用されたことがない。オーブ侵攻戦においてアークエンジェルが水中潜行した際に、タリアが「潜られたら、こちらに攻撃オプションはない」というミネルバの武装設定と矛盾した発言をするシーンがある。
42cm通常火薬3連装副砲 M10「イゾルデ」
艦中央に装備される3連装の実弾式砲塔。この時代では珍しい火薬式の艦砲。使用時は砲塔がせり上がり、砲身が伸長する。通常弾以外にも、ジャミング弾を発射できる。
2連装高エネルギー収束火線砲 XM47「トリスタン」
艦尾両舷に各1基ずつ格納される連装ビーム主砲。右舷が1番砲で、左舷が2番砲である。
陽電子破砕砲 QZX-1「タンホイザー」
艦首中央に実装されている陽電子破砕砲。本艦最強の武装である。発砲時はハッチを開き、砲身が前方にせり出して発射態勢に入る。
前述の通り強力な武装なのだが、劇中ではザムザザーゲルズゲーアカツキといったビーム兵器に対し著しく高い防御機能を持つユニットに無効化されるシーンが多い。
アンチビーム爆雷
ビームを拡散させる防御兵器。
ジャミング弾
レーダーなどを妨害する装備。

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

2L

機体ボーナス

無改造:照準値+5 射撃武器+100
ハーフ改造:照準値+15 射撃武器+200
フル改造:照準値+25 射撃武器+300

対決

アークエンジェルメサイア攻防戦)
メサイア攻防戦では、二度も直接戦うことになる。一度目の戦い(第49話)ではミネルバ優勢でアークエンジェルにトドメを刺そうとしたが、自身の記憶を取り戻したネオが乗るアカツキによって防がれてしまう。
続く二度目の戦い(第50話)では、両艦共に距離を詰めながら激しい艦砲射撃の応酬が繰り広げられたのだが、反転したアークエンジェルの砲撃でミネルバの砲台が潰されてしまい反撃が不可能になる。さらに、∞ジャスティスの攻撃でミネルバのメインスラスター部が損傷し、航行不可能になってしまった。ミネルバは月面に不時着し、艦長のタリアは総員退艦を命じた。こうして両艦の二度にわたる激戦は、ミネルバが敗北する結果に終わったのである。

関連機体

アークエンジェル
ミネルバの製造の参考にした地球連合軍の強襲機動特装艦。メサイア攻防戦では、両艦の激しい艦砲射撃合戦が繰り広げられた。

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