「真ゲッターロボ 世界最後の日」の版間の差分

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== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
『αシリーズ』では一部メカのみ起用されるだけ、本格参戦が『D』と『ACE3』のみ、久々に参戦したかと思いきやストーリー再現の無い『学園』・・・という根強い人気に反して、芳しくない状況が長く続いていた。
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『αシリーズ』では一部メカのみ起用されるだけ、本格参戦が『D』のみ、久々に参戦したかと思いきやストーリー再現の無い『学園』・・・という根強い人気に反して、芳しくない状況が長く続いていた。
  
 
しかし、声付き参戦した『第2次Z破界篇』以後、東映版に替わりゲッターロボシリーズ代表という地位を得て、各スパロボの世界観において重要な立ち位置を担いながらハイペースで参戦を重ねている。なお、月面での10年にもおよんだインベーダー戦争は未再現。
 
しかし、声付き参戦した『第2次Z破界篇』以後、東映版に替わりゲッターロボシリーズ代表という地位を得て、各スパロボの世界観において重要な立ち位置を担いながらハイペースで参戦を重ねている。なお、月面での10年にもおよんだインベーダー戦争は未再現。

2018年5月22日 (火) 02:41時点における版

  • 読み:チェンジ!! ゲッターロボ せかいさいごのひ
  • 1998年8月25日 ~ 1999年5月25日にかけて発売(ビデオ版)されたOVA作品。全13話(VHS版は全7巻、DVD版は全4巻)
  • 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦D(2003年)

概要

ゲッターロボシリーズ』の漫画作品に登場していた「真ゲッターロボ」が登場する初の映像作品。タイトルは「真」と書いて「チェンジ!!」とルビが付き、略して「チェンゲ」とも呼ばれる。

登場人物は従来のキャラクターと同様ながら、続編ではなく新規の作品として制作された。キャラクターのデザインや性格ゲッターロボの扱いなど、漫画版の影響が色濃く出ており、ゲッターロボシリーズのTVアニメ作品とは一線を画した異色作である。永井豪氏と共に漫画版の執筆者である石川賢氏も原作者としてクレジットされている。

当初は今川泰宏氏が監督を担当すると発表されていたが降板。第3話までは監督のクレジットがなく、第4話からは川越淳氏が監督としてクレジットされる。降板の理由は明かされていない。監督のクレジットが現れる第4話以降作風は大きく変更され、伏線の未回収らしき描写が存在することから、製作現場におけるトラブルが噂されている。一説には、今川氏が第1~3話の時点で1クール分の予算を使い果たしたのが原因とされ、ゲッターのナノマシン式変形シーン等に代表される緻密で迫力ある作画が噂の信憑性を高めている。だが、そんな事態が起きたにも関らず、ダークヒーロー的な側面を持つ登場人物達や戦闘描写の圧倒的な迫力から、今なお根強い人気を誇る作品でもある。

登場キャラクターの声優は全て変更となった本作だが、第1話冒頭のナレーションはテレビ版で流竜馬役を担当した神谷明氏が担当。

ストーリー

3年前に死んだはずの早乙女博士率いるゲッターロボ軍団により、日本軍は窮地に立たされていた。そこで日本軍は早乙女博士殺害の罪で投獄されていた、かつてのゲッターチームのリーダー、流竜馬を釈放し、彼を再びゲッター1に搭乗させ、早乙女博士の抹殺を試みる。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ゲッターサイド

流竜馬
神隼人
車弁慶
巴武蔵
シュワルツ
ヤマザキ
敷島博士
早乙女ミチル
早乙女元気

インベーダーサイド

早乙女博士
コーウェン
スティンガー
ゴール&ブライ

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ゲッターサイド

真ゲッターロボ

真ゲッター1
真ゲッター2
真ゲッター3
ゲットマシン
ユニットアイコンとして真イーグル号真ジャガー号真ベアー号が登場。

ゲッターロボ

ゲッター1
ゲッター2
ゲッター3
ゲットマシン
ユニットアイコンとしてイーグル号ジャガー号ベアー号が登場。

真ゲッタードラゴン

真ドラゴン
真ライガー
真ポセイドン

その他

ブラックゲッター
ゲッターエンペラー
ステルバー
人型形態、飛行形態が登場。
タワー

インベーダーサイド

インベーダー (空中形態)
インベーダー (陸上形態)
インベーダー (宇宙形態)
インベーダー (ワーム)
インベーダー (甲虫)
インベーダー (直角貝)
コーウェン&スティンガー
ゴール&ブライ
量産型ゲッタードラゴン
ゲッタードラゴンゲッターライガーゲッターポセイドンとして登場。
その他、ゲットマシンドラゴン号ライガー号ポセイドン号もユニットアイコンとしてのみ登場。
メタルビースト
メタルビースト・バロゾフ
メタルビースト・ドラゴン
オウムガイ型メタルビースト
ミサイル型メタルビースト
真ドラゴン (第2形態)

用語

ゲッター線
早乙女研究所 / 新早乙女研究所
インベーダー
メタルビースト
人類側のロボット等がインベーダーに乗っ取られモンスターと化した姿。劇中ではバロゾフ(SRW未登場)が最初に寄生されメタルビースト・バロゾフが生まれた。
インベーダー戦争
月を占拠したインベーダーとの月面での戦争。10年の戦いの末、インベーダーを追い返し月を取り戻すに至った。ナレーションで僅かに触れるのみだが、漫画作品『クレーターバトル』やドラマCD『真ゲッターロボ・外伝 月面十年戦争~戦慄の予感』で描かれる。

楽曲

オープニングテーマ
「今がその時だ」(3話まで)
作詞:工藤哲雄 / 作曲:千沢仁 / 歌:水木一郎
最終話ではEDとして使用。『第2次Z』で戦闘BGMに採用。『V』限定版では原曲を収録。
「HEATS」(4話以降)
作詞:工藤哲雄 / 作曲:羽場仁志 / 編曲:須藤賢一 / 歌:影山ヒロノブ
『D』『第2次Z』『OE』『第3次Z』『V』『X-Ω』で戦闘BGMに採用。『V』限定版では原曲を収録。
劇中BGM
「気勢」
『OE』で必殺技BGMに採用。
「勇壮」
『V』で採用。

登場作と扱われ方

『αシリーズ』では一部メカのみ起用されるだけ、本格参戦が『D』のみ、久々に参戦したかと思いきやストーリー再現の無い『学園』・・・という根強い人気に反して、芳しくない状況が長く続いていた。

しかし、声付き参戦した『第2次Z破界篇』以後、東映版に替わりゲッターロボシリーズ代表という地位を得て、各スパロボの世界観において重要な立ち位置を担いながらハイペースで参戦を重ねている。なお、月面での10年にもおよんだインベーダー戦争は未再現。

αシリーズ

スーパーロボット大戦αDC
量産型ゲッタードラゴンがゲスト登場。
第2次スーパーロボット大戦α
ブラックゲッターがゲスト登場。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
ブラックゲッターが隠しユニットとしてゲスト登場。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初の声付き参戦。前作『Z』のジ・エーデル・ベルナルの発言で示唆されていたこともあり、ファンにとって満を持しての参戦となった。今回は原作でナレーションが語るだけに終わったインベーダー戦争の時代を下地に、ややオリジナルのストーリーが展開される。
竜馬と隼人はOVA版の設定の為、同じOVA版シリーズにしてキャストが同一の『新ゲッターロボ』が参戦する『NEO』時の戦闘ボイスを一部流用している。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
『破界篇』に登場した機体に加え、ブラックゲッター真ゲッタードラゴンが味方として参戦する。原作における13年の時間経過は『天元突破グレンラガン』の7年の時間経過との兼ね合いから、中間を取って10年に変更されている。また、その時間経過自体、封印された暗黒大陸内で時間の経過にずれが発生したという形をとることで、時間経過があまりない他作品と整合性をとっている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
原作終了後だが、インベーダーの生き残りがバアルの戦力として登場。また、共通点の多い『トップをねらえ!』と初共演となる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
引き続き参戦。ついにインベーダーとの決着が描かれる。『時獄篇』で使用不能だった真シャインスパークも解禁。
本作では今まで存在を匂わされる程度だったゲッター艦隊と『アーク』のゲッターエンペラー、そして版権ボスが恐れた「もう一人の竜馬」が初めて自軍によって存在を確認された。また、今作の設定ではゲッター艦隊が『虚無戦記』の世界にいるということになっており、ファンの間での考察をパラレルではあるが実現した形となる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
初参戦作品。今回は世界観構成の一角となっている。ゲームスタートで主人公らより先に13年前の事件として本作の序盤3話が再現される。中盤で原作終了してしまう上にしばらく真ドラゴンも使えないため、2組のゲッターチームの片方はゲッター1かブラックゲッターに乗ることになる。
真ゲッターチームの名前がカタカナになっているが、前作『R』に参戦したゲッターチームと混同しないためなのだろうか?(しかし今回登場するのはではなく渓)。

単独作品

スパロボ学園
参戦作品がほぼ全て『J』『W』『K』からの使い回しという中での唯一の新規参戦(グラフィック自体は『W』と『D』の流用)。そのせいか登場するのは真ゲッターのみ。
だが不可解な点が散見される。なぜか機体名が「真・ゲッター」(公式表記では中黒は入らない)、チェンジアタック中「スイッチ・オン!」と言う(チェンゲ版では言わない)、武器名が「トマホークブーメラン」だったり、ゲッターサイト無しだったり……。
一方、よりチェンゲ版に見えるようグラフィックが修正されていたり、ファイナルダイナミックスペシャル用カットインが新しく作り起こされていたりと、それなりの配慮も感じさせる。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
ネオゲッターロボ』と初共演。
本作ではミサイル直撃によるゲッター線汚染は刹那によって阻止され、13年経過することなく4話以降の展開へと繋がる。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第1章より参戦。原作終了後設定だが、木星がゲッター太陽化した件に関しては明言されていない。また、竜馬達は原作通り時空の彼方へ旅立ったにもかかわらず真ゲッターは地球に残されている。
決着後もインベーダーが生存しており、本作のオリジナル敵であるミューカスと共に出現することがある。
第4章サブミッション「竜馬再び」にて竜馬たちが帰還、以後は竜馬チームと號チームの両方で真ゲッターを運用可能になる。当然ながら真ゲッターは1機しかないので、出撃ユニット編成時に両チームを選んだ場合、母艦から出撃させられるのは片方のチームだけとなる。ただし、片方のチームを母艦に戻し、以後のターンにもう片方のチームで出撃させることは可能。各員の能力値や精神コマンドは勿論、竜馬チームと號チームで機体性能も少々異なるが、装備している強化パーツと機体改造度は変わらない。
復活していたコーウェン&スティンガーを倒し、ミューカスとの決着も付いた後は、竜馬たちは再び時空の彼方で戦い続ける道を選ぶ(なお、真ゲッターは竜馬達に持ち出されて結果として失われてしまった)。
スーパーロボット大戦V
今回は全体的なストーリーの改変が行われており、原作第3話までの話が「15年前」に変更されている。中盤から『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』との意外なクロスオーバーが展開され、物語を盛り上げてくれる。
原作をなぞらない展開の為か、キャラクター図鑑及びユニット図鑑のネタバレが解禁済み。
スーパーロボット大戦X-Ω
2017年5月30日配信の「生スパロボチャンネル」にて第3期参戦作品の第1弾として発表され、同年6月に追加参戦。作品単位での東映版ゲッターとの共演はこれが初となるが、編成では両作品の人物が同一人物扱いされているため同時編成不可となっている。

関連作品

Another Century's Episode 3 THE FINAL
『第2次Z破界篇』に先駆けての声付き参戦。また、リアル系に絞っていた『ACEシリーズ』で初めてのスーパー系参戦であった。他作品のメカとは一線を画すゲッターロボの巨体は圧巻。
今回はオリジナル主人公のいる地球とは別の「もう一つの地球」に属しており、『機動新世紀ガンダムX』『オーバーマン キングゲイナー』『交響詩篇エウレカセブン』とともに世界観を構成している。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 復活!! 悪の要塞 早乙女研究所 量産型ゲッタードラゴン
ゲッター1ゲッター2ゲッター3
真ゲッター1
D
第2話 脅威!! 神か悪魔か真ドラゴン! ゴール&ブライ 第2次Z
第3話 日本壊滅!! さらばゲッター! 真ゲッター2 D
第4話 激震!! 荒れ狂う大地! ステルバー
第5話 出撃!! 新たなる戦士たち!
第6話 悪夢!! 暴かれた真実! バロゾフ、メタルビースト・バロゾフ
真ゲッター3
第7話 決戦!! スーパーロボット軍団!
第8話 死闘!! 血に染まる氷原! ブラックゲッター
第9話 謀略!! 摩天楼の決闘!
第10話 降臨!! 南海を断つ邪神!
第11話 襲来!! 蘇る亡者たち! ストナーサンシャイン会得 D
第12話 戦慄!! 砕け散る魂!
第13話 閃光!! 進化の果て! 真ドラゴン真ライガー真ポセイドン

主要スタッフ

監督
ノンクレジット(1~3話)
川越淳(4~13話)
シリーズ構成・脚本
ノンクレジット(1~4話)
藤田伸三(5~13話)
キャラクターデザイン
羽山賢二
メカニックデザイン
山田起生
音楽
岩崎文紀

商品情報

DVD

書籍

楽曲関連

資料リンク

公式サイト