「ニュートロンジャマー」の版間の差分

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ニュートロンジャマー(Neutron Jammer)とは、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場する装置。[[略語|略称]]は「NJ」。
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'''ニュートロンジャマー'''とは、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場する装置。[[略語|略称]]は「NJ」。作中では「'''Nジャマー'''」と呼ばれることが多い。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ザフト]]によって開発された、全ての核分裂を抑制する装置。'''[[モビルスーツ]]を使った局地戦が主流になる設定のために作られた[[宇宙世紀]]における[[ミノフスキー粒子]]の立ち位置を担うギミックである'''。
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[[ザフト]]によって開発された、全ての核分裂を抑制する装置。'''[[モビルスーツ]]を使った局地戦が主流になる設定のために作られた[[宇宙世紀]]における[[ミノフスキー粒子]]の立ち位置を担うギミックであり、実体として存在する機械装置故に違反することが出来ない[[南極条約]]としての役割も持つ'''。
  
ニュートロンジャマーは[[地球連合軍]]が起こした「[[血のバレンタイン]]」で[[ユニウスセブン]]([[コーディネイター]]の住む農業[[スペースコロニー|コロニー]])を[[核ミサイル|核攻撃]]された報復<ref>ただし、公式年表によると、[[地球連合]]から[[プラント]]への宣戦布告は「血のバレンタイン」以前に行われているらしいが連合は血のバレンタインはザフトの自爆、プラントの自作自演と発表するなどある意味、最悪の対応している……が、実際はブルーコスモスの独断による核攻撃に地球連合上層部も大慌てになった結果、苦しい言い訳になってしまったとの事。</ref>として、[[地球]]に大量に投下され、地球の地下深くに打ち込まれた。これによって、地上では核兵器・原子力発電所は使用不可になった。また、副作用として[[ジャミング機能|通信電波が妨害され]]、戦況はザフト側に有利となった。
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ニュートロンジャマーはもともとモビルスーツ戦を優位に進めるためにワンセットで開発されていたものであり(そもそもこれくらいの装置がなければ、18m台の的は誘導核ミサイルで簡単に撃破できる)、『ガンダムSEED』におけるルウム戦役にあたる世界樹防衛線では既に使用されている。その後、第一次地球降下作戦がこの装置が未使用であったことから大敗に終わったため、第二次降下作戦の折に投下。地球の地下深くに打ち込まれた。これによって、地上では核兵器・原子力発電所は使用不可になった。また、副作用として[[ジャミング機能|通信電波が妨害され]]、戦況はザフト側に有利となった。
  
その後、[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]によって[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]不足が解消されるまでの二次的・三次的被害で、地球の総人口の1割近く(少なくとも数億人)が犠牲となっている。これらの文字通りの「無差別殺戮」という結果を出してしまった故に、地球にいた人々の反[[プラント]](ザフト)・反コーディネイター感情は最高潮にまで達した。
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表向きは[[地球連合軍]]が起こした「[[血のバレンタイン]]」で[[ユニウスセブン]]([[コーディネイター]]の住む農業[[スペースコロニー|コロニー]])を[[核ミサイル|核攻撃]]された報復であったが、プラント最高評議会議長(当時)[[シーゲル・クライン]]は友好姿勢を示す国家にはエネルギー供給を行うプロパガンダを行い、地球圏の国家群を離反させる外交カードとして利用した。その後、地球国家群では大規模太陽光発電技術の普及(そもそもNジャマー投下時には存在したものの、どういうわけか普及しなかった)と、[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の入手によって[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]不足が解消されるまで地球圏のうち、主に連合加盟国では10億人規模の餓死・凍死が発生し、「エイプリルフール・クライシス」と呼ばれることとなった。
  
 
== 登場作品 ==
 
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;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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:他の[[ガンダムシリーズ]]が多く参戦している為、その存在意義が危うくなる事から前もって、寺田プロデューサーから「ニュートロンジャマーの扱いが変わる」という発表があった。
 
:他の[[ガンダムシリーズ]]が多く参戦している為、その存在意義が危うくなる事から前もって、寺田プロデューサーから「ニュートロンジャマーの扱いが変わる」という発表があった。
 
:実際、フタを開けてみれば、'''「C.E.世界の兵器だけがニュートロンジャマーの煽りを喰らい、従来の版権作品は何の影響も受けない」'''という状態だった。
 
:実際、フタを開けてみれば、'''「C.E.世界の兵器だけがニュートロンジャマーの煽りを喰らい、従来の版権作品は何の影響も受けない」'''という状態だった。
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;[[スーパーロボット大戦J]]
 
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:「序盤、[[主人公]]達プレイヤー部隊が火星に向かうべく地球を出発した直後に打ち込まれ、帰還した際にその事実を知る」という設定。
 
:「序盤、[[主人公]]達プレイヤー部隊が火星に向かうべく地球を出発した直後に打ち込まれ、帰還した際にその事実を知る」という設定。
:なお、その中には原子力エンジンで動く[[コン・バトラーV]]が混じっているのだが、何ら対策を取っていないにも関わらず、全く問題無く動いている。また、[[山のバーストン]]の武装「核ミサイル」も正常に作動する。当初のメインライター降板により混乱を極めた『J』のシナリオ制作状況を鑑みて、どちらも単純に'''設定をし忘れた'''可能性が高い。
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:なお、その中には原子力エンジンで動く[[コン・バトラーV]]が混じっているのだが、何ら対策を取っていないにも関わらず、全く問題無く動いている。また、[[山のバーストン]]の武装「核ミサイル」(と、それを含んだ[[グレートゼオライマー]]の「アトミッククエイク」)も正常に作動する。
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:当初のメインライター降板により混乱を極めた『J』のシナリオ制作状況を鑑みて、どちらも単純に'''設定をし忘れた'''可能性が高い。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
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:第2部ではニュートロンジャマーの影響で世界中で電力不足が起きている描写があるが、そんな状況下において[[日本]]だけは[[ゲッター線]]と[[光子力エネルギー]]で[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]をまかなっている。
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:第2部ではニュートロンジャマーの影響で世界中で電力不足が起きている描写があるが、そんな状況下において[[日本]]だけは[[ゲッター線]]と[[光子力エネルギー]]で[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]をまかなっている。そもそも『ガンダムW』と『フルメタル・パニック!』が参戦している以上、核融合の小型化も実現しているはずだがその辺りの説明はない。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:山のバーストンの武装「核ミサイル」が、ニュートロンジャマーの影響で使用不可となっている描写が存在する。
 
:山のバーストンの武装「核ミサイル」が、ニュートロンジャマーの影響で使用不可となっている描写が存在する。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:[[フリーダムガンダム]]はニュートロンジャマーキャンセラーを装備しているので補給がいらないという説明から考えると、第3世界には打ち込まれているらしい。ただし第1世界で製造された原子力エンジンで動く[[コン・バトラーV]]は全く問題無く出撃できている。第3世界のシナリオ中の描写においてもエネルギー不足になっているような描写は特になく(そもそも『フルメタル・パニック!』と同じ世界なので、核融合の小型化も実現しているはずだがその辺りの説明はない)、『第3次α』の様にC.E.世界の兵器だけが影響を受けている。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
:[[略語|略称]]「NJC」。その名の通り、ニュートロンジャマーの効果を無効化する。
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:[[略語|略称]]「NJC」。その名の通り、ニュートロンジャマーの効果を無効化する。ただし電波妨害は解除できない(当初は電波妨害も解除できたが、電波妨害は無効化させない方が利があるからと改良されたらしい)。
;ニュートロンスタンピーダー
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;[[ニュートロンスタンピーダー]]
:NJCの存在により、代わって『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』で登場。ニュートロンジャマーとは逆に、核反応を暴走させて核爆発させる。スパロボでは現在『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のみの登場となっている。
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:NJCの存在により、代わって『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』で登場。ニュートロンジャマーとは逆に、核反応を暴走させて核爆発させる。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*'''ニュートロンジャマーが抑制するのは「核分裂」であり、「核融合」への影響は無い'''。
 
*'''ニュートロンジャマーが抑制するのは「核分裂」であり、「核融合」への影響は無い'''。
 
**また、「[[コズミック・イラ|C.E.]]世界では核融合炉の実用化に失敗しており、[[戦艦]]の推進装置として核融合パルスが使用されている」という設定である。
 
**また、「[[コズミック・イラ|C.E.]]世界では核融合炉の実用化に失敗しており、[[戦艦]]の推進装置として核融合パルスが使用されている」という設定である。
**そのため、設定上では「核融合」を基本動力とする[[宇宙世紀]]や[[機動武闘伝Gガンダム|未来世紀]]の機動兵器には効果が無い。
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**そのため、設定上では「核融合」を基本動力とする[[宇宙世紀]]や[[機動武闘伝Gガンダム|未来世紀]]、[[新機動戦記ガンダムW|アフターコロニー]]の機動兵器には効果が無い。また『J』『W』『DD』で『SEED』と同時参戦している『[[フルメタル・パニック!]]』シリーズの[[アーム・スレイブ]]も[[M9 ガーンズバック]]や[[ARX-7 アーバレスト]]等の第三世代型は常温核融合炉「パラジウム・リアクター」で稼働しているため、影響は受けないと思われる。
**『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』でニュートロンジャマーの扱いが非常に軽いのは、このためと思われる(核融合の小型化が実用化されているので、[[地球]]に打ち込まれたところでエネルギー問題に発展しない可能性が高い)。
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**『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』と『DD』でニュートロンジャマーの扱いが非常に軽いのは、このためと思われる(核融合の小型化が実用化されているので、[[地球]]に打ち込まれたところでエネルギー問題に発展しない可能性が高い)。
 
*ニュートロンジャマーは、高山瑞穂氏の[[漫画]]作品『機動戦士ガンダムALIVE』(SRW未参戦)にも登場している。こちらでは「敵が使用した[[核ミサイル|核兵器]]を止めるために使用」されている。
 
*ニュートロンジャマーは、高山瑞穂氏の[[漫画]]作品『機動戦士ガンダムALIVE』(SRW未参戦)にも登場している。こちらでは「敵が使用した[[核ミサイル|核兵器]]を止めるために使用」されている。
 
**これは原作と全く異なった目的で使用した例であり、「[[ロラン・セアック|人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろ]]」を体現した場面と言える。
 
**これは原作と全く異なった目的で使用した例であり、「[[ロラン・セアック|人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろ]]」を体現した場面と言える。
 
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*『機動戦士ガンダムSEED』以前に発売された『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』で初登場した世界「[[ラ・ギアス]]」は、「遥か過去に核分裂を抑制する魔術が施された」というニュートロンジャマーと酷似した設定が存在する。
== 脚注 ==
 
<references />
 
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2024年10月9日 (水) 18:10時点における最新版

ニュートロンジャマーとは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場する装置。略称は「NJ」。作中では「Nジャマー」と呼ばれることが多い。

概要[編集 | ソースを編集]

ザフトによって開発された、全ての核分裂を抑制する装置。モビルスーツを使った局地戦が主流になる設定のために作られた宇宙世紀におけるミノフスキー粒子の立ち位置を担うギミックであり、実体として存在する機械装置故に違反することが出来ない南極条約としての役割も持つ

ニュートロンジャマーはもともとモビルスーツ戦を優位に進めるためにワンセットで開発されていたものであり(そもそもこれくらいの装置がなければ、18m台の的は誘導核ミサイルで簡単に撃破できる)、『ガンダムSEED』におけるルウム戦役にあたる世界樹防衛線では既に使用されている。その後、第一次地球降下作戦がこの装置が未使用であったことから大敗に終わったため、第二次降下作戦の折に投下。地球の地下深くに打ち込まれた。これによって、地上では核兵器・原子力発電所は使用不可になった。また、副作用として通信電波が妨害され、戦況はザフト側に有利となった。

表向きは地球連合軍が起こした「血のバレンタイン」でユニウスセブンコーディネイターの住む農業コロニー)を核攻撃された報復であったが、プラント最高評議会議長(当時)シーゲル・クラインは友好姿勢を示す国家にはエネルギー供給を行うプロパガンダを行い、地球圏の国家群を離反させる外交カードとして利用した。その後、地球国家群では大規模太陽光発電技術の普及(そもそもNジャマー投下時には存在したものの、どういうわけか普及しなかった)と、ニュートロンジャマーキャンセラーの入手によってエネルギー不足が解消されるまで地球圏のうち、主に連合加盟国では10億人規模の餓死・凍死が発生し、「エイプリルフール・クライシス」と呼ばれることとなった。

登場作品[編集 | ソースを編集]

スパロボでは何故か『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』以降が参戦している作品では存在に言及されていない事が多い。コン・バトラーVのように核動力で動くロボットの存在や他作品との設定の擦り合わせの都合もあるためか、存在そのものがオミットされているものと思われる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
他のガンダムシリーズが多く参戦している為、その存在意義が危うくなる事から前もって、寺田プロデューサーから「ニュートロンジャマーの扱いが変わる」という発表があった。
実際、フタを開けてみれば、「C.E.世界の兵器だけがニュートロンジャマーの煽りを喰らい、従来の版権作品は何の影響も受けない」という状態だった。
ただし、一応核分裂を利用する核ミサイル等はC.E.U.C.を問わずニュートロンジャマーキャンセラー無しでは使えないようである。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
「序盤、主人公達プレイヤー部隊が火星に向かうべく地球を出発した直後に打ち込まれ、帰還した際にその事実を知る」という設定。
なお、その中には原子力エンジンで動くコン・バトラーVが混じっているのだが、何ら対策を取っていないにも関わらず、全く問題無く動いている。また、山のバーストンの武装「核ミサイル」(と、それを含んだグレートゼオライマーの「アトミッククエイク」)も正常に作動する。
当初のメインライター降板により混乱を極めた『J』のシナリオ制作状況を鑑みて、どちらも単純に設定をし忘れた可能性が高い。
スーパーロボット大戦W
第2部ではニュートロンジャマーの影響で世界中で電力不足が起きている描写があるが、そんな状況下において日本だけはゲッター線光子力エネルギー電力をまかなっている。そもそも『ガンダムW』と『フルメタル・パニック!』が参戦している以上、核融合の小型化も実現しているはずだがその辺りの説明はない。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
山のバーストンの武装「核ミサイル」が、ニュートロンジャマーの影響で使用不可となっている描写が存在する。
スーパーロボット大戦DD
フリーダムガンダムはニュートロンジャマーキャンセラーを装備しているので補給がいらないという説明から考えると、第3世界には打ち込まれているらしい。ただし第1世界で製造された原子力エンジンで動くコン・バトラーVは全く問題無く出撃できている。第3世界のシナリオ中の描写においてもエネルギー不足になっているような描写は特になく(そもそも『フルメタル・パニック!』と同じ世界なので、核融合の小型化も実現しているはずだがその辺りの説明はない)、『第3次α』の様にC.E.世界の兵器だけが影響を受けている。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ニュートロンジャマーキャンセラー
略称「NJC」。その名の通り、ニュートロンジャマーの効果を無効化する。ただし電波妨害は解除できない(当初は電波妨害も解除できたが、電波妨害は無効化させない方が利があるからと改良されたらしい)。
ニュートロンスタンピーダー
NJCの存在により、代わって『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で登場。ニュートロンジャマーとは逆に、核反応を暴走させて核爆発させる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ニュートロンジャマーが抑制するのは「核分裂」であり、「核融合」への影響は無い
    • また、「C.E.世界では核融合炉の実用化に失敗しており、戦艦の推進装置として核融合パルスが使用されている」という設定である。
    • そのため、設定上では「核融合」を基本動力とする宇宙世紀未来世紀アフターコロニーの機動兵器には効果が無い。また『J』『W』『DD』で『SEED』と同時参戦している『フルメタル・パニック!』シリーズのアーム・スレイブM9 ガーンズバックARX-7 アーバレスト等の第三世代型は常温核融合炉「パラジウム・リアクター」で稼働しているため、影響は受けないと思われる。
    • 第3次α』と『DD』でニュートロンジャマーの扱いが非常に軽いのは、このためと思われる(核融合の小型化が実用化されているので、地球に打ち込まれたところでエネルギー問題に発展しない可能性が高い)。
  • ニュートロンジャマーは、高山瑞穂氏の漫画作品『機動戦士ガンダムALIVE』(SRW未参戦)にも登場している。こちらでは「敵が使用した核兵器を止めるために使用」されている。
  • 『機動戦士ガンダムSEED』以前に発売された『EX』で初登場した世界「ラ・ギアス」は、「遥か過去に核分裂を抑制する魔術が施された」というニュートロンジャマーと酷似した設定が存在する。

資料リンク[編集 | ソースを編集]