「エンジェル・ハイロゥ」の版間の差分

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:原作通りにザンスカール帝国が発動。シナリオ「幻覚と踊れ」の後半のマップでは、影響を受けた[[ニュータイプ]]が出撃不能で、殆どのキャラが[[気力]]70、[[ヒイロ・ユイ]]のみ気力85から始まる事になる。なお、エンジェル・ハイロゥの影響を受けないのは[[ゴウ]]、[[グラキエース]]、[[ウェントス]]だけとなっている。
 
:原作通りにザンスカール帝国が発動。シナリオ「幻覚と踊れ」の後半のマップでは、影響を受けた[[ニュータイプ]]が出撃不能で、殆どのキャラが[[気力]]70、[[ヒイロ・ユイ]]のみ気力85から始まる事になる。なお、エンジェル・ハイロゥの影響を受けないのは[[ゴウ]]、[[グラキエース]]、[[ウェントス]]だけとなっている。
:[[サウンドフォース]]を要請すれば、後にイベントで気力が上がる。サウンドフォースを要請しなければ、気力75から始まり、出撃数が3多くなる。[[ブルー・スウェア]]の攻撃で沈黙する。
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:[[サウンドフォース]]を要請すれば、後にイベントで気力が上がる。サウンドフォースを要請しなければ、気力75から始まり、出撃数が3多くなる。[[ブルー・スウェア]]の攻撃で沈黙するが、地形効果が高い上に[[アドラステア]]4隻、[[リグ・コンティオ]]、[[ゴトラタン]]などボス級ユニットが多数陣取っており、攻略の難易度は高め。
 
:実はサイキッカーのなかに[[ハマーン・カーン]]がおり、あるイベントをこなす事で仲間にすることができる。
 
:実はサイキッカーのなかに[[ハマーン・カーン]]がおり、あるイベントをこなす事で仲間にすることができる。
  

2015年8月9日 (日) 22:29時点における版

エンジェル・ハイロゥ(Angel Halo)

機動戦士Vガンダム』に登場する、サイド2(ザンスカール帝国)と木星帝国が共同開発した巨大なサイコミュ要塞。名前は英語で「天使の光輪」を意味する。

機体中央に艦船の形のコントロールシステムがあり、その周りを天使の輪のような五重のリングで重ねている。そのリングもブロックになっており、そのブロック内では数万人のサイキッカーと呼ばれる人間がコールドスリープ状態になっている。

コントロールルームに特殊な干渉波を持った人間が祈りを捧げると、数万人のサイキッカーがそれを増幅させ、周辺地域に存在する人間の精神に放ち影響を及ぼす。これの影響を受けた人間たちは闘争本能をなくし精神の退行現象を起こす。そして、無垢な赤ん坊が子守唄を聞いたときのように安らかな眠りにつくのだという。装置が起動し続ける限りは二度と目覚めることはなく、餓死・衰弱死、そして腐乱することになる。

エンジェル・ハイロゥの影響範囲内は地球全土に及ぶため、これは地球上の全人類を安楽死させるという恐るべき兵器である(厳密には対象は人類に限らず、多数の動物達が同様の症状に見舞われている描写がある)。

一方で、エンジェル・ハイロゥはあくまで眠らせるだけの機械であり軍事・政治的制圧用としては不適で、全長20kmという巨大さはどれだけ防御網を固めてもカバーしきるのが不可能なため、拠点的にはもって数日、もし地球を乗っ取ろうというのならその間に地球主要を制圧しきる別の手段が必要であろうというという見込みが(漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』において)示されている。

さらに、その巨大さと裏腹に船体は非常に脆く、Iフィールドの様な防御兵装も無い為、Vガンダム劇中でもビーム一発の被弾だけでかなりの損害を受けており、被弾箇所からは、コールドスリープのカプセルが割れて投げ出されたサイキッカー達の遺体があふれ出ている。

本来は、2度の戦争で疲弊しきっていた木星帝国の代表・テテニス・ドゥガチが、将来へ向けて立案した3つのプランの一つで、「10万人の人間を木星へ移住させる目的の巨大移動船」として設計されていた。また、死傷者を出す事無く暴動を鎮圧させる為の手段として、人間を眠らせる「サイクロトロン・ウェーブ・システム」も組み込まれていたが、この特性に目を付けていたサイド2の代表・フォンセ・カガチは、協力したテテニスの意思に反して、地球攻略の為の軍事兵器として転用する事になった。

『Vガンダム』の劇中に登場したエンジェル・ハイロゥは、母性的な抱擁を根底に持つマリア主義の考え方を殺戮兵器に転用させたものと言え、マリアの描いていた理想というよりは、カガチの歪んだ理想を具現化させたシステムとも言える。これを用いて地球上の人間を全て眠らせ、緩慢な死に至らしめる事がザンスカール帝国の最終戦略であった。

これに対してリガ・ミリティア地球連邦軍の連合艦隊は応戦。両軍の指導者と戦力の殆どを消耗する、熾烈な戦いを演じる場所となる。しかし、当初システムをコントロールしていたマリア・ピァ・アーモニアが死亡し、その娘であるシャクティ・カリンが引き出した「ウォーム・バイオリレーション(生命エネルギーの粒子)」は、リングを切り離して、小型の輪を作り、両軍の戦闘兵器を大気圏外へと飛ばした。これにより指導者達と最終兵器を一挙に失ったザンスカール帝国との戦争は、唐突に終了した。

登場作品

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
エンジェル・ハイロゥの干渉波に対抗するため、シュウの案でリュウセイと主人公のサイコドライバー能力で打ち勝つという方法が発案され、この作戦を実行するかしないかはプレイヤーの手に委ねられる。
実行した場合、マリアとシャクティの親子で干渉波を増幅して、ニュータイプ念動力者を危機に陥れたが、主人公のサイコドライバー能力によりサイキッカー及びマリアにその意思が伝わり、サイキッカーたちは自らその機能を停止させる。
よく誤解されているのだが、主人公が3万人分のサイコウェーブに打ち勝ったわけではないリツコが誤解してそのような発言をするため解り辛いが、カガチおよびマリアが「エンジェル・ハイロゥは自主的に停止した」とシナリオ内で明言する)。
実行しなかった場合、コントロール艦をYF-19YF-21で奇襲し、エンジェル・ハイロゥの出力を低下せしめる。
弱体化したサイキックウェーブが自軍に浴びせられるが、同じく主人公の怒りの念を感じたマリア及びサイキッカーがエンジェル・ハイロゥを停止させ、その隙に内部に侵入したV2ガンダムおよびウイングガンダムゼロの手によりコントロール艦の機能を破壊されるに至る。ちなみに、本来の『Vガンダム』の主人公であるウッソよりもヒイロの方が圧倒的に目立っており、ツインバスターライフルを回転させてぶっ放し、機能を停止させるという、とんでもない暴力的手段を行使している。
その後は共通して、ユーゼスの手で地球の太平洋上に落下。そしてネルフ本部でユーゼスに応戦したEVA弐号機に干渉波を集中させてアスカを廃人に追い込んだ。なお、「サイキッカーはいた」と言われたが、全員脳髄だけの状態にされるという残忍な方法を取っていた事実が判明する。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
実はサイコドライバーでエンジェル・ハイロゥの干渉波に打ち勝つのはシュウの案でなく、諸葛亮孔明の案であったことが判明する。
作戦内容もロンド=ベルみんなの思念を主人公らを送信機およびブースターにして中和するというものに変更されている。
第2次スーパーロボット大戦α
『Vガンダム』が参戦していないため直接は登場しないが、「ジュピトリアンの巨大サイコミュ装置」とエンジェル・ハイロゥと思われる存在が語られる。オルファンに影響を与えたらしい。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
原作通りにザンスカール帝国が発動。シナリオ「幻覚と踊れ」の後半のマップでは、影響を受けたニュータイプが出撃不能で、殆どのキャラが気力70、ヒイロ・ユイのみ気力85から始まる事になる。なお、エンジェル・ハイロゥの影響を受けないのはゴウグラキエースウェントスだけとなっている。
サウンドフォースを要請すれば、後にイベントで気力が上がる。サウンドフォースを要請しなければ、気力75から始まり、出撃数が3多くなる。ブルー・スウェアの攻撃で沈黙するが、地形効果が高い上にアドラステア4隻、リグ・コンティオゴトラタンなどボス級ユニットが多数陣取っており、攻略の難易度は高め。
実はサイキッカーのなかにハマーン・カーンがおり、あるイベントをこなす事で仲間にすることができる。

単独作品

新スーパーロボット大戦
建造したが、ロンド・ベル隊の活躍で発動することなく終わった。

関連する用語

サイコミュ
人間の感応波によって遠隔誘導兵器の操作等を可能にするシステム。エンジェル・ハイロゥは、数あるサイコミュ兵器の中でも最も巨大なものである。

資料リンク