ガンダムビルドファイターズ
ガンダムビルドファイターズ | |
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外国語表記 | Gundam Build Fighters |
監督 | 長崎健司 |
シリーズ構成 | 黒田洋介 |
脚本 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン |
大貫健一 ヤスダスズヒト(協力) |
メカニックデザイン |
大河原邦男 阿久津潤一 石垣純哉 海老川兼武 寺岡賢司 |
音楽 | 林ゆうき |
制作 | サンライズ |
放送局 | テレビ東京系列ほか |
放送期間 |
2013年10月7日 - 2014年3月31日 |
話数 | 全25話 |
シリーズ | ガンダムシリーズ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
『ガンダムビルドファイターズ』は、サンライズ制作のテレビアニメ作品。
概要
バンダイが発売するガンダムのプラモデル「ガンプラ」を題材としたホビーアニメ作品。同様のテーマを扱った前身作品として『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』が存在するが、同作との直接的なつながりは持たず設定・世界観は本作オリジナルの物となっている。
2人の少年が様々なライバルと戦いながら成長し、友情を育む王道な作風になっている。
登場するMSを全てガンプラとする事で、これまでアニメでは登場出来なかった機体も多数登場しており、リアルMS VS SDガンダムといった夢の対決も描かれ、熱い物語と合わせて人気を博した。
後に続編として『ガンダムビルドファイターズトライ』『ガンダムビルドファイターズトライ アイランドウォーズ』『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』『ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲』や、世界観を一新した『ガンダムビルドダイバーズ』が制作され、それらを併せた総称として『ガンダムビルドシリーズ』と呼ばれているが、『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』は『ガンダムビルドシリーズ』としては扱われておらず、単独の作品となっている。
また、ガンダムシリーズが劇中劇として登場しており、ガンプラの根幹にも関わるため、ガンダムシリーズを統括する「黒歴史」に当シリーズは入らない設定になっている。
なお、全シリーズのガンプラが登場するわけではなく、本作の時点では『機動戦士ガンダム00 1st Season』までのものに限られている[1]。この制限はシリーズが進むごとに少しずつ解除されていく。
ストーリー
プラフスキー粒子と呼ばれるプラスチックに作用する粒子が発見され、世界中でファンのいるガンプラを用いた「ガンプラバトル」が行われるようになった近未来。
世界大会準優勝者の息子であるイオリ・セイは、ビルダーとしての才能はあるもファイターとしては連戦連敗続き。そんなある日、彼の前に謎の少年レイジが現れる。
レイジのファイターとしての戦い方が自分の思い描く戦い方にピッタリだと感じたセイは、レイジを誘って世界大会出場を目指す。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主人公
セイとレイジの関係者
- イオリ・リン子
- セイの母親で、イオリ模型店の店長。
- イオリ・タケシ
- セイの父親。
- コウサカ・チナ
- ヒロイン。セイに影響されてガンプラバトルを始める。
- ラルさん
- イオリ模型店の常連でタケシの旧知。セイとレイジに的確なアドバイスをする中年の男性。
- 風貌や声はランバ・ラルに酷似しているが、その素性は明らかにされていない。
- ユウキ・タツヤ / 三代目メイジン・カワグチ
- セイの先輩。伝説のメイジン・カワグチの継承者。
セイとレイジが出会うファイター
- アイラ・ユルキアイネン
- もう一人のヒロイン。フィンランド代表のファイター。
- リカルド・フェリーニ
- イタリア代表のファイターで伊達男。
- ヤサカ・マオ
- 日本第5ブロック[2]の優勝者。ガンプラ心形流という造形術の後継者。
- ニルス・ニールセン
- アメリカ代表のファイター。プラフスキー粒子の秘密を探る天才少年。
- サザキ・ススム
- セイの地元の有力ファイター。性格にやや難があるもののファイターとしてもビルダーとしても高い実力を持つ。ギャンへのこだわりが強い。
- キララ / ミホシ
- 売り出し中のアイドル兼ファイターの少女。
- ヤジマ・キャロライン
- 大企業である「ヤジマ商事」の社長令嬢。チナをライバル視している。
PPSE社
- マシタ会長
- PPSE社のCEO。
- ベイカー
- マシタの秘書を務める女性。
登場ガンプラ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- ビルドストライクガンダム
- セイが大会用に制作したガンプラ。原型機はストライクガンダム。
- スタービルドストライクガンダム
- セイが世界大会のために改修したビルドストライク。
- ビルドガンダムMk-II
- セイが予備として制作したガンプラ。原型機はガンダムMk-II。
- ベアッガイIII
- チナが制作したガンプラ。原型機はベアッガイII。そのさらに原型はアッガイ。
- キュベレイパピヨン
- アイラのために制作されたガンプラ。原型機はキュベレイ。
- ミスサザビー
- アイラが自身で作ったガンプラ。原型機はサザビー。
- ザクアメイジング
- タツヤが制作したガンプラ。原型機は高機動型ザクII。
- ケンプファーアメイジング
- タツヤが世界大会用に制作したガンプラ。原型機はケンプファー。
- ガンダムアメイジングエクシア
- タツヤが決勝戦用に制作したガンプラ。原型機はガンダムエクシア。
- ガンダムエクシアダークマター
- PPSEによって魔改造されたアメイジングエクシア。
- ウイングガンダムフェニーチェ
- リカルドが制作したガンプラ。原型機はウイングガンダムだが、変形機能は失われている。
- ガンダムフェニーチェリナーシタ
- 大破したフェニーチェを改修した機体。原型機に比べてかなりシャープになったが、バード形態への変形機能が復活。
- ガンダムX魔王
- マオが制作したガンプラ。原型機はガンダムエックス。
- クロスボーンガンダム魔王
- ガンダムX魔王を失ったマオが制作したガンプラ。原型機はクロスボーン・ガンダムX1。
- 戦国アストレイ頑駄無
- ニルスが制作したガンプラ。原型機はアストレイレッドフレーム。
用語
- ガンプラバトル
- 作中で行われているガンプラを使った競技。世界選手権も行われている国際的な競技となっている。
- プラフスキー粒子
- プラスチックに作用し、ガンプラを動かせるようになる謎の粒子。また、フィールドやビームなどのエフェクトも映し出す事が出来る。
- 丁寧に作られたガンプラほど高性能となる他、ファイターによっては思いがけない使い方をする者もいる。
- PPSE社(プラフスキー・パーティクル・システム・エンジニア社)
- ガンプラ世界選手権を開催する企業。プラフスキー粒子の製法やバトルシステムの開発を独占している。
- ガンプラマフィア
- ガンプラバトルの裏側で妨害工作などの悪行に手を染める犯罪者。
- アリアン
- セイ達の世界とは別の次元に存在する異世界にある王国。
- アリスタ
- レイジの腕輪に付いている宝石。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「ニブンノイチ」(第1クール)
- 作詞・作曲・歌:BACK-ON、Produce:JIN
- 『X-Ω』ではイベント「銀河を創る想像力!」にてクエスト用BGMに採用。
- 「wimp ft. Lil' Fang (from FAKY)」(第2クール)
- 作詞・作曲:BACK-ON、歌:BACK-ON & Lil' Fang (from FAKY)
- エンディングテーマ
-
- 「Imagination > Reality」(第1クール)
- 作詞・歌:AiRI、作曲・編曲:宮崎京一
- 「半パン魂」(第2クール)
- 作詞・作曲・編曲:前山田健一、歌:ヒャダイン
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。第4期参戦作品の第1弾として発表され、2018年7月の強敵イベント「銀河を創る想像力!」で参戦。
- オープニングテーマの「ニブンノイチ」が連戦時のBGMに採用されている。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
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1 | セイとレイジ | |||
2 | 紅の彗星 | |||
3 | フルパッケージ | |||
4 | ガンプラアイドルキララ☆ | |||
5 | 最強ビルダー | |||
6 | 戦う理由 | |||
7 | 世界の実力 | |||
8 | 逢戦士たち | |||
9 | 想像の翼 | |||
10 | 開幕! 世界大会 | |||
11 | ロワイヤル | |||
12 | ディスチャージ | |||
13 | バトルウェポン | |||
14 | 暗号名C | |||
15 | 戦士のかがやき | |||
16 | 再会、父よ? | |||
17 | 心の形 | |||
18 | ブラッド・ハウンド | |||
19 | アストレイの刃 | |||
20 | 裏切りのアイラ | |||
21 | きらめく粒子の中で | |||
22 | 名人VS名人 | |||
23 | ガンプラ・イブ | |||
24 | ダークマター | |||
25 | 約束 |
余談
- 本作はとにかく「ガンダム作品」に携わったスタッフが多く、集めるだけ集めた布陣となっている上、引き受けてくれたスタッフにはご褒美として「画面外に好きな機体を描いていい」という自由(版権が続いているものは除いて、だが現状でキット化されていないものはOKだった)が与えられた。ちなみにそれが目当てで参加したスタッフもいた。濃密な作画と「スクライド(今作のコンセプトは人が死なないスクライド)」の黒田洋介氏が紡ぎ出す熱い展開は多くのファンを生み出すに至った。
- お祭り作品故に歴代のガンダムキャラクターが多数モブキャラとして出演しており、特に23話には20人以上の歴代キャラが登場している[3]。
- 歴代ガンダムシリーズでは初の1期2クールを行っている。その後『ガンダム Gのレコンギスタ』、『ガンダムビルドファイターズトライ』、『機動戦士ガンダムUC RE:0096』も同様の1期2クールで放送された。
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脚注
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