トビア・アロナクス
トビア・アロナクス | |
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外国語表記 | Tovia Alonax |
登場作品 | |
声優 | 山口勝平 |
デザイン | 長谷川祐一 |
種族 | 地球人(スペースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 |
15歳 18歳(スカルハート、鋼鉄の7人) |
所属 | 民間人 → 宇宙海賊クロスボーン・バンガード |
概要
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズの主人公。
宇宙海賊クロスボーン・バンガードのMSパイロット。活発で行動力に溢れた少年であり、高いニュータイプ素質を備えている。
交換留学生として木星圏を訪れていたが、そこで新生クロスボーン・バンガードと遭遇。木星帝国の存在とその危険性を知り、新生クロスボーン・バンガードに身を投じた。
参加当初は留学生としての身分を利用し、帝国への潜入工作に加わっているが、やがて適性を認められてモビルスーツパイロットとなった。木星帝国本拠地の急襲、地球近海での攻防、地球に降下してからの戦闘などで着実にパイロットしての技量を上げてゆく。木星戦役の終盤、ジュピトリス9への強襲やディビニダドによる地球破壊阻止などに活躍している。木星戦役の後、キンケドゥ・ナウからX1を譲り受け、宇宙海賊クロスボーン・バンガードの活動を受け継ぎ、名実ともにキンケドゥに代わるクロスボーン・バンガードのエースパイロットとなる。
後年、ザンスカール戦争を舞台とした『ゴースト』(SRW未参戦)ではある事情から「カーティス・ロスコ」という偽名を用いている。
機械工学科の学生で元々作業用MSの免許を持っており、クロスボーン・バンガードに入る前、X1を相手にした初出撃時には「砲台代わりにはなる」といって出撃したが、X1のザンバスターの斬撃に諸共に切られたとはいえ咄嗟にビームサーベルを防御用に構えたりと、砲台どころかMSに対しての適性は高い。本来エースパイロット用と考えられていたX3を短期間で使いこなしていることや、地上に降下したあと、互いに不慣れな地上での戦いとはいえ数の上で不利なデスゲイルズを相手取った3対1の戦闘で互角に持ち込み、キンケドゥが到着するまで持ち堪える等、ともかく適応力が抜群に高く「戦う度に強くなる」を地でいく主人公であった。また、『第2次α』のキャラ辞典における「追い詰められてからが強い」という解説はかなり的確である。ただし、本編最終話にてディビニダドに乗ったドゥガチが戦闘は素人であることから「おれでも……勝てるかもしれない!」と発言するなど、本人は自分の操縦技術はそこまで高くないと考えていたようである。戦闘では、師匠にあたるキンケドゥ譲りの、正攻法に拘らないその場の状況を上手く利用した戦法を好んで使う(これは自分の操縦技術に自信を持っていないという点もある。実際、肝心な時に遠距離狙撃を尽く失敗している)。
『クロスボーン・ガンダム』時代はニュータイプか否かは最後まで明確にされなかったが、『スカルハート』以降は随所で優れたニュータイプ能力を発揮している。もっとも本人は自身のニュータイプ能力に対しナイーブな思い悩みはせず、ニュータイプを集めようとするシェリンドン・ロナに対しては強く批判するなど、ニュータイプを至上とする主義には嫌悪を見せており、最終的には地球での体験から「ニュータイプは宇宙という環境に適応しただけのただの人間」「ニュータイプにならなければ人類が分かり合えないとは思わない」という結論に至った。『ゴースト』においては、自ら観察して「いわゆるニュータイプではない」と断定したフォント・ボーを、むしろ本来の速度で起こるべき人類の進化の形の1つではないかと語っている。
後のガンダム作品『機動戦士ガンダムSEED』のキラ同様、極力人を殺めないことを心がけているが「無理な場合は諦める」といった心の強さも持っている。また、『鋼鉄の7人』で理由を語るかなり以前の『クロスボーン・ガンダム』本編序盤では、不殺を推奨するベラ・ロナに対して「それは偽善じゃないだろうか」と疑問視する場面がある。
ガンダムシリーズの主役級キャラには案外珍しく、搭乗するモビルスーツが何度も変わっており、成り行きや諸事情からバタラやペズ・バタラなど、敵側のモビルスーツにも多数搭乗している。また、他のガンダム主人公と違い(あるいは兄貴分であるキンケドゥ同様)、家族と不仲でなかったことも特徴である[1]。
シェリンドンに何度も自分の元に来るようにと言われたり、番外編でトゥインクに懐かれたりと割と同年代の少女と縁があるのだが、トビア自身はベルナデット・ブリエット一筋の上、そういう状況になるとベルナデットは大抵不在なので特に修羅場になったりはしていない。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。ほぼ原作通りで、EDでも再び宇宙に上がることを決意している。ただし、初登場時の立場は木星への留学生ではなく火星への移植者である。X3が手に入るまでかなり間があり、その間に乗せる機体が本人の能力と合わせるとやや微妙なものが多いのが難点(リアル系はX2かペズ・バタラが無難か)。X3が原作とは違って壊れなかったために、EDでもX3をそのまま貰っている。他のガンダム系作品との関係性はルートによるが、比較的ジュドー達シャングリラ組と絡むシナリオが多く、またシャアと対決した時もニュータイプの素質を認められている。
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 久々の参戦。カットインでのノーマルスーツが『スカルハート』及び『鋼鉄の7人』仕様で登場し、音声も新規収録されている。
- 第3話のイベントを起こすまでは顔グラフィックが鼻に傷が無い物になっているが、同イベントでビームザンバーが使用できるようになるまでカットインのある武器が存在しないため、カットインは一種類だけになっている。
- スーパーロボット大戦X
- 一人だけ未来の時間軸から飛ばされており、『F91』時点でのシーブック(キンケドゥ)やセシリー(ベラ)と出会う。その際、アムロの提案で自分を記憶喪失であると偽り、シーブック達に未来のことを話さないように決めている。
- 実際の所、彼一人が未来から召喚されたのはアムロやシーブックの未来を語らせる事で彼らに絶望を与えようとしたエンデの目論見だったが、トビアは頑なに未来のことを話さなかったため、それは見事に外れることになった。EDでは記憶喪失を偽っていたのをすっかり忘れていたのは彼らしいところではあるが。
- 乗機のX1は格闘偏重機体とはいえ強力なオールドタイプ用モビルスーツであり、ν(どちらかというとHi-ν)を始めとするニュータイプ用の強力なモビルスーツが余りがちな本作ではUCガンダムメインでの運用をしている場合、のせかえる方が機体に無駄がでない。
パイロットステータス
能力値
- 第2次α
- X3に乗るためと言ってもいい成長タイプ。格闘、防御、回避が高く、キンケドゥとは命中重視と回避重視の成長タイプで住み分けされている。
- 技量の低さだけはどうしようもないので、優秀な援護技能を活かすためにも連携攻撃を養成するといいだろう。
- V
- 射撃も格闘に少し及ばない程度に高く、成長も両方が高く伸びるタイプのため、射撃メインの機体に乗せ換えても十分活躍できる。
- X
- 基本的な傾向はVを継承しているが、ニュータイプ用の機体が余りがちな本作では、Lv9までニュータイプ技能が成長する彼と汎用機のフルクロスとの相性はやや空回り気味。
- 後継機入手後に余ったνガンダム(νガンダムをアムロに乗せてる場合は、Hi-νガンダム)やサザビーを有効活用するのも手である。
精神コマンド
- 第2次α
- 集中、必中、不屈、気合、熱血、魂
- オーソドックスなリアル系の並び。
- X-Ω
- 閃き、根性、直撃
- ボスアタッカーな機体性能とは若干噛み合っていない。
- V
- ド根性、直感、加速、鉄壁、熱血、魂
- MS乗り必須の「集中」を習得しなくなり、代わりに「鉄壁」で粘る変わり種のラインナップ。
- X
- 根性、直感、加速、鉄壁、熱血、魂
- 本作には「ド根性」が無いため(代わりに「決意」が登場)、実質Vと同一の内容。
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次α
- ニュータイプL8、援護攻撃L2、シールド防御L6
- 「魂」を覚えるニュータイプの中で唯一、養成せずに援護攻撃を習得できる。武装追加後のZやZZなど火力の高い機体に乗せ換える事で、総合的な与ダメージ力が抜群に高い存在となれる。
- V、X
- ニュータイプL9、底力L8、気力限界突破L2
- スキルの傾向が変わり、単機での戦闘力を高めるラインナップに。ニュータイプながら高LVの底力をデフォルト所持し、「鉄壁」とも相性は良好。
小隊長能力(隊長効果)
- 獲得経験値+20%、回避率+10%
- 『第2次α』での能力。
固有エースボーナス
- 精神コマンド「熱血」の消費SPが25になる
- 『V』、『X』にて採用。軽減自体はありがたいが、元々の消費SPは30で、たったの5しか軽減されない。
- 『X』ではMカスタマイズの「ダメージサポート」で更に消費量を21にまで減らせる。低燃費の熱血とファンネルのアウトレンジ攻撃の相性が抜群なので、やはり乗り換えを推奨したい。
パイロットBGM
- 「クロスボーン・ガンダム」
- 『第2次α』で使用。
人間関係
- ベルナデット・ブリエット
- お互い大切な存在になる。当初はキンケドゥに惚れている様な描写もあった。
- キンケドゥ・ナウ
- 兄貴分的な存在。トビアが最も尊敬している人物の1人と思われ、その生き様はトビアにしっかりと受け継がれる。
- ベラ・ロナ
- 自身が所属した新生クロスボーン・バンガードの指導者であり、上官。キンケドゥとの関係を考えると、姉のような女性でもある。当初は彼女の不殺主義を理解し切れず、不信を抱く場面もあったが、徐々に彼女の本来の人間性を理解するようになった。
- カラス
- 指導教官であったが、木星帝国のスパイでもあったため敵対することに。トビアの戦い方の中にはカラスが用いたものもある辺り、もう一人のトビアの師匠とも言える。
- バーンズ・ガーンズバック
- 木星帝国の水素採集基地において顔を合わせ、彼から木星の惨状を聞かされる。後に死の旋風隊として敵対する。
- 『鋼鉄の7人』では協力を要請し、快く引き受けてもらえた。
- ギリ・ガデューカ・アスピス
- ベルナデットに失礼を働いた彼にブチギレる。
- 『鋼鉄の7人』では協力を要請し、口は悪いながらもなんだかんだで引き受けられた。また、トビアはコックになった彼の料理を褒めていた。
- ローズマリー・ラズベリー
- 生身で彼女が乗るX2と対決させられるという絶体絶命の状況に陥るが、生身で彼女からX2を奪い取っている。
- 『ゴースト』ではある場面でトビアの名前を出そうとして止められていた。
- クラックス・ドゥガチ
- 最終決戦において、地球で激突する。
- ハリソン・マディン
- 本編中では関わりがないが、『スカルハート』より腐れ縁的な関係となる。
- シェリンドン・ロナ
- ニュータイプとしての素質を見出し、トビアを保護しようとしたが、トビアは彼女の選民的な思想を拒んだ。
- 両親
- 共にコロニー開発事業に従事しており、事故で失った。トビアの記憶に残っている二人はいつも温かく微笑んでおり、良き親であったことがうかがえる。
- トーマス、レイチェル、ギル
- 養父母とその実の息子。作中未登場だが、トビアを分け隔てなく実の家族として接していたことが本人の口から語られている。
- グレイ・ストーク
- 『スカルハート』に登場。木星と地球を往復するヘリウム船団のリーダー。第一次ネオ・ジオン抗争時代の旧型MSを改修した作業用MS「ガンプ」を使用する。
- 短編「最終兵士」において、トビアに木星帝国に奪われた過去のエースパイロットのデータの奪取を依頼する。その際、そのエースパイロットと過去に会ったことがあるかような様子を見せていたが、当人は否定している。
- 『鋼鉄の7人』時点では航路の途上に居たため「神の雷」計画に手出しができず、トビアの手助けが出来ない事を悔やんでいた。
- 彼についてはこちらの項目も参照のこと。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 直接の面識はないが、彼の戦闘データから作られたバイオ脳と交戦する。『V』では本物の戦いぶりに主人公と共に魅せられていた。
- 『X』では、アル・ワースに召喚された後、共にトワサンガの客分となっていた。
- ジュドー・アーシタ
- 『第2次α』では共にシェリンドンに一時拘束される。なお、『クロスボーン』の後日談である『スカルハート』では彼らしき人物と遭遇している。
- カツ・コバヤシ
- 『第2次α』では彼からベラの焼いた「セシリーのパン」を勧められ、その美味さに驚嘆する。
- シャア・アズナブル
- 『第2次α』では敵同士。かつてのカミーユやジュドーと同様にニュータイプとしての素質を認められたが、トビア自身はシャアの暴挙を許せず否定した。
- シーブック・アノー、セシリー・フェアチャイルド
- 宇宙海賊で世話になっている二人の若かりし頃。『X』で共闘することになったが、シーブック達に未来のことを話さないように決めている。
- また、シーブックからは「年も変わらないから呼び捨てで構わない」と言われているが、トビアは謹んで遠慮している(ちなみに、鋼鉄の7人時代のトビアは17歳のシーブックよりも年上である)。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『V』では彼女たちに救助され行動を共にしていた。その際、かつてのキンケドゥと同じ「何も知らずに去るか、真実に立ち向かうか」という選択を受けている。
- ハサウェイ・ノア
- 『V』では同年代の友人だが、自分達の世界の歴史での彼の顛末を知っているため複雑な表情をする場面も。
- バナージ・リンクス
- 『V』ではオードリー奪還に臨む彼をアシストした。
- カロッゾ・ロナ
スーパー系
- ギャリソン時田
- 『第2次α』でカラスに襲われた際、サウザンスジュピターに潜入していた彼に窮地を救われた。
バンプレストオリジナル
- ホープス
- 『X』ではエーストークにおいて「誰かのために自分を偽れる強さを持つ」と評される。今作のトビアは記憶喪失を装っているからだが、『ゴースト』時代におけるカーティスとしての振る舞いも意識したネタだろうか?
名台詞
機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 「この戦いが
宇宙に住む者 と地球に住む者 のどうしても避けることのできない戦いだと言うのなら…ぼくは――そんなこと認めないっ!」
「ぼくは――両親が信じた未来を信じます!」
「ぼくがこの手で!この戦いを終結させてそれを証明してみせるっ!」 - イオ戦に臨むトビアの心中の台詞。
- 「なぜか敵は僕の機体にはあまり積極的に攻撃して来ないんです」
- イオ基地へ侵攻中の1コマ。この時トビアが乗っていたのは特徴的な…というか、変な外見の機体であり、キンケドゥも「相手の気持ちがわかるからあまり近づくな…」と少々呆れ気味であった。
- 「追えるっ! ぼくにはあれが動く先が」
「手に取るように見えるっ!」 - 強敵MA・エレファンテ(SRW未実装)との戦闘中に。ビットによるオールレンジ攻撃にキンケドゥやザビーネも苦戦する中、トビアはビットの一つを踏み台にMAに突撃、撃破への突破口を開いた。
- SRWでは後半が回避台詞に採用されている。
- 「俺は人間だ!人間でたくさんだっ!」
- ニュータイプ至上主義者のシェリンドンに対して。この後、トビアは自身に銃を向けたシェリンドンを殴りつけ、直後にナイフで自分の腕を切りつけ、ニュータイプも人間であることを示す(『第2次α』では、会話で表現するのが難しいためか「俺達にも、あんたと同じ赤い血が流れていることが!」と言葉で言い返している)。
- 「クラックス・ドゥガチ…あんたがどう思っていようと…俺の方は、戦争をやっているつもりなどなーい!」
- エレゴレラに奪われたムラマサ・ブラスターをX3のIフィールドで防いだ際の台詞。
- 「ベルナデットは…返してもらう…いや…」
ドゥガチ「きさまの…もの…ではあるまいっ!!」
「そうだな ならば海賊らしく…いただいてゆくっ!」 - エレゴレラに乗せられていたベルナデットを救い出す際の台詞。『第2次α』では、ドゥガチの台詞と併せてDVE。
- 『V』では、シークレットシナリオ「長き旅路を支えるもの」で、「ならば~」の部分をナインが言って「いただいてゆく」の部分をトビアが言うほか、ガミラス艦隊から旅に必要な資源をかっぱらう際に言っている為、腹筋崩壊する事間違いなし。
- 『X』では、シークレットシナリオ「シュワルビネガーの秘密」で、「ならば~」の部分をよりにもよってセシリーが言った後、「いただいてゆく」の部分をトビアが言う。前作に引き続き、綺麗な「天丼」が決まった迷場面である。
- 「神よ――もし、本当におられるのでしたら…」
「決着は“人間”の手でつけます。どうか手を――お貸しにならないで――」 - 最終決戦直前の台詞。『第2次α』ではDVE。
- 「あなたは、一日に10kmの山道を歩くことができますか?」
- 最終決戦前にシェリンドンに宛てた手紙の冒頭文。この後には、「宇宙育ちの自分たちから見れば一日でそれだけの距離を歩けるというのはとんでもない能力であり、「高い空間認識力」などのようなニュータイプ能力も「宇宙という環境に適応したことで得た能力」であって「人間」としては何も変わっていないのではないか」というトビアの考えが述べられている。
- 「ふ、ざ……けるなあああっ!」
「ふざけんじゃねえぞおっ! そんなわけのわからねえごたくで、これ以上人殺しなんかされて」
「た・ま・る・かーっ!!」 - かつての恩師であったカラスの「人類の宇宙進出が敵対者を生み増やす」という暴論にぶち切れて。
- 「・」を多用する辺りが長谷川節である。
- 「安心したよっ!ドゥガチっ!あんた……まだ人間だっ」
「ニュータイプでも新しい人類でも…異星からの侵略者でもない!心の歪んだだけのただの人間だっ!」 - 本物のクラックス・ドゥガチが乗るディビニダドに対して。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
- 「俺はこの時を!この瞬間を待っていたんだーっ」
- イカロス攻防戦において、インプルース・コルニグス(SRW未登場)の一瞬の隙をバルカンで突いたシーン。
- 『V』では汎用の攻撃時台詞として採用。
- さらには『X-Ω』の広告では無印時代のトビアとX3とともにこのセリフが記されていた。
- 本来、上記の戦闘でトビアが搭乗していたのはX1パッチワークなのだが、フルクロス、X3に比べると他媒体への登場が非常に少ない。
迷台詞
- 「う・ま・い・ぞ?」
- 『鋼鉄の7人』でギリの料理を食べた時の感想。このとき、背景に稲妻と共にクロスボーンの放熱シーンやコロニーレーザー発射のイメージが描かれている。某料理漫画に登場する料理評論家のパロディ。
スパロボシリーズの名台詞
- 「教えて下さい、キンケドゥさん…。これが…戦争なんですか…?」
- 『第2次α』第24話「帝王ゴール決死の猛反撃」および「恐竜帝国の逆襲-後編-」より。
- 「こんな事して何になるんです! コロニーの人達が待っていた赤い彗星はただの人殺しなんですか!」
- 『第2次α』第38話「星の屑、再び」に於けるシャアとの戦闘前会話。コロニー育ちのトビアにとってはシャアは待望した英雄であった筈で、シャアからもカミーユやジュドー同様にニュータイプの素質を認められるが、トビアの方はネオ・ジオンの総帥となったシャアのやり口を認める事は無く激怒する。
- 「イルイ、僕達には神の手助けなんて必要ないんだ!!」
「君が人類を…未来を地球に縛り付けると言うのなら、僕はそれを認める訳にはいかない!」 - 『第2次α』最終話に於けるイルイ説得時の台詞。手を貸すどころか管理しようとする『神』。トビアが認めるはずも無かった。
- 「あんたは、まだ地球に縛られた存在…ただの人間だよ!」
- 『V』通常ルート第50話/困難ルート最終話より。未だ地球への憎悪に突き動かされるドゥガチを、かつてと同じく「ただの人間」と評するが…。
- 「あんたは!目の前で自分の娘のベルナデットがさらわれても何も思わないのか!」
ドゥガチ「娘…?そう言えば、いたな…」
「あんたは…もう憎しみ以外の感情を忘れちまったんだな!」
「あんたは、ただの人間以下の存在になっちまった!そんな奴を討つ事にためらいはない!!」 - 『V』通常ルート第50話より、ドゥガチとの戦闘前会話。憎しみに凝り固まるあまり、遂に娘の存在すら忘れ去ってしまった男に対し怒りを爆発させる。
- なお、困難ルート最終話ではベルナデットがさらわれていないので若干会話の内容が異なるが、トビアが下す結論自体は変わらない。
- 「あんたは変わってない…! いや、変われなかったんだ! そんな人間が宇宙に出たって、ニュータイプにも、何にもなれないんだよ!」
ドゥガチ「若造の言う事かっ!」
「若造だから言うんだ! もうあんたの時代じゃないんだよ!!」
キンケドゥ「消えろ、ドゥガチ!お前の見た光景は幻だ!」 - 『V』でのドゥガチ撃破時の台詞。今なお地球の滅亡に拘り続け、かつてと全く同じ台詞を言ったドゥガチに対し、別作品の富野節を彷彿とさせる台詞で切り返し、キンケドゥと共に引導を渡した。
- 「どこの時代にも人の生命の価値が分からない人間ってのはいるもんだな!」
鉄仮面「小僧にはわかるまい! クロスボーン・バンガードを率いる私の責務の重さが!」
「わかるさ!」
鉄仮面「何っ!?」
「行くぞ、鉄仮面! 海賊らしく、あんたを倒してクロスボーン・バンガードの名はいただいていく!」 - 『X』通第45話レコンギスタ軍ルート「光る風の中」に於ける鉄仮面との戦闘前会話。クロスボーン・バンガードを率いる責務を説く鉄仮面だったが、当然ながら彼は知らなかった。目の前の少年もまたクロスボーン・バンガードの名を掲げる正義の海賊であることを。正義の海賊は悪の海賊からその名をいただくべくクロスボーンの名を持つガンダムを駆る。
搭乗機体
劇中X2改を除くクロスボーン・ガンダムに搭乗した唯一の人物となっている。
- バタラ
- 初遭遇のクロスボーンとの戦いで、X1と戦う。その後、鹵獲機による操縦の習熟や、水素採集基地からの脱出でも搭乗。
- クロスボーン・ガンダムX1
- 一度だけキンケドゥに頼まれて操縦している。その後危機に陥った際にキンケドゥのコアファイターと自分のコアファイターを交換する形で入れ替わる。
- クロスボーン・ガンダムX1改
- 破壊されたX3に代わり、キンケドゥから譲り受ける。
- クロスボーン・ガンダムX1改・改
- X1改のスクリュー・ウェッブの内1本をシザー・アンカーに換え、胸部にドクロのレリーフを付けた機体。
- クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
- 戦闘で中破したX1改・改に応急処置としてX3の予備パーツを組み合わせた機体。
- クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
- X1改・改の応急処置だったX1パッチワークを本格的に修復+改修を行った最後のクロスボーン・ガンダム、だったのだが…。
- ゾンド・ゲー
- 木星帝国の本拠を探る作戦で、水素採集基地に向かう際、ブースターがついた物に乗っている。
- クロスボーン・ガンダムX2
- カラスによって、木星帝国に囚われた後余興として生身で戦わされる。その際に機転を利かせ奪還し、マザーバンガードに戻る際にコアファイターにブースターや酸素等を詰め込んで脱出する。『第2次α』では本体とコアファイター同時に機体ごと奪還した(アラド編のみ無条件。ゼンガー・アイビス編は条件付き。クスハ編では手に入らない)。
- ペズ・バタラ
- クロスボーン入隊後は鹵獲されたこの機体を使っていた。バタラ同様敵である木星帝国製の機体ながらトビア搭乗機は彼の高い資質もあって出番・活躍共にそれなりに多く、実質的に前半の主人公機とも言えなくもない。
- クロスボーン・ガンダムX3
- ベルナデットを救うため無断で持ち出し、以降ドゥガチとの最終決戦まで愛機として用いる。
脚注
- ↑ トビア自身の両親はトビアの幼い頃に事故で既に死亡しているが、コロニーの開発事業に従事していた両親をトビアが誇りに思っている節が見受けられ、両親を失ったトビアを引き取った親戚についても「自分を実の子と分け隔てなく、公平に接してくれた」と発言している。
資料リンク
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