「第2次連合・プラント大戦」の版間の差分

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[[コズミック・イラ]]73年に起きた『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の舞台となった戦争。'''以下に解説する戦争の名称は『ガンダムSEED DESTINY』原作終了後の参戦となった『[[スーパーロボット大戦UX]]』において便宜上付けられたものであり、公式の名称ではない事に留意されたし。'''<ref>公式HPにおいても『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の舞台となった「[[コズミック・イラ]]73年に起きた戦争」の正式な名称が付けられていないままである。</ref>なお、現在では'''「ユニウス戦役」'''という[[俗語・俗称|仮称]]も付けられている。
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[[コズミック・イラ]]73年に起きた『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の舞台となった戦争。[[第1次連合・プラント大戦]]と同じくHDリマスター発表後に付けられたものであり、作中本編では使用されていない。そもそも'''[[スーパーロボット大戦UX]]』において便宜上付けられたものだとする説もある'''<ref>『UX』発売前に「第1次連合・プラント大戦」の名称が使用されていることは確認できたが、「第2次連合・プラント大戦」については未確認。</ref>
  
 
== 概要と経緯 ==
 
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:大戦後はプラントへと渡り、ザフトの白服へと袖を通す。
 
:大戦後はプラントへと渡り、ザフトの白服へと袖を通す。
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
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:元ザフトのエースパイロット。ヤキン・ドゥーエ戦役後はオーブに渡っていたが、デュランダルの[[説得]]を受けてプラントに復帰。
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:元ザフトのエースパイロット。第1次連合・プラント大戦後はオーブに渡っていたが、デュランダルの[[説得]]を受けてプラントに復帰。
 
:その後はザフトの特務隊[[FAITH]]へと出世するが、デュランダルのやり方に疑問を感じて脱走し、オーブに戻った。
 
:その後はザフトの特務隊[[FAITH]]へと出世するが、デュランダルのやり方に疑問を感じて脱走し、オーブに戻った。
  
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== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
;[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]
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;[[第1次連合・プラント大戦]]
:[[コズミック・イラ|C.E.]]70年に起きた大戦で「第1次連合・プラント大戦」に相当。
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:[[コズミック・イラ|C.E.]]70年に起きた大戦。
 
;[[ブレイク・ザ・ワールド]]
 
;[[ブレイク・ザ・ワールド]]
 
:大戦の切っ掛けとなった事件。
 
:大戦の切っ掛けとなった事件。

2021年4月26日 (月) 18:47時点における版

コズミック・イラ73年に起きた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の舞台となった戦争。第1次連合・プラント大戦と同じくHDリマスター発表後に付けられたものであり、作中本編では使用されていない。そもそもスーパーロボット大戦UX』において便宜上付けられたものだとする説もある[1]

概要と経緯

コズミック・イラ73年10月にプラント領の工業用コロニーアーモリーワン」にて製造されていたカオスアビスガイアの3機が強奪されたことを皮切りに、ザフト脱走兵によるユニウスセブンの残骸が地球に落とされる「ブレイク・ザ・ワールド」が発生。この事件が切っ掛けとなり、地球連合が容疑者引き渡しと政権運営の譲渡という無理難題を要求。これをプラント側が拒否したことによって再び地球連合プラント間での戦争が勃発した。もっとも地球上の多くの国家はブレイク・ザ・ワールドで受けた被害からの復興作業、救難活動に忙しく[2]、事実上連合の中でも特にスポンサーであるロゴス、そしてブルーコスモスの影響の強かった大西洋連邦が主導で行った戦争であった[3]

地球連合は開戦当初の戦闘でプラントを直接核攻撃することで戦争の早期終結を目論んだが阻止され、戦争はロゴスの思惑を外れ長期化した。戦中ではオーブ国内の政情から同国も連合に加盟し、地球連合は引き締めを図ったものの、国力が疲弊したユーラシア連邦は既に大西洋連邦を抑える力がなく、赤道連合やスカンジナビア王国といった中立国家もオーブ同様に地球連合加盟を余儀なくされる。 結果、連合側は主導国である大西洋連邦の実質的な独裁化が進んだが、連合加盟国内で独立運動や内輪揉めが発生。ユーラシア連邦の西側地域は独立運動に発展し、ザフトに救援を求め、ザフト軍駐留を受け入れる都市が多数現れる。これに業を煮やしたロゴスは独断で私兵ファントムペインを用いてデストロイガンダムによるベルリンを含むユーラシア連邦西側地域への無差別焼き討ちを敢行。三都市が壊滅に追い込まれたことで、反連合の機運はピークに達し、ギルバート・デュランダルの演説による悪行の暴露や、かなりの誇張が入った世論操作も功をなし地球圏は反ロゴス暴動の様相を見せる。

その後、地球連合の三大国であったユーラシア連邦と東アジア共和国所属の幾つかの部隊が、反ロゴスを旗印に反ロゴス陣営(ザフト)に寝返った結果、ヘブンズベースダイダロス基地と拠点を次々に陥落されていき、地球連合軍の事実上の指導者であるロード・ジブリールも討たれる事となった。ジブリールが窮地に立たされた際に発射した反射衛星砲「レクイエム」はプラント本国に打撃を与えもしたが、これはザフトに奪取・修復されたことによってその戦力となってしまう。

その後、デュランダルが「デスティニープラン」を提唱。世界中が混乱に包まれる中、カガリが再び代表に戻ったオーブは明確に反対を表明し、「デスティニープラン」に反対するザフトの一部の人物達も離反する。ザフトがレクイエムによって連合軍の月面基地アルザッヘルを破壊した事を契機とし、連合残存部隊とオーブ軍は合流。プラント-ザフトと決戦を行う。最終的にザフトは敗退し、プラントおよびザフトの最高指導者であるデュランダルが死亡した事によって「デスティニープラン」は頓挫した。この戦争の終結後、オーブとプラントは和平し、キラ・ヤマトラクス・クラインは共にプラントへと渡って再び表舞台へと昇ることとなった。

それ以降の動向は不明だが、少なくとも地球連合とプラント、ナチュラルとコーディネイターの大規模な戦争はひとまず収束したとされている。

その後の世界を描いた『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』では地球連合軍は作中で「アメノミハシラ」へアガメムノン級宇宙母艦数隻を派遣するなど対外戦闘を行える程度には軍事力の回復を果たしており、少なくともロゴス崩壊の混乱を脱して連合は徐々に安定期に入りつつあることが窺える。その反面で地球連合軍の戦力回復の影響もあり、プラント政府関係者には連合を明確に敵視する政治家も確認できるなど、地球連合とプラントは一種の冷戦構造になっていると思われる。 ただし、プラントとナチュラルの民間研究施設と共同研究が実施されるなど、戦前以前の様な露骨な対立関係は鳴りを潜めており、火種を抱えつつも以前より安定した国際情勢が維持されている。

関連人物

プラント

ギルバート・デュランダル
C.E.73年時のプラント議長。プラントが抱える事実上の国軍たるザフトも統率している。
サトー
ザフト脱走兵の一人でパトリック・ザラの狂信的な信奉者。ある意味で、この戦乱の切っ掛けを作った人物である。
ミネルバ隊
戦乱を駆け巡った部隊。隊長はタリア・グラディス

地球連合

ロード・ジブリール
地球連合を支援する軍産複合体ロゴスメンバーの一人でブルーコスモスの盟主。
劇中では、事件の多くが彼の手によるものとして描写されている。
ジョゼフ・コープランド
大西洋連邦大統領。

オーブクライン派

カガリ・ユラ・アスハ
オーブの代表。アーモリーワン襲撃事件を始め、何気に多くの事件に関わっている。
ラクス・クライン
クライン派の代表。大戦後は新たなプラントの議長に就任した。
キラ・ヤマト
大戦後はプラントへと渡り、ザフトの白服へと袖を通す。
アスラン・ザラ
元ザフトのエースパイロット。第1次連合・プラント大戦後はオーブに渡っていたが、デュランダルの説得を受けてプラントに復帰。
その後はザフトの特務隊FAITHへと出世するが、デュランダルのやり方に疑問を感じて脱走し、オーブに戻った。

登場作品

名称の初出は『UX』だが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の舞台となった「コズミック・イラ73年に起きた戦争」はそれ以前の参戦作でも再現されている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
本作では「多元戦争」として組み込まれている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
スーパーロボット大戦L
スーパーロボット大戦UX
本作で初めて「第2次連合・プラント大戦」の名称が用意された。結末は原作同様だが、その過程が果たして原作と同じだったのかどうか想像の余地をプレイヤーに与えられている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
西暦世界では本編の1年前に起きており、同時期にガイゾックの襲来やアロウズの台頭が起きている。

関連用語

第1次連合・プラント大戦
C.E.70年に起きた大戦。
ブレイク・ザ・ワールド
大戦の切っ掛けとなった事件。

脚注

  1. 『UX』発売前に「第1次連合・プラント大戦」の名称が使用されていることは確認できたが、「第2次連合・プラント大戦」については未確認。
  2. 国際緊急事態管理機構から地球全体に非常事態が宣言され、連合軍及び各国の全軍に災害出動命令が出されていた。またプラントもデュランダル議長がザフト軍による大規模な復興支援を地球連合国家に行うよう迅速な対応を見せていた。
  3. 大西洋連邦大統領のジョゼフ・コープランドは戦争には積極的では無かったが、ロゴスの後ろ盾あって当選したため仕方なく指示に従った様子。