「宇宙革命軍」の版間の差分
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2017年1月28日 (土) 00:27時点における版
宇宙革命軍(Space Revolutionary Army)とは、『機動新世紀ガンダムX』に登場する勢力。
概要
「クラウド9」と呼ばれる月と正反対にあるラグランジュ・ポイント(L2宙域)のスペースコロニー群を拠点とする。人口は1200万人程度。組織の成り立ちは不明であるが、第1話冒頭のナレーションでは「一つのスペースコロニーの独立運動から端を発した」と語っていることから、名前からも推察されるように様々なコロニー群の連合軍であったと思われる。
地球連邦軍(新地球連邦軍の前身)との間で「第7次宇宙戦争」おいて、戦況は膠着状態となる。物量が不足する宇宙革命軍は多数の無人となったスペースコロニー[1]を地球へと落下させるコロニー落としを企て、地球連邦統合政府に無条件降伏を突きつける。しかし、地球連邦側が要求を撥ね付け、コロニー落とし用のコロニーに対し迎撃行為を行ったため恫喝のつもりだったコロニー落としを強行し、その結果として地球は荒廃した。第7次宇宙戦争後は疲弊が酷く、実質雌伏の時を過ごす事となるが、それでも独立に対する気持ちは変わらず、地球にスパイを送り込むなど再戦に備えた諜報活動等の手を打っていた。
指導者はザイデル・ラッソ総統だが、地球との再度の戦争は彼個人のエゴによるものでしかなく、彼の死を以って宇宙革命軍は地球との融和政策に切り替えた。
登場作品
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 明確にガンダムXの世界観が形成されたため、宇宙革命軍も登場となった。
- 本作における宇宙革命軍は「ムーンレィスから分派した、黒歴史時代に荒廃した地球環境の再生を待つにあたって月ではなくコロニーへの居住を求めた一派」とされている。
- エゥーゴ、ザフト、アクシズと共に「アプリリウス同盟軍」を築くが、ザフトポイント(隠し要素/Z参照)を貯めることによりその展開は大きく変わる。結末については原作通り。
- 島田ボイスの一般兵がクラウダに乗って来る他、名無しの人工ニュータイプが少数生産されたパトゥーリアを操り出てくる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 本作品ではザイデルら宇宙革命軍のメンバーは、ネオ・ジオン(アクシズ)所属。
- なお、前大戦での宇宙革命軍に相当する組織は「コロニー側」「コロニー軍」と呼ばれており、旧ジオンやホワイトファングとの混成だったらしい。
人物
- ザイデル・ラッソ
- 原作における宇宙革命軍総統。極端な「ニュータイプ主義」思想の持ち主。
- ランスロー・ダーウェル
- 宇宙革命軍大佐。軍における最高指揮官の1人。地球との戦争に対しては厭戦的。
- ノモア・ロング
- 本名は「ドーラット(博士)」。第7次宇宙戦争時は軍で人工ニュータイプの研究をしていた。
- ニコラ・ファファス
- 地球のニュータイプ研究所に潜入していたスパイで、ティファがニュータイプであると知って宇宙へと連れ去った張本人。
- しかし、ザイデルがティファを拒絶したのを目の当たりにし、誘拐を後悔している。後に地球との融和をザイデルに繰り返し提案した事で怒りを買い、銃殺刑にされた。
- SRWでは、ティファを連れ去る役目はフロスト兄弟に代わられることが多い。
- ナーダ・エル
- 宇宙革命軍少将で、エニルの父親。作中では既に故人。
開発した兵器
原作では戦艦も登場しているが、現時点では他のガンダムシリーズに登場する戦艦に置き換えられている。ここではスーパーロボット大戦シリーズに登場した物のみ記述する。
- ジェニス
- いわゆる「ザク」的な機体。
- フェブラル
- ランスローがジャミルとの戦いの際に搭乗していたモビルアーマー。ジオングのオマージュ。
- ベルティゴ
- ニュータイプ用のモビルスーツ。ビットを装備。カリス・ノーティラスが乗る他、ランスローもフェブラルより前に搭乗していた。キュベレイのオマージュ。
- グランディーネ
- 対地専用の移動砲台。
- パトゥーリア
- 超巨大モビルアーマー。
- クラウダ
- 新型量産機。装甲の厚さとビームカッターが特徴。
- コロニーレーザー
- 宇宙革命軍の切り札である大量破壊兵器。コロニーレーザーによって地球への先制攻撃を行う「ダリア作戦」が行われようとしていたが、ガロードらによって阻止された。
余談
- 宇宙革命軍のモデル(あるいはオマージュ元)は『機動戦士ガンダム』のジオン公国(ジオン公国軍)であると思われる。
- ちなみに、宇宙革命軍の本拠地「クラウド9」はL2宙域に存在しており、ジオン公国が本拠地を構えるサイド3もまたL2宙域に存在している。
脚注
- ↑ ちなみに無人コロニーが多かった理由は、「宇宙革命軍が自分と意見を違える全ての他コロニー国家を殲滅・抹殺した」からである。
資料リンク
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