「チームトリニティ」の版間の差分
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+ | また、トリニティという解りやすい「悪」が出た事で『00』1stシーズンの作風や視聴者側からの評価にも影響が出ており、メタ的な意味でも統一を促した。 | ||
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:しかし、ヨハンがGNメガランチャーで連合のMS隊諸共オーブを焼き払う暴挙を行ったためにアークエンジェル隊から完全に敵対されてしまい、その後はサーシェスによって壊滅する末路を遂げた。 | :しかし、ヨハンがGNメガランチャーで連合のMS隊諸共オーブを焼き払う暴挙を行ったためにアークエンジェル隊から完全に敵対されてしまい、その後はサーシェスによって壊滅する末路を遂げた。 | ||
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+ | :1章Part10から登場。一度しか交戦機会がなく、しかもミハエルとしか戦えない。そしてその直後にネーナを残して退場する。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *[[ニンテンドーDS]]用ソフト『機動戦士ガンダム00』においてはチームトリニティはソレスタルビーイングの監視者からプトレマイオスチームへ差し向けられた刺客という設定でさらには[[ラストボス]]として登場。 |
− | ** | + | **チームトリニティの登場ステージ(宇宙空間)ではスローネドライ、スローネツヴァイ、スローネアインの順で三連戦となる。中でもスローネドライとスローネツヴァイとの戦闘時には'''[[母艦]][[プトレマイオス]]を目掛けて敵のミサイルが発射される(=プトレマイオスが撃沈したら、プレイヤー側の敗北となる)'''ので早めに撃破しなくてはいけない。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2023年11月25日 (土) 12:23時点における最新版
チームトリニティ(Team Trinity)とは、『機動戦士ガンダム00』にて登場する組織。
概要[編集 | ソースを編集]
『ソレスタルビーイング』のセカンドチーム。
メンバーは全員がデザインベイビーによる兄妹であり、プトレマイオスチームとは独立して行動する。そして擬似太陽炉「GNドライヴ[Τ]」を動力とするガンダム、「ガンダムスローネ」シリーズのマイスターでもある。
プトレマイオスチーム同様、目的は「武力による戦争根絶」だが、プトレマイオスチームのやり方を生ぬるいと評価し、こちらは軍事基地や工場もろとも民間人をも巻き込む程の過激な武力介入を行った。挙句、最早「武力介入」ですらない個人感情による「虐殺」同然の行動も引き起こし、その結果、プトレマイオスチームからは紛争の幇助者とみなされ決別されている。
しかし、メンバーすら知らないトリニティに与えられた真の役割は「ガンダムに対する世界の敵意を煽り、世界の統一を促す」というものであり、監視者であるアレハンドロ・コーナーの捨て駒に過ぎなかった。最終的に国連軍の結成により役目を終えたと判断され、刺客として放たれたアリー・アル・サーシェスの襲撃により、ネーナ一人だけを残して壊滅した。そのうちに、ミハエルのガンダムスローネツヴァイもサーシェスに奪取され国連軍の戦力に組み込まれた。そしてチームトリニティが行った過激な武力介入への憎悪はプトレマイオスチームへと向けられていき、彼らは窮地に陥ることになる。
捨て駒に過ぎない所為か各人のパイロット能力はそれほど高くなく、機体性能に依存している部分が多い。原作では、当初は圧倒的な機体性能を見せつけてガンダムに比べて性能的に劣る敵を一方的に蹂躙していたものの、グラハム・エーカーのカスタムフラッグにはグラハムの気迫もあったとはいえ、GNビームサーベルを奪われた挙句に右腕を切られるという機体の性能差が戦力の決定的な違いではない事を実証される失態を見せ、更に三大国家群にガンダムと同等の性能を持つGN-Xが提供されると、瞬く間に追い詰められた。
ついでに、生身での戦闘能力もあまり高い訳では無いようで、サーシェスが不意打ちを仕掛けた際には何も出来ずにミハエルが銃殺され、ヨハンも負傷した(無論、サーシェスの生身の戦闘力が凄過ぎるという解釈は出来る)。その間、ネーナは(ガンダムに乗っていたにもかかわらず)何も出来なかった[1]。
総評 [編集 | ソースを編集]
敵側の3人によるガンダムチームは前作SEEDシリーズのブーステッドマンやエクステンデッド(所謂「三馬鹿トリオ」)の影響を受けているのだが上記のような点や機体性能に胡座をかいて意気がる行動・発言の多さ(特にミハエルとネーナ)に加え、不測の事態にはほとんど対応できずかつ実力で勝る敵に相対するとあっさり敗北を喫する点などから「かませ犬」「虎の威を借る狐」「弱い者いじめ専門」という風に見られている節も少なからずある[2]。また『00』自体が2クールと当時の既存テレビシリーズ内で少ない尺の中で登場が後期だった上にブーステッドマンの様に主人公側を苦しめ続ける事もなければステラ・ルーシェのように主人公と重要な関係にまで至らなかったこともあり、SEEDシリーズの3人組に比べると影が薄い。こういった事もあってか人気はネーナ1人に集中している傾向にある。
しかしながら、兄弟愛は本物であることや使い捨ての道具として作られた背景を踏まえると同情皆無ではない為、生体CPU組とはまた違った悲哀があるといえる。
また、トリニティという解りやすい「悪」が出た事で『00』1stシーズンの作風や視聴者側からの評価にも影響が出ており、メタ的な意味でも統一を促した。
登場作品[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。共通ルートでは顔見せ程度でしか登場せず、直接戦えるのはCBと同行するルートに入ったときのみ。原作のように瞬殺出来るほど弱くはないが、さして強いわけでもなく、加えて出番も多くない(しかも1回だけしか戦えない)ので、かませ犬っぽさは原作以上。
- 世界中が新帝国インペリウムや様々な外敵の脅威に晒されている状況下でも武力介入を続ける様は、排除対象であるテロリストはおろか、小学生からも「状況が理解できていない」「空気が読めていない」等と評されるほどであった。しかも、本作では原作とは違いチームトリニティはGN-Xと一度も戦うことなく退場することとなる(他作品のキャラクター達とも戦っていない)。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 今作では地球連合軍に加え、結果的にオーブを戦火に巻き込んだアークエンジェル隊に武力介入している。
- しかし、ヨハンがGNメガランチャーで連合のMS隊諸共オーブを焼き払う暴挙を行ったためにアークエンジェル隊から完全に敵対されてしまい、その後はサーシェスによって壊滅する末路を遂げた。
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part10から登場。一度しか交戦機会がなく、しかもミハエルとしか戦えない。そしてその直後にネーナを残して退場する。
人物[編集 | ソースを編集]
- ヨハン・トリニティ
- 長兄。チームトリニティのまとめ役。ガンダムスローネアインのマイスター。
- サーシェスにモビルスーツ戦を挑むも、抵抗空しく撃墜された。
- ミハエル・トリニティ
- 次兄。ガンダムスローネツヴァイのマイスター。
- 原作ではサーシェスに瞬殺されたので断末魔も一切無し。
- ネーナ・トリニティ
- 長女(末っ子)。ガンダムスローネドライのマイスター。チームトリニティでは唯一サーシェスからの殺害を免れた。
- 2ndシーズンではサーシェスに復讐しようとするも、自身の手で狂わされたルイスによって討たれた。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- アレハンドロ・コーナー
- ソレスタルビーイングの監視者。直属の上司的存在だったが、最終的にトリニティを用済みとみなし、刺客としてサーシェスを差し向ける。
- アリー・アル・サーシェス
- 傭兵。チームトリニティへの刺客として現れ、用済みになったトリニティをネーナを残して始末し、ガンダムスローネツヴァイを強奪した。
- ラグナ・ハーヴェイ
- ソレスタルビーイングの監視者。アレハンドロと結託し、命令をトリニティに伝えていたが、最終的にアレハンドロによって用済みとみなされサーシェスに暗殺される。
- リボンズ・アルマーク
- トリニティ三兄妹はリボンズの遺伝子を元にして創られた。
- ミーナ・カーマイン
- 彼女の先祖がアレハンドロに遺伝子を提供している。なお、隔世遺伝故か容貌がネーナに似ている。
- クレーエ・リヒカイト
- ソレスタルビーイングの監視者。公式外伝『機動戦士ガンダム00I』に登場。アレハンドロの命令によってトリニティ三兄妹を創り上げた。いわば、彼等の生みの親である。
- 後に、モビルアーマーに襲撃されて死亡する[3]。SRW未登場。
他作品の関連人物[編集 | ソースを編集]
- エイーダ・ロッサ
- 『第2次Z破界篇』ではチームトリニティと一時的に手を組んでいたが、周りの状況を見ずに介入し続けるチームトリニティに内心嫌悪している。
- キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、シン・アスカ、ルナマリア・ホーク
- 『第2次Z破界篇』ではチームトリニティと直接的な関係は無いが、彼等が『第2次Zの世界』に転移した時に、チームトリニティがOZの輸送機を攻撃した後、追ってきたOZの部隊がキラ一行をソレスタルビーイング(チームトリニティ)の一員と勘違いをしてしまう。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- ソレスタルビーイング
- チームトリニティが所属する私設武装組織。彼等の過激な武力介入によって世界の敵意を集め、プトレマイオスチームもろとも壊滅に追いやられることとなる。
余談[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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