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+ | *『新SDガンダム外伝 鎧闘神戦記』(未参戦)では守護天使ヒイロたちと同じ天使族で現在は地上暮らしの'''鍛冶師ジョワン'''として登場。Jと1を合わせた名前でカードダス版では原典同様に左手は義手だが漫画版では普通の手になっている。仲間の4博士も正式名称不明だがアルガス4博士として登場し、原典同様に機兵開発を主に主人公チームを支援した。 | ||
+ | **ただし、ヒイロは機兵乗りではなく、巨大変身スタイルゆえにジョワンはヒイロに対しては変身アイテムでもあるバスターソードの強化修復を行っている。 | ||
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2024年10月13日 (日) 17:34時点における最新版
ドクターJ | |
---|---|
外国語表記 | Doctor J[1] |
登場作品 | |
声優 | 稲葉実 |
デザイン | 村瀬修功 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
プロフィール | |
---|---|
本名 | ジェイ・ヌル |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
ドクターJは『新機動戦記ガンダムW』および『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ヒイロ・ユイを育て上げ、ウイングガンダムを与えた科学者。元々はスペースコロニー開発技術者だが、ビーム兵器に造詣が深い。
若いころはコロニー指導者ヒイロ・ユイを尊敬(外伝小説では学生時代からの友人であり支援者とされている)するコロニー活動家でもあったが、テロに遭遇し重傷を負う。左腕、両足を失った上に失明した。左手は義手、両足は義足、ゴーグル状の視力補助バイザーを身に付けたという姿はそれが理由。なお、外伝小説での設定のためスパロボシリーズでは言及されていないが、本名は「ジェイ・ヌル」とされる。
その後モビルスーツ技術者としてOZに所属しトールギスを開発するが、完成直前のAC175年、ヒイロ・ユイ暗殺を機にOZの危険性を察知して志を共にする科学者を連れ脱走。その後はコロニーのレジンスタンスに身を隠す(ウイングガンダムゼロの完成直前のAC180年に機体を爆破・データを破棄して脱走、としている媒体もあるが、AC195年にゼロが実際に運用された時にOZが「未確認の全く新しいガンダム」と認識していることを考えるといささか不自然であろう)。その後はコロニーに身を置き、オペレーション・メテオのためにウイングガンダムを開発。戦闘マシンとして育てた少年に「ヒイロ・ユイ」のコードネームを与えて地球へと送り出した。
オペレーション・メテオ後、コロニーへ進出したOZに囚われ再びMS開発へ従事させられることになるが、OZに回収されたガンダムデスサイズとシェンロンガンダムに内密に強化改修を施す。トレーズ・クシュリナーダの幽閉でOZが分裂した際にはトレーズ派と行動を共にする。さらにホワイトファング決起後はリーブラの開発に参加させられながらも主砲に欠陥を仕込んだり、と立ち位置をしばしば変えながらも要所で暗躍していた。最後はEVE WARS最終局面にてリーブラ、ピースミリオンを質量弾に見立てた地球への落下作戦をピースミリオン動力部を暴走させ阻止することに成功、暴走したピースミリオンの崩壊に飲み込まれた。
その外見や行動とは裏腹に、真っ当な倫理観や良心を持ち合わせた人物。ウイングゼロ開発においては、その過剰なまでの高性能とゼロシステムによる不安定さが起こし得る事態を危惧して開発を中断。オペレーション・メテオにおいては、彼が身を隠していた組織の支援者(バートン財団)がコロニーが地球圏の主導権を握るためコロニー落としによる地球人類の虐殺を目論んでいることに「そんなことをしても(指導者の)ヒイロ・ユイは喜ばない」と反対しており、得意とする「本来の暴走を防ぐために他を暴走させる」手法に基き「ガンダム」によるOZ破壊行動へと作戦を変更。OZがモビルドールを開発した事に対しても、戦争がゲームに成り下がって命の重さを省みる事が忘れられ、虐殺を引き起こす引き金と成り得るとして反感を示している(奇しくもこれはトレーズと同様の考えである)。彼ら「ガンダム」を開発した5人の技術者による行動が地球圏の騒乱への引き金となったわけだが、コロニー側の反発は既に不可避の状況にあり、真のオペレーション・メテオが実行されれば数十億の死者が出たであろうことを考えれば、彼らは寧ろ本来起こり得た悲劇を食い止めた功労者であるともされている。
なお、ヒイロを戦闘マシンに仕立てたのは彼であるが、偶々出会うことになったリリーナ・ドーリアンとの会話で、「本来は優しい子」と表現している。内心は復讐のためヒイロを戦闘マシンに育てることには反対していたことが、後日談の『Endless Waltz』で判明している。
『Frozen Teardrop』では今現在も生存していることが判明した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦F
- 原作通りレディ・アンに狙われるリリーナを保護し、地球に送り返した。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 原作通りヒイロに自爆を指示したが、その後すっかり忘れ去られる。リーブラならぬアクシズ落とし(DCルート)阻止のために自爆という見せ場もトレーズに取られて散々である(ついでに言うと、ヒイロも破片破壊の見せ場をイデに取られた)。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 実はジオン公国以前からモビルスーツを開発しており、ヒイロらに与えたガンダムは実は後継機であり、その前衛機を渡した。前衛機は『Endless Waltz』のガンダムなのだが、あのウイングゼロも入っていることで、設定の矛盾が存在する。しかし、うやむやにないことになった。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 今作ではゼロシステムの設定からソレスタルビーイングのメンバーだったことがあるとされているため、『ガンダム00』の面々との絡みが多い。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。4人しかいない『ガンダムW』からの出演者の1人。岡防衛長官にヒイロへのメッセージを託している。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 本人は登場しないが、リリーナをコネクト・フォースへの合流の伝言役としてヒイロの元によこしており(リリーナはヒイロに会う口実を作ってくれたと冗談めかして言った)、原作同様ヒイロの後見人をしていることが窺える。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ヒイロ・ユイ
- 戦闘マシンに仕立てたが、内心ではそれを良しとしていなかった。彼のコードネームが付けられたのはオペレーション・メテオ実行のまさに直前であり、本来のオペレーション・メテオを実行しないという意思表示である。そして図らずも支離滅裂なヒイロの行動力は彼が教え込んだ以上のことをしている。
- リリーナ・ドーリアン
- リリーナの目はヒイロと同じ目をしていると言い、内心リリーナに大きな期待を抱いていた。
- プロフェッサーG
- ガンダムデスサイズを開発。志を共にする一人。
- ドクトルS
- ガンダムヘビーアームズを開発。志を共にする一人。
- H教授
- ガンダムサンドロックを開発。志を共にする一人。
- 老師O
- シェンロンガンダムを開発。志を共にする一人。
- ハワード
- OZ時代にトールギスを共同で開発した。ガンダムを開発した5人には遅れてOZを離れている。
- カーンズ
- 彼が身を隠していたレジンスタンス組織の一員で、のちの「ホワイトファング」の決起者。コロニーを守るという理念では一致していたが、方法論が異なっていた。最期はカーンズと運命を共にした。
- ゼクス・マーキス
- カーンズにより「ホワイトファング」の指導者に。ゼクス自身はドクターJとの面識はなかったのだが、彼らが仕掛けたトラップには気づかなかった。コミックボンボン版ではゼクス直々の依頼でモビルドールの戦闘プログラムに細工を施し、その際にゼクスの真意を知ることになる。
- デキム・バートン
- 「オペレーション・メテオ」の発案者。しかし、ドクターJらはデキム個人の野心であると看破し、オペレーション・メテオをガンダムによる破壊活動にすることで彼の計画を止めた。その後も野心家としての彼の暴走を止めたのはドクターJらが育てたヒイロや、リリーナ達であった。
- 指導者ヒイロ・ユイ
- 暗殺されたコロニー独立運動の英雄。実は過去、独立運動に参加していた際に彼の腹心の部下の一人で、同じくヒイロの部下であったデキムともこの当時からの因縁。
- この当時は本名の「ジェイ・ヌル」としてまだ表舞台に立つ身であり、両目を義眼に変えざるを得なくなる事故に遭ったのもこの頃であるという。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ジュドー・アーシタ
- F完結編において、彼がシャングリラでジャンク屋をやっていた頃のお得意さんであった事が判明している。
- イアン・ヴァスティ
- 第2次Zでは元同志であるが、彼と入れ違いになる形でソレスタルビーイングを抜けているため直接の面識は無かった。先輩技術者として敬意を払われており、遭遇した際は敬語で話しかけられている。
- リジェネ・レジェッタ
- 第2次Zでは彼と知り合い。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「コロニーの事は気にするな。やられる前にやれ。それがお前の任務だ」
- 彼に限らずガンダム開発の技師たちがパイロットに伝えた心得。厳密には本編ではデュオとカトルが口にした台詞である。
- 「お前さんが、ヒイロと同じく優しい目をしていたから」
- リリーナとの初対面で、ヒイロも同じく優しい心を持っていたことを伝えた。そしてリリーナとヒイロの関係をより強い絆で結ばせるきっかけとなった。余談だが、彼のバイザーが視力補助装置であることを示唆している。
- 「降伏はする。しかしガンダムは渡せん!」
- コロニーを人質に降伏を迫るレディ・アンに対しての返答。ガンダムを渡すわけにはいかないがそのままでは降伏が成立しない状況に、これを繰り返されることで自分への指令と理解したヒイロは自爆スイッチを押す。
- 「お前らこそもう少し抵抗したらどうじゃ」
- ガンダムの製作者達である友人たちとOZの独房で再開した際の台詞であり、彼らの「遅かったな」という言葉の返礼。
- 他の4人は全員があっさり捕まったが、彼のみは降伏を呼びかける通信を拒絶し、コロニーの外壁部に作られた秘密ブロック内部からバスターライフルをぶっ放すというとんでもない事までやっている。
- しかし、レディ・アンのコロニー直接攻撃命令を聞いて、「OZが汚い連中と再確認出来て、安心した」「そういうことなら喜んで降伏してやる」と投降した。
- 「暴走を止めるために他を暴走させる…ワシらのよく使う手じゃ」
- 最終話。リーブラとピースミリオンを地球落下コースから逸らすためにピースミリオンのバーニアを暴走させ、自嘲気味につぶやく。この後のカーンズとのやり取りも含め、その真意は『EW』にて明かされることになる。
- 「そうじゃな…しかし、ワシらは地球と人類をもう少し買い被っておる」
- 最終局面でカーンズと再会した際の台詞。カーンズは「人類の覚醒」というコロニーのみ考えていたがドクターグループは「人間」の可能性を信じた。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「人類を導く者に迷いは許されない。それは他者に不安を与え、より大きな争いを産むだけだからな」
「だから、GNドライヴとゼロシステムは距離を取らなければならなかったのだよ」 - 再世篇「ゼロと呼ばれたG」にて、イアンと対して。本作におけるGNドライヴとゼロシステムの関連性に対する、答えともいうべきヒント。この言葉の意味はゼロレクイエムルートでは第56話で、黒の騎士団ルートでは第58話で明らかになる。
関連機体[編集 | ソースを編集]
余談 [編集 | ソースを編集]
- 『新SDガンダム外伝 鎧闘神戦記』(未参戦)では守護天使ヒイロたちと同じ天使族で現在は地上暮らしの鍛冶師ジョワンとして登場。Jと1を合わせた名前でカードダス版では原典同様に左手は義手だが漫画版では普通の手になっている。仲間の4博士も正式名称不明だがアルガス4博士として登場し、原典同様に機兵開発を主に主人公チームを支援した。
- ただし、ヒイロは機兵乗りではなく、巨大変身スタイルゆえにジョワンはヒイロに対しては変身アイテムでもあるバスターソードの強化修復を行っている。
脚注[編集 | ソースを編集]
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