「血のバレンタイン」の版間の差分

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== 血のバレンタイン(Bloody Valentine) ==
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血のバレンタインとは、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』で起きた事件。
[[機動戦士ガンダムSEED]]』において、[[C.E.]]70年2月14日に発生した[[出来事|事件]]。
 
  
[[地球連合軍]][[核ミサイル|核攻撃]]によって[[プラント]]の農業コロニーである[[ユニウスセブン]]が破壊され、[[アスラン・ザラ]]の母親を始めとした24万3,724人の犠牲者を出した。結果的にはプラントは地球連合軍の虐殺と唱えたが、地球連合軍はプラントの謀略による[[自爆]]と断定し、[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]の決定的な引き金となる。
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== 概要 ==
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[[コズミック・イラ]]70年2月14日に発生した[[出来事|事件]][[地球連合軍]][[核ミサイル|核攻撃]]によって[[プラント]]の農業[[スペースコロニー|コロニー]]である[[ユニウスセブン]]が破壊され、'''24万3,721名'''の犠牲者を出した。
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漫画版機動戦士ガンダムSEED Reの描写によるとブルーコスモスシンパの地球連合軍大佐ウィリアム・サザーランドの独断により引き起こされたとされている。
  
公式年表によればこの3日前の2月11日に宣戦布告がなされ戦争が始まっているが、武力衝突が地球圏全域に拡大したのはこの事件の影響が大きいとナレーションとクルーゼの回想で解説されている。また、[[アスラン]]の戦う理由の1つとしても語られている。
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「血のバレンタイン」についてプラントは「地球連合軍による虐殺」と非難したが、[[地球連合]]は「プラントの謀略による[[自爆]]」と応酬した<ref>[[小説|小説版]]では、地球連合がコロニー・ユニウスセブンへの核攻撃を隠蔽するために「プラント側の自爆作戦」という苦しい言い訳に終始したのは、'''「地球連合政府上層部が[[ブルーコスモス]]の暴走によって独断で核攻撃が行われる事態を全く想定していなかった為」'''と説明されており、地球連合政府にとってもこの事件は不本意極まりないものだった。この経緯に関しては、TVシリーズ作中でもプラントへの再度核攻撃を推し進めるアズラエルに対し連合高官から指摘されている。</ref>。こうして、「血のバレンタイン」が[[第1次連合・プラント大戦]]の決定的な引き金となる<ref>
  
ちなみに同じ名称の事件と映画が現実に存在する。
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ちなみに、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の公式年表によれば、「血のバレンタイン」が起きた3日前の2月11日に宣戦布告がなされ[[第1次連合・プラント大戦|戦争]]が始まっているので、勘違いしている視聴者も多いが「血のバレンタインを受けてプラントが連合に宣戦布告した」という時系列を辿ったわけでは無い。しかしながら、「[[地球連合]]と[[プラント]]の武力衝突が[[地球|地球圏全域]]へと拡大するに至ったのは『血のバレンタイン』の影響が大きい」と[[ナレーション]]および[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の回想にて解説されている。</ref>。
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なお、「血のバレンタイン」の犠牲者の中には、レノア・ザラ([[パトリック・ザラ]]の妻で、[[アスラン・ザラ]]の母親)や、[[サトー]]の妻および娘もいた。「血のバレンタイン」はアスランが戦う理由の一つとしても語られており、パトリックおよび彼の遺志を継ぐと称する[[サトー]]ら元[[ザフト兵]]による地球連合への[[ブレイク・ザ・ワールド|報復攻撃]]を行う原因にもなった。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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=== [[αシリーズ]] ===
:物語の序盤で発生。リアル系ルートにて[[アルビオン隊]]が阻止しようとしたが、失敗してしまう。
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
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:物語の序盤で発生。本作は[[宇宙世紀]]準拠なので、実行犯([[ブルーコスモス]]のシンパ)は[[地球連邦軍]]の[[マゼラン改級戦艦]]に乗っている。リアル系ルートにて[[アルビオン隊]]が阻止しようとしたが、失敗してしまう。
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:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の時系列であるため[[前大戦|過去の出来事]]として語られる。
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:[[多元世界]]誕生前の時点で同じ世界に[[ザンボット3]]が存在していたためか、終盤に[[コンピュータドール第8号]]が「[[地球]]に住む生き物が引き起こした事件」の一つとしてこれを挙げている。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
:[[ナデシコ]]が[[火星]]へ向かっている際に、起きたことが語られる。旧[[シャッフル同盟]]が阻止しようとしていたが失敗し、このことで自分達の役目が終わり、新しい世代に託すべきだと悟った。
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:[[ナデシコ]]が[[火星]]へ向かっている際に起きたことが語られる。旧[[シャッフル同盟]]が阻止しようとしていたが失敗し、このことで「自分達の役目が終わり、新しい世代に託すべきだ」と悟った。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
:[[ゾヌーダ]]との激闘を終えた直後、地球連合軍の一部強硬派が核を使うとの報を受け[[ヴァルストーク]]が単身止めにいく。しかし[[ラダム]]や[[イバリューダー]]の妨害、さらに[[スキエンティア|未知の兵器]]との戦闘により間に合わず、この事件から第二部が始まる。
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:しかし、[[ラダム]]や[[イバリューダー]]の妨害、さらに[[スキエンティア|未知の兵器]]との戦闘「[[聖バレンタインの光]]」によって間に合わず、この事件から第2部が始まる。
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*現実世界において、「血のバレンタイン」という名称の事件や[[映画]]作品が存在している。
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2024年5月28日 (火) 18:40時点における最新版

血のバレンタインとは、『機動戦士ガンダムSEED』で起きた事件。

概要[編集 | ソースを編集]

コズミック・イラ70年2月14日に発生した事件地球連合軍核攻撃によってプラントの農業コロニーであるユニウスセブンが破壊され、24万3,721名の犠牲者を出した。 漫画版機動戦士ガンダムSEED Reの描写によるとブルーコスモスシンパの地球連合軍大佐ウィリアム・サザーランドの独断により引き起こされたとされている。

「血のバレンタイン」についてプラントは「地球連合軍による虐殺」と非難したが、地球連合は「プラントの謀略による自爆」と応酬した[1]。こうして、「血のバレンタイン」が第1次連合・プラント大戦の決定的な引き金となる[2]

なお、「血のバレンタイン」の犠牲者の中には、レノア・ザラ(パトリック・ザラの妻で、アスラン・ザラの母親)や、サトーの妻および娘もいた。「血のバレンタイン」はアスランが戦う理由の一つとしても語られており、パトリックおよび彼の遺志を継ぐと称するサトーら元ザフト兵による地球連合への報復攻撃を行う原因にもなった。

登場作品[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
物語の序盤で発生。本作は宇宙世紀準拠なので、実行犯(ブルーコスモスのシンパ)は地球連邦軍マゼラン改級戦艦に乗っている。リアル系ルートにてアルビオン隊が阻止しようとしたが、失敗してしまう。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の時系列であるため過去の出来事として語られる。
多元世界誕生前の時点で同じ世界にザンボット3が存在していたためか、終盤にコンピュータドール第8号が「地球に住む生き物が引き起こした事件」の一つとしてこれを挙げている。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
ナデシコ火星へ向かっている際に起きたことが語られる。旧シャッフル同盟が阻止しようとしていたが失敗し、このことで「自分達の役目が終わり、新しい世代に託すべきだ」と悟った。
スーパーロボット大戦W
ゾヌーダとの激闘を終えた直後、地球連合軍の一部強硬派が核を使うとの報を受けてヴァルストークが単身止めにいく。
しかし、ラダムイバリューダーの妨害、さらに未知の兵器との戦闘「聖バレンタインの光」によって間に合わず、この事件から第2部が始まる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 現実世界において、「血のバレンタイン」という名称の事件や映画作品が存在している。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 小説版では、地球連合がコロニー・ユニウスセブンへの核攻撃を隠蔽するために「プラント側の自爆作戦」という苦しい言い訳に終始したのは、「地球連合政府上層部がブルーコスモスの暴走によって独断で核攻撃が行われる事態を全く想定していなかった為」と説明されており、地球連合政府にとってもこの事件は不本意極まりないものだった。この経緯に関しては、TVシリーズ作中でもプラントへの再度核攻撃を推し進めるアズラエルに対し連合高官から指摘されている。
  2. ちなみに、『機動戦士ガンダムSEED』の公式年表によれば、「血のバレンタイン」が起きた3日前の2月11日に宣戦布告がなされ戦争が始まっているので、勘違いしている視聴者も多いが「血のバレンタインを受けてプラントが連合に宣戦布告した」という時系列を辿ったわけでは無い。しかしながら、「地球連合プラントの武力衝突が地球圏全域へと拡大するに至ったのは『血のバレンタイン』の影響が大きい」とナレーションおよびクルーゼの回想にて解説されている。

資料リンク[編集 | ソースを編集]