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サブ・フライト・システムなしで[[飛行]]可能なことが最大の特徴。ただし、大推力のジェットエンジンで強引に飛行させていることから飛行可能時間は短く、防御力や汎用性の低下を招き、武装も僅かしか装備していないため、UC87時代のモビルスーツにしては平凡な性能。
  
換装を行う事で[[宇宙]]でも使用可能で、その場合は大推力を制限なく活かすことが可能となり、ウェイブライダー形態の加速に追い縋るほどの機動力を発揮するなど、宇宙での運用こそ本領と言ってもいい。
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換装を行う事で[[宇宙]]でも使用可能で、その場合は大推力を制限なく活かすことが可能となり、ウェイブライダー形態の加速に追い縋るほどの機動力を発揮するなど、皮肉なことに宇宙での運用こそ本領と言ってもいい。
  
 
=== 劇中での様相 ===
 
=== 劇中での様相 ===

2019年7月5日 (金) 18:54時点における版

バイアラン
外国語表記 Byalant
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 藤田一己
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 局地戦用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 RX-160
頭頂高 18.6 m
本体重量 34.2 t
全備重量 54.7 t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 1,760 kw
スラスター推力

28,000 kg×1(腰部)
18,000 kg×2(バックパック)
11,200 kg×2(熱核ジェット)

総推力
86,400 kg
アポジモーター 13
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 9,890 m
開発 ティターンズ
所属 ティターンズ
主なパイロット ジェリド・メサ
テンプレートを表示

バイアランは『機動戦士Ζガンダム』の登場メカ

概要

ティターンズキリマンジャロ基地にて開発した試作型モビルスーツ変形やサブ・フライト・システムに頼らず、人型のまま地上を飛行することを目的として開発された機体。

サブ・フライト・システムなしで飛行可能なことが最大の特徴。ただし、大推力のジェットエンジンで強引に飛行させていることから飛行可能時間は短く、防御力や汎用性の低下を招き、武装も僅かしか装備していないため、UC87時代のモビルスーツにしては平凡な性能。

換装を行う事で宇宙でも使用可能で、その場合は大推力を制限なく活かすことが可能となり、ウェイブライダー形態の加速に追い縋るほどの機動力を発揮するなど、皮肉なことに宇宙での運用こそ本領と言ってもいい。

劇中での様相

キリマンジャロ攻防戦でジェリド・メサが搭乗し、カミーユ・ビダンΖガンダムと交戦するが、途中でカミーユを庇ったフォウ・ムラサメサイコガンダムを撃破している。その後、ダカールゼダンの門での戦闘に投入され、アポリー・ベイリック・ディアスを撃墜している。その直後に損傷し、ジェリドはバウンド・ドックに乗り換えた。なお、少数が生産されたのかジェリド搭乗機以外にもパラス・アテネの取り巻きの二機が確認されている。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
ジェリド・メサのほか、ライラ・ミラ・ライラも搭乗する。シナリオ「マリオネット・フォウ」で初登場。
第3次スーパーロボット大戦
中盤から登場する。珍しくネームドパイロットが搭乗しない。
第4次スーパーロボット大戦
主にティターンズの戦力として登場。他にもノイエDCもわずかに使用してくる。
序盤の友軍時のティターンズでは、ジェリド、カクリコンに加えて「恋人いる」ルートを通った場合の副主人公が乗っている。味方NPCとして他の敵をどんどん倒して経験値と資金を横取りしていくので要注意。幸い火力は非常に低い。後に敵として登場する副主人公を説得すれば同時に入手できる。
最初から2段階改造されており、飛行可能なので使い勝手がよい場面もある。空中と地上どちらでも戦えるが、空の地形適応のほうが高い。
敵としては性能は並だが、ネームドキャラが乗っていることが多く、飛行しているため地形に影響されずに強襲してくることもあり厄介。
第4次スーパーロボット大戦S
基本的には『第4次』と同じだが、本作の仕様で仲間にすると武器の改造が初期化される。武器が無改造だと火力が低く使い勝手がよくない。
スーパーロボット大戦F
ティターンズの機体だが、本作品の時点ではティターンズはまだ敵ではないので、ジェリド、ライラ、カクリコンが乗り、味方NPCとして戦闘に加わる。そこそこ程度の性能だが、敵が弱いオーラバトラーなのでどんどん敵を倒してしまって資金や経験値を奪っていく。他にもゲストポセイダル連合軍から基地を取り戻したあとにティターンズがおいしい所を持っていく演出時にも登場(戦闘はなし)する。
スーパーロボット大戦F完結編
ティターンズの戦力として登場。飛行していて移動後に接近戦も行えるので他のMSや可変したMA形態とは別に注意をする必要がある。ティターンズMSの中ではやたらと性能が高く、素の状態でHPが1万近くあり、運動性が150以上もある。華奢な見た目のわりには、装甲も同時期に登場するガブスレイアッシマー等よりも少し高い。元々が高めの性能なうえに、改造されてでてくることが多く、その場合HPが1万以上あったり運動性が180前後あったりして非常に手強い。ジェリドやゲーツ等のティターンズのネームドパイロットの多くが最初のほうはこれに乗ってくるので手強さに拍車がかかる。主に戦うのが10段階改造可能前なので、NTでも精神無しでの完全回避は難しい。それだけ強力な性能設定をされていながら入手資金が1400しかなくプレイヤーをがっかりさせる。射程が標準的なビームライフルと同程度しかなく長くはないので、射程外から攻撃するようにすると良い。ティターンズのジャブロー基地内に無人の警護用機として配置されている機体は、人工知能改搭載でパイロット能力は低いものの、妙に改造値が高く運動性が200あるので、油断するとあまり強くないユニットがけっこう削られる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
主にジェリドやカクリコンが搭乗し、一般兵も乗ってくる。マラサイよりは強いが大した敵ではない。
スーパーロボット大戦α外伝
ジェリド等、比較的名有りのパイロットが搭乗してくる。1話のゲットマシンや3話のバトルマシンでは相手をするのに流石にきついが、必中持ちのスーパー系や集中持ちのリアル系ならば十分に相手に出来る。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
ジェリドやマウアーが乗っている。そこそこ強い方か。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
アイムによってUCWから持ち込まれ、彼に協力しているリボンズ・アルマークが製作し、モビルドールとして運用されている。
他のモビルドール運用機と比べて取り立てて秀でた所が無く、モビルドール運用機の中ではトーラスと並ぶロースペック機だが、本作はモビルドールそのものの能力がかなり高いため油断は禁物である。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
一般兵用だが雑魚MSにしては硬い方で接近戦が強め。登場ステージでは制限時間内に大量に湧く敵機を落とさなくてはいけないため、倒すのに時間のかかるコイツはなるべく無視した方が得。

単独作品

スーパーロボット大戦64

装備・機能

武装・必殺武器

メガ粒子砲
両腕部に内蔵されている高出力ビーム砲。武装が貧弱と評される本機体であるが、出力が4.7MWあり、この時代のMSが装備するビームライフルと比較しても決して低威力ではない。
ビームサーベル
両腕部に格納。3本の指でつかめるように柄の形が三角形になっている。
原作では、キリマンジャロ基地においてカミーユΖガンダムを庇ったフォウは、この武器でサイコガンダムのコクピットを貫かれ、絶命してしまう。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「モビルスーツ戦~交戦~」
第4次』にて。

関連機体

バイアラン・カスタム
機動戦士ガンダムUC』に登場するバイアランの改修機。
バイアラン“イゾルデ”
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』(SRW未参戦)に登場するバイアランの改修機。ガンダムタイプのようなツインアイとなっている。

余談

  • 後の宇宙世紀における単独飛行できるモビルスーツは、0105年に開発されたミノフスキークラフト搭載型のΞガンダムペーネロペーの両機(改造機バイアラン・カスタムから9年後)まで待たねばならず、量産機までになるとさらに50年後のザンスカール帝国が開発した「ビームローター」や、Vガンダムの「ミノフスキーフライト・システム」と年月を費やしている。尤もな理由としてバイアラン開発以後は地上戦の減少(戦乱の減少)傾向があり、然して開発要素として取り上げれなかったと思われる。
  • 『Ζガンダム』放映当時から多くのガンダムファンに「虫っぽい」と散々言われてきた機体だが、『SDガンダム外伝』ではよりによってゴキブリのモンスターにされてしまった。いくらなんでもあんまりである。

商品情報

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