「ケリィ・レズナー」の版間の差分
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2016年10月18日 (火) 19:17時点における版
- 外国語表記:Kelley Layzner
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:玄田哲章
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:ジオン軍(一年戦争時)→民間人
- 階級:大尉(一年戦争時)
- キャラクターデザイン:川元利浩
概要
アナベル・ガトーとはかつての戦友同士で、一年戦争時に肩を並べて戦った元ジオン公国軍のモビルスーツパイロット。ソロモン攻防戦で片腕を失い、退役後は月の都市フォン・ブラウンでジャンク屋を営んでいた。
片腕を失った喪失感もあって一度は普通に生きようと考えたこともあったが、戦士として身体に染み付いた闘争心とプライドを忘れることが出来ず、ジャンク屋稼業の傍ら、操縦出来ないと分かっていながらモビルアーマー「ヴァル・ヴァロ」を回収したパーツから組み上げて秘匿するなど、ずっと悩み続けていた。しかし、戦友ガトーの誘いを切っ掛けにヴァル・ヴァロを片腕で操作できるよう改修して、デラーズ・フリートに参加する事を決意する。そんな中で失態から自信を失っていたコウと出会い、互いの信念をぶつけ合った結果意気投合、共にヴァル・ヴァロの改修作業を行うことになる。
しかし、ケリィの元に来た相手であるシーマ・ガラハウはヴァル・ヴァロだけを接収する腹積もりだったのを知って激怒。単身ヴァル・ヴァロに乗って出撃した。月面のクレーターでコウの乗るGP01Fbと激戦を繰り広げるが、最後はGP01Fbに撃墜されて戦死した。
ちなみに、松浦まさふみ氏の漫画版では、ヴァル・ヴァロで出撃しないため、単なる元ジオン兵のジャンク屋のおっさんという感が強い。
登場作品と役柄
『ギレンの野望』シリーズ等のガンダム関連ゲームではヴァル・ヴァロ以外の機体に乗せる事もできるのだが、SRWでは原作を反映してか終止ヴァル・ヴァロに乗って登場する。
原作では果たせなかったガトーとの再共闘は何度か実現しているが、フォン・ブラウンのイベントはAしか再現されていない為、コウとの関連性は薄い事もある。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- ノイエDC所属。原作通りヴァル・ヴァロに乗る。原作ではガトーに合流できなかったが、本作では合流を果たす。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- コウとの会話イベントが追加された。
- スーパーロボット大戦F完結編
- DC所属。ガトーと共に敵として登場。やはりヴァル・ヴァロに乗る。毒ガス作戦には嫌悪感を示しており、さらにこの作戦自体がロンド・ベルの目を引き付けるための囮で自らが捨て駒であることも察していたが、あくまでDCとして戦い、死亡した。
- 一方ポセイダルルートに進むと交戦機会もなくコロニー連合に打倒されてしまい、生死不明。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ジオン軍所属。敵として登場。
- 隠し要素のフラグにより味方としてスポット参戦する。スポット参戦とはいえ、彼を味方として使える唯一の作品。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ガトーとともにシャアのネオ・ジオンに参加。ただし、αではフォン・ブラウンの一件がないため、コウとの関わりは薄い。前作は生存したが、本作にて死亡する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- デラーズ・フリートに所属。コウとの絡みがないので、印象は薄い。今回出番は1回限り。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- いつものように月面マップに登場。今回も出番は1回限り。倒すとヴァル・ヴァロの入ったコンテナを落とす。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 登場するルートは限定で、しかもホンの数話だけ。しかし原作通りのコウに加え、『マジンガーZ』のボス、『機動戦艦ナデシコ』のリョーコと絡みが濃い為、かなり印象に残る。
現在のところ、フォン・ブラウンでの一件が再現されたのは本作のみである。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- アナベル・ガトー
- 友人、かつての戦友。彼の誘いでデラーズ・フリートへの参加を考えたが共闘は叶わなかった。
- コウ・ウラキ
- 月で偶然出会う。敵同士ながら互いの信念をぶつけ合い意気投合、ヴァル・ヴァロの修理を手伝う事に。しかし、それ故に最後は道を違え、そして図らずも彼との対決が待っていた。
- ニナ・パープルトン
- ガトーを交えて過去に面識があり、彼女がコウとの戦いを止めようとした際には驚いていた。
- シーマ・ガラハウ
- ヴァル・ヴァロのみを接収する為にケリィと接触。しかし部下の不用意な一言でそれがバレてしまいケリィは一人で出撃することになる。その後、不用意な発言をしたシーマの部下は、ザクIIで出撃という、強烈なお仕置きの末に、死亡している。
- カリウス・オットー
- 原作で会う場面は無いが、SRWではガトーを交えて共闘する事が多い。F完結編では毒ガス作戦にてケリィの部下となっており、作戦失敗をガトーに伝えるように命令した。
- ラトーラ・チャプラ
- SRW未登場。ケリィの世話をしていた女性。ケリィに好意を持っている故か再び戦場に出て欲しくはないと願っていた。
他作品との人間関係
- アムロ・レイ
- 松浦まさふみの漫画版ではアムロの乗るガンダムと交戦して左腕を失った設定。
- キシリア・ザビ
- F完結編では自分らを捨て駒にしようとした事で反感を持っていた。
- ボス
- Aではコウと一緒に、ヴァル・ヴァロの修復に手を貸す。本筋と関係ないが、ケリィのジャンク屋ならボスボロットが大量生産できそうな気がする。
- スバル・リョーコ
- Aではボス同様、ヴァル・ヴァロの修復作業を手伝った。
名台詞
- 「軍人なら「僕」なんて言うな」
- ケリィに助けられ「あの、僕は……」と戸惑うコウに対して。失態を犯して軍から脱走したコウにとっては痛烈な発言である。
- 「俺は負け犬にはならないぞ。どんなことがあってもな!」
- 「このままジャンク屋のオヤジになるもの悪かぁない。そう思ったさ。だが……違うんだな。こうやってジャンク屋の仕事をしてても何かこう、ここが自分の居場所だって気がしねえ。俺の胸の奥で何かが……やっぱり俺はパイロットなんだ」
- ケリィの正体を知ってもなお、パイロットの矜持を取り戻すためにヴァル・ヴァロの修復に手を貸すコウに胸を打たれたのか、作業をしながら自分の心の内をさらけ出す。コウもまたそんな彼の信念を見て、軍人として立ち直っていく。
- 「甘いぞ、ウラキ! 戦いに状況など選べはしない!」
- コウがガンダムのパイロットである事に驚きつつも、戦いを止めようとケリィに呼びかけるコウの言動を一蹴しての台詞。
- 「戦いは、生か死だ!」
- プラズマリーダーでガンダムを捕えて。SRWでも戦闘台詞としてよく使われている。
- 「ニナさん!?どうしてあなたが!」
- コウとの戦いに割り込んできたニナに対して。ニナと会うシーンの無かった彼がなぜ彼女を知っているのか。何の変哲もないように見えて、実はあのラストシーンへと繋がる重要な台詞。
ちなみに松浦まさふみの漫画版ではガトーと共に過去にニナに直接会っており、面識がある。 - 「ヴァル・ヴァロだぞ!」
- ヴァル・ヴァロの大型クローアームでガンダム試作1号機を挟んだ際の絶叫。
- 「へっ、そんな物は積み込んじゃいないぜ」
- ヴァル・ヴァロが撃墜された際に脱出を呼びかけたコウへの台詞。この直後、爆発に巻き込まないよう捕獲したガンダムの下半身をコウへ返し、炎の中へ消えていった。
- 「ウラキ、戦士として生きてみろ。それが倒した相手に対する礼儀だ!」
- 小説版での最期の台詞。
- 「ガトー、お前は充分に生きたよな」
- 松浦まさふみの漫画版より。原作と違い、星の屑作戦後も生き延びたケリィが亡きガトーを悼んでの台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「まだだ!まだ燃え尽きちゃいないっ!!」
- ダメージを与えた時によく出る。ちなみに原作で「まだ燃え尽きちゃいない」というケリィの心境を表したのは彼自身ではなく恋人のラトーラである。
- 「まさか…このヴァル・ヴァロが…な」
- 『IMPACT』第2部宇宙激震篇第22話「楽園への帰還」に於ける撃墜時に遺した辞世の句。ちなみにそのヴァル・ヴァロはこの後ロンド・ベル隊で(プレイヤー次第で)有効活用されてしまう羽目に。
搭乗機体
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