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;「シャア・アズナブル…僕の語ったニュータイプの意味は僕の主観に過ぎない」<br />「ニュータイプ主義者がそれを否定出来ないでいたのは彼らが呪縛に囚われていたためだ」<br />「それでいい。呪縛に囚われる事なく自分の信じた道を行く者こそ真のニュータイプなのだろう」
 
;「シャア・アズナブル…僕の語ったニュータイプの意味は僕の主観に過ぎない」<br />「ニュータイプ主義者がそれを否定出来ないでいたのは彼らが呪縛に囚われていたためだ」<br />「それでいい。呪縛に囚われる事なく自分の信じた道を行く者こそ真のニュータイプなのだろう」
 
:Zにて、自身のニュータイプ論に関しての[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]へのフォロー。
 
:Zにて、自身のニュータイプ論に関しての[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]へのフォロー。
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;「既に知ってのとおり、黒歴史と呼ばれる時代はシャア・アズナブルのアクシズ落としに端を発している」<BR/>「それにより地球は核の冬を迎えた。だが、それでも人類は戦争をやめなかった」<BR/>「それは人類同士だけではない。異星人を含む様々な外敵と人類は戦い続けた」<BR/>「そうだ。だが、[[∀ガンダム|そこ]]に至るまでに人類は様々な方法で地球の環境回復を試みた」<BR/>「その一つがナノマシンによる海洋汚染の除去、通称、翠星蟲計画だ」<BR/>「そして、海洋環境の改善と調査のために造られた船の一つがガルガンティア号だ」<BR/>「彼らの使命は海洋で生活し、生命の母である海の環境を回復させることだった」
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:[[残されの海]]の真相。
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;「そうせざるを得なかった、というべきかも知れない」<BR/>「だが、月光蝶が発動する前に汚染された地球を捨て、銀河に新天地を求めた一団がいた」<BR/>「彼らはイボルバーを名乗り、環境に適応するために人為的に進化しようとした」<BR/>(中略)<BR/>「イボルバー……後にヒディアーズと呼ばれる人類は銀河へと旅立った」<BR/>「残った人類は環境が回復するまで、[[ムーンレィス|月]]や[[宇宙革命軍|コロニー]]に移住することを決めた」<BR/>「だが、その後も人類の意見は割れ、一部は強引に地球に降り、[[イノセント|環境調整されたドーム内での生活]]を選び……またある者は環境が回復するまで[[シベリア鉄道公社|比較的、汚染の少なかった高緯度などで生活すること]]を選んだ」
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:UCWにおける月光蝶発動後の顛末。
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;「これらの情報はソレスタルビーイングのヴェーダから得ている」<BR/>「我々は同じ目的によって造られている。ゆえに共通のコードを持たされているのだ」
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;「月光蝶は当時の戦いを集結させるため、無差別とも言えるナノマシンの散布で文明を葬ろうとしたとされている」<BR/>「その側面があったのは事実だ。だが、隠された意図として人類は一度文明を捨てなければならなかったのだ」<BR/>「それこそがクロノの意志だ」<BR/>「彼らは進化の萌芽としてニュータイプを恐れた」<BR/>「馬鹿げた話だが、彼らはその意味を知らず、ただ能力を持つ人間を進化の形だとしたのだろう」<BR/>「真実を知らない彼らは、図らずも私に、進化の形の一つである永遠を与えることになった」
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:月光蝶発動の目的。この後ラプラスの箱と月にあったものについて述べようとするが、ミカゲの介入により阻止され失敗。この真相は、後にイオリア・エルガン・サイアムの三者が用意していた計画によって暴かれることになる。
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;「死すこと……それも生物に与えられた権利なんだよ」
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:ティファに対して。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

2015年6月27日 (土) 16:03時点における版

D.O.M.E.

Depths Of Mind Elevating」の略称。『機動新世紀ガンダムX』に登場した、マイクロウェーブ送信施設の中枢。そして、その中枢であるD.O.M.E.に組み込まれた(ガンダムXの世界における)人類初のニュータイプでもある。序盤から何度かティファ・アディールと交信し、終盤ではその存在が語られている。そして、最終2話で登場しガロード・ランフロスト兄弟の確執を除く全ての問題にケリをつけた。登場時は既に意識体になっている。

人類初のニュータイプであったD.O.M.E.は、その存在を宇宙革命軍に利用される事を恐れた旧連邦により、遺伝子レベルまで分解され、その情報をD.O.M.E.建設の際にシステムに組み込んだ。それによりビットモビルスーツによる迎撃システムやサテライトシステムの制御等を行った物と思われるが、それを設計した連邦はD.O.M.E.そのものは死んだと思っていたようだ。

幾度にも渡る宇宙革命軍の接触を全てビットMSで撃退したが、ティファに呼びかけてD.O.M.E.へと導き、ティファの意思により関係者を「真実を知るべき者」として召集し、ニュータイプにこだわった各人を説き伏せた。

最終的には月面施設上空で起こったサテライトキャノンとサテライトランチャーの撃ち合いの末に、フロスト兄弟とその機体と共に施設が全壊したため、D.O.M.E.も消滅したものと思われる。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
黒歴史の眠る場所にもなっている。進入には月の女王ニュータイプが必要。目覚める際にティファの他、シャクティと感応するイベントもある。目覚めた際には、「サイキッカーサイコドライバーも幻想でしかない」との台詞もある。護衛にD.O.M.E.Gビットの他に、量産型ヒュッケバインMk-II量産型グルンガスト弐式も出現するが、彼が操っているかは不明。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
α外伝同様、黒歴史の眠る場所にもなっている。何故か自分を『僕達』と複数形で呼び、複数のニュータイプの意思が交じり合ったかのような描写がなされているが、詳細は不明(天獄篇では「ワイズマンに似ている」とキリコが評しており、疑似的な真化を目指したものと推察される)。
なお、α外伝Rでは宇宙世紀ニュータイプに配慮しているのか、NTに関する結論を割と濁したものにしていたのに対し、今回はニュータイプ論提唱者の息子の目の前でバッサリと切り捨てている(この時、アムロが慌てて「自分たちの世界の事ではない」とクワトロをなだめている)。一応、「大切なのは信じる事」と後に言っている。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
直接の登場はないが、今作において「Z」世界のD.O.M.E.の建造に平行世界ジ・エーデル・ベルナルの誰かが関わっていたらしい事がエルガン・ローディックから明らかになっている。ただし関わっていたのは「Z」に登場したジ・エーデルではないと思われる。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
ガンダムX自体が参戦していないため、「月の記録者」とぼかした表現をされている。終盤、Zにおいて語られたシャアが本来行っていたはずの最悪の未来別の人物によって引き起こされそうになる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
Zにおいて語られた黒歴史の更なる奥底を知るために再び訪れる事になる。ヒディアーズ誕生の経緯やガルガンティア船団の本来の目的が説明された。また、ヴェーダにアクセスして世界の情報を収集していた事や、ヴェーダが同様の目的で作られたシステムであったが故にADWでもサテライトキャノンが使用できた事も明かされた。
しかし、月光蝶により文明が衰退せざるを得なかった理由やラプラスの箱の真実等を語ろうとした矢先、ミカゲの襲撃により施設が破壊され、D.O.M.E.の意志は消滅してしまった。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
デュミナスとの接触があり、彼の依頼を受けてビットMSでコロニーレーザーを破壊。また、月面施設はデビルガンダムの巣窟となっている。

人間関係

ティファ・アディール
何度かの交信を経て、最終的に力と真実とを求めたティファに応えて、月面の施設へと導いた。人々にニュータイプと呼ばれ自らの力に戸惑うティファに対し、ニュータイプという言葉を捨てろと助言した。
フィクス・ブラッドマン
ティファの希望により、真実を知るべき者としてビットMSを操り月面の施設へと誘導した。「ニュータイプを利用しようとした者」として、その意見を否定した。
ザイデル・ラッソ
ティファの希望により、真実を知るべき者としてビットMSを操り月面の施設へと誘導した。「ニュータイプを神と崇める者」として、それは幻想であると否定した。
ジャミル・ニート
ティファの希望により、真実を知るべき者としてビットMSを操り月面の施設へと誘導した。「先の大戦で自分がニュータイプとして見た刻と未来は何だったのか」と問われ、「どんな未来もそれを現実にする意思と行動が無ければ無意味」と答え、ジャミルの心の枷を取り払った。
ガロード・ラン
ティファの予見した未来を悉く変えてきた彼を「新しい時代を作る力」の例として挙げた。

他作品との人間関係

ディアナ・ソレル
α外伝Zでは、彼女によって封印を解かれる事になる。
デュミナス
Rではデュミナスから接触があり、彼の依頼でダリア作戦用のコロニーレーザーを破壊する。
アムロ・レイ
クワトロ・バジーナら他のニュータイプ共々彼と接触、彼の語るニュータイプ論を受け入れることになる。
ジ・エーデル・ベルナル
どこかの世界のジ・エーデルがD.O.M.E.建設に携わっていたのだろうと、エルガンは推測していた。

名台詞

「私はD.O.M.E.…かつてニュータイプと呼ばれた者」
第38話タイトル。ティファの呼びかけに応じてD.O.M.E.が集めた、真実を知るべき者たちに向けて発した言葉。
「あの時…(略)…道を示すべき大人たちは沈黙し、繁栄と虚無とのハザマで、僕たちは何かを求め続けていた。そんな時代に戦争が起こり、やがて僕が生まれた。僕になぜ力があったのか? それは僕自身にもわからない。人が言うように、時代が生んだ突然変異だったのかもしれない。だが僕は道を見失った人たちにとって、新しい価値観となってしまった。それが、ニュータイプという言葉だった」
D.O.M.Eが語る、ニュータイプについての真相。特に前半部分が、今にも通じることのような気がするのは気のせいだろうか?
「その心の強さが君に未来を変える力を与えたんだ。そして、それは戦争を知らない世代に共通した希望の光だ。古い時代に左右されず、新しい時代を生きる力がある。」
「そう、全ては幻だ。たとえどんな未来が見えたとしても、それを現実にしようとしない限り、それは手には入らないのだから…」
「『ニュータイプ』を求めて旅をする時代は、もう終わったんだよ。そして君たちは新しい未来を作っていかなければならない」
ジャミルの、「自分が見た未来は幻だったのか?」という問いに対する答え。ガンダムXの主題である。

スパロボシリーズの名台詞

「私はD.O.M.E.…黒歴史を封印する者」
α外伝における上記の言葉のアレンジ。
「私はD.O.M.E.…。かつてニュータイプと呼ばれた者達」
「そして、黒歴史を記録し、人類の行き先を観測する者…」
Zにおける上記の言葉のアレンジ。
「シャア・アズナブル…僕の語ったニュータイプの意味は僕の主観に過ぎない」
「ニュータイプ主義者がそれを否定出来ないでいたのは彼らが呪縛に囚われていたためだ」
「それでいい。呪縛に囚われる事なく自分の信じた道を行く者こそ真のニュータイプなのだろう」
Zにて、自身のニュータイプ論に関してのクワトロへのフォロー。
「既に知ってのとおり、黒歴史と呼ばれる時代はシャア・アズナブルのアクシズ落としに端を発している」
「それにより地球は核の冬を迎えた。だが、それでも人類は戦争をやめなかった」
「それは人類同士だけではない。異星人を含む様々な外敵と人類は戦い続けた」
「そうだ。だが、そこに至るまでに人類は様々な方法で地球の環境回復を試みた」
「その一つがナノマシンによる海洋汚染の除去、通称、翠星蟲計画だ」
「そして、海洋環境の改善と調査のために造られた船の一つがガルガンティア号だ」
「彼らの使命は海洋で生活し、生命の母である海の環境を回復させることだった」
残されの海の真相。
「そうせざるを得なかった、というべきかも知れない」
「だが、月光蝶が発動する前に汚染された地球を捨て、銀河に新天地を求めた一団がいた」
「彼らはイボルバーを名乗り、環境に適応するために人為的に進化しようとした」
(中略)
「イボルバー……後にヒディアーズと呼ばれる人類は銀河へと旅立った」
「残った人類は環境が回復するまで、コロニーに移住することを決めた」
「だが、その後も人類の意見は割れ、一部は強引に地球に降り、環境調整されたドーム内での生活を選び……またある者は環境が回復するまで比較的、汚染の少なかった高緯度などで生活することを選んだ」
UCWにおける月光蝶発動後の顛末。
「これらの情報はソレスタルビーイングのヴェーダから得ている」
「我々は同じ目的によって造られている。ゆえに共通のコードを持たされているのだ」
「月光蝶は当時の戦いを集結させるため、無差別とも言えるナノマシンの散布で文明を葬ろうとしたとされている」
「その側面があったのは事実だ。だが、隠された意図として人類は一度文明を捨てなければならなかったのだ」
「それこそがクロノの意志だ」
「彼らは進化の萌芽としてニュータイプを恐れた」
「馬鹿げた話だが、彼らはその意味を知らず、ただ能力を持つ人間を進化の形だとしたのだろう」
「真実を知らない彼らは、図らずも私に、進化の形の一つである永遠を与えることになった」
月光蝶発動の目的。この後ラプラスの箱と月にあったものについて述べようとするが、ミカゲの介入により阻止され失敗。この真相は、後にイオリア・エルガン・サイアムの三者が用意していた計画によって暴かれることになる。
「死すこと……それも生物に与えられた権利なんだよ」
ティファに対して。

余談

  • 当初、(ガンダムXの世界における)ファースト・ニュータイプである事から宇宙世紀のNT代表格であるアムロの声優である古谷徹氏を起用する案もあった。しかし、「D.O.M.E.の声を古谷氏にすると、劇中のニュータイプという言葉に込めた意味が誤って伝わってしまう」という高松信司監督の意向により、その案は却下される。その結果として、D.O.M.E.役の声優は劇中ナレーションを務めている光岡湧太郎氏が担当することなったという経緯がある。

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