「バクゥ」の版間の差分

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見た目は「[[モビルアーマー]]」のようだが、'''「四足獣型のモビルスーツ」'''という分類である。
  
 
=== 機体概要 ===
 
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地盤や地形の悪い環境下での走破性や機動性を主眼においており、そのために人型を捨てて獣型の四脚歩行方式が採用されている。
 
地盤や地形の悪い環境下での走破性や機動性を主眼においており、そのために人型を捨てて獣型の四脚歩行方式が採用されている。
  
また、脚部にはキャタピラが備えられており、足を畳んで姿勢を低くする事で戦車のように移動する事が出来る。構造上、仰向けに転倒してしまうと起き上がりにくいという弱点がある。
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また、脚部にはキャタピラが備えられており、足を畳んで姿勢を低くする事で戦車のように移動する事が出来る。しかし構造上、仰向けに転倒してしまうと起き上がりにくいという弱点がある。
  
 
その地上戦の能力から、「陸の王者」と称された機体である。レールガン装備とミサイルポッド装備の2種類のバージョンが存在し、どちらもSRWに登場している。
 
その地上戦の能力から、「陸の王者」と称された機体である。レールガン装備とミサイルポッド装備の2種類のバージョンが存在し、どちらもSRWに登場している。
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:機体サイズSに加えて陸適応Sの為、アムロなどのリアル系エースパイロットでも命中率がかなり低くなってしまう。その為に意外に苦戦させられる強敵である。砂漠特化MSが自軍を苦しめるというシチュエーションはさながら[[第2次スーパーロボット大戦α|前作]]のキンバライト基地所属[[ザクIIF2型 |ザクIIF2型]]を彷彿とさせる。
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:レールガン装備型のバクゥを味方ユニットとして1機入手可能だが、それほど強力ではない上に無改造で入手する為、使用する機会は少ない。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
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:上と同じ。[[周回プレイ|2周目以降]]はショップでレールガン装備型とミサイルポッド装備型が1機ずつ購入できる。とはいえ、より高性能な[[ラゴゥ]]も購入できるし、武装の少なさもあって趣味の機体である事は否めない。
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
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:同じ獣型メカの[[ゾイド]]と共演するも、絡みは少ない。
 
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:[[ケルベロスバクゥハウンド]]がビーム兵器メインなのに対し、こちらは実弾兵装メインなので、[[アークエンジェル]]にとっては厄介な敵であると言える。
:ちなみに唯一の『[[機動戦士ガンダムSEED]]』からの参戦機体である<ref>[[エールストライクガンダム|ストライク]]や[[フリーダムガンダム|フリーダム]]などは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』が出典となっている。</ref>。
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== 装備・機能 ==
 
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:後期生産型に装備された頭部のビームソード。両端からビーム刃が出る柄を咥えている様は、まるで骨を咥えた犬のようである。
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:SRWでは全てのバクゥに標準装備されている。
 
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== 対決・名場面 ==
 
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;対ミサイル装備の戦闘車両(名称不明)
 
;対ミサイル装備の戦闘車両(名称不明)
:アラスカでの戦いで、'''ミサイル装備の戦闘車両(名称不明)の攻撃を食らって行動不能に陥る'''バクゥが存在した。バクゥの不名誉な場面と言うか、性能で圧倒的に劣る戦闘車両の名場面というか。
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:アラスカでの戦いで、'''ミサイル装備の戦闘車両(名称不明)の攻撃を食らって行動不能に陥る'''バクゥが存在した。
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:バクゥの不名誉な場面と言うか、「性能で圧倒的に劣る戦闘車両の名場面」というか。
 
;対[[デストロイガンダム]]
 
;対[[デストロイガンダム]]
:欧州進攻の際に、デストロイの圧倒的な火砲を潜り抜けて接近するも、手の部分で叩き落とされて、そのまま'''踏み潰されて撃破'''されてしまった。デストロイの巨大さが一目で分かるシーンである<ref>実際はかなり誇張された演出である。</ref>。
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:[[ヨーロッパ|欧州]]侵攻の際に、デストロイの圧倒的な火砲を潜り抜けて接近するも、手の部分で叩き落とされて、そのまま'''踏み潰されて撃破'''されてしまった。デストロイの巨大さが一目で分かるシーンである<ref>実際はかなり誇張された演出である。</ref>。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
 
;バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ
 
;バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ
:『機動戦士ガンダムSEED MSV』、『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』に登場。[[アンドリュー・バルトフェルド]]の専用機で、ラゴゥのプロトタイプと言うべき機体。コクピットは複座式で、動力系などにも改良が加えられている。当初は実戦での運用は想定されていなかったが、本機の性能に魅せられたバルトフェルドが強引に徴用して自らの専用機とした。戸田版アストレイRにて、[[イライジャ・キール|イライジャ]]と[[ロレッタ・アジャー|ロレッタ]]がロウ達の危機を救うために搭乗して、その後はロウ達が受領、武装を取り外して樹里がメインで使用している<ref>彼女はナチュラルなのでリーアムやG・Gのサポートを受けないとキチンと操縦出来ない。</ref>。宇宙でも使用可能、と言っても漂流物が無ければ身動きが取れなくなる。なお、樹里の機体となった姿を見たバルトフェルドは「'''凶暴な虎が可愛い猫になっちまったな'''」と漏らしていた。SRW未登場。
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:『機動戦士ガンダムSEED MSV』『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』に登場。[[アンドリュー・バルトフェルド]]の専用機で、ラゴゥのプロトタイプと言うべき機体。コクピットは複座式で、動力系等にも改良が加えられている。
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:当初は実戦での運用は想定されていなかったが、本機の性能に魅せられたバルトフェルドが強引に徴用して自らの専用機とした。戸田版アストレイRにて、[[イライジャ・キール|イライジャ]]と[[ロレッタ・アジャー|ロレッタ]]が[[ロウ・ギュール|ロウ]]達の危機を救うために搭乗して、その後はロウ達が受領、武装を取り外して樹里がメインで使用している<ref>ロレッタは[[ナチュラル]]なので[[リーアム・ガーフィールド|リーアム]]や[[キャプテンG・G]]のサポートを受けないとキチンと操縦出来ない。</ref>。宇宙でも使用可能、と言っても漂流物が無ければ身動きが取れなくなる。
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:なお、樹里の機体となった姿を見たバルトフェルドは'''「凶暴な虎が可愛い猫になっちまったな」'''と漏らしていた。SRW未登場。
 
;バクゥ戦術偵察タイプ
 
;バクゥ戦術偵察タイプ
 
:当機を地上での偵察行動を目的とした派生機。レールガンがセンサードームとレーザー砲に換装され、ビームサーベルを装備されており、ザフト初のビーム兵器搭載量産機でもある。SRW未登場。
 
:当機を地上での偵察行動を目的とした派生機。レールガンがセンサードームとレーザー砲に換装され、ビームサーベルを装備されており、ザフト初のビーム兵器搭載量産機でもある。SRW未登場。
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::ケルベロスウィザードを装備した状態。
 
::ケルベロスウィザードを装備した状態。
 
;[[ラゴゥ]]
 
;[[ラゴゥ]]
:バクゥの上位機種にあたる指揮官機の四足獣型MS。
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=== 関連機 ===
 
=== 関連機 ===
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;ガズウート
 
;ガズウート
 
:ザウートの改修機。肩部の実弾兵器からビーム兵器に換装された。SRW未登場。
 
:ザウートの改修機。肩部の実弾兵器からビーム兵器に換装された。SRW未登場。
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== 余談 ==
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*(一応、モビルスーツでありながら)四足獣型の外見を持つ故に、『SEED』放送当時は一部の視聴者から'''「[[ゾイド]]を連想させる」'''と評されている。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2020年1月1日 (水) 13:07時点における版

バクゥ
外国語表記 BuCUE
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 陸戦用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 TMF/A-802
全長 11.07m
重量 69.30t
動力 燃料電池
開発 ザフト
所属 ザフト
主なパイロット アンドリュー・バルトフェルド
テンプレートを表示

バクゥは『ガンダムシリーズ』の登場メカ

概要

ザフトが開発した陸戦用モビルスーツ

見た目は「モビルアーマー」のようだが、「四足獣型のモビルスーツ」という分類である。

機体概要

地盤や地形の悪い環境下での走破性や機動性を主眼においており、そのために人型を捨てて獣型の四脚歩行方式が採用されている。

また、脚部にはキャタピラが備えられており、足を畳んで姿勢を低くする事で戦車のように移動する事が出来る。しかし構造上、仰向けに転倒してしまうと起き上がりにくいという弱点がある。

その地上戦の能力から、「陸の王者」と称された機体である。レールガン装備とミサイルポッド装備の2種類のバージョンが存在し、どちらもSRWに登場している。

後に連合軍から強奪したGAT-Xシリーズの技術を流用して造ったビームサーベルを装備した後期型が生産されるようになった。

劇中での活躍

劇中ではアンドリュー・バルトフェルドらが搭乗し、地上戦に慣れていないアークエンジェルストライクガンダムを大いに苦しめた。その後もオペレーション・スピットブレイクなどで投入された。C.E.73時にも運用が確認されている。

TV本編ではキャタピラ移動形態で横にスライド移動するという謎の機動でストライクを翻弄しており、ザフト脅威の技術力と言えよう。

登場作品と操縦者

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
機体サイズSに加えて陸適応Sの為、アムロなどのリアル系エースパイロットでも命中率がかなり低くなってしまう。その為に意外に苦戦させられる強敵である。砂漠特化MSが自軍を苦しめるというシチュエーションはさながら前作のキンバライト基地所属ザクIIF2型を彷彿とさせる。
レールガン装備型のバクゥを味方ユニットとして1機入手可能だが、それほど強力ではない上に無改造で入手する為、使用する機会は少ない。
また、序盤に地球降下ルートを選択した場合にのみ、マーチン・ダコスタが本機のパイロットとしてスポット参戦する。ラゴゥを入手する条件を満たす為には、多少は使う必要がある。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
陸適応がAに落ち、普通のMSに。
スーパーロボット大戦W
上と同じ。2周目以降はショップでレールガン装備型とミサイルポッド装備型が1機ずつ購入できる。とはいえ、より高性能なラゴゥも購入できるし、武装の少なさもあって趣味の機体である事は否めない。
スーパーロボット大戦K
同じ獣型メカのゾイドと共演するも、絡みは少ない。
ケルベロスバクゥハウンドがビーム兵器メインなのに対し、こちらは実弾兵装メインなので、アークエンジェルにとっては厄介な敵であると言える。
ちなみに唯一の『機動戦士ガンダムSEED』からの参戦機体である[1]

装備・機能

武装・必殺武器

本体武装

2連装ビームサーベル
後期生産型に装備された頭部のビームソード。両端からビーム刃が出る柄を咥えている様は、まるで骨を咥えた犬のようである。
SRWでは全てのバクゥに標準装備されている。

選択装備

背部ターレットにどちらかを装備。

450mm2連装レールガン
射程に優れる。
400mm13連装ミサイルポッド
命中率に優れる。

特殊能力

剣装備、銃装備
切り払い撃ち落としを発動。

移動タイプ

ホバー

サイズ

S
第3次α
M
携帯機シリーズ

機体BGM

「INVOKE」
第3次α』で採用。

対決・名場面

対ミサイル装備の戦闘車両(名称不明)
アラスカでの戦いで、ミサイル装備の戦闘車両(名称不明)の攻撃を食らって行動不能に陥るバクゥが存在した。
バクゥの不名誉な場面と言うか、「性能で圧倒的に劣る戦闘車両の名場面」というか。
デストロイガンダム
欧州侵攻の際に、デストロイの圧倒的な火砲を潜り抜けて接近するも、手の部分で叩き落とされて、そのまま踏み潰されて撃破されてしまった。デストロイの巨大さが一目で分かるシーンである[2]

関連機体

強化型・バリエーション機

バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ
『機動戦士ガンダムSEED MSV』『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場。アンドリュー・バルトフェルドの専用機で、ラゴゥのプロトタイプと言うべき機体。コクピットは複座式で、動力系等にも改良が加えられている。
当初は実戦での運用は想定されていなかったが、本機の性能に魅せられたバルトフェルドが強引に徴用して自らの専用機とした。戸田版アストレイRにて、イライジャロレッタロウ達の危機を救うために搭乗して、その後はロウ達が受領、武装を取り外して樹里がメインで使用している[3]。宇宙でも使用可能、と言っても漂流物が無ければ身動きが取れなくなる。
なお、樹里の機体となった姿を見たバルトフェルドは「凶暴な虎が可愛い猫になっちまったな」と漏らしていた。SRW未登場。
バクゥ戦術偵察タイプ
当機を地上での偵察行動を目的とした派生機。レールガンがセンサードームとレーザー砲に換装され、ビームサーベルを装備されており、ザフト初のビーム兵器搭載量産機でもある。SRW未登場。
バクゥハウンド
本機の強化型。
ケルベロスバクゥハウンド
ケルベロスウィザードを装備した状態。
ラゴゥ
バクゥの上位機種にあたる指揮官機の四足獣型MS。

関連機

ザウート
当機が導入される前の主力機。導入後はサポートや拠点防衛に運用。SRW未登場。
ガズウート
ザウートの改修機。肩部の実弾兵器からビーム兵器に換装された。SRW未登場。

余談 

  • (一応、モビルスーツでありながら)四足獣型の外見を持つ故に、『SEED』放送当時は一部の視聴者からゾイドを連想させる」と評されている。

脚注

  1. ストライクフリーダム等は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が出典となっている。
  2. 実際はかなり誇張された演出である。
  3. ロレッタはナチュラルなのでリーアムキャプテンG・Gのサポートを受けないとキチンと操縦出来ない。

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