リュウセイ・ダテ
リュウセイ・ダテ(伊達隆聖 / Ryusei Date)
- 登場作品:超機大戦SRX(バンプレストオリジナル)
- 新スーパーロボット大戦
- リアルロボッツファイナルアタック
- スーパーロボットスピリッツ
- リアルロボット戦線
- スーパーヒーロー作戦
- スーパーロボット大戦α(DC版)
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
- Another Century's Episode:R
- 声優:三木眞一郎
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 年齢:18歳
- 誕生日:8月8日
- 身長:177 cm
- 体重:68 kg
- 出身:日本
- 所属:地球連邦軍(『スーパーヒーロー作戦』ではTDF=地球防衛軍)極東支部・SRXチーム
- 階級:曹長→少尉
バンプレストのオリジナル企画『超機大戦SRX』の主人公。漢字では「伊達隆聖」と書く。基本的には「リュウセイ」或いは君付けで呼ばれることが多い。「リュウ」という愛称もあるが、そう呼ぶのはアヤとマイ、母親のユキコの3人のみである。αのみライも一度呼んだことがある。
体感格闘ゲーム「バーニングPT」においては全国でも有数のプレイヤーであったが、実はこのゲームはT-LINKシステムに適合可能な念動力の素質を持つ者を発掘する為に軍によって開発されたものであり、全国大会で優秀な成績を収めたことで(DW、OGSではテンザンに敗れ準優勝。OG1ではテンザン辞退のため優勝)軍からのスカウトを受けることになる。だが、彼は特脳研の被験体だった母ユキコから強力な念動力の素質を受け継いでおり、既にその情報を把握していたイングラムは、最初から彼を軍に引き入れるつもりであった。イングラムの計らいで直属のSRXチーム所属となり、R-1及び合体形態であるSRXのメインパイロットとして戦場に出た彼は、DCに所属しライバル関係となったテンザンとの戦いや、彼を戦いに巻き込んだ張本人であるイングラムとの離反・決別などの苦難を乗り越え、その素質を開花させていくことになる。
バーニングPTが戦闘シミュレーターとして機能していたのか、実は射撃の名手という設定もある。αではこの特技を理由に生身での護衛役に抜擢された事があるが、OGでそれを示唆する描写は今の所、未完成のR-1でミサイルを狙撃した事くらい。ゲーム中では射撃と格闘が同程度の値で、高水準でバランスの取れた能力を持つため、格闘系・射撃系双方に強力な武器を持つSRX・バンプレイオスの能力を十分に引き出すことが可能となっている。
性格
明朗快活・裏表の無い熱血漢であるが、恋愛に関しては基本的に鈍感。OGシリーズではラトゥーニ(ラト)、マイの2人から想いを寄せられているのに全く気づかず、ラトとのデート(ゲームセンター)も、リュウセイ自身はデートとは全く思っていないようであった。ただ、「新」ではアヤとの初対面の際に彼女を「美人」と評したり、『無敵ロボ トライダーG7』の砂原郁絵をデートに誘っていたりするので、女性に全く関心が無いわけではないらしい。またGBA版のOGではクスハの想いに気付きながらも応えられないとしてブリットに彼女を託していたり、ライを慕うシャインの想いに気付いていたりするなど、割合色恋に敏感な描写も多い。或いは、単に年下の彼女達を恋愛対象として見ていないだけなのかもしれない。
もう一点、彼のパーソナリティとして欠かせないのが「重度のスーパーロボットアニメオタク」という点である。OGシリーズでは、自分の愛機R-1を初めて見た時にリアルロボットである事を嘆いたり(すぐに愛着を持ったが)、龍虎王を見た時はクスハを羨ましがったり、またGサンダーゲートを一見しただけでコンパチブルカイザーとのディテールの類似性を見抜き、合体機構を有しているのではないかという推察を見せるなど、ロボットアニメマニアの名に恥じない情熱と造詣の深さを見せつけてくれる。また、彼は各種武器の名称を必殺技風のちょっとダサめのネーミングに勝手に改名する癖がある(俗に「リュウセイ病」とも呼ばれる)。この点は当初はライなどから冷たくあしらわれていたが、シリーズが進むに従い他キャラの理解も得られるようになってきたようで、口調が伝染することすら起こるようになった(特に症状が深刻なのはラトゥーニ等)。
勿論、版権作品が登場するシリーズでは各種スーパーロボットに異常なまでの関心を見せ、またロボット好きという設定のあるキャラクター(主にノリコ等)とは深い親交を持ったりもする。更に、女性型のロボットを見ると『惚れた』『可愛い』と口にするあたり、そういった属性も備えているようである(ヴァルシオーネ、アンジュルグ、フェアリオン、フェイ・イェン・ザ・ナイト、光竜、闇竜・・・と、彼と共演した女性型ロボは大半が彼の眼鏡にかなっているようである)。
なお、上記の通りスーパーロボットに強い関心を見せるが、他にもリアル系作品の戦艦であるマクロスの変形を「あれはすごかった…」と驚嘆していたり、そもそも自分の搭乗機がリアル系であり、最初こそ不服を漏らすものの、すぐに愛着を見せたり、軍の新型量産機のお披露目を楽しみにしていたりと、リアル系ロボットなどにもそれなりに関心はある模様。
初登場時からの変遷
後述の通り、初登場作品である『新スーパーロボット大戦』では新兵ということもあり、かなりふざけた性格でおちゃらけた三枚目キャラという立ち位置であった。『スーパーロボットスピリッツ』の前日談小説では、その後の闘いや投獄で人間的に成長を遂げたことが明かされ、αシリーズに登場する際には、『スーパーロボットスピリッツ』での言動が採用されて現在に至っている。
OGシリーズではリュウセイの成長が再び描かれることになるのだが、『新』で見られた言動の多くは採用されておらず、オールドファンからは『良くも悪くも優等生化した』とも言われているようである。変更された設定で特に目立つ点は「命を大事にする」という王道主人公的な側面である。OGシリーズではゲーム大会の賞金を母親の入院費に充てようとしたり、軍人になった理由も母に満足な治療を受けさせる為だったりと、一貫して母親想いの一面がクローズアップされている。また、ラトゥーニがスクールで受けた扱いや、宿敵のテンザンが辿った悲惨な末路などから、人間の記憶や感情を操作し、実験動物として扱う相手に対しては怒りを隠さない。
また、登場当初は上官に対しても敬語を使わないキャラだったが、OG2以後は上官に敬語を用いるなど軍人としても成長を遂げている。そのため、OG1では呼び捨てにしていたキョウスケを「キョウスケ中尉」と呼んだりしている。ただ、基本的にですます口調で話す事はなく、ヴィレッタに対して時々使う程度である。
ちなみに言及されていないため気付きにくいが、彼はリョウトやテンザン同様バーニングPTを通して軍に引き入れられた経緯を持つ。つまり、彼らと同じ「アドバンスド・チルドレン」ということになる。
登場作品と役柄
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 初参戦作品。台詞や言動など今とは別人であり、戦争をゲーム感覚で楽しんでるとも誤解されがちな言動が多々見られる(名台詞の節も参照)。OGシリーズでは、リュウセイのダークサイドとして描かれたテンザン・ナカジマがこの当時のリュウセイに近い言動をとっている。
また、ちゃんと生身の女性にも興味を示している面が多々見られる。開発中にはカットインも入れる予定だったが、容量不足でカットされた。
ちなみに、本作ではアヤは特殊技能として念動力を持っていたが、リュウセイは持っていなかった。
その他
- スーパーロボットスピリッツ
- 設定的に繋がりはないのだが、『新』のリュウセイから成長を遂げての登場。前日談小説でエアロゲイターとの戦闘で友人を失ったこと、バルマー帝国との戦闘の後に身柄の安全や念動力の育成のために投獄されたこと、カイ・キタムラの部下としてエアロゲイターと闘っていたこと等が明かされている。
- リアルロボッツファイナルアタック
- ライディース、アヤと共に白鳥座シグナスX-3エリアに出現した謎のロボット・ゲトゥビュームを護衛していた。
- スーパーヒーロー作戦
- 侵略戦争で異星人艦隊の敵中枢(ズフィルード)を撃破した英雄であるが、本篇では当初行方不明。その能力を危険視した上層部により危険分子として「処分」されかけるが、ヤマオカ長官の計らいにより投獄されていた(どうもその間にスパロボを全作品クリアしたらしく、悲壮感はない)。
パンドンによるTDF極東支部襲撃の際に地下の独房から脱出、ヤマオカ長官より封印されていたSRXの出撃許可を得る。以後SRXチームに復帰、ガイアセイバーズに参加する。決着後にはチームメンバー共々、全ての記憶を失って元の世界に戻っている。そして……。 - リアルロボット戦線
- 一部特定ルートでムジカが特定のマスに入ると仲間になる隠しキャラ。スーパーロボットが一つたりともいない事を猛烈に悔しがる。せめて前作ならば…。
- Another Century's Episode:R
- OG世界のリュウセイが登場(時系列は『OG外伝』終了直後)。本作での乗機はART-1。テストの為にキョウスケと共にテスラ研を訪れ、そこでキョウスケと『OG1』以来となる模擬戦を行う。模擬戦直後、キョウスケと共に惑星エリアへと跳ばされ、マサキ(別場所から惑星エリアへと跳ばされる)との合流も経て、異世界(他版権作品)のキャラクター達と共に、シーズンと戦う事になる。クロスボーン・ガンダムやアクエリオン、マクロス・クォーターなどの異世界のロボットの勇姿に大喜びしていた。終盤、「バルドナ・ペネトレイター」を「バルゴラ」と言い間違えてしまう場面も。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 主人公を差し置いて主役のような活躍をする。R-1では力不足の為、SRXに合体出来るようになるまでは育てにくい。更に、ゲーム全体で10回という合体制限があるのがネック。ただし、合体可能になってから最終面までのマップ数を考えると、それほど問題ではない。また、本作では念動力とガッツを取得するため、凄まじいまでの命中率、回避率、クリティカル率を誇る。運用次第ではR-1搭乗時でも活躍可能。帰還したてで熱を帯びたままのライディーンの脚部に飛びついて火傷を負うイベントがある。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- マサキとの合体攻撃が可能に。SRXの最強武器が格闘武器だが、条件によってはより強力な射撃武器が追加されるため、格闘と射撃のどちらを上げるか悩みどころ。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 今回はSRXが登場しない為爆発力がなく、EDでは投獄されてしまう。現代編でも未来世界でも終盤で合流するため使う時期も限られる。シリーズの中で最も不遇。EDの投獄は、スーパーヒーロー作戦における彼の状況に繋がっていると考えられる。
引き続き念動力とガッツを取得し本作では援護を2まで覚える強力なパイロットなので、R-1改の改造やパーツスロットの多さ、援護攻撃を活かせば活躍可能。ただし成長タイプの関係上、SP以外の素の能力は低め。
なお序盤の搭乗機は熟練度で代わり、このリュウセイ搭乗機でないと量産型グルンガスト弐式は図鑑に登録されない。 - 第2次スーパーロボット大戦α
- 未登場。ヴィレッタの会話から察するに、釈放後に何らかの作戦に付いていた模様。開発中に何らかの参戦予定があったのか、没パイロットデータの中にリュウセイ等SRXチームとイングラムらしきデータが存在する事が確認できる。初期に没になった為か、パイロットの地形適応と小隊長能力しか設定されておらず、専用BGMも同じく没となったACE ATTACKERになっている。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 選べなかった主人公が選んだ主人公には出てこないという事でリュウセイが本作の真の主人公と言える。ハザル・ゴッツォ率いるエアロゲイターの軍勢に惨敗、SRXが大破すると共にアヤが戦死(=実際は生きており、拉致されていた)したショックにより、念動力を失ってしまう。しかし、バンプレイオスに搭乗した際、念動力というものについての考えを改めると共にその力を取り戻し、「次元斬」(XNディメンション)を修得する。
スーパーロボット大戦OG
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 主人公の一人として登場し、物語を引っ張る役割を担う。先述の通り「バーニングPT」がきっかけで戦いに身を投じる。増長や挫折、テンザンとの戦いを経て、成長する。本作では彼の念動力はLv8止まりなのは、まだ彼が未熟だということなのか、他キャラとの差別化なのかは解釈次第。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- OGでの成長が形になり、ライやアヤ、マイをフォローする程に精神的な成長を見せる。本作以降は再び念動力Lvが最大の9に戻る。マサキと並ぶ強敵撃墜の専門家。終盤の撤退敵を撃破する場合、彼とSRXの力なくしては不可能。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- OG2.5では新型機・ART-1に搭乗して戦うが、大抵の場合はマイに譲られる。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- リュウセイが搭乗するR-1とマイが搭乗するART-1との間に合体攻撃が追加された。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 惑星エリアからART-1と共にラ・ギアスに転移。ラ・ギアスではSRXチームで唯一ヒリュウ改と同行する。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- リュウセイルートを基にしているため主人公扱い…なのはいいのだが、中盤まで敵機を撃墜できず、やきもきした視聴者も多いはず(リュウセイに限った事ではないのだが)。
- スーパーロボット大戦OG -SECRET HANGAR-
- スーパーロボットオタクぶりが遺憾なく発揮されている。turn.2では、オペレーション・プランタジネットを前に「『鋼の魂』を知ってもらう」と言う名目の下、ライとアヤを巻き込んで新西暦のアニメ『超機合神バーンブレイド3』の上映会を強行。turn.23では、ブラックメタルコーティングバージョンのバーンブレイド3の超合金が盗まれたと思い込み、血眼になって探し出すのだが…。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「メモリアル・デイ」において、南極事件の回想シーンにてゲスト出演の形で登場する。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 第1話で「向こう側」のリュウセイが登場するが、いきなりベーオウルフに殺害されてしまった。「こちら側」のリュウセイが本格的に登場するのは第3話。ほぼ、第2の主人公と呼んでも差し支えない活躍をしている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全般的に高いレベルで安定している。格闘や防御は多少高い程度だが低いものもなく、念動力補正も合わせれば結構な戦闘力を発揮してくれる。
精神コマンド
優秀なコマンドが揃うがOGシリーズは例外。他のメンバー同様気力関係を覚えない上、どうにも生かしにくい幸運が足を引っ張る。αでは魂+一撃必殺砲という凶悪過ぎる攻撃が可能だった。
- 新
- ド根性、気合、幸運、熱血、必中、魂
- α
- 必中、ひらめき、ド根性、熱血、幸運、魂
- α外伝
- 必中、ひらめき、加速、集中、熱血、魂
- 第3次α
- 必中、集中、不屈、気合、熱血、覚醒
- OGシリーズ
- 集中、不屈、必中、幸運、熱血、覚醒
特殊技能
- 第3次α
- 念動力L9、底力L9、気力+ (ダメージ)
- アルブレード・カスタム搭乗時は念動力が封印状態。乗り換えてからが真価。大概の攻撃は念動力補正と高い回避にものを言わせて避けてしまうため、気力+ (回避)で気力+ (ダメージ)を上書きしてしまった方がいいだろう。
- OGS
- 念動力L9、底力L9、集束攻撃
- 集束攻撃は今一つ生かしにくい。使うとするならツインユニットのサブで一撃必殺砲を使うくらいだろうが、そこまでするほど攻撃力の高い攻撃はほとんどない。一撃必殺砲の破壊力を最大限に引き出すならば、ベース武器の爆砕剣を強化するインファイト、一撃必殺砲自体を強化するガンファイト、ダメージ底上げのアタッカー&気力限界突破が必要。
小隊長能力
- 第2次α(没データ)
- 命中率+10%
- 決して弱くはないが、物足りない。
- 第3次α
- クリティカル率+10%、ダメージ-10%
- クリティカル率の向上による与ダメージ底上げや生存能力を高めるダメージ軽減能力と中々のもの。消えてしまった命中率+10%は仕様変更された見切りで得ることができる。
パイロットBGM
- 「EVERYWHERE YOU GO」
- リュウセイ・ダテのメインテーマ。ボーカルヴァージョンは二つ存在しており、安岡孝章verはしっとりしていて、遠藤正明verは熱い。サビが全く違うのも特徴。第3次α以降とそれ以前で間奏が若干異なる
- 「VARIABLE FORMATION」
- EVERYWHERE YOU GOのバリエーション。初登場は「新」だが曲名が付いたのは「α」から。SRX合体時のBGMであり、OGs以降はSRXチームの合体攻撃フォーメーションR時にもBGMとなっている。
- 「鋼の魂」
- 元々はスーパーロボットスピリッツOP。α以降はSRX時戦闘BGM。歌は水木一郎&影山ヒロノブ。
- 「鋼の戦神」
- SRXアルタード・バンプレイオス用戦闘BGM。鋼の魂と同じく歌は水木一郎&影山ヒロノブ。原曲はBGMと比べてかなりキーが低い。
- 「ACE ATTACKER ver.α2」
- 第2次αの没データではこれ。没になったSRXチームのBGMは全てこれが設定されている。
- 「出撃R-1」
- リアルロボッツファイナルアタック。
- 「Justice Wings」
- スーパーロボットスピリッツにおける専用BGM。
人間関係
- ユキコ・ダテ
- リュウセイの母親。36歳。念動力を持ち、かつては特脳研で研究対象(被験体ナンバー3)になっていた。特脳研での過酷な実験が祟り、現在も病気がち。警察官だった夫とは死別している。『α』の終盤ではリュウセイと連絡が取れなくなるほど病状が悪化していたが、『OG』ではリュウセイ編EDで退院している。アニメ版ではラーダの依頼に応じて謹慎中のリュウセイの元へ訪れ、自らの能力等についてリュウセイに教えている。
- ライディース・F・ブランシュタイン
- SRXチームのメンバーで、R-2及びR-2パワードのパイロット。OG1の頃は、性格の違いやリュウセイが未熟だった為に反発する事が多かったが、次第に互いを認め合うようになる。
- アヤ・コバヤシ
- SRXチームのメンバーで、ヴィレッタが着任するまでのSRXチームのリーダー。R-3及びR-3パワードのパイロット。OG1では、リュウセイとライの対立をいさめていたが、OG2では逆にフォローされる。
- マイ・コバヤシ
- アヤの妹で、イングラム(OG1。αではエツィーラ)に誘拐され、レビ・トーラーとして敵対していたが、戦後に保護されてマイ・コバヤシとして生きる。自らの過去に思い悩んでいたが、リュウセイ達に支えられる。それがきっかけで、リュウセイに好意を寄せるようになる。
- ヴィレッタ・バディム
- 新生SRXチームのリーダーで、R-GUN及びR-GUNパワードのパイロット。イングラムが送り込んだスパイであり、彼の死後はその遺志を継いでSRXチームを導く。
- イングラム・プリスケン
- SRXチームのかつての指揮官で、SRXチーム結成の為にリュウセイを戦いに巻き込んだ張本人。後に裏切り、決別する。OGでもαでも、死の間際に隠された真実と彼の真意が語られる事に。リュウセイがユキコの息子だったのはあくまでも偶然(イングラムとしては、単に念の素養を持ったアドバンスド・チルドレンを一人引き入れたに過ぎない)であり、その事を知った時、イングラムは驚いていた。SH作戦では、最も親しい戦友の一人であり、リュウセイにとっては階級上部下に当たる。
- ラトゥーニ・スゥボータ
- スクールの出身者で、その事からテンザンに暴言を浴びせられるが、リュウセイがそれを一蹴。ラトゥーニを一人の人間として受け止める発言をした事で、好意を寄せるようになる。周囲の計らいでリュウセイとのデートをセッティングされたことがあるが、内実はゲームセンターでの対戦がメインで、リュウセイはデートだと思っていない(なお、この時の対戦成績はリュウセイが負け越している)。愛機・フェアリオンをリュウセイが『可愛い』と評した時には、複雑な表情を見せていた。
- クスハ・ミズハ
- OGシリーズではリュウセイの幼馴染という設定。リュウセイの母のユキコとも面識があり、「ユキコおばさま」と呼んでいる。GBA版のOG1ではリュウセイに想いを寄せていたが、後にブリットと恋人に。なお、OGsやDWではリュウセイとクスハの関係は家族同然の大切な幼馴染同士としては描かれているものの、恋愛要素を匂わせる描写は一切カットされている。
- ブルックリン・ラックフィールド
- GBA版のOG1でのみ、クスハの扱いを巡って彼と対立する場面がある。しかし、和解後リュウセイは彼にクスハを託した。
- キョウスケ・ナンブ
- R-1がロールアウトした際の模擬戦の相手で、アルトアイゼンのパイロット。結果的には相討ちとなり、良きライバルに。
- リョウト・ヒカワ
- 「バーニングPT」の大会がきっかけでDCに入隊した。リュウセイとの絡みは少ないが、テンザンとの面識があるせいか、たびたび会話で絡みがある。
- リオ・メイロン
- OG1では、序盤でハガネの乗員になったクスハを責めていたところを彼女にきつく叱責されてしまう。
- カイ・キタムラ
- DWでは、初めて量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTTに乗った民間人のリュウセイに銃を突き付けた事がある。この時はイングラムの仲裁で事無きを得ており、禍根も残らなかった。
- テンザン・ナカジマ
- 「バーニングPT」の大会の決勝でリュウセイと戦った男。GBA版では出場辞退の為にリュウセイが優勝したが、DWやOGS以後は彼がちゃんと出場し優勝した設定に変更された。その後DCに参加するも、搭乗機のヴァルシオン改の「ゲイム・システム」の副作用で暴走し、狂気と共に散る…が、エアロゲイターは機体と共に彼を回収し、「ゲーザ・ハガナー」という新たな人格を与えてリュウセイと戦わせる。死の間際に自我を取り戻し、錯乱したまま命を落とすことになるが、リュウセイはそれを見て沈痛の面持ちを浮かべていた。
- アギラ・セトメ
- 特脳研の被験体だったユキコに苛烈な実験を施した張本人で、リュウセイを激怒させる。
- ハルマ・キド
- 極東基地の戦車部隊の隊長。DWにおけるリュウセイの模擬戦の相手で、軍人としての自覚が足りないリュウセイに「このままでは仲間を死なせて自分も死んでしまう」と警告した。一方で、リュウセイの奮戦を認めて労いに来た事もある。そういった経緯があるためか、リュウセイはハルマを軍人として尊敬しているようで、当時(時系列的にはOG1)の彼としては珍しく敬意をもった態度を取っている。
- ユーゼス・ゴッツォ
- SH、α、OG…とあらゆる世界と場所で対峙する最大の敵。αにてバルマー戦役を…OGでL5戦役と封印戦争を裏で操った黒幕。
- デュミナス
- メイガス
- α外伝で戦闘前会話でアウルゲルミルの内部にブラックボックスとして組み込まれていたアストラナガンに気付いた。
- クォヴレー・ゴードン
- 戦友の一人。素性を知ってから一時期、彼をイングラムと同一視してしまい、結果として怒りを買ってしまう。DWでは「虚空からの使者」としてリュウセイを導く。
- ハザル・ゴッツォ
- 第3次αでは同じ念動力を持つ宿敵として彼に敵視される。半身とも言えるSRXを破壊し、アヤを攫った仇敵にして宿敵。
- ムジカ・ファーエデン
- ベーオウルフ
- 第一話の冒頭、あちら側の世界のリュウセイが殺されてしまうという衝撃の展開が発生した。
- デメクサ・シーエ
- 第2次OGでは彼に世話になった。
版権作品との人間関係
スーパー系
- 兜甲児
- 仲間。アスカがマジンガーをバカにした際には甲児以上に怒っている。
- ひびき洸
- 新では初対面早々、彼のライディーンに興味を持ってすり寄るが、洸の方は心底うざがるイベントがあり、以降は仲間・悪友的存在として絡むことが多いものの、他のキャラ同様に完全に変人扱いしていた。αシリーズでは性格の変化もあって終始良好な関係にある。
- 浜口博士
- 新では上役的な立場にあり、リュウセイの実力は認めつつも変わった性格には流石に苦慮していた。
- ツワブキ・サンシロー
- 新では洸に次いで絡みがあり、洸程では無いものの、変人扱いをしていた。
- 竹尾ワッ太
- 新における弟分的存在なのだが、当時の性格のせいで彼にたしなめられ、突っ込まれる事が度々あった。
- 砂原郁絵
- 新では彼女に好意を持つ。
- タカヤノリコ
- 共にマニアックな趣味を持ち、αでは初対面早々意気投合していた。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- αで彼女がマジンガーをバカにした際は甲児よりも怒っていた。
ガンダムシリーズ
- カミーユ・ビダン
- αで当時敵対していたレビが強制的に操られているとリュウセイが感じていた際、カミーユ自身もフォウの事があってレビを何とか助けようとするリュウセイに同調していた。
リアル系
- マクシミリアン・ジーナス
- αでは戦友の一人。第3次αでは35年というキャリアのためか、珍しくですます調で会話していた。
- ゲイナー・サンガ
- ACE:Rで共闘。彼のネーミングを「カッコいい」と評する。尚、両者ともゲーマーからパイロットになったという点で非常に近い境遇なのだが、あろうことかその点に関しては一切会話がなかった。これはシンシア・レーンも同様。ノータッチもここまでいくと逆に新鮮。
名台詞
共通
- 「T-LINKナッコォ!!」
- T-LINKナックル時の決め台詞。三木氏の役作りではなく、そもそも台本が「ナッコォ!!」になっているらしい。ちなみにザイン・ナックルも同様。似たような台詞回しに「ブーステッド・ライホゥッ!!」等のライフルがライホゥとなっているものがある。
- 「ヴァリアブル・フォーメーション!!」
- SRX合体時の台詞。本来、合体パターンの名称は「パターンOOC」なのだが、勝手にこう名付けた。ただし、OGキョウスケ編のみ「Only One Crashなんて縁起が悪いでしょ」とアヤの許可が入り、正式名称になっている。ちなみに、OG2以降もとくに訂正の指示は出ていないらしく(公式には「パターンOOC」のままであるため、チーム内で使用する分には通じてさえいれば構わないのだろう)、そのまま使用されている。
- 「天下無敵のスーパーロボットォッ! ここに、見参!!」
- SRX合体後の台詞。
- 「念動爆砕!」
- 「天上天下念動爆砕剣」で止めを差した際の決め台詞。
- 「十年早いんだよ!」
- 声優ネタ。さすがにまんますぎたせいかα以降は「百年早いんだよ!」「千年早いんだよ!」「百万年早いんだよ!」等になっていたが、近年のシリーズで再び「十年」に戻った。
- 余談だが、とあるロボットアニメ作品に、これと同様の台詞を放ったキャラクターが存在している。
αシリーズ
- 「俺は…もっと強い奴と戦いたい! ってこれ俺の台詞じゃないな…」
- αの中断メッセージより。上と同じく声優ネタ。
- 「あれはマジンガーZにゲッターロボ!間違いない、本物だぜ!!」
- αスーパー系ルート初登場時、マジンガー&ゲッターの勇姿を目の当たりにして、完全にファン目線で発した第一声。ご丁寧にDVE演出で描かれる
- 「命令なんて知った事か!俺達には軍の機密を守る以上に、大事な役目が有るんじゃねえのか!?」
- 機密保持を重視するイングラムの上官命令を尊重したライからの制止に上述の台詞を返し、甲児達の援護に向かう。
- 「まあ、男のロマンだからね。特に日本男児は、幼少の頃からスーパーロボットが刷り込まれてるからなあ…」
- さやかから筋金入りのスーパーロボットヲタク振りを感心(?)されての返答…まあ、そういう事らしい。
- 「……じゃあ、今回はSRXの合体が3ターンしか保たないっていう制限はないってことか……」
- α50話「ヴァリアブル・フォーメーション」より。「新」のネタである。
- 「み、見える…これは…イングラムの記憶なのか…!?」
「な、なんだ…これは…! 俺にライ…アヤ…ユーゼスもいる…いや、それだけじゃない、他にも何か…」 - αでイングラムを説得した際、彼の記憶を垣間見て。この時リュウセイが見たのは、かつて経験した、しかし自身の記憶には残っていない虚構の世界での戦いの光景であった。
- 「明日のために……打つべし! 打つべし!」
- R-1改のT-LINKコンビネーション使用時の台詞。どこかで聞いたような……?
- 「くそっ! 次はこうはいかないぜ!」
- 第2次αでの没データの唯一の台詞。撃墜時にしか聞けない。
- 「だが、イングラム少佐のコピーである奴を放っておけるかよ!」
- クォヴレールート43話「人形達の宴」にて、アークエンジェルから離脱するキャリコを追おうとしてクォヴレーに止められた際の反駁。これを聞いたクォヴレーは、リュウセイ達が自分やキャリコを通してイングラムを見ている事を確信し、ついに怒りを爆発させることとなる。
- 「うるせぇぇぇっ! 俺の力は念動力だけじゃねえ!!」
「俺と一緒に戦ってくれる仲間! そいつが俺の力なんだっ!!」 - 第3次α44話にて、自身とαナンバーズの危機を救った新たなSRXに乗り換えるも、念動力を失った状態では力を引き出せないと嘲笑するハザルに対して。ハザルはリュウセイに絶望を与えようと仲間を殲滅する間際に、失ったはずの念動力が覚醒した……。
- 「ハザル! 俺はもう迷わない…! この力を含めて俺は俺なんだ!」
「この力がどこから来て、何の意味があるかなんて知ったことじゃねえ!」
「俺はこの力を俺の信じる正義のために使うだけだ!!」
「行くぜ、SRX…! いや…完成したお前にその名はもう相応しくねえ…!」
「お前の名はSRXアルタード! バンプレイオス!」
「俺たちと共に銀河を守る天下無敵のスーパーロボットだ!」 - ハザルの駆るヴァイクランに怒涛の反撃を与えて。リュウセイは己が力と向き合い、自分の信じる正義のために、銀河を守るために使わんと決心した。生まれ変わったSRX……「バンプレイオス」と共に。
- 「俺が見せるのはサイコドライバーの力なんかじゃねえ! 俺達とバンプレイオスの力だ!!」
- 第3次α終盤のネビーイーム攻略戦に於けるエツィーラとの戦闘前会話。好奇心と知識欲への渇望ゆえに、サイコドライバー能力の発揮を望む彼女からの要求を、断固として拒絶する。
- ドバ「知的生命体の出会いは戦いを生む! そして、どちらかの滅亡は必然なのだ!」
リュウセイ「それを乗り越えなきゃ知的生命体じゃねえだろうがよ!」 - 第3次α対バッフ・クランルートでのドバ・アジバとの戦闘前会話。銀河に迫る危機よりも、己個人の意地に拘る彼の詭弁を否定した。数あるドバに対する批難の中でも、最も秀逸な台詞である。
- 「ラスボスお得意の勧誘かよ! あいにく俺はまだ生きてるんだ!」
「死人の仲間入りをしてたまるかよ!!」 - 第3次αより、ケイサル・エフェスとの戦闘前会話その1。自分の置かれている境遇をゲームに例えるあたりは昔のリュウセイのような台詞回しだが、彼は本作の作中で精神的に成長を果たしており、セリフを発するときの心理状態は別物である。真の霊帝が纏う圧倒的な悪意に押し潰されそうになりながらも、必死に抗うが…。
- 「ケイサル・エフェス! わかるか、この宇宙を満たしていく皆の想いが!」
「ケイサル・エフェス! 鋼の戦神の力、俺達の想い…全て受けてみやがれっ!!」
「ケイサル・エフェス! 今こそ、てめえの全てを終わらせてやるぜ!」 - 同・戦闘前会話その2、および特殊戦闘台詞。この後、念動無双剣もしくは一撃必殺砲・改のどちらかを使う事で、引導を渡す際の台詞が変化する。
- 「消え失せろ、ケイサル・エフェス!」
「俺達の……いや、全ての世界からなぁっ!!」 - 一撃必殺砲の場合はこちら。
- 「……確かに、俺も一時は念動力を人殺しの力だと憎んだこともあった……」
「だが、この力も含めて俺は俺なんだ。だったら、少しでも俺の望む方向……みんなのため、正義のため、未来のためにこの力を使うだけだぜ」 - エンディングで、さらなる訓練に打ち込むことを決めて「念を使う事にためらいはないのか」と聞かれて。イングラムによって軍に引き入れられて以来、ずっと付きまとっていた「念動力」という力の意味。ようやくその答えを見出し、リュウセイはさらなる未来のために強くなることを決意する。
- 「ファイトだぜ、みんな!」
- 銀河へ出発する超長距離移民船団の面々へエールを送る際に。正真正銘、αシリーズにおけるリュウセイ最後の台詞。
- 「……ちょっと待て。何でクスハが俺のおふくろの名前を知ってんだ?」
- スペシャルステージにて、クスハから「これでユキコおばさまも安心ね」と言われて。思わず「おう、そうだな」と返したものの、直後に二人の面識がなかったことに気付き、首を傾げる。
実はOG1のネタ(OGシリーズではクスハとリュウセイは幼馴染)。
OGシリーズ
- 「バ、バカヤロウ…! …ゲームを楽しむのは……」
「ゲームを楽しむのは、バーニングPT止まりにしときゃよかったんだよ!!」
「バカヤロオォォォッ!!」 - GBA版OG1でテンザン・ナカジマがヴァルシオン改のゲイム・システムに取り込まれ、錯乱しながら果てた時の激昂。
- 「テンザン……俺は……俺はお前とは違う……」
「俺には仲間がいる……ライやアヤのような……仲間たちが……」 - OGSではこちらの台詞に差し替えられている。自分勝手に戦いを楽しんできたテンザンに対し、自分にはライとアヤ達SRXチームの仲間がいるという違いを沈痛の思いで呟いた。
- 「それに、俺は一人で戦ってるんじゃねえ。マサキやキョウスケ達がいる…」
「エアロゲイターに対する本当の切り札は、俺達全員なんだ。そうだろ?」 - OG1キョウスケ編「赤い修羅」クリア時、SRXの合体の負荷が大きかったために以後は合体できないと宣告された時の台詞。
- 「そうじゃない…」
「…あいつ、キレてやがるぜ。完ペキによ」 - OG1のキョウスケルート第35話「奪還」にて、イングラムが洗脳を施したエクセレンを利用してキョウスケに揺さぶりをかけようとした場面より。冷静に対応しているように見えるキョウスケの心情をいち早く看破していた。
- 「今は……そうじゃねえ。俺達の仲間だ」
- OG2にて、レビだった過去に苦しむマイに対して。この辺りから彼の成長が表面化していく。
- 「ゆ、許せねえ……! てめえみたいな人間は……!」
「人の記憶や感情を弄ぶてめえみたいな奴だけは!!」 - アギラに対して。イングラムやガルイン、ゲーザ……記憶を、心を操られ、そして死んでいった者たちを知るリュウセイには、アギラという人間は絶対的に受け入れられない存在であった。
- 「隊長は……隊長だろ。それで充分だよ」
- OG2でヴィレッタが自らの正体を明かそうとした際に。自らを含めていわくありげな過去を持った者たちが集まったSRXチームで、過去を乗り越え未来に目を向けることを学んだことがよくわかる台詞。
- 「もう終わらせよう、こんなことは」
「人を操り、戦わせる……。そんなの、もうたくさんだ……!」 - OG2の第36話「眠れ、地の底に」より。「人の心を操る」という事に対する嫌悪感がよくわかる。
- 「SRX、合体解除するぞ!!」
「行け、ライ! 行って、今度こそ奴とのケリをつけるんだ!!」 - 同じく36話より、アーチボルド撃墜時に合体しているとこの台詞が出る。逃亡を図る卑劣な男を前に、戦友の背中を押す。
- 「テトラクテュス……グラマトン…!」
- DW25話にて、クォヴレーの導きに従い、彼の決め台詞を呟く。すると、SRXとディス・アストラナガンが融合し、DiSRXへと変化するのであった。まさか、リュウセイがこの台詞を言う日が来るとは誰も思わなかっただろう。
- 「勝手なことを! 俺のお袋はいつだって俺のために一生懸命だった!」
「母親の役目を都合のいいように捻じ曲げてるお前を、俺は許さねえ!!」 - OG外伝でデュミナスと戦闘した時の会話。自身ユキコのために軍に入ったリュウセイが、「創造主」という立場を笠に着るデュミナスを認めるはずもなかった。「R」の彼女なら共感したかも知れないのだが……。
- 「…何者だ? そうだ、お前は一体誰だ?」
「いつからイングラム・プリスケンじゃなくなったんだ」 - 「Record of ATX」にて、R-GUNリヴァーレに乗ったイングラムに対してリュウセイが発した問い。この時点で誰一人として気付いていなかったイングラムの影に潜む存在を感知した。
- 「……お前に何かあるとこのチーム、成り立たないんだからあんまり無茶すんなよ?」
- OGクロニクル「雲霞割り立つ三矢の訓」を締めくくる台詞で、無数の敵部隊を半壊したR-2で足止めしようとしたライに対して。何だかんだ言っても仲間である。ちなみにリュウセイ当人は普段から無茶が目立つためか、「貴様には言われたくないな」と言い返された。
- 「何故だ……!」
「なんでこんな事をぉっ!?」 - ジ・インスペクター1話にて、アクセル・アルマーらのいた「あちら側」のリュウセイがベーオウルフに叫んだ台詞。しかし答えが返ることはなく、代わりに襲って来たのはリボルビング・ブレイカーの一撃だった……。
- 「L5戦役の黒幕はてめえか!! てめえだったのかッ!!」
- 「古の忌憶」より。師を失い、友を傷つけられ、多くの者に消えない傷を残したエアロゲイターとの戦い……それを仕組み、そして、今また封印戦争という巨大な戦いを裏で操っていた黒幕ユーゼスを前に、怒りのあまり絶叫する。
- 「てめえがイングラム教官を操っていた……それだけで十分だぜ、俺がてめえを倒す理由はな!」
- 対ユーゼスの戦闘台詞。恩人であり、上官であり、師であった……今もそうであるはずだったイングラムを操り、間接的にだが死へと追いやった「因縁の」敵を前に、強念者は怒る。
迷台詞
- 「落ちちゃいなちゃーい!」
- 新における戦闘台詞。あまりのフザケっぷりから、新のリュウセイを悪い意味で象徴する台詞である。さすがにα以降は採用されていないが、『無限のフロンティア』で小牟がパロディとして発言し、有栖零児に「それ、大丈夫なのか…?」と呆れられていた。
- 「いやだいやだー! もっと強い敵はいないのー? 強い敵出してよー!!」
- これも新において回避時に言う台詞。この頃のリュウセイは、テンザン・ナカジマと同レベルの存在といえる。
- 「リュウセイオリジナルナックルパーンチ!!」
- 新におけるT-LINKナックルの台詞の一つ。オリジナルネーミング第一弾。(リュウセイにしては)別におかしな台詞ではないのだが、何故か以降の作品では台詞として登場しない。
- 「何だよお前、参謀次官だったってえのか!? 人が独房に入っている内にえらく出世したもんだな」
- スーパーヒーロー作戦中盤、前大戦(侵略戦争)後にライが参謀次官に昇進していたことを知った際の台詞。その間、リュウセイはあやうく危険分子として処刑されるところだった。
- 「き、気にするなよ。独房も結構居心地良かったし…おかげでスーパーロボット大戦シリーズを全作クリア出来たし…」
- 上の発言に対してライが処遇を知らずにいたことを反省して詫びたことに対する返答。この発言で投獄されていた悲壮感が一気に帳消しである。
- (スーパーロボッターな俺としちゃ、ゲッターロボを見るのが当然の選択、いや義務だけど…)
(エヴァンゲリオンと新型ガンダムも捨て難い…ううむ) - α序盤のスーパー系ルートでゲッターG見学の為に新早乙女研究所に留まるか、エヴァ&新型ガンダムを優先してロンド・ベル隊と合流するかで真剣に苦悩した際のモノローグ。結局のところ早乙女研には後日、甲児達に連れて行ってもらうという事で本隊との合流を選択するリュウセイであった。
- 「マジンガーZをバカにする奴は甲児が許しても、この俺が許さねえ!!」
- αで初対面早々甲児に向かってマジンガーを馬鹿にした発言をしたアスカへの反論。無論、甲児は「俺だって許さねえよ!」と返し、アスカにも馬鹿呼ばわりされるが。
- 「んじゃ、俺は久しぶりにロボットアニメ鑑賞会と行くかぁ…」
- 第3次α中盤、パレッス粒子に侵され発した珍言。言い回しが何となく、新時代のリュウセイを髣髴とさせる。
- 「何言ってんだ! この映画の開始46分からのバルキリーの戦闘シーンは最高なんだぞ!」
「ナットウミサイルにイカハイ、イタノサーカスの嵐!」
「スーパーロボット好きの俺でも大満足の一本なんだぜ」 - 「悪夢の突入作戦」にて、ミレーヌのバースデープレゼントに贈った「リン・ミンメイ物語」の気に入った部分。ちょっと待て、リュウセイ。
- 「アークエンジェルの同型艦か! だがなあ、黒く塗ったらそれでもう悪役だぜ!」
- ドミニオンとの初対決に於ける戦闘前会話。ボディが黒でも正義側のメカは枚挙に暇が無い(味方にもガンバスターやマジンカイザー、ルート次第ではディス・アストラナガンがいる)のだが、この場合はアークエンジェルが白い艦なのでこの発言となったのだろう。つまり、ガンダムMk-IIのカラーリングの件が好例である。ちなみに、ナタルもアズラエルもこの発言にはノーリアクション。
- 「なんか何処かのカエルの軍人の名前みたいだな…」
- グルル将軍が自分の名前を言った時に心の中で言った台詞で、もちろん元ネタは『ケロロ軍曹』である。…リュウセイもプレイヤーもまさか本当にケロロ軍曹がスパロボに参戦してくるなど、この時思わなかっただろう。
- 「くそ…俺、金が無くてバラ売りで両方とも1号機と2号機しか持ってないんだよな…」
「仕方ないから、いつも3・4・5号機は敵にやられたって設定で遊んでるんだ…」 - 第3次αより、ノリコ所有の究極可動シリーズ・コンVとボルテスを見て、羨望の余り発した大暴言。ちなみに、合体系の超合金はセット売りが基本なので、初期モデルである前述の2体を除くとバラ売りされるケースは少ない。
- 「俺が頼んだのは完全変形のDX! なのに、廉価版のスタンダードモデルを買ってきやがって…」
- 上記の台詞に続くライへの恨み節。興味の無い人間にとっては、そんな違いは理解できないのも無理は無いだろう。当然、ライからも「そこまでは付き合いきれん」と呆れられた。
- 「お! なぜなにトップ……」
- 第3次α「終わりの始まり」より、神壱号作戦についてノリコとカズミが説明を始めた際のリアクション。本作未参戦の『機動戦艦ナデシコ』の「なぜなにナデシコ」が元ネタであり、直後にライから「ではない! 科学講座だ」とツッコミを受けた。
- 「了解! 仕掛けるぞ!」
- 第3次αより、真・龍王機との戦闘台詞におけるライとの掛け合い。台詞は普通なのだが、顔グラフィックが……。
- 「ま…とりあえずよろしくな、R-1」
「そのうち、もっとカッコいい名前を付けてやっからな」 - 『OG』にて初対面のR-1への別れ際の台詞。結局改名されること無くDC戦争もL5戦役も終了する。一応OGシリーズは終了していないが『そのうち』は未だに来ない。その結果4コマアンソロジーではR-1がグレてしまったことも…。
- 「か……」
「可愛い…!」 - ごく普通の台詞なのだが、『OG』にてヴァルシオーネを初めて見たときの感想がこれ。生身の女の子には興味示さないのに……と、ガーネットには呆れられた。もっとも、ヴァルシオーネは人間の女の子が装甲をつけた外観をしているので「可愛い」という感想がでるのも当然かもしれない。ということはマイやラトゥーニもMS少女や兵器擬人化キャラのコスプレをすれば違った反応をみせてくれるかも知れない……それはそれで微妙だが。
ちなみに、第3次αでもフェイに対してこう発言していた。 - 「惚れた惚れた。それも一目惚れ!」
「背中の翼もいいけど、あのスカートが特にいい!」
「R-3にもあんなのはかせりゃ、少しは色気ってモンが……」 - 『OG2』にてアンジュルグを見た時の感想。さすがにあのR-3に対してまで色気を語りだすのは特殊な性癖と思われてもしょうがない。この発言により、ラトがアンジュルグに嫉妬し、アヤからは足を踏まれたりする。しかし、合体後の構造を見る限り、R-3がスカートを穿くと合体に支障が出そうである。
- 「ああ、あれはアンジュルグって言って……イスルギの試作機なんだ」
- これもごく普通の台詞なのだが、『OG2』において、ラミアを指してタスクが「あのカワイコちゃん、誰?」と聞いた時の返答がこれ。当然、即座に「そっちのカワイコちゃんじゃねえ!」とツッコまれた。リュウセイはある意味もうダメかもしれない。なお『Record of ATX』ではキョウスケがイルムに対しこれに近い発言を行う(イルムの台詞は「凄いのが入ってきた」とどちらにも取れるニュアンスではあった。またキョウスケも相手がイルム故にわざとボケた回答をした可能性もある)。
- 「昔からあいつ引っ込み思案なところあったしいい傾向なんじゃないかな。これであとは彼氏でもできりゃ万々歳なんだけどな」
「あいつ美人な方だと思うんだけど、何故か昔から男っ気がなくてさ、俺としては心配な事もあるわけよ」 - コミカライズ『Recod of ATX』での発言。散々周囲にリュウセイとクスハの幼馴染関係でオモチャにされていたブリットに対してのクスハに関する発言。自分を彼氏候補に考えていないところとか、男っ気がない原因はリュウセイのせいじゃないのかとかツッコミどころ満載の発言である(まぁ、リュウセイが関わっていないα世界でも栄養ドリンクのせいでクスハは男っ気がなかったと言われたので、そっちのせいという可能性は大いにありうるが)。一方で、友人としてクスハの対人関係を心配している事が伺える発言でもある。ちなみにブリットはこの発言に感涙していた。
- 「そのバルゴラ何とかって奴のせいか!」
- 『Another Century's Episode:R』にて、オリジナルキャラクターであるウィンター・ワンの空間転移兵器「バルドナ・ペネトレイター」に対して。何故かこの発言はZシリーズのあの小隊を連想させる?
関連機体
- R-1/ R-ウィング
- 彼の半身ともいうべき愛機。彼の念動力による命中・回避修正と格闘をフルに活用できる。
- ART-1 / ART-ウィング
- R-1の後継機。コンセプトは共通している為、双子の兄弟のようにも見える。
- SRX
- 彼の愛機の真の姿。新で初登場して以来、現実時間では実に十年以上も共に歩んできた。
- バンプレイオス
- 第3次αで登場した真のSRX。その性能はシナリオにも大きく関わってくる。
- 量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTT
- OG1序盤で使われる、修行時代の機体。固定武装が射撃系なので、換装武器でフォローしよう。余談だが、OGの世界ではなんと実際にプラモデル化しているらしく、リュウセイはDW最終話(DVD版特典)で購入している(しかも伊豆基地周辺の限定品らしい)。やはりかつての愛機ということで愛着があったのだろうか。なおリュウセイ機はビルトラプターに改造が引き継がれる。
- ビルトラプター
- OG1序盤で乗り換える機体。R-1と同様に可変機構を持つ。
- アルブレード
- R-1の簡易量産型。試作機のテストパイロットを務める。
- アルブレード・カスタム
- 第3次αではR-1の代わりに搭乗。バンプレイオスまでの繋ぎ役を務める。第2次OGでは特にこの機体との絡みがない。
- ビルトシュバイン
- Record of ATXにてRシリーズが封印されていた時は本機に搭乗していた。同作ではシュバインのOSが改良されたという描写はないが、特に操縦に難儀する場面はない。
余談
- 担当声優の三木眞一郎氏も、ロボットアニメマニアである。また『フルメタル・パニックシリーズ』で三木氏が演じたクルツ・ウェーバーは、「射撃が得意」という点でリュウセイと共通項があるが、それ以外にも三木氏はスナイパーという設定を持つ人物を多く演じてきた実績を持つ。近年の作品では『機動戦士ガンダム00』のロックオン・ストラトスが挙げられる。
- リュウセイのデビュー作である『新』の発売直後に放送が開始された特撮番組『電磁戦隊メガレンジャー』の主人公・伊達健太(メガレッド)は、「苗字が同じ」「ゲームの成績でヒーローに選抜された」等共通点が多く、関連性を指摘する声がある。
話題まとめ
資料リンク
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