ゴッドワルド・ハインは『機動戦士Vガンダム』の登場人物。
概要
ザンスカール帝国のベスパ機関に所属する、凄腕のモビルスーツパイロット。「人喰い虎」の異名を持つ。
ウッソ・エヴィンと初めて出会った時は遭難していた所を救われており、その後再会した時は可変モビルスーツ「アビゴル」を駆り、敵として戦う事になる。ウッソとの戦闘の末に敗れ、最後は乗機の爆発に巻き込まれて命を落とす。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦α
- ジュピトリアン所属。アビゴルが登場しない為、コンティオやドッゴーラに乗る。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- ネオ・ジオンルートでは序盤から登場。彼を知るミリアルドは自軍に注意を促すなど強敵として知られており、扱いの良い作品。序盤から中盤はアビゴル、後半はドッゴーラに乗る。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。アビゴルは登場しない為、他の機体に乗る。隠しマップではゾンビ化し、ゴトラタンに乗る・・・のだが他のパイロットよりも一回りレベルが低い為に2回行動してこない。設定ミスだろうか?
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
パイロットステータス
- α
- 自爆、ド根性、信頼、隠れ身、友情、復活
- α
- シールド防御L3、切り払いL3
- D
- 底力L7、援護攻撃L1、援護防御L1、コンボL3
- 新
- 切り払いL4、シールド防御L4
人間関係
- ウッソ・エヴィン
- 彼に戦士の心意気を教え込む事に。
- タシロ・ヴァゴ
- 上司。漫画版では彼に出撃命令を与えられた。
他作品との人間関係
- ゼクス・マーキス
- 『D』ではライバル関係であり、対決に火花を散らす。
名台詞
TV版
- 「カサレリア!」
- ウッソ・エヴィンとの別れの際に発した言葉。なお、「カサレリア」とは、別れの挨拶の意である。
- 「坊主、宇宙で戦う戦士の鉄則を教えてやる。それはな、『目の前の生き残るチャンスを逃さない事』だ」
- 第22話「宇宙の虎」より。ウッソに生き残る為のチャンスを与えた時の台詞。
- 「やったな、小僧!」
- 散り際の台詞。アビゴルを撃破されながらも生身でウッソ機のコクピットに取り付くが、ワイヤーガンで反撃され爆炎の中に消えた。
- 上記の台詞は二通りの解釈がなされる。すなわち、ウッソ本人は「ゴッドワルドが最後に自分を褒めてくれた」と解釈したが、ゴッドワルドの怒りに満ちた表情や口調、機外へ吹っ飛ばされてもなお銃を構えてあがく様子からは、とてもウッソを褒めているようには見えない。むしろ、「単に反撃された恨み節でしかない」ように思える。
- 「ウッソが事実に反して『ゴッドワルドが褒めてくれた』と言い聞かせたいだけ」なのか、それとも「ニュータイプ的な感応により視聴者の与り知らない所でゴッドワルドから賞賛の意思を受け取っていた」のか…? いずれにせよ、やるせないシーンである。
漫画版
- 「了解いたした」
- 初台詞。TV版を知ってる読者は、初見で盛大に当惑した事だろう(余談を参照)。
- 「Vガンダム殿、一手お手合わせ願いたい」
- 「武道の奥義『見切り』だ どんなビームも私には当たらん」
- 「み…見事だ、Vガンダム… 貴様と戦えた事…、私は誇りに思う…」
- 散り際の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「中佐、そのような中傷を受ける言われは有りませんな」
- 『α』第22話(宇宙へ向かうルート)「ガンダム、星の海へ」より。
- 同盟関係上シーマの援軍に駆け付けた際、彼女から戦果の不甲斐無さを嘲笑されて立腹するクロノクルを制し努めて冷静に意見するが、シーマにとっては「宇宙の虎」も雑魚の弾除けでしかなかった模様。
- 「このパイロットもまだ子供ではないか…一体、どういう部隊なのだ!?」
- 同上。カミーユとの戦闘前会話。少年兵が多く集うリガ・ミリティア(ロンド・ベル隊)の陣容に戸惑う。
搭乗機体
- アビゴル
- 初出撃の際には機能不全を起こした為、ゴッドワルドから「ろくに性能が出なかった品物だ」と酷評されたが、再調整され次の出撃時には本来の性能を発揮した。
SRWでの搭乗機体
- コンティオ
- 『α』
- ブルッケング
- 『新』
- ゴトラタン
- 『新』
- ドッゴーラ
- 『α』『D』
余談
- 漫画版『機動戦士Vガンダム』では外見・精神共に、古代の侍を思わせる人物であり、非戦闘時には前垂れに「撃」の文字が記された褌のみの姿で無重力座禅を行っている。TV版の面影は眉毛の形状ぐらいである。
- 外見は長髪になったTV版のピピニーデンに近い。
- TV同様アビゴルを駆り、古代の侍が使っていた“居合い斬り”や“見切り”の応用でVガンダムを追い詰めるが、ニュータイプに覚醒したウッソによって逆転され、彼と戦えた事を誇りに思いながら落命する。
- そのTV版とのギャップの大きさや武人を思わせる戦いぶりから、一部のファンに妙なインパクトを与えた。