ガンダムスローネアイン
ガンダムスローネアイン | |
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外国語表記 | Gundam Throne Eins[1] |
登場作品 | |
デザイン | 鷲尾直広 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 擬似太陽炉搭載型ガンダム(モビルスーツ) |
生産形態 | ワンオフ機 |
型式番号 | GNW-001 |
全高 | 18.6 m |
重量 | 67.1 t |
動力・推進機関 | GNドライヴ[Τ] |
エネルギー | GN粒子 |
装甲材質 | Eカーボン |
所属組織 | ソレスタルビーイング |
所属部隊 | チームトリニティ |
パイロット | ヨハン・トリニティ |
ガンダムスローネアインは『機動戦士ガンダム00』の登場メカ。
概要
ソレスタルビーイングの「監視者」の一人であるアレハンドロ・コーナーが、同じ監視者であるラグナ・ハーヴェイと結託して独自開発したガンダムスローネシリーズの1号機。チームトリニティのトリニティ兄妹の長男であるヨハン・トリニティがパイロットを務める。
機体フレームや基本パーツ、動力は他のスローネシリーズと共通しており、本機は砲撃、狙撃戦を重視した装備で、第3世代機であるガンダムデュナメスとガンダムヴァーチェの2機のコンセプトをバランスの良い形で合わせ持っている。2号機のツヴァイと3号機のドライとの連携も視野に入れられており、右背部に装備された最大の主武装である「GNランチャー」は、ドッキングした他のスローネシリーズからエネルギー供給を受ける事で、2機ならば「GNメガランチャー」、3機ならば「GNハイメガランチャー」となり、攻撃力が大幅に上がる。また、搭乗者のヨハンはチームトリニティのリーダー格である事から、指揮官機としての役割も必然的に与えられており、通信機能や索敵機能にも優れている。
なお、本機を含むスローネシリーズの動力には、オリジナルのGNドライヴ(太陽炉)を模倣して開発されたGNドライヴ[Τ](擬似太陽炉)が搭載され、稼働時間はソレスタルビーイング(プトレマイオスチーム)のオリジナル搭載型ガンダムに比べて短いものの、性能そのものは全く遜色の無い機体となっている。
民間人の勤務する軍需工場への無差別に等しい攻撃等、過剰なまでの武力介入を行い、世界各国の首脳陣達のソレスタルビーイングに対する危機感を煽り続けた。しかし、国連軍の結成とGN-Xの配備によってチームトリニティが役目を終えたと見なしたアレハンドロに差し向けられたアリー・アル・サーシェスに奪取されたスローネツヴァイと対峙。必死に応戦するも、パイロットとしての圧倒的な技量差から撃墜され、爆散。ヨハンもまた死亡する事になった。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。最初は味方NPCとして登場する。ルートによっては殆ど出会わない。後に、第35話トリニティ追跡ルート「悪意の矛先」でのみ敵として登場。
- いずれかのガンダムスローネを撃墜すると残りも撤退してしまうので1機選んで撃墜する事になるが、スローネアインだけが強化パーツを持っているので普通はこの機体を撃墜する事になるだろう。3機の中では一番強いが、それは3機の中だけの話であって全体的に見れば恐れるような敵ではない。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦DD
- 1章Part10にてユニットアイコンのみ登場。
装備・機能
武装・必殺武器
- GNランチャー
- 背部右側に1門装備されているGNドライヴ[Τ]直結の高出力ビーム砲。血のように禍々しい赤黒色のビームで射線上の全てを薙ぎ払い、飴のように溶かし去る。スローネ各機と接続して(ハイ)メガランチャーを使用する場合には、GNビームライフルを接続する。
- GNシールド
- 左肩に装備されている防御兵装。GN粒子を付着させることであらゆる攻撃を弾く。
- GNビームサーベル
- 両肩に各1本装備しているGN粒子で形成されたビームサーベル。
- 1st第18話におけるグラハム・エーカーのカスタムフラッグとの戦闘で、GNビームサーベルを弾き落とされ、逆に奪取されたGNビームサーベルで右腕を切断されるという切り返しを受けた。
- なお、カスタムフラッグに奪取されたスローネアインのGNビームサーベルは、後にGNフラッグの武器として使用されている。
- GNビームライフル
- 主兵装となるGN粒子のエネルギーライフル。スモークディスチャージャーを搭載し、煙幕でかく乱することもできる。
合体攻撃
- GNメガランチャー
- スローネツヴァイやスローネドライとの合同攻撃で、接続したGNハンドガンからエネルギー供給を受けて威力を高めたGNランチャー。
- 劇中では1st第17話のみの使用で、エイフマン教授謀殺の際に用いられ、エイフマン教授のいる建物ごと攻撃した。
- GNハイメガランチャー
- スローネツヴァイとスローネドライとの合同攻撃で、GNメガランチャーの3機バージョン。
- 劇中では1st第21話のみの使用で、国連軍のGN-X部隊への奇襲に用いた。しかし、破壊できたのは1機のみで、他のGN-Xには避けられてしまった。SRWでは再現されていない。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面
- スローネアイン登場
- プトレマイオスチームのガンダム救出のために行動を起こしたチームトリニティ。長男のヨハン・トリニティは、ガンダムスローネアインで参戦。ティエリアのヴァーチェを捕らえた、AEUをGNランチャーで一掃。さらに、カスタムフラッグ隊とも交戦し、ロックオンのデュナメスも救出。
- MSWAD基地襲撃
- 1st第17話より。チームトリニティは、上層部の人物の命令によってソレスタルビーイングの創設者イオリア・シュヘンベルグの真の目的に勘付いたエイフマン教授を謀殺すべく、ユニオン領であるアメリカに所在するMSWAD基地を襲撃した。
- スローネアインは僚機スローネドライとドッキングしてGN粒子を受け取って合体攻撃「GNメガランチャー」でMSWAD基地を焼き払い、その中の建物にいたエイフマン教授を亡き者にする事に成功したのであった。
- なお、上記の場面は大森倖三氏による漫画版では、スローネツヴァイとスローネドライを加えた合体攻撃「GNハイメガランチャー」を使用してエイフマン教授を亡き者にしている。
- 対カスタムフラッグ戦
- 1st第18話より。ユニオン領であるアメリカ・アイオワ州に所在するアイリス社の軍需工場(なお、そこに勤務しているのは民間人であった)に武力介入していた時、グラハムが駆るカスタムフラッグと交戦。
- スローネアインは応戦するも、阿修羅すら凌駕するカスタムフラッグの怒涛の攻撃によってGNビームサーベルを奪取された上に右腕を切断されてしまい、退却したのであった。
- 対ガンダムスローネツヴァイ(サーシェス搭乗)戦
- 1st第22話より。アレハンドロの密命で用済みになったチームトリニティを始末しに来たサーシェスによって、ミハエルを射殺された上にスローネツヴァイを奪取されてしまう。
- そんな状況下でヨハンは弟ミハエルの仇討ちに挑むが、百戦錬磨のサーシェスにはほとんど敵わなかった。スローネツヴァイの連続攻撃によってスローネアインは大破させられ、ヨハンは戦死した。
余談
- アインはドイツ語で「1」を意味する。
- 機体名の由来はキリスト教の天使「座天使"Thrones"(ギリシャ語ではスローンズ、単数形でスローネ)」と思われる。第3位の天使たちの総称で、唯一神たる主の戦車を運ぶ役割を担い、「意志の支配者」という異名を持つ。
関連機体
- ガンダムスローネツヴァイ
- スローネシリーズ2号機。
- ガンダムスローネドライ
- スローネシリーズ3号機。
- ガンダムスローネフィーア
- 舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズ4号機。
- スローネヴァラヌス
- 公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズの流れを汲むモビルスーツ。この機体を元にして下記のGN-Xが開発された。
- GN-X
- ガンダムスローネシリーズのデータを反映した国連軍の量産型モビルスーツ。
商品情報
脚注
資料リンク
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