エドワード・ハレルソンは『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』の登場人物。
概要
『切り裂きエド』の異名を持つ地球連合軍に所属するエースパイロット。元は平凡な戦闘機乗りだったが、MSに機種転換してから頭角を現した。
『切り裂きエド』の異名は、戦闘機パイロット時代に戦闘機スピアヘッドの翼でディンを切り裂いたことと、MSに乗り換えてからは必ず敵機のオイルが返り血のように浴びた状態になっていたことに由来している。
そんな物騒な異名を持つエドであるが、実際の彼は好戦的ではない気さくな性格で、部下たちの信頼も厚い。
ジャンクフードを好み、とある戦闘で大怪我を負ったにも関わらずに病室でハンバーガーを食べていた。
公式外伝『DESTINY ASTRY』では、『SEED DESTINY』開始前の南米独立戦争における『南米の英雄』として戦う彼の姿がクローズアップされている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。2部から登場。ドミニオンの部隊に所属となるなど、MSVキャラとしては出番が多い方。終盤、ミゲルやエドといったMSVの面子と共にザ・データベースと戦うマップがあるが、ロウで2回説得すると1回だけ共に戦ってくれる。
パイロットステータス設定の傾向
- W
- 集中、不屈、必中、脱力、熱血、魂
- W
- 斬り払い、撃ち落とし、シールド防御、底力L8、援護攻撃L2、マルチコンボL3
人間関係
- ロンド・ギナ・サハク
- 一度彼のスカウトを受けるが断った。
- ジェーン・ヒューストン
- SRW未登場。相思相愛の仲。しかし、自身の理想のために彼女から一度離れており、後に大きな溝を作ることになるがジェス・リブルの機転により和解。
- レナ・イメリア
- SRW未登場。連合時代の上官でもあり、MSパイロットの師匠的な存在。
- モーガン・シュバリエ
- 共に連合のエースパイロット。『DESTINY ASTRAY』では対峙。『W』では共闘する機会が多い。
- ミハイル・コースト
- 元医者でザフトのエースパイロット。後に患者として彼のお世話にもなった間柄。ちなみに、病室でハンバーガーを食べているエドの姿を見た際には「ちゃんと、病院食を食え!」と叱っている。
- オルガ・サブナック、シャニ・アンドラス、クロト・ブエル
- 『W』では同僚であり、共に戦うシーンも。
- ジェス・リブル、ベルナデット・ルルー
- 『DESTINY ASTRAY』の登場人物たち。南米独立戦争においてエドを取材しており、前者はエドのありのままの姿を伝えたい目的があったが、後者はプラントのプロパガンダへ利用する目的もありエドを一貫して「英雄」として扱うなど取材スタイルは対照的となっている。SRW未登場。
他作品との人間関係
- 兜甲児 (OVA)
- 『W』でアラスカ基地で出会った際に親しくなる。後にエドがアズラエルに叛旗を翻した際には人一倍喜んでいた。
- ナタル・バジルール
- 『W』ではアズラエルの戦死後に彼女と共に国連の平和維持軍と合流し、共にイバリューダーと戦い、ノイ・ヴェルターのバックアップを務めた。
- ホシノ・ルリ
- 『W』のEDにて彼女が上司に。
名台詞
- 「馬鹿な奴らだ。こんなところで命を無駄にして」
「こいつらもだ。己の力も測れずに戦場へ出るとは…」
- ASTRAYのプロモーションアニメより。ソードカラミティでザフトの部隊を次々と撃破した時のモノローグであり、直後に異名通りに敵機のオイルがソードカラミティの肩に付着していた。
- エドのキャラクター設定が定まっていなかった関係か、原作の彼とは似ても似つかないような好戦的でストイックな性格で、声の雰囲気もかなり異なる。
- 「アドレナリンが沸騰してきたぜ!」
- こちらもASTRAYのプロモーションアニメより。
- 劾と戦闘した時の台詞。この声でこんな事を言われると、某正々堂々と試合開始するロボットを連想しなくもない。
- 「いやっほー! 大気圏からのダイブ、最高だったぜ」
- ゲーム『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』におけるミッションモードOPアニメより、制式仕様のレイダーに乗ってザフトの基地を奇襲した際の台詞。
- 上記の好戦的な様子を残しながらも口調が大分砕けている。
搭乗機体
- ソードカラミティ
- 愛機。彼の異名を更に轟かせた一因であり、エド自身も深い愛着を持っている。
- ストライクダガー
- デュエルダガー
- レイダー制式仕様
余談
初期設定と現在では階級が違う。ホビージャパン掲載の『SEED MSV』の中期に名前だけ出ていた時期は若きエースパイロットということで元祖MSVのジョニー・ライデンを意識してか、階級は少佐だったが、設定画が起こされたあたりになって現在の設定である中尉に変更された。