「ウイングガンダム」の版間の差分

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2013年5月14日 (火) 08:10時点における版

XXXG-01W ウイングガンダム(Wing Gundam)

  • 登場作品新機動戦記ガンダムW
  • 分類:特殊作戦用モビルスーツ
  • 形式番号:XXXG-01W
  • 全高:16.3 m
  • 重量:7.1 t
  • 装甲材質:ガンダニュウム合金
  • 開発者:ドクターJ
  • 主なパイロット:ヒイロ・ユイ
  • メカニックデザイナー:大河原邦男(TV版オリジナルデザイン)、カトキハジメ(アーリータイプリファイン)
  • アビリティレベル(※リーオーをオールレベル100として換算)
    • ファイティングアビリティ:レベル130
    • ウエポンズアビリティ:レベル140
    • スピードアビリティ:レベル150
    • パワーアビリティ:レベル120
    • アーマードアビリティ:レベル130

機体概要

オペレーション・メテオによって地球に降下した5機のガンダムの1機。OZ側のコードネームは「ガンダム01」。パイロットはヒイロ・ユイ
L1コロニーのドクターJの手によって開発させたバランスのとれた機体で、母体となったウイングゼロの特徴を一番受け継いでいる。ゼロシステムの排除、(ツイン)バスターライフルの性能をセーブなど、ウイングゼロと比べて能力を大幅に制限された機体となっているが、これはドクターJとってオペレーション・メテオの目的は『指導者ヒイロ・ユイ暗殺の復讐』であり、地球人類の虐殺を良しとせず、そのためにはウイングゼロの過剰な高性能を必要としなかったためである。

5機の中では唯一飛行形態「バード形態」への変形機能が搭載されており、強襲・離脱能力に優れている。背部に装備されたウイングスラスターは失速から極超音速までの制御を行え、トールギス並の機動性・運動性を持つ。 バード形態時には更に高機動になり、主翼(スラスターユニット4基を組み合わせたもの)が可変翼としての機能を果たす様になっておいる。 「バード形態」時には大抵機首にバスターライフルが付けられているが、バスターライフル無しでも変形可能。OZの策略によりノベンタ元帥を殺めてしまったときなどに見受けられる。

また本機体構成材質にはガンダニュウム合金が使用され、バズーカやビームサーベルでもなければ傷一つ着かない程の高い防御力を有している。(宇宙空間から地上を狙撃し島を消滅させるリーブラの主砲が本機に直撃したが、上半身が原形を留めていたほどである)。

OZコロニーを盾にとられ、一度はヒイロの手で自爆したものの、彼との再戦を望むゼクスらの手で修復された。 が、この時ヒイロは『施しが過ぎて戦意が鈍る』と本機には乗らずトロワと機体を交換する形で決闘に臨んだ(ボンボン版では乗っている)。 なお、修復の際、OZの技師が“バスターライフルやビームサーベルを片腕で自在に操るパワー・機構の再現は出来ない”という旨の発言をしており、装甲や武装に限らないスペックでガンダムがOZの現行MSに対してどれほど優位であったかが伺い知れる。また、この件から修復された本機は開発当初と比べて性能を落としてしまったと考えられるが、これ以降の戦闘描写でその点を明確に示した部分は無い。

ヒイロが一度宇宙へと上がった際は、宇宙では使えない(宙間戦用に改修が必要・OZに対して目立ちすぎる)と地球に隠されていたが、ノインとサリィが発見・回収し、内密にサンクキングダムで保管していた。

ヒイロが地球へと戻り、サンクキングダムに迎えられてからは再び本機に搭乗した。しかし、間もなく単身でルクセンブルク基地でのOZトレーズ派と財団派の戦闘に参加。財団派の大隊規模のビルゴの圧倒的物量の前に(それでも半数を破壊した)大破こそしなかったものの損傷し、その後すぐにガンダムエピオンに搭乗した為この時に放棄されてしまった。

しばらく乗り手がいないままOZの基地に保管されていたが、最終的に空間戦用に改修された本機はMO-IIに打ち上げられ、EVE WARSにおいて昏睡から目覚めたレディ・アンが運用。リーブラの主砲からトレーズをかばって大破した(ガンダニュウム製の装甲のおかげで原型を留めてはいる)。」

タイトルにもなっている主人公機なのだが、主人公のヒイロが乗っていた時期は短い。それどころか何度も捨てられ、果ては自爆させられるなど主人公に愛されなかった主人公機としても有名。これはヒイロがガンダムも消耗品と考えているためであるのだが、その一方でヒイロは義父が開発したリーオーに愛着を持っているのは皮肉としか言いようがない。

前番組である『機動武闘伝Gガンダム』にも、スタッフのお遊びかガンダム連合の一員として一瞬登場している。デザイナーの大河原氏によれば、この機体の成り立ちはゴッドガンダムの設定案でボツになった「変形して突撃する」と言うアイディアなど、複数のデザイン案から再構成したものであるという。

ウイングガンダム(EW版)

EW版の世界観における本機の役割の機体。カトキハジメ氏によってデザインされた。漫画「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光」にて登場する以前はアーリータイプ、Ver.Kaと呼ばれていた。
外見はウイングゼロ(EW版)のトリコロールカラー版であるが、基本的なコンセプトや性能には大河原氏のTV版と変更はなく、TV版と同じく機械的な形(より大型化されている)のウイングを装備し、機構がTV版とはやや異なっているものの、バード形態に変形する。

武装もTV版同様にマシンキャノン、ビームサーベル、バスターライフル、シールドである。ただし、両腕に予備カートリッジをマウントし、初期装填分で計最大9個も搭載できるようになっている他、ビームサーベルもTV版の2本から1本に削減されている。

スパロボシリーズにおいて

ガンダムWがTV版で参戦することが少ないので、主人公機だが参戦したシリーズは多くない。
参戦した場合、敵として登場。その後、自軍に参加(シリーズによってはヒイロを説得しなければならない)するが、ヒイロの出入りが激しかったり、すぐにウイングガンダムゼロに交換・改造が引き継がれたりしてしまい本機を自軍で使用できる期間はかなり短い。そういった意味では、歴代主人公ガンダムの中では最も不遇な機体。
第2次αでは久々に登場し、しかも初のEW版で登場。最後まで一線を張れる能力を持っている。Zでは初めて序盤から無条件で自軍の機体として使用できる。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F
敵として登場する。本作と完結編ではバスターライフルではなくバスタービームライフル名義だった。バスタービームライフル(バスターライフル)はマップ兵器版が弾数3発となり、通常兵器版はEN消費タイプの武器となった。こちらの戦力が乏しいゲーム序盤から登場。長射程と高装甲を兼ね備えた強敵。装甲が高いため、リアル系の攻撃では効果的なダメージは与えられず、被害が出てしまう。ただし、HPまで高いわけではないので、スーパー系熱血をかけた必殺技でさっさと退場してもらうのがベスト。
スーパーロボット大戦F完結編
自爆イベントがある。その後しばらくしてヒイロとともに一時的に加入。ちなみにこの頃、バスターライフルはバスタービームライフルと表記されている。しかし、使用できる頃のリアル系にしては、いくら5段階改造されていても初期運動性が低く、さらに敵はオーラバトラーが多いため、当てるのに苦労する。ただし、装甲は高く性能はスーパー系に近い。
ヒイロを仲間にした場合、シナリオ「トレーズの救出」で強制出撃となる。同シナリオでは限られたユニットで敵の侵入を阻止しなければならず、フォウを仲間にするには早解きが必須となるため、飛行可能で攻撃力が高い本機が主力となる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
序盤から中盤にかけて、第三軍として参戦するヒイロが搭乗。仮にも原作主人公機なのだが、初っ端から自軍入りするデュオと対照的にヒイロが戦場に姿を現す機会が少なく、自軍入りする頃にはウイングゼロに乗り換えているため印象が薄くなりがち。…しかし、ウイングゼロは展開次第でヒイロに乗ってもらえないままフェードアウトしてしまうのでそう考えるとまだマシかもしれない。余談ではあるが、カミーユアムロニナと共にΖガンダムの設計データの最終調整をする際、ウイングガンダムの変形機構をΖの変形コンセプトに参考にした。実際、両機の変形機構はかなり酷似している。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
能力に変更が見られ、HP装甲が強化されている。しかし、ウイングガンダムゼロウイングガンダムゼロカスタムとパワーアップする度に攻撃力や運動性などは上昇していくが、HP装甲が低下していくという謎の仕様。
第2次スーパーロボット大戦α
隠しユニットとしてEW版が登場。ヒイロがかつて使っていたウイングガンダムを改造したという設定。五飛曰く、ヒイロは愛着があるのだろうとの事。第3次αには何故か登場しなかった(双葉社から発行されている「第2次スーパーロボット大戦αディープファイル」では、なぜかこの機体のみシルエットで掲載されている事から、何らかの版権的な問題があったものと思われる)。機体性能、武装はウイングゼロカスタムとほぼ同等であり、MS形態でも強力なビームサーベル(突撃)が追加されており、接近戦もこなせる。小隊長機として十分な能力を持つが、実はバード形態のバスターライフルは小隊攻撃としてトップクラスの威力を誇る。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
久々のTV版参戦。初めて序盤から自軍ユニットとして使用可能。射程、攻撃力とも優秀で序盤から主力となれる。ちなみにヒイロ役の緑川光氏は使用可能になったらすぐにフル改造したとのこと。今作ではMS形態で飛行できない代わりに海適正がある。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
プロローグで自爆し、序盤にゼクスが修復。TV本編と異なり(或いは漫画版の再現で)本機でのトールギスとの決闘が行われる。そこそこの期間で使えるが、中盤手前のヒイロの離脱に伴い永久離脱。機体が大破したなどという展開ではないため、後々で復帰してもよかったのでは…。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
すでに終盤に差し掛かっているため、ヒイロはゼロに乗り換えていてユニットとしては登場しない。しかし終盤、レディ・アンが修復してトレーズと共に出撃したと語られている。

単独作品

新スーパーロボット大戦
初登場作品。敵やNPCとして登場し、宇宙編で条件を満たせば味方に。設定を忠実にしたのかバスターライフルが弾数3発こっきりで連発が難しい。
スーパーロボット大戦64
比較的序盤に自軍に参入するが、割と早く離脱してしまう。ウイングガンダムゼロには改造が引き継がないの注意。終盤ではレディ・アンが修復したものに搭乗している。

装備・機能

武装・必殺武器(MS形態)

射撃兵装

バルカン
頭部に二門内蔵された近距離戦用の機関砲。EW版には装備されていない。
マシンキャノン
両肩部に装備された機関砲。遠距離武器がこれ以外にバスターライフル3発だけと頼りなく見えるが、ガンダニュウム合金製のMSでない限りこの武装で撃破できるだけの威力がある。
バスターライフル
ウイングガンダムの主武装。ウイングガンダムゼロのツイン・バスターライフルを基の開発されたビームライフル。ただし、強力過ぎたウイングゼロの反省から、カートリッジ式にし最大出力で発射した場合弾数は3発という弾数制限を設け、さらに威力も50%以下に抑えられている。先述の理由により威力を抑えられているはいるものの、ビーム軸上から半径150mに激烈なプラズマ渦流と超々高熱が数十kmに及ぶ程の桁外れの威力を持ち、プラネイトディフェンサーを展開したビルゴの大軍を一撃で消滅させている。またこのビームは2層でできており、中心部は高速で貫通性の高いビームで、その周りは低速で破壊力の高いビームで構成されている。本機のトールギス級の機動性があれば戦略兵器としても運用が可能。原作設定とは違いゲーム上ではEN消費性の武装で、燃費が良く高威力の武器。EW版ではライフルが長大化しており、更に予備弾装を装備できる様になり初期装填合わせて最大9発まで発射可能で、第2次αでは6発。カートリッジ式のため、他機の使用(劇中ではエアリーズで発射している)も可能。
バスターライフル(MAP兵器版)
MAP兵器版は一直線上の射程で、弾数:3である事が多い。
バスターライフル最大出力
第2次Zにて追加された、本機の最強武装。EN消費はかなり激しく、初期ENでは設定通りに3発しか撃てない。だが、射程、攻撃力とも優秀で強敵相手には重宝する。

格闘兵装

ビームサーベル
シールドに納められている。バスターライフルが弾切れした後に良く使われた。ガンダニュウム合金素材の使用に出力が桁外れであるため、水中でも減衰せず使用が可能。が、スパロボでは海適応は無い。
ビームサーベル(突撃)
第二次αにてEW版の武装として実装された。EN消費型でP属性射程:1-3と使い勝手は良好。攻撃時の演出は誤ってノベンタ元帥を殺害した時の変形からの奇襲攻撃の動きを再現している(通称ノベンタ斬り)。

防御兵装

シールド
ガンダニュウム合金製のシールド。サーベルを内蔵し、バード形態時には機首部分となって連結する。その鋭い先端は打突武器にもなるが、スパロボではオミットされている。

武装・必殺武器(バード形態)

射撃兵装

ウイングバルカン
シールドの白いカバーを開き、バルカン砲を露出させて発射する。設定にはなく、αより前の作品で実装されていた。
バスターライフル
機首に装着されており、主砲として使用可能。α以降のシリーズでは本形態では武装はバスターライフルのみである。

格闘兵装

クロー
前腕部に装備されている。スパロボでは未実装。
ビームウイング
新スーパーロボット大戦におけるバード形態の武装。飛行しながら突撃することで翼に緑色のビーム刃を発生させて切り裂く。劇中というより旧1/100プラモデルのオリジナル表現であり、今作限り。

特殊能力

剣装備 盾装備
切り払いシールド防御を発動する。
変形
MS形態⇔バード形態へと変形可能。

移動タイプ

MS形態

バード形態

飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「JUST COMMUNICATION」
前期OPテーマ。

対決

リーオー
大気圏突入時、ゼクス駆るリーオーと対決。しかし、リーオーでは歯が立たないと悟ったのか、リーオーをウイングガンダムと羽交い絞めにして海へ叩き付けた。
トールギス
ガンダムに対抗するため、ゼクスが持ち出して使用を決断。既にトールギスを使いこなしているぜクスは絶対の自信で対決するが、その結末は「ガンダムは渡さない」という理由による自爆であった。真の意味での決着は持ち越しとなる。

名場面

ガンダムは渡せない
OZに追い詰められたヒイロは、何の戸惑いもなく自爆を決行する。主人公機が序盤に自爆するという衝撃的なシーンだった。

関連機体

ウイングガンダムゼロ / ウイングガンダムゼロ(EW)
全ての「ガンダム」の母体となった機体。本機はウイングゼロの血を最も濃く受け継いでいる。
白雪姫(スノーホワイト)
SRW未参戦。『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』に登場する本機の系列機。ゼロシステムを搭載している。全身を特殊ステルスマントを装備しているため、外見の詳細は不明。ビームサーベルとカートリッジ式のバスターライフルを装備。ヒイロ・ユイが搭乗。

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